UFJ銀行と東京三菱銀行の合併につき、いったんUFJ信託銀行との統合を決めていた住友信託銀行が「合併交渉差し止め」の申し立てを行った。
いわゆるビジネスの常識からいうと、UFJのやり方(陰では東京三菱も)はダーティである。二股をかけていたと言われてもしょうがない、要するに約束を簡単に反古にしたということである。当然ながら損害賠償可能であろう。残念ながら、元々のUFJと住信の合意書が公開されることはないだろうが、まさか契約解除についての条項がたくさん記載されているとも思えない。裁判所での裁定あるいは調停となるのだろうが、経済界にとっては不愉快な話である。またUFJから融資をうけている企業も、「約束を守らない会社」からはいつ見切られるのか不安はつのるのだろう。
国際的にも、以前は約束を平然と破る国も多かったが、最近は少ない。
欧米型の契約書では、解約条件や違反に対するペナルティの記載が延々と続く(いわゆる契約の下半身)場合が多いが、いずれにしても、ほんの2ヶ月で破談にするようなことはまったく論外であると言える。
ある意味ではUFJ側には既に統治能力が欠けてしまい、何も自力ではできないのだろうか。知人の行員も「国有化される前に」とさっさと止めてしまった。
本当に合併するのだろうか?きわめて手厳しい要求を東京三菱が出せば、どうなるのだろう。まだ合併できるのかについて一抹の危惧は残っている。
ある意味ではUFJ側には既に統治能力が欠けてしまい、何も自力ではできないのだろうか。知人の行員も「国有化される前に」とさっさと止めてしまった。
本当に合併するのだろうか?きわめて手厳しい要求を東京三菱が出せば、どうなるのだろう。まだ合併できるのかについて一抹の危惧は残っている。