センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

子どもの早期教育!

2010-10-27 21:32:43 | 感覚、五感
脳が発達して行く課程と深い関わりがある「臨界期」、臨界期と関係づけられている子どもの早期教育の重要性!
脳科学の世界では、臨界期は生まれた子どもの脳が、ある程度かたまるまでの「柔らかな脳」である時期を「臨界期」と呼びます。
よく三つ子の魂百までもという諺があるように、この臨界期に必要な刺激を五感を通じて脳に適切に与えることが大切なのです。
現在のように、多くの親が幼児期から早期教育を始めていますが、学歴、進学など限られた。早期教育の推奨は必ずしも妥当かどうか、実証されていません。また、幼児期から忙しく、色々な習い事や塾などに通っている子供たちも多く、逆効果という場合も多いのです。
例えば、ピアノやバイオリンなどで、幼い頃から習い天才的な演奏をする子供たちもおられますが、これらは生まれた頃からの家庭環境も違いがあります。子どもが生まれた頃から、親が演奏している姿や音(音楽)を聴いていると自ずと興味も脳への刺激にも違いが出るのです。
また、子どもには好奇心を持ち、興味を示したもの、習い事は脳の吸収も早く、習得も早いのです。逆に好奇心も興味もないのに、親が半ば強引に習い事や早期教育は、嫌々行っているとストレスだけでなく、脳の吸収、学習の習得も遅く、鈍くなります。
つまり、これらが個性なのです。学習は嫌いでもスポーツなど運動に才能を示す子どもや、学習意欲もあり、覚えることに楽しみを覚える子どもなど、つまりこれら子どもの共通点は、楽しむ「快感」することができるかなのです。
人の脳の特徴に、楽しい、美味しい、楽だ、快感だが好きで、逆に楽しくない、不味い、辛い、不快だが嫌いなのです。
ですから、早期教育もこの快感できるかが、その子どもの脳も身体能力も伸ばせるということに繋がるのです。
ですから、子どもが嫌なのに、親のエゴで音楽や英語、進学塾などに通わせて、本人は親のためと思って一生懸命頑張ります。ところが本人はあまり進まないのに、無理して頑張るとストレスや、楽しくないと思考すると、脳の吸収(学習)ができず、他の子供たちとの差が生じます。そうすると益々楽しくない、辛いと考えてしまうのです。
ですから、臨界期の子どもを持つ親が「早期教育」をさせたいと思ったら、子どもの行動や言動などを洞察し、何に好奇心を感じ、興味があるのかを洞察力を駆使して、観察してみることが大切なのです。
一流の大学に入学させ、一流会社に就職させたいと思っても、社会に適応できない、人とコミュニケーションできず人間関係に悩み、苦しむのです。高学歴ではこれらは理解できないのです。
ですから、私共は早期教育に「生きる力を養い」「社会に適応できる」をモットーに指導しております。
例えば、世界的に活躍する人たちの共通点は、スポーツ選手においても、スポーツだけの才能だけでなく、様々な能力に優れているのです。また、頭の回転もよく、素直な性格の人たちが多いのです。
素直な性格こそ、真に頭の良い人だと私は提唱しているのです。人の言うことを素直に聞き、反省するところは反省し、忍耐力もあり、自分が何をすべきか理解しているのです。
ですから、世界でも活躍できるし、多くの人から親しみと愛されるのです。
スポーツだけでなく、ビジネスにおいてもこれらの能力が必要なのです。
素直に人の話を聞き、コミュニケーションをとる。人間関係を円滑にし、社会に適応し、自分の役割や意義を理解し、頑張ることができるのです。
学歴ばかりに拘る人たちは、プライドが高く、一見我が儘になると、人間関係がギクシャクし、人間関係が上手くできません。そして悩み苦しみ、精神的な弱さから精神障害「鬱病」など、若年性鬱病が急増しているのも、これら私共は未熟型鬱病と呼んでおりますが、これらは学歴があり、プライドが高すぎると、社会適応障害などになりやすいのです。
これらを改善するために、私共は早期教育、臨界期の子供たちの教育に実体験教育の実施、生きる力を養い、心身ともに強く、逞しい子どもに育成することを目的に、来春には、横浜市本牧町を中心に、北鎌倉の自然環境を活用し、自然体験、野外体験を実施し、単なる遊びではなく、「自然から学び、体験する」これらが脳科学と感覚生理学の応用から、個性を伸ばし、その子の才能を最大限に伸ばす方法として私共が考案致しました。
野外で遊び、学びから脳の活性化、脳細胞の成長を促し、発達させることで、脳の吸収力を高め、学習意欲にもつながり、心身ともに健康で、精神にも免疫があるように、身体共に免疫力を高めることで、脳も健康になり、賢く、素直な生活の子どもに育成することを目的に私共は「かいじゅうの森ようちえん」として来春開校予定です。このかいじゅうの森ようちえんでは私も理事として関わり、脳と五感の関わりから子どもたちを見守り、指導いたします。
詳しくは http://www.kaijyunomori.com/からご覧頂ければ幸いです。
今後、私が関わることからテレビ取材も、雑誌の取材などもあるのではないでしようか?
これら私共が推進する「五感教育」を推進し、現在の子供たちが大人に成長する重要な時期に様々な体験こそ、私共が提案している。「学歴より学習歴」の重要性を提唱しております。
学習歴こそ、如何に学び、体験しかの証なのです。これらの能力が様々な分野で必要な能力なのです。そして各分野で活躍できる人材に繋がるということを私から提言致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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脳神経細胞が死滅する!

