オリンピックの後で売れるもの

2004-09-06 14:33:41 | スポーツ
e3a2cf82.jpgオリンピックの前に売れるものはテレビなどのAV製品だろうが、逆にオリンピック後に売れるものは何だろう?話題にはならないが、よくシューズを買ってしまう。統計上調べていないが、自分では結構そういうことが多いし、ブログを眺めてもそういう記事が目につく。アスリートになろうということじゃないので本当は関係ないのであるが、気分だけは激走だ。
で、一足買いに行ったのだが、なぜかゴルフシューズを買ってしまった。思考のプロセスは省略するが(というかよくわからない)オリンピックに関係ない競技だ。ユーザーの行動は不可解だ。FOOTJOYでサイズはWide9。本当は購読しているEdwin Wattsのカタログから注文すると、随分安いのだが、面倒なことがおこりやすいので最近は国内で買っている。個人輸入すると安いのは、スポーツ用品の扱いだから。靴としての輸入には色々理由があって関税が必要だ。また、希望の商品がないと、メールやFAXで交渉するのだが、時差の差は決定的だ。朝の3時にFAXが届いたりする。それと、通販だと靴の修理も大変である。私のゴルフシューズはコースの中で最も困難な場所が好きだ。

靴に限らず小物を輸入すると、フェデックスの縦横1フィートの立方体の箱で送られてくる。フェデックスのビジネスモデルの秘密はこの「フェデックスの箱」だ。トラックやコンテナにすきまなく積み込める。形が同じだから運送設備も管理しやすい。横になっても構わない。立方体だ。こういうところはクロネコモデルとまったく違う。日本のお客様は自由な形の荷物を持ち込む。2000年頃だったか、フェデックスがパソコン市場に参入したことがある。DELLのマネをして、在庫をゼロにして完全に受注後の組み立てで、フェデックスの箱1個にすべて入るように設計し、「モノレール」というブランドで安売り(500ドル)を狙った。日本でも親米派エコノミストたちは「物流革命」と騒いだが、跡形もなく消えた。パソコンは物流業ではないのである。

ところで、新しいシューズの効能は?って。
エコノミストの怪しい経済予測の実験検証が困難なのと同様、新しいシューズと古いシューズを同時に履いて比較実験することができない以上、「昨日の結果は、靴だけのせいじゃない」ということにするしかない。


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