水に生きる。そして名古屋

2007-07-30 00:00:36 | 美術館・博物館・工芸品
ac0db959.jpg東京ミッドタウン内にあるサントリー美術館で開催中。所蔵品のうち水に関係のある名品を期間中、3交替で展示している。全部見るには入場料をたくさん払わなければならない。広重の日本橋や琵琶湖をモティーフとした金屏風。それから、日本古来の青色を用いた薩摩切子や、鍋島など。

日本は島国で海に囲まれ、また山脈が織り成す中小の激流。そして、数々の天然植物素材による青色系の染料に恵まれる。サッカー代表チームのユニフォームも青だが、あれは現代的素材を化学染料で染めたものだろうから、夏のアジアでは見るからに暑そうで弱そうに見えてしまう。天然素材の麻の布地に、藍染でもすれば、少しは涼しげに見えるのではないだろうか。

実は、展示作品について、あまり語ることがないのが寂しいので、建物についてだが、完成間もないということで、床材が、若干、ギーッと音を立てる。もちろん、千葉市立美術館のように、施工に多くの疑問を持たざるを得ないように床のタイルが一枚ずつのけ反ってしまって工事現場のようになってしまったところもあるので、それほどのこともない。

そして、少し狭い。ミッドタウンのショッピングモールの方の3階と4階にわかれていて、順路を間違えると建物の中で行方不明になったりする。あるいは、何度も同じ場所をぐるぐる回ったりする(実際)。

よく、乃木坂の新国立美術館と六本木ヒルズの森美術館とこのサントリー美術館を「トライアングル(三角)」と呼ぶようだが、ずいぶん規模が違う。地球上の直線上以外の3点を結べば、必ず三角形ができる、という以上の意味はないだろう。


ところで、先日、名古屋に行った際、全国5番目の高層ビルであるミッドランドスクエアに行った。確か駅の近くだったはずと、2メートル差で日本5位の座を奪われた高島屋の一階から見てもよくわからないので、高島屋二階デッキに上がると、目の前に建っていた。東海大地震で一本が折れて二本共倒れになったりしないのだろうか。

実は、このミッドランドスクエアの一階に入って驚いたのだが、東京ミッドタウンと”まったく同じ”ように見える。建物の内部に中庭状の空間を作って、各階ごとに内側に回り廊下を作って、ウィンドウショップが楽しめるようになっている(基本的には表参道ヒルズも同様の作りだが、建物が長二等辺三角形で、回り廊下が螺旋になっている)。内装の色調も同じ。東京ミッドタウンは新しいブランドが多いが、ミッドランドスクエアはロエベ(LOEWE)など有名ブランドだ。厳冬のマドリードが育てた革製品の老舗ロエベが灼熱タウン名古屋で生き延びられるか興味は尽きない。

ac0db959.jpg話を元に戻すのが面倒なので、このままミッドランドスクエアの話だが、トヨタのオフィスタワー側の1階と2階がショールームになっていた。コンセプトに配慮し、最初は2階の貧乏人ルームにいって、プリウスとかアリオンとか乗ってみて、アンケートに答えて、花の種をいただく。次に金持ちルームである一階のレクサスショールームに入り、安い方のレクサスと高い方(1200万円)のレクサスに乗ってみる。座り心地がいいのは、車のせいではなく革張りシートだからだが、中から見ると、この車の値段はよくわからないかもしれない。車体の塗装は高級感がある。何回塗りなのかよくわからないが、ピカピカの光沢だ。パールとかマイカとかクリスタルとか形容詞のついた色だ。履いていた皮靴が安物に見えてしまう。車体の幅が180センチ以上あるので、一般の機械式洗車機には入らないだろう。手洗い洗車が好きな方にお勧めの一品といえる。

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