団塊世代MACCHAN(まっちゃん)の、<人生これから>だよ!

リタイア後17年、人生を日々面白がる楽しみを綴ります。健康と家族と友人を大切にする、年金生活爺さんの「残日録」です。

映画「万引き家族」を観る

2018-06-30 | 日々雑感
映画は2~3年に一回くらいの割合でしか観なかったMacchan、昨年9月の名古屋のミニシアターで観た「人生フルーツ」と今年3月に浜松のミニシアターで観た「ヒトラーに屈しなかった国王」に続いて、またまた映画を楽しんだ。

きっかけはテレビでドラマや映画を日課のように楽しんでいるかみさんに誘われたのに乗っただけで、宗旨替えしたわけではない。映画はマイナー産業になったと言われて久しいが、浜松は場所的に映画ファンには恵まれていると思う。中心街と浜北に東宝シネマが、またレアな作品を楽しめるミニシアターも潰れずに健在だ。

今回は今年のカンヌ映画祭で「パルムドール」という最高賞を受賞した是枝裕和監督の「万引き家族」という、ちょっと気になる作品が観られるというのでかみさんの誘いに二つ返事で同意。
誘われて30分後には家から車で10分ほどの浜北西友に隣接する東宝シネマに出かけた。

是枝作品を観るのは「そして父になる」以来2度目、前回も今回も「家族とは何か」という深遠な題材ながら暗くかつ深刻になり過ぎず描き社会に問いかけている。脚本・監督(演出)を手がける是枝さんの技量も確か、出演者のリリー・フランキー以下樹木希林、安藤サクラら子役たちも含めて演技が達者で、最後まで観飽きることはない良い映画だ。

家族の在り方が激変してきた現代、ちょっと奇をてらったタイトルは「それでもなお結びついている家族こそが本物だ」という監督の哲学そのものなのだろう。またちょっと映画ファンになりそうな気がしてきた。
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知多半島バス日帰り旅行

2018-06-27 | 旅行
旅行は大好きですが、特にこの一ヶ月は旅行づいてますね。日帰りのバスツアーは滅多にないですが近所の買い物の際応募した無料旅行券が当たって?、これが主催者の手だとは分かっているのですがもう一人分正規料金を足してかみさんと出かけてきました。

安売り中国桂林旅行と同様、内容は盛りだくさんで旅行スポンサーのお店に寄って買い物を勧めるという趣向です。今回のメインスポンサーもよくある宝石店、最短コースからだいぶ外れて小牧市へ90分のうんちく講座&勧誘。もう2回目ですがロスタイムとは考えず、店内や接客ぶりをじっと観察しながらどうやって事業を成功させているのかと考え店員の説明を虚ろに聞きながら楽しんでいるMacchanがいます。

昼食は知多半島先端の地ビールレストランのバイキング、40名9割が女性参加者の中で唯一人ジョッキの黒ビールを飲みながら「全国数ある地ビール屋も繁盛しているところは少ないなあ」と、またまたしみじみ店内を見回していました。

続いて訪問したのが「野間大坊」、知りませんでしたが四国48箇所巡りのお遍路に換えてこの寺を訪れてお参りすれば同じご利益があるというありがた~いお寺です。
なんでも48寺の砂を庭に撒いてその上を順に歩かせる、数々のお経はくるくる回るドラム状の木車を回せば全て終了など、ちょっと安易ですがチベット仏教のお寺のような合理性が数々見られます。

そして一人10本まで自由に摘んで持って帰ってもいいよというお花畑や、知多半島名物の佃煮屋やえびせんの里にも寄ってお試し用の小袋土産をいただき、ちょっと満足な気持ちで実質一人半額のバス日帰り旅行から戻りました。
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「遊び小屋」デーにゲストがやってきた

2018-06-26 | 「遊び小屋」を遊ぶ
初夏に入ったけど、梅雨明けはまだですよね。涼しい快適な日が続きましたが、梅雨の中休みで陽が射して蒸し暑くなりました。

旅行づいている6月ですが、恒例の「遊び小屋」ではこんなに忙しない月でもしっかり定例会を開催して楽しんでますよ。先週はいつものメンバーに加えて、ゲストを迎えました。

と言ってもかつては泊りがけで何度も来てくれていた天狗会(駅前の居酒屋で3ヶ月おきに開催している不思議な飲み会)仲間のIさん、体調を崩して泊りがけの会を控えて数年。ほとんど快復したけど万が一を考えて昼食会に切り替えて継続していたら、「遊び小屋」を懐かしんでまた行ってみたいとのリクエストあり。

