ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

ホットチューブ・イグニッション

2009年11月27日 | エンジンの怪

H&Wの動画があった。

ガソリンエンジンというよりSLのような音が面白い。

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シートの足元に置かれたガスボンベのようなものは、ホットチューブを熱するために現代になって使われたのだろう。

ライターでバーナーに点火してからエンジンスタートする様子がよく分かる。

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ナンだろう?

2009年11月16日 | エンジンの怪

910040 ttp://www.greyfalcon.us/Killinger%20and%20Freund%20Motorcycle.htmより引用した画像に加工

①ガソリンタンク ②キャブレター ③インテークマニホールド ④インテークバルブスプリング ⑤エクゾーストバルブスプリング ⑥エクゾーストパイプ ⑦イグニッションプラグ

さて緑矢印はナンだろう?

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910046 画像はttp://www.dailymotion.com/video/x9zovp_la-megola-existe-je-lai-rencontree_autoの動画からのコピーを加工

このMegolaは赤矢印のように小さい。

ちなみに緑矢印の示すメッキの部品は、(たぶん)排ガスを吸い込まないようにシュノーケルみたいに上に伸びている。

910045

コチラからの画像は少なく、赤矢印はオイルタンクと思われる。

シリンダーとヘッドが一体に見える。

910044

赤矢印は鋳造型のセパレーションラインに見えるから、サイドバルブエンジンではここまで燃焼室であるのでシリンダーとヘッドは一体構造と判断できる。

つまり、不明物体はバルブシートの加工とバルブを組み込むためのサービスホールの蓋としか思えない。

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チャンバーは国家機密だった?

2009年11月13日 | エンジンの怪

Killinger_freund04

These flat spokes were designed to serve as a functional cooling fan.

フロクです。

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早速、コメントで感想をいただきましたが、ホイールの中に押し込められたエンジンの冷却は考えられていて、赤矢印の示すようにスポークに角度が付いております。

また排気管については、ストレートなパイプではなくチョッピリ膨らんでいるようにも見える。

20080612194046

突然にゼロ戦。

ゼロ戦に関しては様々な意見があるが、長い期間に渡り使われたためバージョンが多数ある。初期のころは、ロケット効果を期待してウンヌンという記述も多く見られるが、プロペラ機が兵器として使われたというか、近頃の騒音に対して世間の評価が厳しくなるまでサイレンサーなんてものはなかったわけで、バイクやクルマのような長いエキゾーストパイプとサイレンサーは重量を減らすためにも不要だったと思われる。

戦争が終わってからはプロペラ機は主役ではなくなったが、その代わりにレシプロエンジンはクルマやバイクを中心に大衆のものになり、性能競争の舞台はモータースポーツの世界になり、排気システムがエンジンの性能向上に役立つアイテムだと証明したひとりは、皆様もよくご存知のポップ吉村です。

ポップは4スト専門でしたが、2ストではWalter Kaaden。

Expansion chambers were first designed by East German Walter Kaaden during the cold war. They first appeared in the west on Japanese motorcycles after East German motorcycle racer Ernst Degner defected to the west while racing for MZ in the 1961 Swedish Grand Prix. He hid the blueprints under his racing leathers and defected during the race by riding off the track and claiming asylum. He did not finish the race. He later provided the blueprints to Japan's Suzuki.(wikipedia)

初めて理論立てて作ったのはWalter Kaadenだけど、鍵を握ったのは鈴鹿に名前を刻んだErnst Degner。亡命の際にチャンバーの図面を持ち出したそうだ。

つまりエキゾーストチャンバーの”発明”は戦後ということになるが、Kaadenは旧東ドイツだけにKillinger の”チョッピリ膨らんだパイプ”を何らかの参考にした可能性も捨てきれない。

ところで、航空機のエンジンは地上を走るクルマやバイク以上に過酷な条件下にあり、長距離を飛ぶために燃費もよくなくてはならないし、高高度では気圧の変化、宙返りしてもエンジンが止まらないようなキャブレター、その上に軽量ハイパワーのために奇想天外な設計を試して、中には吸気と排気のマニホールドを共有するエンジンも・・・・。

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中島製か?違うだろう!?

2008年11月22日 | エンジンの怪

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ぱっと見にはハーレーエンジンのチョッパーに見えますが・・・。

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巨大なエアファンネルが前後に2つ。

良く見るとプッシュロッドがやけに長い。

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プライマリードライブはむき出しのチェーンだし、オルタネーターの駆動もヤッツケ仕事っぽい(失礼!)。

シリンダーヘッドの冷却フィンの向きが気流と違うことにも気がつきます。

シリンダーのフィンも随分と細かいですね。クランクとケースは作ったようです。

トランスミッションはハーレーの5速か?

いつでも手に入るのは、こういった場合に実に便利です。

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これは国立科学博物館に保存されているという栄エンジン。もちろんゼロ戦のです。ウォーバードのと雰囲気がよく似ていませんか?

栄エンジン、ボア×ストローク:130mm×150mm 排気量:27.9L   950HP / 2,500RPM

Warbird、ボア5.125″ (130mm)ストローク 4.625”(117.5mm) 排気量3.117L

Warbirdのは1930年代のエンジンだそうですが、ボアが同じというのが実に面白い。

ちなみに航空機用星型エンジンの最高回転が低いのは、プロペラは早く回しても効率が悪いのと、星型エンジンのクランクシャフトは複雑なので、飛んでいる途中で壊れてはマズイからでしょうね。

出力を大きくしたい場合は、ボアやストロークは目一杯なので、シリンダー数や列数を増やして総排気量を大きくしています。

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栄エンジンのフィンの方が更に細かいけど、こうして較べると似ている感じが強まります。

まさかWarbirdのエンジンが中島製ではないと思いますが、これだけ似ているのは不思議に思いませんか?

