ひびレビ

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仮面ライダー剣 第28話

2020-10-12 07:53:30 | 仮面ライダーシリーズ
仮面ライダー剣 第28話

 第28話は揺れる睦月の心と嶋さんの覚悟の物語。

 スパイダーアンデッドの邪悪な意志に支配されがちな睦月。ベルトを没収したとしてもまた睦月の元に戻ってくることも嶋さんは理解しており、故に睦月の心に訴えかけ続けることを選択。剣崎たちから危険だ、やめて欲しいと言われつつも、人が人を大事に思う気持ちに触れると「何とかしてやりたい」と思ってしまうのが弱点…本心なのかと疑ってしまうくらいに人格者ですね、嶋さん…これまでの「仮面ライダー剣」の登場人物は、最初は色々あって荒れていたのが段々丸くなってきた、という印象ですが、嶋さんは最初から人格が出来過ぎている…

 加えて睦月を「ジョーカー」と呼び、カテゴリー2を使って人間に同化しつつあることまで見抜き、更には対象の特定の記憶だけを抜き取ったり心の声を風にして相手に聞かせたり…事情通で戦闘能力も高く、戦闘以外でも役に立つ…少ない出番ながらも抜群の存在感を放っていました。以前の桐生さんといい、活躍期間は短いものの強烈な印象を残していくのって凄いですね。

 最後の最後まで睦月を信じ続けた嶋さん。彼の心に一瞬光明が差し込んだところを狙って…という彼の行動が果たして今後吉と出るか凶と出るか。ニコニコ動画のコメントだと、嶋さんがここまでしてもまだまだ時間はかかる様子。まぁ嶋さんのおかげで全部解決!となっても味気ないとは思いますが、それにしたってまだ続くのか、睦月の受難…
 ただ、最後にカードを橘さんに渡さなかったのは、単に上級アンデッドのカードだから、自分が封印したカードだからというだけではなく、命がけで自分の身を案じてくれた嶋さんへのせめてもの礼儀として自分で持つことを選んだようにも思えます。橘さんの手を払いのけるレンゲルにはスパイダーアンデッドらしさは感じられませんでした。かといって睦月らしさがあったかといえばそうでもなく、その中間ぐらいの印象を受けました。嶋さんや望美、橘さんに剣崎と、周囲の人々から見守られ、心配されて。果たして睦月はどういう道をたどるのでしょう…

 一方の師匠である橘さんはといえば、負傷の身ながらもアンデッドと交戦。視界がゆがんだ時はもう駄目かと思いましたが、そこからきっちり勝利をつかみ取るのがカッコよかったです。


 一進一退を繰り返す睦月の心の行く末が気になるところで、次回は始のそっくりさん登場。夏かな?(笑。
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