Macchanよ~く考えて、定例「遊び小屋」デーに送迎つきでご招待したというわけです。Iさんは10歳ほど先輩で兄弟会社のY発動機の名渉外担当だった方、グループ会社で知らない人はもぐりと言われても仕方がないほどの有名人。「遊び小屋」メンバーのふくちゃんは共通の仲間だ。

いつものように自分が食べたいもの飲みたいものを適量持ち寄って、場合によってはその場で調理もして昼食タイム数時間を缶ビール1本の制限はあるけど、ぐだぐだだべり昼寝もし薪風呂にも入って夕方それぞれ帰っていくという他愛もないが安上がりで比類なき気楽で楽しい集いですよ。

うーさん、なべさん、かずさんも加えて6人が既知の仲間のようにわいわいがやがや政治経済社会問題をはじめ、怪しい話題も含めテラスに今年も育ってきた葡萄を如何にハクビシンから守るかのハウツー話題まで幅広く、最後まで盛り上がり湧き上がったのでした。

固定メンバーの自由参加も緊張しなくていいけど、たまにはゲストを加えて新たな楽しみを求めるのも悪くないですね。
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「オーレリアンの庭」になれるか?

2018-06-23 | 非日常
そう広くもない我が家の庭は、家を取り囲む部分はすべて花を育てるのが好きなかみさんの手によって植栽に覆われている。四季を通じて何かの花が咲き、心を和ませてくれるのがいい。

花が咲いていれば各種の蝶や蛾もやってくるし、種類によっては庭内で次世代が育つものがあるのも微笑ましい。しかし幼虫の食害で柑橘類や山椒の幼木が、時には丸裸になって枯れてしまうこともある。

そこでかみさんは知恵を絞って、青虫をレモンの木から移動させて孫1号の虫かごに入れ畑のミカンの木から餌の葉を補給する作戦に出た。青虫は給餌を食し、数日で蓋の裏で蛹になった。アゲハ類では他にクロアゲハやアオスジアゲハなどが飛来するので、何が出てくるのか楽しみだった。毎日蓋を開け閉めして観察すること2週間くらい、薄い緑から茶色に変色した蛹からキアゲハがかえった。

蓋を開け放っても、しばらくは羽を乾かすように静かに開いたり閉じたりしていた。

わ~わ~言いながらそれぞれのカメラで何枚か写真を撮り終わった頃、蝶は羽化した時より一回り大きくなって名残り惜しそうに?飛んで行った。

昨年末NHKで「オーレリアン(ラテン語由来で愛蝶家の意味らしい)の庭」という番組をやって、かみさんはビデオに録画して楽しみに時々見ている。元手がほとんど不要で「人生おもしろがる」趣味を、我が家では種類が異なっても二人ともそれぞれ満喫している。
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母の一周忌に3兄妹夫婦が集う

2018-06-18 | 団塊世代
先週末母の一周忌を行った。葬儀は母の子・孫・ひ孫まで30名余が集ったが、今回は3兄妹夫婦6名が奥浜名湖舘山寺温泉「開華亭」での大部屋合宿形式の集いだった。

妹2人はMacchanのそれぞれ大学高校時代からの親友と一緒になった。かみさんも含め集った6人は全員昭和22~25年の団塊世代、互いに知り合ってなんともう半世紀前後にもなる年代もの同士だ。それぞれの連れ合いの理解と多大な協力があって、父が他界する前から20年に亘って父母の介護を分担してきた「戦友」同志でもある。

大勢が集って賑やかに過ごすのが好きだった母には、遺影を傍らに置いて想い出を語り合いながら会食した。

2次会はそのまんま部屋に戻り、Macchanが30歳の頃シンガポールの取引先から土産で頂いたスコッチバレンタイン30年を開けた。40年間何度も引越し荷物と共に移動した古酒のラベルには、「互いに60歳になったらお祝いに飲もう」と3人のサインがあった。10年遅れたが揃って70歳(古希)になった親友同士は、同じ70年前に樽詰めされた美酒に酔った。

一夜が明け先週の岐阜旅行に続いて好天に恵まれた奥浜名湖を1時間余クルージングし、舘山寺周辺をぶらついたあと父母が眠る市営三方原墓地を訪れた。

葬儀こそ葬祭センター紹介の僧侶(おっさま)にお経をあげて頂いたが、92歳で大往生した母には本人だけが昔から暗誦できた「般若心経」をみなで墓前唱和した。

もう四半世紀もしないうちにお迎えがくるはずの団塊世代、今後の墓はどうなるかは誰もわからない。ご先祖が知ったら目を白黒するかもしれないが、まぁここまではこんなやりかたでよしとしてもらおうかい。




