市ヶ尾彫刻プロムナード『塔』

2020-03-16 00:00:51 | 市ヶ尾彫刻プロムナード
市が尾駅から江田駅方向に2分ほど歩くと市ヶ尾駅前公園があり、ブロンズの塔がある。

ここで、塔の話の前に、なぜ「市が尾」駅の前に「市ヶ尾」駅前公園があるのかという謎がある。また、隣の駅の「江田」駅だが、このあたりの地名は「荏田」であり、江田という地名はない。だいたいの理由は知っているのだが、少し疑問があるので。このプロムナードシリーズが終わるまでには、なんとか・・

アーティストは伊勢克也さんという方で、こちらも東京芸大の卒業生で現在は女子美の先生をされている。自然や風景、人工物などの形からイメージを拡げた作品が多いようだ。



作品をネット上で調べると、やや平面的な作品が多く、代表作にはミニチュアサイズの「家」がある。数センチのサイズの家を並べて家並みを表現したりする。垂直に上に伸びる本作は異色だ。

金属製なので不安定でも崩れたりはしないが、東京駅にあったビアレストランでオニオンリングタワーを注文した時に、テーブルに運ばれてきた搭状に積み上げられたオニオンリングを思い出してしまった。



そして、塔の上にある物体を、拡大してみると、その頂にあるのは、どうも人間の様だ。手が見えないがコートのポケットに手を入れているのだろう。どうみても自ら塔から飛び降りそうに見える。駅の近くにこういう刺激的な像を建ててもいいのだろうか。

『自然と人間の共同作業で作り上げられた美しい建築物へのオマージュを込めて・・・。』というのが副題だそうだ。文字通りに理解するとバベルの塔になるが、人が上に乗っているのは想像なのだろうか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