センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

ガーデニングセラピー!

2011-03-05 00:00:40 | 感覚、五感
ガーデニングセラピーは、聴き慣れない言葉だと思いますが、古くはヨーロッパの貴族の間で流行した。ガーデニング、日本では「盆栽」があります。
この盆栽は、日本より海外での人気が高く、流行しています。芸術性が高いと評価され、ミニ庭園、ガーデニングとして人気があるのです。
松なども緑色ですから、カラーセラピーとして心が落ち着くのです。
今回紹介する。ガーデニングセラピーは、まさしく、花や土を弄ることで、五感も刺激され、精神的にも癒されるという効果が期待できるのです。
日本では「園芸セラピー」として大学の園芸学部の一部で研究がされています。但し、これらは園芸としてのセラピーで、五感や脳などの刺激、効用などの研究では医学的な要素が必要となります。そこで、私共研究所は千葉大学、広島大学などの園芸の研究に携わっている教授と、私共研究所がコラボレーションし、園芸セラピーを本格的に研究を勧める予定です。
では、ここで詳しく、ガーデニングセラピーが人の五感と精神を癒し、安定させて呉れるのか説明したいと思います。
多くの人は、花壇や花弄り程度だと思っている人は多いが、実は奥が深いのです。芸術性も求められるからです。一つの作品ですから「センス」が求められるのです。
作り手の思いや、多くの人達に伝えたいことなどを園芸を通じてメッセージするのが、ガーデニングなのです。
また、ガーデニングは興味があっても、知識がない、時間がない、お金もかかると億劫に感じるのです。ですから、私共はガーデニングインストラクターの人達に協力を求め、簡単にでしかも時間の掛からないガーデニングから始めることを推進しております。
私は脳科学と感覚生理学を研究していることから、ガーデニングをセラピーとしての応用し、高齢者のアルツハイマー病予防、子供たちには、情緒の安定など、土に触り、花の香りを嗅ぐ、樹木のテルペンを吸い込むことで「森林浴」効果もあるのです。
テルペンとは、小さな樹木からも発している「植物油」です。テルペンは、青葉アルコール、青葉アルデヒドなどの植物油の総称です。フィンチッドとも呼ばれ、フィン=植物、チッド=殺すという意味があります。
元気な樹木はこのテルペンを多く発生させます。それは外敵である昆虫たちから樹木を守るためでもあるのです。昆虫たちには嫌な香りでも、人間の嗅覚には心地良いのです。このように樹木などの香りは、人の嗅覚から脳にダイレクトに伝わります。脳の「大脳辺頭系」に伝わり、脳波も心地良く、自律神経に働き、心拍数、血圧上昇を抑える働きがあり、これらを繰り返すと、免疫力が向上することが分かっています。
これらもガーデニングセラピーの一部なのです。医学的には「五感療法」(補完療法)などと呼ばれています。
また、ガーデニングは土などに触ったり、花の香りを嗅ぐなど、五感を刺激し、手先を動かします。現在において、手先が不器用になっているのは、ハイテクな道具に依存しているからです。ボタン一つで操作ができるからです。その点、ガーデニングは、指先を使い、動かし、器用になるのです。
これらは、人の「触覚」に関係しています。これらは人の脳では「体性感覚野」という、頭頂葉に位置している。人の触覚に関わる脳部、この脳部が刺激されることで、前頭葉なども刺激され、脳が活発に働くのです。
これらから「手は第二の脳、外に飛び出した脳」と言われる由縁なのです。
ですから、ガーデニングは人の五感を総動員し、感じ、脳トレーニングにも役立っていると言うことです。
単なる、趣味や好みで行っても無意識に五感も感覚も脳も鍛錬されているということです。
私がガーデニングの良さを説明するとどうしても堅くなり、難しくなりますから、私のフェイスブックの仲間でもあり、本人も辛い思いをしたときにガーデニングに救われた女性でもあります。ガーデニングをこよなく愛し、作品などもブログでも紹介しております。「前川亜矢子さん」をご紹介します。作品などは写真でも公開しております。ブログのアドレスはhttp://ameblo.jp/188710/ からご覧下さい。
このように男女問わずガーデニングに癒され、填る人たちは多いのです。ぜひ、女性も方々、男性の皆様、お子様とご家族で一つの作品を作って見ては如何でしょう、テレビゲームをする1時間をこのようにガーデニングをさせることで、人の五感も脳も発達し、敏感になり、活性するということを私から提言致します。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、

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