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信濃大町・奥飛騨・高山・長良川鵜飼、4泊5日欲張り旅(その4)

2018-06-17 | 旅行
バスのパックツアーも顔負けの2泊3日の欲張り「岐阜県の旅」、いよいよ最終日を迎えました。

今回企画してくれたAさん夫妻は、岐阜市で長く暮らしたこともあって自分たちも友人を案内しながら県下各地の名所旧跡を何度も訪問したらしい。観光には好天は何が何でも必要不可欠の要素だと思うが、本人たちも「この時期は雨でもしょうがないか?」と覚悟しながらも相当なプレッシャーだったでしょうね。参加9名がみんな晴れ男晴れ女だったとは信じられないけど、とにかく奇跡的に3日とも雨なしの好天に恵まれたのが何より。

ちょっと興奮した鵜飼の長良川畔で朝を迎え、前日宿の豪華なお膳朝食に負けないくらい気が利いた美味しいバイキング朝食だった。中でも絵心がある調理人がせっせと焼いてくれたのが鮎パンケーキ、こういう「おお~」って感じる付加サービスが「洒落た、気が利いた」という評価につながるのではないかな?

宿「十八楼」がある川端の街名はそのまんまの「川原町」、出発までの小一時間は散策タイム。町名入りおそろいの鵜飼を絵にした名産品岐阜提灯を軒に提げ、店舗も民家も構えに気遣いながら訪問者をさりげなく迎える。
岐阜市は下水道の蓋でさえ、鵜と鮎のモチーフ。楽しいね。

最終日の最初の訪問地は「関ヶ原町歴史民族資料館」。学校の歴史授業で学習した薄い記憶では東軍と西軍が長々と戦ったという印象だったが、各種資料調査の仮説と断りながらも、新たにIT化した説明ビデオではたった半日7時間で決着がつき「天下分け目」になったと言い切っていた。
これらを楽しく面白く説明していたのが、素性を明かさない謎のボランティアと思われる歴史愛好家、なり切りコスチュームがまたまたよろしい。「高山陣屋」といいここといい、今や観光地の魅力付加価値はボランティア説明員のパフォーマンスにありでしょ。ありがとさん!

続いて近くの「関ヶ原ウォーランド」へ。合戦場の100分の1スケールに、各武将陣営と戦いの場面をコンクリート像で生々しく?再現したもの。漫画チックではあるが、資料ビデオではなかなかピンとこない歴史苦手だったMacchanには理解の助けになったな。

最後の訪問地は、幹事Aさんお勧めの「国営木曽三川公園」であ~る。浜松人のMacchanにとっては、関西に向かうと必ず渡る大きな川が「木曽川・長良川・揖斐川」の三川(さんせん)。こんなに大きな川が3つも並んで海に注ぐのは、全国広しといえどもここしか無いのでは? 

学校で習った「輪中(わじゅう)」の実物や、ダムの無かった時代の治水工事には興味があったが、CGを使ったビデオ解説で一気に解決満足した。

65mのタワーから眺める三川の流れや雄大な景色、名古屋の高層ビルがこんな近くに見えるのかという驚きもおまけについた。

それぞれの地にバラバラに帰る仲間と別れを惜しみ、満足度150%の余韻を引きずりながら隣接の治水神社で感謝の頭を垂れてきた。




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信濃大町・奥飛騨・高山・長良川鵜飼、4泊5日欲張り旅(その3)

2018-06-16 | 旅行
名物の朴葉味噌など高山名物の朝食をたっぷり頂き、陣屋前と川沿い2箇所の朝市をぶらぶら楽しむ。地場の農作物やお母さん手作りの漬物などが豊富でお手ごろ価格、いわゆる観光地特有のみやげ物屋より心がなごむね。

「岐阜県の旅」2日目が始まった。まずは博物館施設 飛騨民族村の「飛騨の里」、県内のいくつもの古民家を移築再建し生活生産用具のコレクションを見せ、数百年昔から続くこの地の人々の暮らしぶりを紹介している。
国指定の重要文化財が多いが、近年は萱葺き屋根の再生が困難とみえ苔むし草むし木が生えているものもあり。これ以上進むと風情がある里が離村廃村風景村になるかも、と一観光客は無責任な思いを馳せる。

