新たなダイエット食品か?

2007-07-16 00:00:16 | あじ
ミートホープ社事件もけしからないのだが、まだ日本人には理解できる一線がある。肉に混ぜたのが、ブタの心臓とか別種の肉とか、要するに食べられるものである。しかし、どうも中国にいくと、ペットフーズにプラスティックを混ぜたり、どう考えても理解不能な部分がある。もっとも、そういうことの積み重ねで平均寿命が7年も違うのだろう。今度はダンボールだ。

2007/07/12-06:17 「段ボール肉まん」違法販売=劇物で加工し具と偽装-北京
 【北京12日時事】中国中央テレビ(電子版)は12日までに、北京市朝陽区の一部露店で、段ボールとひき肉を混ぜて具にした「偽装肉まん」が違法に販売されていたと報じた。販売業者は同テレビの取材に対し「段ボールと肉の割合は6対4で、コストを下げるために行っている。自分では食べない」と証言した。
 日本ではひき肉偽装事件が発覚したが、北京市当局は段ボールを使った偽装肉まんは極めて悪質なケースだとして、違法加工拠点に対する取り締まりを進めている。
 問題の肉まんは、使用済みの段ボールを劇物のカセイソーダに浸して黒っぽくした上で、粉々にしてひき肉と混ぜ、肉まんの具として約10分間煮込んで作られる。段ボールとひき肉が混ざった具は、外見上は本物と見分けが付かないという。


手口を解説するのも変だが、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)は、製紙の時にパルプを溶かすのに使われている。要するにダンボールをボロボロにするのに使われたのだろう。背景としては、同じ古紙といってもダンボールは新聞紙と違って、中に空気が入っているため、嵩が膨れて、トラック代(物流費)が高くなりすぎて採算に合わないとされ、ジャマ物になりがちである。ジャマなダンボールが肉の替わりになるというのは、まさに一石二鳥ということ。そして、古来、中国では一石二鳥というのは、大変評価が高いことわざになっている。

しかし、いくらなんでも苛性ソーダでボロボロになったダンボールくずは水洗いはしたのではないか、と思うのだが、最終的にはひき肉と一緒に煮込んでしまったら、同じ味になったのだろう。たぶん、ダンボールには固有の味などないだろうから、味付けは別の代替肉を使うより簡単だったのではないだろうか。

そして、ダンボール対肉比率が6:4というのもすごい。かなりのダイエットメニュウだ。何しろ、紙の原料のセルロースは人間には消化できない。そうすると、どういうことになるかというと、最終的には、食べた翌日には大量の排泄物と化すわけだ。日本でも、この事件を参考に、新たな快便健康食品ができるのではないだろうか。

そして、気になるのが中華料理店。実は、近日中に、テレビ出演などで有名な中華料理店で宴会の計画があった。万一、マーボ豆腐の中からダンボールのガムテープの切れ端とか出てくると困るので、事前に食事に行ったのだが・・

こういうのは、疑い始めるとキリなくなるものだ。スープに入った鶏肉は、煮込まれて味が抜けていて、爬虫類ではないか?とか、レバニラ炒めのレバーは?ニラは?紹興酒の甕の底に沈んでいる澱は天然のものなのか、あるいはプラスティック?砂糖?抗生物質?

おそらく、もっとも正しい検査法は、宴会の席に料理人本人(または家族、または愛人)を座らせ、皿仲間に加えることなのだろうか。

blog改善のため、再チャレンジ始めました。

↓GOODなブログと思われたら、プリーズ・クリック




↓BADなブログと思われたら、プリーズ・クリック