ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ウルトラマン80 第30話「砂漠に消えた友人」

2020-10-23 07:51:28 | ウルトラシリーズ
ウルトラマン80 第30話「砂漠に消えた友人」

 「アフリカの砂漠で行方不明」…画面右には「砂漠に消えた友人」というサブタイトル…察しないわけも無く…

 というわけで80も30話。冒頭「UGMは1日24時間警戒を続けている」といった趣旨のナレーションが入りましたが、その直後に宇宙人に侵入されるのはどうなんでしょうね(汗。あくまでも警戒だからといえばそれまでですが、地球への侵入を許したばかりか知らぬ間にUGMにも侵入され、機体にも細工され…警戒とは(汗。

 今回登場したのは変身宇宙人ザタン星人と、その配下である侵略怪獣ザタンシルバー。ザタン星人の策略によって、猛は乗っていた機体が空中分解寸前、80への変身を余儀なくされるところまで追い詰められていました。あの状況で変身すれば、正体が露見していた可能性も否定しきれませんし、その後エミが、ザタン星人が変身した人間から「空中分解の危機から逃れた猛の方が宇宙人的では?」と告げられていたことから、彼の正体を疑うきっかけにもなりかねなかったでしょう。そういった点では、80をかなり追い詰めた宇宙人でもありましたね。あと、空中分解寸前、機体の装甲に気泡のようなものがどんどん出て来るシーンはゾワッとさせられました…

 思いのほか出番がある広報のセラですが、今回は彼の先輩である土屋が登場。アフリカの砂漠で行方不明になっていたものの、奇跡的に生還。当時はセラとのマラソンを思い出したそうで…しかし実際は寒中マラソン…でも最後の回想では思いっきり夏のマラソン…また別のマラソン大会だったのでしょう(汗。あと「デブっちょ、セラっちょ」としていじめられていたセラをかばってくれたのも先輩だそうですが、先輩も同じこと言ってて「ん?」と思ってしまいました。多分、あれは敢えていじめっ子と同じ言葉を発することで、セラを奮起させる意味合いがあった…のかなぁ…それだと何言ってもお前のためだで済みかねないのはちょっと…

 そして最後に現れたのはザタンシルバー。名前も銀色のボディもかなりカッコいい怪獣ですね。UGMの攻撃はもとより80のサクシウム光線2蓮発すら難なく受け止める強固なボディの持ち主。そのためかいつもよりキックを多用していた80。怯んだ態勢からもキックを放つとか、カッコいいですね…あと強烈なキックを見舞うたびにガキィン!ってなるのも何か好き。
 
 画報に掲載されているザタン星人のポーズが、まさかやられた時のポーズだとは思わなかったところで、また次回。
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ウルトラマンG 第6話「悪夢との決着(the showdown)」

2020-10-23 07:27:15 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンG 第6話「悪夢との決着(the showdown)」

 将軍の必死の形相が印象に残った第6話はゴーデスとの再戦、そして決着。

 前回ゴーデス細胞に侵されながらも必死に戦うジーンの一方、本体であるゴーデスは復活間近。下手に手を出すとかえって復活を早めてしまう…というジャックの進言が聞き入れられていたあたり、以前よりも信頼関係が築けていますね。
 が、突如現れた将軍の指示により更なる攻撃が加えられてしまうことに。おまけに部下が犠牲になっても攻撃が続行され、制止を求めるジャックを裏切り者扱いして「男なら戦って死ね!」とまで言う始末。挙句の果てにはとんでもない代物を持ち出そうとしていました。部下がまともだったおかげで何とかなったものの、並行してウルトラマン80の出来た上官たちを見ていると、あまりの強硬派っぷりに驚かされてしまいます。

 そして復活を果たす邪悪生命体ゴーデス(第二形態)。第一形態と比べると表情が怒りに満ちています。ゴーデスの活力源が人間の恐怖や憎しみといった感情であるならば納得の表情です。あとはグレートに一度倒された恨みも反映されているのかもしれません。
 その星の全てを喰らいつくす、いわば星の環境を書き換えてしまい、倒されても細胞を飛散・再結集すれば復活できるゴーデスと、限りある命を尊び、その星の環境下で生きることをよしとしたグレートは対照的。「人間が大気を汚さなければ地球で永遠に生きていけた」というゴーデスの指摘も的外れではないように思えましたが、だからといって人間や地球を見放すことなく戦ってくれるグレートは地球が好きなんだなと感じます。

 今後作中にてゴーデスと戦うことは無いそうですが、「星を喰らいつくすことしか知らない」と言われたことが相当響いたんでしょうかね。ただ倒すだけでは再度復活していた可能性もあると思います。
 人間は限りある命の中で、十人十色、日々様々な出来事を経験して、その生涯を終えていく。一方ゴーデスは再度細胞を飛散させて復活することも出来たけれども、やることは前と同じ。何の変化も無く延々と同じことを繰り返すしか知らない…というのは確かに可哀想にも思えます。ゴーデスもそれを認識してしまったのか、復活の意義や星を喰らいつくした果てを考えてしまったのか…た

 思いがけない形で宿敵との決着をつけたグレートですが、物語は折り返し地点。また次回。
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