高山ICからは高速道移動し途中「ひるがの高原SA」に入り、ちょっと早めのランチは名物の「けいちゃん(鶏肉)」そば&どんぶりとソフトクリームを食す者多し。食後は刃物の町関市までさらに南下して、「刃物会館」でよく切れそうな包丁・ナイフ・爪切りを購入する者多し。岐阜市が近い。

長良川は水かさと川幅が増し、大河の片鱗を見せ始める。大きく蛇行した中流には戦国時代から勇名をはせた武将の居城、金華山の岐阜城が有名だ。
平均年齢古希の団塊世代中心のグランドシニア(爺&婆ともいう)の9人連れは、昨日に続きケーブルカー利用の省力登山で標高329m山頂のお城へ。


残念ながらオリジナルの木造城は焼失し戦後コンクリート製になって復元されたが、城郭最上階からの市内一望のダイナミックな見晴らしは、多分道三も信長も眺めて戦略を練った景色と余り変わらないと思うな。

ぶらぶら歩いていたら腹も減ってくる。岐阜県の旅は2日目もまったく雨が降る気配がなく(いやいや期待してないってば)、今夜はいよいよ鵜飼を見物しながら観覧船上パーティーだぜよ。
鵜飼観光宿としては歴史も長く格調も高そうな「十八楼」へ投宿、暫し休息していよいよ3時間の鵜飼見物のはじまりはじまり~。

鵜匠はなんと「宮内庁式部職」、代々家系の男子への世襲職なんだそうです。頭が高いぞMacchan!、ハハ~ッ。しかし核家族化少子化で後継者が不足しているのは、正に天皇家と同じで宮内庁も頭が痛いですね。
日暮れ時はるか前から鵜匠の鵜飼レクチャーがあり、いよいよ船に乗り込んで川上へ。豪華弁当が用意され、事前に注文した各種地酒とビールがメニーメニー。前夜祭&夕食&部屋飲みで繰り返された「乾杯」4回目!
村でもこのツアーでも、酒が伴う席ではいつも最後まで乾杯し続けているコンビはKさん、いつもにこやか無線工事のプロで日本山岳会員のわれらが山登りのリーダー、ハーゲンクラブ新会員候補?

食事が進むとな~んと、トイレ設備がない他の観覧船用に3千万円かけたというトイレ専用船が登場し、丸々とした大型鮎をこんがり狐色に人数分焼く調理専門の小舟まで登場。名高い鵜飼もここまでやるとは! ちなみに鵜が捕獲し呑み込んだ鮎には独特の歯型?があって、高値で取引され行き先は既に決まっているんだそうです。

日暮れてお腹がいっぱいになりほろ酔いになった頃、待機していた鵜飼舟に赤松薪のかがり火が焚かれ花火が数発上がっていよいよ鵜匠による鵜飼が始まった。最盛期の週末は20艘ほどでるそうだけど、当日は5艘がお出まし。
6~7羽の鵜を操り何度も繰り返し潜って追い込まれた鮎に挑戦するも、われらが船の目の前で演じられた鵜飼の成果は10匹余。近来は魚影が薄く梅雨時で流れも濁り気味でーー、全盛時は100匹の余も捕れたものだがのと観覧船の船頭「とも乗り」さんも申し訳なさそうに声が小さい。

まあそれでも鵜飼がここまで伝統的で感動を伴うものだったとは、期待以上に美しく幻想的なショーでした。今日も天気と名幹事のAさんに感謝しながら、寝る前の部屋飲みで5回目の乾杯をしてから幸せな眠りについたのでした。


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信濃大町・奥飛騨・高山・長良川鵜飼、4泊5日欲張り旅(その2)

2018-06-15 | 旅行
3日目は、エコノミスト村環境委員会の仲間家族との9名の旅の始まり。小学生の遠足の時と同様もう60年余りも、楽しみにしていた旅の朝は目覚ましなしでも早くから目覚めるもの。前夜祭でのはしゃぎ過ぎも飲みすぎも物かは、8時前にはみな集合して車4台に分乗していざ奥飛騨へ向けてしゅっぱ~つ。

今回北の山から南の河口までの類稀な「岐阜県の旅」を企画してくれたのは、かつて岐阜大学で長く研究職をしていた委員会メンバーのAさんご夫妻。うれしくなるような想定外の上天気、親しい仲間との久々の泊りがけ旅行、浮き浮きしないほうがおかしいね。

