センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

恋愛と賞味期限の関係!

2014-03-07 00:00:40 | 人の脳
以前に私のブログで「恋愛には賞味期限がある」。と題して紹介したことがあります。
多くの皆様の関心も高く、日本テレビ「1分間の深いい話し」の番組制作担当者から電話取材を申し込まれた。
やはり、恋愛の賞味期限についてである。
ヒトの恋愛には、私達の脳の疲れ方に関わっている。
特に、女性が恋いをすると言うことは、恋愛中は感情や情緒が不安定に成り、脳が疲れることに関係しているのである。
恋愛中には、ドキドキ感や快感、不安など情緒も不安定に成りやすいのです。
恋愛には賞味期限があるのです。
ヒトがヒトに恋する時には,「恋愛に夢中になる」恋の媚薬と呼ばれるPEAがカギを握っている。

PEAとは,(フェール・エルチ・アミン) は「ときめいている時」に脳内で分泌されるホルモンで、集中力や快感を倍増させる作用があります。PEAは化学構造でフェニール基とエチル基とアミノ基を持っている化学物質の総称です。
その代表的物質である覚醒剤は、PEAが人間に及ぼす作用を考察するうえで大変参考になります。 覚醒剤は人間の五感を過敏にさせ、集中力を高めさせ、快感を何倍にも増幅させます。
私達人間には、恋する本能的が有る。恋いの本質は「生物が子孫を残す事であり、子孫繁栄」である。
男女の出会いを私達は「運命の赤い糸」で結ばれていると言いますが,私達は運命的な出会いを体験するとあの人とは赤い糸で結ばれていると表現します。この赤い糸こそ科学的に解説するとHLA遺伝子である。このHLA遺伝子はヒトの主要組織適合性複合体(MHC; Major Histocompatibility Complex)と言われ、細菌やウイルスに対抗するための免疫情報なのです。
男女間では、このHLA遺伝子情報(配列)が男女間で似ていると免疫情報が少ない為、生まれた子供は免疫力が弱い子供が誕生する可能性が高いので、HLA遺伝子の似ていない者同士が出会い、そして生まれた子供はこの免疫情報も多く、免疫力も強い、病気に対して抵抗力のある子供に育つのである。
では、これら「赤い糸」はどのように胸キューンと成るかというと、ヒトの嗅覚に深く関わっている。
それは、特に女性の嗅覚に関わっている。女性は男性より嗅覚に優れているからでもある。
男性の「体臭」フェロモンを嗅ぎ分け、心地よいと感じる臭いこそ、この赤い糸遺伝子が関係しているのである。
男性の体臭を心地よい感じるヒトと、そうでなく汗臭いと感じるヒトとの差がこのHLA遺伝子の差でもある。
ヒトが恋をするとPEAは性欲を高め、そして食欲を抑える効果を持っています。
PEAホルモンは、脳内麻薬の一種でもあり、副作用として、不眠、食欲不振などの症状が現れる。

これらの現象から、恋すると不眠に成ったり、身体が痩せたりするのである。
このPEAホルモンは、中脳の視床下部を刺激し、性欲や満腹中枢を刺激し、グレリン物質、胃袋から視床下部に分泌される食欲物質が減少し、食欲不振、性欲増進などに関わっている。
私達の脳内では、何種類ものホルモンや麻薬の一種の物質が絶えず分泌されているのである。これら脳の「尾状核」という脳部で愛を感じるのである。
但し、皆様はあまりご存じ無いでしょうが、恋愛には「賞味期限」が有るのです。
恋の賞味期限は約2年と言われているのです。その訳は、恋愛中は感情や情緒が不安定に成り、脳が疲れることに関係しているのである。
最近では、恋愛中に失恋などを体験すると情緒が不安定に成り、自殺未遂などを起こす女性や男性も多いといいます。
これらも脳内物質、PEAは覚醒剤の仲間なので、不眠、興奮、下痢などの軽いものから、心臓の負担を与えたりします。これら胸がドキドキする。胸が「キューン」というなる現象になるのです。

これらは恋愛を科学的に説明したものですが、私がこれら恋愛を科学する意義は、男女の恋愛に異変が生じており、「少子化の問題」「離婚問題」「男女の恋愛トラブル、暴力や殺害」「セックスレス問題」など様々な男女の恋愛に関する関係から、私は恋愛を科学的に説明し、これらを参考に男女での恋愛のトラブルの回避と問題を一つでも解決できればと願っている。
特に、私が危惧しているのは、簡単にインターネットや携帯電話のチャットなどで男女の出会いを求めていることである。
やはり、私が提唱している「恋人選びには、自己の五感を総動員する」。良く話し合い、感じながら、男女はその人に惹かれて行くのです。
見た目の格好良さや雰囲気で惹かれる人達が多いが、これらは恋愛トラブルも多いのである。
私が男女の付き合い方で特に危惧しているのは「別れ話」が殺人に繋がる危険性を孕んでいると言うことである。
若い人達を中心に、男女間で別れ話から、暴力や時には殺害する。中には腹いせに放火や通り魔事件などの引き金にも成っているのである。
例えば、結婚しても短期間に離婚するケースも最近急増傾向である。
私は、これら恋愛のトラブルは、男女間に限らず、ヒトとのコミュニケーション能力の低下と脳の判断の低下が関わっていると仮説を立てている。
私達ヒトは、愛し合った者同士は、目を見つめ合って会話をするものだが、最近の若い人達は、携帯電話やインターネットで会話を楽しんでいるようである。
これらの情報は、相手の仕草や表情が伝わらず、五感を刺激されない。よって脳も活性化しないのである。
私が提唱している。恋愛の賞味期限は私達中年の人達が若い頃にはあまり意識されず、存在も無かったのである。研究も進んでいない事もあるが、最近はこの恋愛の賞味期限も短く成っている傾向がある。
これらはすべて脳の低下、ストレス社会に対応できない能力低下、脳の活性化不足が招いていると私は警告も含め、警鐘を鳴らしている。
今後とも、男女の恋愛問題、人間のコミュニケーション能力の重要性などを提唱して参ります。
五感プロデュース研究所、感覚大学、荒木行彦

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