12月に買った福袋

2008-01-03 00:00:00 | マーケティング
新年の買い物は『福袋』から、ということもないだろうが、たまに買ったりする。だいたい損をする。



今年は犬の福袋。ペット屋さんで12月中に購入。ウン千円。年間十万円以上をこのショップにつぎこんでいるので、どうでもいいような話だが、さらに在庫処分につきあってしまう。犬ってそれぞれ衣類の大きさ(あるいは体形)は異なるし、好きなおもちゃだって違う。そもそも、もっとも福袋には似合わないのかもしれない。

そして、最近よく12月から福袋を店頭に並べている店がある。だいたい、いつ売れたっていいわけだから、別に元旦に合わせる必要なんてまったくない。小売大手の百貨店や量販店、専門店などが初売りをする前に、小さな店は一稼ぎする必要がある。このフライング福袋の方が合理的だ、という結果がでてくると、大手も12月から売り出すことになるだろうし、そうなると、クリスマスも正月も渾然一体化してしまうだろう。

クリスマスケーキを正月に食べてもいいようになれば、不二家の営業も一息つくかもしれないが、クリスマスの売れ残りを日延べ表示して正月に売るような誘惑が、またしても社長の心の中に湧き上がってくるかもしれない。


ところで、このペットショップの主人だが、以前勤めていた会社の年下の同僚。親が地方都市の歯医者の息子だったこともあり、薄給にもかかわらず、大きなベンツに乗っていて、社宅で嫌われていたらしい。持病の腰痛もあり、休みがちで、いつしか会社を辞めた。その後、消息もわからず、私も会社を変わったりで意識の底の方になっていたのだが、近くのペットショップに入ったら見知った顔がそこにあった。

お客かと思って話していたら、社長だった。なにしろテレビで紹介されたことをいいことにカリスマ的に法外な料金を設定していて、ホテル料金だって普通の店の2倍。ケージレスホテルと銘打っているが、単に、マンションの1階の一部屋に何匹も放し飼いにしてある。美容院だって、手が足りなくなると外注ピンハネ方式になる。そういうところは前の会社でよく勉強していたようだ。

そして、彼がペットショップカリスマ社長になっていることを、前の会社の何人かの知人に話したところ、評価した人は2割、怒った人8割だ。中間的評価ゼロ人。「会社を休んで犬の勉強していたんだな!」とか「腰が痛いというのは仮病だったんだ!」とかだ。

本人の名誉のために、彼は今でも腰痛に悩んでいて、時間がある時には、いつもマッサージ付きのリクライニングシートでふんぞり返っているのだが、「やはり、本当は仮病ではないのだろうか?」という疑問が私の頭の中を白い蝶々のように飛び回ることもある。


追記:1月になって、正統的福袋をゴルフショップで買う。ウインドブレーカー上下、インナー、帽子と靴下の5点セット同一ブランドで定価38,000円が1万円。しかし、高くてもいいから、腕前の方を買いたいものだ。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
腰が痛いのは、辛いですね。 (腰痛アドバイザー)
2008-01-12 17:29:19
腰が痛いのは辛いものです。
私も14年間悩まされました。

私が考案した腰痛解消法をお試しください。

【3分腰痛解消法】で、検索すると見つかります。

腰をお大事に。

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