元の場所に近づく

2014-04-19 00:00:50 | しょうぎ
電王戦での人類最後の挑戦者が壊滅した最終局の翌日、第105回職団戦が東京の綾瀬で行われた。トイレの数が少ないので、いつも苦労する会場だ。男子トイレに長い列ができているのだが、それが、個室に向かう列なのか、単にオープンスペースに向かう列なのかはっきりしないので混乱する。最近は対局中に不利になると個室に駆け込んで、小型パソコンで将棋ソフトの意見を確かめる選手もいるのではないだろうか。ますますトイレは大混乱だ。

で、4月の中旬と言うことで、朝は肌寒いし、昼は暖かということで、参加選手の服装はさまざま。私は夏服ででかけたのだがチームの服装は、夏型4人、冬型1人だった。個人的には、「冬服の相手には負けたくない」というのを本日の絶対的目標とする。

で、第一戦の相手チームだが、全員が冬服。闘志があふれてくる。で、戦形は古典的縦歩取りの「おおたスペシャル」。あっさりと一歩得するも、相手は△3五歩と飛車の捕獲に成功したと錯覚し、私からの▲2二歩に長考。△同角しかないのだが、▲3五飛と逃げられるので、功を急ぎ△3三金と大悪手を指してもらい、▲4四飛△同歩と飛角交換し、▲2一歩成と桂を取る。以下バタバタと有利になり短時間で終了。

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第二戦、第四戦、第五戦は幸運にも30分内で終結。多くは、定跡から一歩踏み込んだところの変化の知識の差とか、相手が速度計算を誤認して自滅するパターンに起因。第三戦だけは攻撃失敗で99%負けていたのを、マジカルトン死で逆転。結局、全部勝ってしまった。なお、相手チームの冬服比率は、(100%、20%、100%、80%、60%)の順だった。

これで、来季は対局時計のあるクラスへ昇級。久しぶりだ。ネオジム磁石をバンドエイドで掌に張り付け、時計を狂わせるという必勝法を再練習しないといけない。


さて、4月5日出題作の解答。

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▲1三飛成 △同玉 ▲3一角成 △2二桂 ▲1四飛 △2三玉 ▲3四銀 △同桂 ▲1三飛成まで9手詰。

捨て駒+手筋。なんとなく平凡。

▲2三飛打 △1一飛 ▲1三飛成 △1二歩 ▲同竜 △同玉 ▲3二竜に踏み込んでいくと迷路入りする。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。



実戦ではありえない形の実戦型問題。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数を記していただければ、正誤判断。