松本経由で奥飛騨へ、格段早く便利になった安房トンネルを抜け平湯温泉を通ってまずは新穂高ロープウェー。1100m地点から北アルプスの名峰をドーンと見渡せる2200m地点へ、乗り継ぎながらわずか計11分で昇ってしまう文明輸送機。2階建て121名乗りは年間運転で四季折々の憧れの景色を望めるらしい。

ああ汗もかかず、こんな絶景を目の前にしていいのか! 穂高連峰が手に取れるように迫る、おっと~あれは憧れの槍ヶ岳じゃないかい? 梅雨入りして台風も近づいているというのに、どうして岐阜県下だけ好天なの? いいのいいの、一行9名の心がけがいいのよ。ーーーということにしておこう。

下界に降りて遅めの昼食は、名物のラーメン&飛騨牛入りコロッケ。目の前を次々に走り抜けるランナー達がいる。なんだって?100Kmのウルトラマラソン大会? 全国からこんなに大勢ランナーが集まってくるのか! 市民が給食給水から応援まで受け持って、まるで市を挙げてのお祭りだなぁ。さあ、今夜の宿泊地高山市街へ。幹事のAさん夫妻が苦労して予約してくれた歴史のある名旅館宝生閣に早めにチェックインし、日暮れが遅い水無月の趣きある街をぶらぶら歩き。

江戸時代初期の17世紀末、幕府直轄の天領になった高山は郡代・代官が治める地。金銀が採れ、各地の城や社寺建築のための良質の檜材を産出し、外様の加賀藩や一揆を企てる農民を監視するために幕府から派遣されたそうだ。国史跡の「高山陣屋」は、郡代・代官の公邸兼執務所であり治安機能も年貢倉庫も兼ね備えていた。

係員はやさしく分かりやすい説明で、国内外のお客を楽しませる。みんな歴史ある美しい町を誇りにし、「観光こそが市の産業で飯のたね」という決意に満ちあふれているね。でもみんながつがつしてないし、物腰が自然で優しく親切。景観も人の心も素晴らしい町だね。

Macchan二度目の訪れでも新たな発見がいくつもあり飽きない街並み、外国人の姿が目立つ。みんな心から楽しんでいるのがよくわかる。

古い鍛冶屋を見つけてぶらっと入ると、欲しかった囲炉裏の焼き物小道具「渡し」を売っていた。「遊び小屋」で使う、今回の旅唯一の道楽用購入品。小市民Macchan、思わずにんまり。
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信濃大町・奥飛騨・高山・長良川鵜飼、4泊5日欲張り旅(その1)

2018-06-13 | 旅行
中国桂林の旅から戻ってまだまだ余韻興奮覚めやらぬうちに、またまた次なる旅に発ってしまった。この1年は2ヶ月に1回は行っている信濃大町「エコノミスト村」に2泊、さらに村の環境委員会の仲間5名と家族を加えた総勢9名2泊3日の「岐阜の旅」は欲張りな満足旅になった。

すでに梅雨入り宣言があったこの時期は、何といっても天気が心配。週間天気予報では列島南岸沿いに梅雨前線が停滞している上に、早くも台風5号が接近しているとのこと。まあ最悪雨に煙る地味な景色を眺めながら、いつもの楽しい仲間と酒が飲めるわいと思いながら大町に向かって出発した。

往路は飯田・伊那街道で塩尻経由、何店もの道の駅を覘き贔屓のスーパーTSURUYA塩尻店で買い物。2日間は外食メインなので食料は朝食用にほんの少し、後は豊富な品揃えのワイン棚から晩酌用のチリ産赤ワイン6本とつまみの数々を購入。

「新潟の3大米菓メーカー」の新商品を見つけてMacchanご満悦。いつもの「えびカリ」は「オリジナルガラムマサラ入り」、その他「柿の種」は新種&期間限定のオンパレード。三社とも売れ筋定番に胡坐をかかず、商品開発次々よ~がんばりますのぉ。(Macchan、わざわざ遠くまで行って何してんねん!)