気になって文献を調べてみると、中島飛行機は栄の前に最初の複列星型のハ-5(正式採用:詳しくはウイキペディア)があり、その前はライト社のサイクロンなどの製造ライセンスを買っていましたから、Warbird(まさしく戦闘機)とは血筋が同じなのかもしれません。

それにしても、キャラウエイのV16と言い、このWarbirdと言い、アメリカ人はやるなあ~。

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エンジンが先か?モーターが先か?

2008年11月06日 | エンジンの怪

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疾走する電磁石エンジン!

画像は手ブレではありません。またスピードがスゴク速いわけでもなく、カメラを三脚に固定して撮影しましたが、シャッターが0.2秒ほど開いていたようです。

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で、静止画像がこちら。電源はONになっていてもLEDは点いていないのにご注目です。

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ブツはご覧の”大人のおもちゃ”ではなく、”大人の科学”の付録。

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コイルは手巻き。

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本体の書物にはモーター進化の100年が記してある。

まあ、これを眺めているうちに、今までは(消え行く?)レシプロエンジンのことばかり考えていたわけで、電気モーターだって長い歴史があることに気がついたのです。

続く。

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215はタイヤサイズじゃない!

2008年11月05日 | エンジンの怪

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215って、タイヤサイズにしても大きいほうだと思うが、事もあろうか、215キュービックインチだという。つまり、2気筒エンジンの行程容積。

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VツインエンジンにありがちなOHVではなく、チェーン駆動によるDOHC。

4バルブなのは、6インチボアの燃焼室を小さくするためには必須だろう。

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クランクベアリングはプレインメタル。ケースもクランクシャフトも全部ビレットだ。

気になるお値段?

エンジン、トランスミッション、スターター、その他システム込みで4万!

もちろんドルで。ttp://www.baddogcycles.com/index.phpからでした。

しかし、BAD  DOGって直訳以外になにか意味があるのだろうか?

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”ウワサ”はホント!

2008年11月02日 | エンジンの怪

人気ブログランキングへ 本当に久しぶりのメカネタ。

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大抵の情報は、公式なリリースとか、自分で確認した限りでなければ、まあ”ウワサ”なのですが。

”チョイノリのカムはプラスティック”は事実でした。

カムのみならずカムギアまで・・・・。

2.800kmという走行距離では、新品同様。

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なぜ判明したかというと、以前に紹介した覚えがありますが、ドライブチェーンが外れてしまい、矢印の部分がダメージを受けてしまったので、この部品を交換することに。

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予備知識も持たずにカバーを外したら、目に入ったのはプッシュロッドとロッカーアーム(といっても役目はカムフォロワー)。

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カムはカバーに残っていた。

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プッシュロッド、ロッカーアーム、カム

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プッシュロッドがヘッド側のロッカーアームから外れてしまうと、こういう状態にならないので、組み立てるときは要注意。

意外と言ってはメーカーに失礼だが、バイクのエンジンでOHVのメカニズムは希少な存在だが、洗練されているのには少々驚かされた。

そこで思い当たる節があったので・・・・・。

スズキの製品を検索してみると、OHVエンジンは量産されている。

他にもあるかもしれないが、発電機だ。

汎用エンジンなら、OHCよりコンパクトにできるOHVの利点はある。

そうなると、プラスティック製カムも耐久性が立証済みだったのかもしれない。

ただ残念ながら、”チョイノリ”というネーミング以上の使い方を想定しなかったのかもしれない。

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小さいけれど大きいエンジン

2008年07月28日 | エンジンの怪

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構造を説明する模型だが、これがエンジンだと言われても俄かに信じられないかもしれない。

プロモーションビデオをみれば、作動原理は分かる。

実働テスト?

マツダのローターリーエンジンと同じ大きさで2000馬力が可能だというから、本当ならスゴイことだ。しかし、その場合は冷却が難しいと思う。

もっと心配なのは、ウエブサイトが2006年から更新されていないことだ。ttp://www.angellabsllc.com/index.html

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16つながりで!

2008年06月29日 | エンジンの怪

雨の日曜日の午後は、YouTubeをみて過ごすのも良いでしょう。

まずはW16エンジンの組み立て風景。長~いクランクシャフトには恐れ入りますが、クランクケースの構造がバイクの4気筒エンジンと同じなのに興味深い。

16個のピストンの動きが良く分かります。

16気筒と言えば、その昔にはH型16気筒というのがありました。コレも見てサウンドを聞くことも出来るのは感激です。

YouTubeで役に立つのは、似たタイトルの動画のリストが表示されることで、BRMのV16はあまり良く知らなかったなあ。

ヘルメットで当時ではなく現在の走行と知ることが出来き、素晴らしいコンディションに驚かされますが、こんなものを見てしまうと生で見て音を聞きたくなるのは、どうしたものでしょう。

V型エンジンは結構昔からあり、同じ会社がH型にチャレンジした理由は分かりかねます。もっともイギリスの航空機エンジンではロールスロイス イーグルⅩⅥというⅩ型16気筒なんていう失敗作もありますから、昔のイギリス人のエンジンにたいする情熱は大したものです。

おまけに、おバカなバイクを。

まあ、多気筒のエンジンが欲しければこういった方法があるのは事実ですな。しかし始動するのは大変・・・・。

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