イザ!鎌倉へ

2010-03-15 00:00:40 | 歴史
御神木である大銀杏が倒壊したのが10日。一説では、無理やり頭の大銀杏を切り取られた元横綱である元朝青龍の怨念によるとも言われる(言っているのは一人だけだが)。



鎌倉に行ったのは、だいぶ前になるし、五島美術館の名刀展でも、12世紀の名品が出品されていたし、まあ鎌倉散歩にでも行ってみようかと重くもない腰を上げることにした。まあ、半分は、「ご神木とのお別れ」。そして、半分は「ヤジウマ」的か。

以前、クルマで行った時には公営駐車場の空きが見つからず、神社横の私設駐車場を使ったのだが、ゴーツクババアが、人の顔色を見ながら駐車料金を2000円とか1500円とかふっかけていて、「バチアタリめ!」と思っていたのだが、すでに天罰が下っているのか再びクルマで確かめにも行きたかった。

ところが、・・・

鎌倉は人の海だった。



クルマは大渋滞であるし、人の多さは初詣か東京駅のラッシュ並。

それでも人波を掻き分け、大銀杏のあった場所に近づけば、大型クレーンが入って作業中だ。どうも根元の方は、スパっと切り取っているし、折れた木の上部の方は横倒しのまま断面をきれいに切り直されている。何をやっているのだろう。

しかし、現場には近付けないので、これ以上何もわからない。

鎌倉市街は、JR鎌倉駅の北と南に延びる「若宮大路」というメインストリートがある。南の端が材木座海岸で、北の端が鶴岡八幡宮。ちょうど全長2キロ程度である。

材木座海岸というのも、そこの浜に一年で最初の鰹が上がると「初鰹」といって江戸の将軍様に早馬で献上される。その辺もチェックしたかったが、大混雑の中を2キロ歩くことは困難である。八幡宮以外には鳩サブレの直営店に寄っただけで帰ることにする。



ところで、朝の新聞を読まずに出発したためわからなかったが、今後の方針として、三種類の蘇生法を試みるそうだ。

まず、倒れた方の上の部分の幹を輪切りにして、移植するそうだ。成功率90%だそうだが、90%でも5%でも同じではないだろうか。生きるか死ぬか。

次に、根元の方だが、短く整形して、根元から細い枝とか出てこないか期待するそうだ。

最後に、倒木の枝を100本ほど挿し木にするそうだ。

結局、同一遺伝子の復元ということなのだろう。

そこまで拘るというのも神道だからなのだろうか。遺伝子の保存はある家系でも最大問題だ。


一方、仏教は難しい宗教で、その解釈は宗派によって様々である。

「形あるものはいつか必ず滅びる。残るのは宇宙の摂理だけだ」という禅宗的な発想もある。


ところで、倒木の断面だが、遠目では年輪が美しそうである。老木の色ではない。

やはり、祟りか・・


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