いやいや、猿公に爪で引っ掻かれた網戸もちゃ~んと張替え修理しましたで。

村内には比較的地味な白い梅雨時の花々がそちこちで見られ、朴の木の花が早くも花時を終えヒヨドリバナが2ヶ月近くも早く開花が始まっていた。

旅最初の2日間アルプスの山々は全容を現さなかったが、夜中に少し驟雨があった程度でまずまずの天気。さ~て後半の本番「岐阜の旅」の唯一の心配事は雨だす。 天気予報はどうだい? ん~?予報画面の雨雲の流れは愛知・岐阜県だけ途切れ途切れに流れてるんじゃないかい! 
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あっと驚く「中国桂林3泊4日」超安旅行(その5)

2018-06-06 | 旅行
あまりにも安上がりで楽しかった桂林旅行記の最終回です。

正陽街という市中心部の繁華街にはもちろん、国家命令で整備されたはずの市内のあちこちにはまだまだ店頭販売や露天販売は健在でした。異国の人々の日常生活を観察するのも楽しみなMacchanにとって、これらが全く存在しない街にはあまり興味がありません。それでも各種規制と指導があるのか、以前よりは随分整然さと清潔感?が出てきたような気がします。いいような悪いようなーー。

実演販売中の唐辛子製品の路上実演加工、通りかかっただけで辛味が眼と喉に染みますが、鮮やかな手つきで実演するおばちゃんは紙マスクを着けただけでへ~ちゃら。

片言でも「3つ千円、千円」とか言われると冷やかし半分で交渉する気になりますが、多くは地元語だけで意思が通じませんし身振り筆談して購入するほどの差し迫った欲求もありませぬ。食べたことのない美味しそうな亜熱帯の果物に興味あるも、量がむっちゃくちゃ多いしぃ。

道頓堀もまっさおのダイナミックで安い串焼きもよ~けおまっせ、よ~見てみなはれイナゴはもちろんムカデもサソリもクモもおりますがな! 東南アジア各国街角興味津々のMacchanも、これはパス。ジャストルッキング。

フリータイム2時間、脚も疲れ喉も乾いて、ちょっとその辺に腰掛けて何か飲みたくなりますよね。公認コミッションビジネスありの実業家添乗員の白さんが解散前にお勧めくださいましたのが、この辺ではこじゃれたティールーム。おいしいコーヒーも暫くぶりに飲んでみるか、そうそうバスの中で「この店のマスターのお祖母さんが90歳でお元気。一日100個限定の美味しい月餅(げっぺい)を今でも自ら作ってますが売り切れたらそれでお終いです」と言ってたなぁと8人のご一行様はドヤドヤと入っていく。日本語堪能なマスターは商売上手、限定のはずの月餅と自宅で生ったというミニトマト付きのコーヒーを出して、次々に土産用の箱入り月餅(実はあんこ入りのただの洋風饅頭)の注文をとってホテルに届けるという。お勘定はコーヒー一杯@40元(約700円!)、ここは六本木の喫茶店かよ! まあ商売上手という類のもんでしょうか。

こうして価格の2~3倍は十分楽しんだという気持ちで最後の夕食を食べ、3連泊目を過ごすホテルに戻り前の晩と同じように今度は4x2名でまたまたMacchan部屋で「お別れ」宴会の開始。翌朝が早いので1時間半限定、「ラテックスマット屋」での珍交渉場面の再現で飲み笑い転げる。

翌日は上海浦東空港経由乗り継ぎだけで7時間以上かかる、一日がかりの帰国便。なが~い乗り継ぎ時間を利用してまたまた宴会をやってたら、出発案内ボードにいつまで経ってもゲート案内が出な~い。
2時間前になってやっと表示されたと思ったら、なんとなんと東方航空東京成田行き便そのものがキャンセルと書いてある。上海付近の集中豪雨で支障が出た滑走路のせいで、夕方の便は次々間引きになった模様。添乗員は桂林空港入り口でとっくにお別れしちゃったし、どないするべか?

英語を喋るのがまあまあ可能なまっちゃんとてっちゃんが成り行き上、広い広い空港内をぐるぐる走り回りながら交渉すること4時間。成田までスルーだったはずの預け荷物を受け取り、「追加料金なし」で翌日の同便振り替えとバスで1泊2食(弁当でした!)付の宿を確保することにやっと成功! 中には翌々日便に回されたツアーもあったらしいので、「不幸中の幸い」と言うべきでしょう。

しか~し、またまた問題発生! 国際規格ではないホテルは国際電話ができない、爺婆連のガラ携やスマホも国外では通話役立たず、何故かネットもうまく繋がらず家族にも連絡不能。今回の旅とは無関係のJTB上海オフィスは週末の夜でもうやってない。こうなったら腹を据えて?、またまた部屋で宴会だべ。翌朝にやっとメールが届いたらしいけど、半日行方不明になって連絡先家族には心配をかけてしまった。