2010-10-27 00:00:40 | 感覚、五感
よく20歳を過ぎた頃から毎日10万という数の脳細胞が死滅するといわれてることを皆さんは聞いたことがあると思います。
また、私のように中年以降になると、人の名前が思い出せない、電話番号が暗記できないなどと嘆く人は多いと思うが、実は人の脳は加齢と共に記憶力が低下しているのでなく、記憶しているものを引き出す(思い出す)スピードが鈍くなっている。よって記憶力が低下したと実感するのです。
現に円周率計算の数字の暗記でギネスブック(世界記録)の保持者は、日本人で当時60歳になる男性でした。暗記した数字は何と10万桁にも及び、その数字を言うだけでも数時間かかったといいます。
ここで、皆さんがあまり知らない脳細胞の働きをご説明しよう!
それは、脳細胞は20歳を過ぎた頃から毎日10万という数で死滅すると高齢者になると脳が萎縮し、変形してしまうのではないかと心配される方が居られますが、人の脳細胞の数は140億あり、生涯でも数パーセントの死滅です、ですからペットMRIなどの脳画像で少しの隙間、萎縮が確認出来る程度です。
また、脳神経細胞とは逆に高齢者になると増えて行く脳細胞があるのです。
それは「グリア細胞」と呼びます。
このグリア細胞には、ミクログリア細胞、オリゴデントグリア細胞、アストログリア細胞の3種類があります。
※ミクログリア細胞の働きは、死滅した脳細胞や細菌などの異物を取り込み、脳内で免疫防御の役割を果たしております。
※オリゴデントグリア細胞の働きは、細胞間の情報伝達をスムーズにする働きがあります。
※アストログリア細胞の働きは、血管壁から栄養分を吸収し、神経細胞に与えます。
また、グリア細胞は「膠」(にかわ)の意味があり、つまり接着剤の役割を果たすのです。
これら3種類のグリア細胞が神経細胞に栄養を送ったり、死滅した神経細胞を修復「可塑性」したり、神経細胞の働きを支えたりと「メンテナンス」をする役割を担っているのです。
人の脳を形成している細胞には大きく分けて「神経細胞」「グリア細胞」があることをご理解頂けたかと思います。
主に脳の働きを担っているのは140億ある神経細胞(ニューロンネットワーク)ですが、これに対してグリア細胞の数は神経細胞の10倍にも及びます。
よくテレビ番組や多くの脳科学者が「脳トレ」脳を鍛錬し、脳を活性化させることが重要だと指摘するのは、加齢共に死滅する脳細胞の代わりにこのグリア細胞を増やすことが大切なのです。
脳の栄養素摂取、運動、思い出せなくても、思い出すまで諦めずに思い出す。
思い出したときに快感する。
また、好奇心を持って、私は歳だからと諦めず、色々なことにチャレンジする。これらが人の脳の「前頭葉」を活性化させるのです。つまり、脳トレは具体的にこの前頭連合野を活性化させることなのです。
人の前頭葉は、五感からの情報の判断、統合、思考、創造性など様々な判断や認識などに関わっている。人の脳部でも最も重要な脳部位なのです。
歳を重ねると脳細胞の死滅から、記憶を引き出す能力が低下すると指摘しましたが、逆に高齢者になると体験記憶や順応性が高くなるため、若い頃と違った脳力になるのです。
現在、子供たちや若者たちの一部に体験不足や五感刺激の不足から、脳の認知力、判断などに異変が起こっている。これらを私は「感覚異変」と呼んでいますが、例えば、人工的な刺激の生活環境など、デジタル音(電子音)、デジタル映像、3D映像、人工甘味料、人工香料(合成香料)などの人工的な刺激が脳に送られているため、自然的な音や香り、刺激が理解できず、認識ができなくなるのが危惧されるのです。
私はこれら「現代人の五感が危ない!」と指摘し、テレビ番組、雑誌等など警鐘を鳴らしながら提唱しているのは、これら脳の低下、若くして衰える。働きが鈍くなっているので感覚異変が起こっていると考えられるのです。
ですから、幼い頃から、人工的な刺激だけでなく、自然界の音、やかましい音も臭い匂いも嗅ぎ、指で触って痛いと感じる。これら人工的(デジタル)な刺激と自然界の刺激(アナログ)の刺激を区別し、認識する必要性があるのです。
常にデジタル信号など、人工的な刺激ばかり脳に刺激を送っていると、誤った認識、自然的な刺激が理解できないなどは、身に迫る危機「危険回避能力」や集中力、洞察力、観察力、ひいては人とのコミュニケーション能力も低下します。これら様々な人の脳力、つまり脳の活性化に関わる問題でもあります。
これらに脳細胞の死滅が加速的進むと、低年齢化している脳の衰え、脳細胞の死滅も低年齢化しているのではないかと予想されるのです。
ですから、幼い頃から様々な体験をさせ、我慢も辛い体験もさせる。
これらが忍耐力として身につく、精神的にも強くなれるのです。
脳を鍛錬することは、心身共に健康で、何時までも若々しい脳で居られることを私から提言致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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