センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

センスを研く!

2011-02-17 00:00:40 | 感覚、五感
センス(senses)というと、まずファッションセンスを思い出す人は多いと思います。あの人はファッションセンスがよいと言葉にするように、ファッション=センスだと思っている人も多いのです。
私が提唱するセンス(感覚)は、総合的な感覚である。時には感性だったりもする。人には個性があるように、その人にはその人のセンスに優れているものがある。
私は五感や感覚にセンスがあります。
あの人は○○のセンスがよいと私が若き頃には、よく言葉にしていたが、最近はあまり使われていません。
このようにセンス、感覚は時として、物作り、発想など「創造性」や感性として、役立つだけでなく、様々なものの考え方などに応用できるものです。
最近、子供や若者たちのセンス、感覚が欠如していると指摘している。これら人工的な刺激、音刺激もデジタル音が中心であり、遊びもゲーム機などの限られた狭い範囲の刺激により、五感も脳も刺激不足になっているのです。
これらの刺激不足がセンスの欠如に繋がっていると仮説を立てて「センスを研く」重要性を提唱しているのです。
センスを研くためには、人の五感を総動員して感じる。体験することで研かれます。例えば少し臭い匂い、嫌な音なども毛嫌いせず、すぐに良い香りや心地良い音を好みますが、辛いことも、苦しいこともにも耐えて、我慢をすることで、良い香りや心地良い音などがより一層、気持ちよく、心地良く感じられるのです。これらの体験をすることで「センスは研かれるのです」。
例えば、自然界には、野鳥の鳴き声、川のせせらぎ、風が樹木の葉をゆらす音や樹木の香りなどを感じられ、五感が刺激されます。
これらの自然現象に気づき、感じること、少しの違いや変化を脳で意識し、認識することでも、センスは研かれます。
現在のように、ゲーム機や携帯電話、パソコンなどの限られた刺激情報などを脳に送っていると、センスだけでなく、五感、感覚など様々な能力も欠如し若くして低下して行くのです。
ですから、感性や創造性など、センスが求められることは多いのです。
ビジネスでも、家庭の主婦でも同様にセンスは求められます。
先ほど、説明したファッションセンスでも、センスを身につけると、背を高く見せたり、痩せて見せることも可能です。
他に、音楽のセンスや美術的なセンスも高ければ、様々な知識、能力として身につくのです。
例えば、私ぐらいの年齢になると、センスの差は実年齢よりも若く見られる術にも繋がるのです。
私は仕事柄、このセンスを研くために努力もお金も使っている。美味しい物を食べ、音楽や音を聴く、心地良い物に触る。アロマオイルや香水など良い香りを嗅ぐなど、様々な刺激を脳に送り、感じている。
身体を清潔に保ち、体臭や口臭にも注意し、ファッションにも一部拘りを持ち、気分も身体も若々しく保つこともセンスの一部です。
このようにセンスを研くことは、五感、感覚、脳の鍛練でもあり、活性化にも繋がるのです。
ストレスに打ち勝ち、精神的な強さを身につける。身体的にも精神的にもバランスのとれたセンスが求められるのです。
ですから、センスは、単なるおしゃれや格好だけではなく、奥深い言葉なのです。今後ともセンスを研き、五感研究に励んで参ります。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする