団塊世代MACCHAN(まっちゃん)の、<人生これから>だよ!

リタイア後17年、人生を日々面白がる楽しみを綴ります。健康と家族と友人を大切にする、年金生活爺さんの「残日録」です。

安全確保は手間隙かかる!?

2008-09-25 | 農作DIY
この数週間は、食の安全を脅かすニュースがまたまた主力を占めた。チンピラの民間会社が出来心でやったのならまだ救いがあるがそうではなかったことに加えて、安全をチェックして責任をもつ国をはじめ行政の機能が、全く働いていなかったことに寒くなった人が多かったはずだ。

我家が手間隙かけて農作物を手作りし始めたのは、別に安全を担保することが第一目的ではなかったが、結果的に毎日口にする食物が安全なら手間隙は金には代えられない、かけがえのないものだという気持ちが強まっている。

今日は棟梁とのスケジュール調整がつかず三ヶ日の工事を休みにしたが、さらに木曜の定例テニスを休みにしてもやりたいことが他にあった。しばらく気合を入れていない、農作業だ。草だらけの休耕部分の除草をして手押し耕運機で耕し、大根・白菜・小松菜・春菊・水菜などの冬野菜の種を播いた。葱に追肥をやって、秋茄子で頑張ってくれているナスの剪定をもう一回やって、あわよくばもう少し収穫を楽しみたいと手入れした。

B畑の脇道を通る近所のお年寄りが、収穫したゴマの干し方を教えてくれたので全て刈り取った。不要になった衣装ケースに山盛り2杯、ぞろぞろ這い出す2種類のカメムシと何種類かの大小のいもむしが煩わしいが、こいつらも必死なんだよな。我家には農家のような土間が無いので、ガレージの軽トラを屋外の駐車スペースに追い出してゴマ干し作業開始。

こういう時は「デイケア」でも褒めてくれている、「一心不乱」作業が得意な母の手が大いに助かる。刈り取ったゴマの茎から葉を取り去り、実だけ残して陰干しするのだ。両の手のひらで一束を7束作るのに、母・かみさん・私の3人工で2時間近く。これから乾燥後ゴマ粒を取り出して、洗ってゴミを取り出してまた乾燥させて、店頭で販売されている「袋入りゴマ」にするにはまだまだ時間がかかるだろう。

店頭で1Kg数百円で売られている落花生、100g数百円で売られているゴマなどを見るにつけ、こんなに手のこんだ作業をすることに疑問が湧かないではない。しかし、単に生きるための糧は出来る限り自分で作りたいなどと大それたことを言うまでもなく、自らの手で作ることの意義がこれほど重要だと思える時が、こんなにも早く訪れるとは思いもよらなかったなぁ。
コメント
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