一億円の小切手

2004-07-17 21:15:50 | 市民A
先週来、日歯連事件が報道されている。いくつかの不正行為の集合体のような事件であるが、その中に橋本派に対する1億円の小切手というのがある。2001年4月頃、橋本会長が先方と会食した際、封筒に入った額面1億円の小切手が手渡され、「献金か」と思い、秘書に渡したところ、「うっかり」報告を忘れたと説明されている。

 マスコミの縦割り組織の限界かもしれないが、「小切手の種類」は何だったのだろう?知りたいものでもあり、事件の核心をつくものと考えられる。献金であれば振出人の欄には日歯連の記載があるのだろうが、想像するに銀行振出しの小切手であったのだろう。まあ、茶封筒の中に大事なものを入れて渡し、受け取ったほうが中を見たような見ないようなことにするのは、よくあることなのろう。

 個人的な体験なのだが(話は1万分の1だが)、10年近い前に、得意先とゴルフをしたところ、
会社同士の懇親ゴルフであり事前に費用の負担方法とか決めていたのである。プレー後、いつもどうりの平凡な結果を残し、コーヒーを飲んで帰ろうとした際、「創立20周年記念のテレカを作ったのでお持帰りください」と目の前でテレカを茶封筒に入れたので、うかうかと受け取ってしまったのである。ところが、その封筒にはあらかじめ余計に1枚が忍ばされていたわけである。クルマ代のつもりだったらしいが、翌日の朝一に返却作業という余計な仕事となったのである。

ところでくだんの会社、25周年を祝うことなく今はなくなってしまった。