忘れた頃にやってくるのは

2004-07-13 21:20:40 | MBAの意見
2459f9b0.jpg忘れた頃にやってくるのは「災害」か「配当金」である。帰宅するとHIS社からの封筒が届いているではないか。そういえば、株主だった。そうか配当かと思って、封筒を切ると、中間決算書と旅行パンフレットと株主優待券。

残念ながら中間配当はないようである。まあ株価でもうけたからしかたがないかな。
株価自体はファンダメンタルの数字だけでなく、様々な要素でオシレートするわけで、儲けるには技術がいるのだろうけれど、この会社、いつみてもしっかりしている。自己資本比率は50%前後で無借金、年々シェアを増やしている。

先日、出資会社のスカイマーク航空で羽田福岡間を往復したのだが、アメリカで有名な「サウスウェスト航空」を大いに意識したシステムのように見えた。
飛行機の離陸時間が近づくと、地上職の社員がボーディングの手伝いにやってくるし、搭乗券はプリントされた普通の紙である。機内サービスは、ホットコーヒーは無く、冷たいドリンクにしぼっている。
 機内のシートカバーにはHIS社の文字が入っていて、相乗効果を狙っている。

 今後、HISに死角があるとすれば、社長から会長に交代した沢田氏の熱意が続くのかという問題と、最近微増している一般管理費ではないだろうか。

しかし、こんなにいい会社でも「株価」は複雑で、すでに、少し前に利益確定してしまったのである。

あとはまた、この社を含め優良会社数社の罫線をずっと睨んで待つということになる。