見果てぬ夢

2011-10-09 00:00:31 | 映画・演劇・Video
かなり久しぶりに、六本木の麻布区民センターホールで開かれる「麻布演劇市」に行く。今回は「演劇集団土くれ」の『見果てぬ夢』。

mihatenuyume


ところで、3.11から、ちょっと閉所空間に行くのが怖かったのだが、最近、閉所中の閉所と言うような場所に突然の都合で入ることになった。(とはいっても、留置場じゃない)

まあ、そんなわけで、閉所克服がなって、小劇場に行く気になったのだが、カーテンが開く前に地震の時の注意事項の口上がいくつか並べられ、非常口には、あらかじめ「避難誘導員2名」が配置されるということになったそうだ。(問題は建物を出た後の誘導員なのだが)誰が時給を払うのだろうか?

さて、小ホールなので、ざっと観客は100人強。出演者は後で数えると13~14名だったか。なかなか感動的なところの多い劇だった。

下敷きは、ドンキホーテらしいのだが、どこがドンキホーテなのか、それはさっぱりわからないのだが、舞台は「病院」。重病の患者から盲腸の青年、老人に若者。がんの告知ができない気弱な医師。

悲劇なのか喜劇なのか。本来は重いテーマであるのだが、「しょせんは、人間は生と死の二元論」というようなところなのか。

あれこれ、書きとめておきたいような名言が多数登場するのだが、ホールを出たとたんに、すべて忘れてしまったので、残念。


20歳若ければ演劇の世界に入ろうかと思ったかもしれないが、20年前に演劇の世界に入るような状況でもなかったわけで、しょうもないので、アマチュア的に今の自分を演じることにする。


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