超安でもさすがJTB、習近平さんそっくりの現地スタッフがトラブルを聞いて翌昼前にホテルに駆けつけて空港までバスで見送ってくれた。ありがた~い気持ちで30時間余ぶりに機上の人になれた。こうして3泊4日いや4泊5日実質観光2日、宴会回数6回の珍しい初体験いっぱいツアーが無事?終了したのでした。


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あっと驚く「中国桂林3泊4日」超安旅行(その4)

2018-06-05 | 旅行
「桂林市内観光とショッピング」という日程のツアー正味2日間の最終日、ありましたよ「掛軸店」「工芸品店」「ラテックス店」「茶芸店」の必修科目は4店。いくつも経験してきている激安超安ツアーには付き物なのでな~んも驚かんどころか、展示品や説明勧誘の裏に隠れたカラクリ仕組みを自分なりに解明してやろうと、最近は積極的に楽しむ余裕が出きている嫌味な爺なのであ~る。

「掛軸店」「工芸品店」の共通点は店の入り口で高級品?をそれなりの雰囲気でさも高そうに見せた後、数万円から数百万円の手の届く範囲?の品々を勧めるのが常套手段。写真は「重要文化財」?と説明していた精巧な工芸品だが、もし本物ならそもそも激安ツアー客が訪れる土産店にあるのが???だよね。まあ何百人にかに一人でも買ってくれれば目的目標は達成なのかな。それにしても各観光立国の日本人ツアー客を案内してくれる添乗員さんや連れて行かれる店の店員さんたちは、何故こうも日本語が上手なのだろう。トルコもヴェトナムもカンボジアもタイも中国も現地添乗員さんは大学の日本語学科で学んだなどバリバリのエリートが多く、今回の白さんは池袋近くで働きながら3年間日本語を学んだとのこと。

「ラテックス店」は天然ゴム材料の高級枕とベッドマットの販売。日本で買うと14万円程度の商品が半額以下で買えると、これを買うのが半ば目的と上海や北京旅行にも行った常連の方が16名のツアーご一行にもおじゃる。
少々重いけど掃除機でパックを吸引し最小にして持ち運びできるようにし、運賃分更なる割引に加えてキャリーバッグまで只でくれるサービスもあり。買わないMacchanは快適なベッドの上で寝たふりをしている間もなく、腹を抱えて笑えるほど面白い値引き駆け引きに岡目八目として加わる。

「ショッピング」とは銘打っていなくても、添乗員さんの公認?委託コミッション販売やリベート目的で?友人の経営店にさりげなくお連れするなどというのもあるある。食事時「サービスのおつまみで~す」「ワンドリンクはサービスで~す」というのはほとんど訳あり、そのものずばりのお土産注文取りが食事中から始まることも。でも買っても買わなくても、激安旅行を支えるスポンサーだと思えば微笑ましい。

政治体制と土地国有化のなせる業と思えど複雑な気持ち。多分世界遺産指定の条件としての街整備のために、強制的に立ち退きを命じられた住民は地方都市でもアパート住まいが多く、なぜかどこもかしこも各階の窓にまで堅牢な格子付き。もしかして中国名物アングラマネー「箪笥預金」「金銀財宝」を守る自衛策?

「アクセス制限&監視あり」ながら電子ネットは世界有数の普及率。サイクルシェアシステムはスマホで管理、すっきりしたもの。街では紙幣で買い物をしているのは外国人と老人と低所得者?くらいのもので、ほとんどがスマホ支払いであっという間。限られた紙幣と不足分をクレジットカードで支払う、異国爺のレジ時間の長いこと。

政府から地方まで共産党組織が徹底していると見えて、「何でもあり」の中国ではあるが理想?を目指す政治生活スローガン看板をあちこちで目にすることできる。簡体字になった今でも漢字としてまあまあ読める異国人にとっては、通訳なしでな~んとなくこの国には何が欠けていて何を目指しているのかわかるのが面白い。
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あっと驚く「中国桂林3泊4日」超安旅行(その3)

2018-06-03 | 旅行
ちょっとティータイム?が入りましたが、また2~3回ほど『あっと驚く「中国桂林3泊4日」超安旅行』記にお付き合いのほどーー。

何百何千あるかわからない「タワーカルスト」と言われている100m前後の山々には、ほとんど全てに鍾乳洞が存在するらしい。早朝から夕方まで実質観光2日間の初日最後は、市中心街から最も近いところにある鍾乳洞へ。入り口には小さな磨崖仏が並んでいるが何か変、よく見ると首から上が取ってつけた様子。ガイドの白さんの説明では、文化大革命の時に顔が削られ近来になって復元されたらしい。侵略と革命は古今東西を問わず貴重な人類文化を蹂躙する。鍾乳洞はヴェトナムと同様色彩豊かで、賛否両論いやいやドンビキ?それほどでもないか。

夕食後は4組のハーゲンクラブ夫婦が男と女4人ずつに別れ行動、かみさん達はオプションツアーの「桂林ナイトクルーズ」へ、そして本来のハーゲンクラブ男衆4人組はホテル隣の土産店で酒とつまみをどっさり買い込んでMacchan部屋に集い、てっちゃんカムバック祝いと称して酒盛り開始。酒は桂林名産の桂花(きんもくせい)酒と黄酒そして地ビール。飲んでるのは地酒だけど、盛り上がる話の中身はてっちゃんの3年間アンマン駐在報告と不在中3人でやっていた町田や相模原の飲み会とほとんど同じ。でもいいんだこれで。写真はおまへん。

観光2日目は「桂林市内観光とショッピング」、後者は希望してないけど国内外問わず超安ツアー旅行にはもれなく付いてくる必修科目。何も買わないと決めている似たもの4組の夫婦も、どうせ行くなら楽しもうと手ぐすねひいてバスに乗る。

昨日から何度となく通る桂江にかかる橋の付近は整備され、川の流れも想像よりはずっと緩やかで水もまあまあきれい。しかし「あっと驚く」ことに、何と泳いで横切っている人が! 早朝から街角や公園で各種の体にいいことに勤しむ住民たちは、この川でさえアスレチックの対象になるらしい。「夏にはみんな泳ぐよ」と地元のガイドさんは至極当然といった顔つき。

朝一の観光は市の外れの360度ビューの畳彩山へ。100mもない高さだが、一行全16名の中には見ただけで階段登山を諦めた人が何人か出た、景観と同様登山道(階段)も急峻な山。

捨てる神あれば拾う神あり、帰りはスーパー滑り台(有料@40元)という手もあり。だれよ上り下り逆だとよかったなんて言ってたのは、ありえね~だろ! 必需品の尻保護用厚手腰巻と軍手のサービスあり、観光で飯を食っている桂林は施設は何でもどこでも有料で高いそうな。そうさね庶民には入場料+別料金40元(約¥700)はちと高く日当に相当する人もいるかも。

「日塔と月塔」を公園から眺め、美味しいが食べきれないほど量の多い昼食を共にし、腹ごなしに「木龍湖公園」一周ウォーキングをし、逍遥楼に登って市内を眺め繁華街を覘き歩く歩く。
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梅雨入り直前の花華の競演

2018-06-01 | 四季折々の花華
中国桂林ツアーの記事の途中ですが、一週間家を空けているうちに家の庭を始め「遊び小屋」庭も畑も花華の様子ががらっと変わっていました。桂林ツアーの記事はまだ続く予定ですが、ここでちょっとティータイムにして今しかない花華の競演を紹介しましょう。

(「遊び小屋」庭編)

かみさんが10数年前に亡くなった盆栽好きの父親から受け継いで地に放った「皐月ツツジ」が満開になっていた。つぼみの少なさから「今年はへそを曲げたかな?」と思っていたが、どうしてどうしてこの2~3週間のリカバリーは素晴らしい!



その他の花華も皐月ちゃんには負けてられないわよ、と競演に加わっているようだ

畑から10年前に株分けして湿っぽい駐車場に植えたものが、さほど花が小さくならず頑張って咲き始めている。

(畑の周囲編)

畑の「道沿い」と農作小屋までの駐車スペースに菖蒲の花華が植えられていたり、


いや~新たな10年に向かって株分けして、増えた分をどこに植え替えようか? どなたか少し貰って頂ける方いませんか?

コスモスなどは勝手に種が飛んで生えていたり。それにしてもコスモスは狂い咲きじゃなくて5月中旬から咲き始めるんでしたっけ?


(わが家の庭編)

何度か紹介しているので新鮮味はありませんが、ことしもささやかに鉢植えだけどハイビスカス(フヨウ属ムクゲの仲間)が咲きました。まさに夏の花というイメージですね。
最近流行っているのかあちこちで見かける白アジサイのアナベル、つぼみや咲き始めは薄いグリーンですが咲いてからどんどん白く大きくなっていきます。茎が細く折れやすいのが難点?
コメント (2)
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