団塊世代MACCHAN(まっちゃん)の、<人生これから>だよ!

リタイア後16年、人生を日々面白がる楽しみを綴ります。健康と家族と友人を大切にする、年金生活爺さんの「残日録」です。

御幣(ごへい)に見守られ、作業は進む!

2008-10-30 | 遊び小屋DIY
ある種の感慨があった昨日の「棟上」神事?だったが、今日も棟梁と作業場へ行ってみたら冷たい北風に吹かれながら、健気にも一番高い母屋の真中にうーさん手作りの御幣が翩翻(へんぽん)と翻っていた。

出来れば次なる作業の「垂木(たるき)=屋根の骨格」取り付けに早く入りたいのだが、昨日の現場監督の注意事項に「垂木を取り付けると作業がし難くなるので、その前に柱や梁の金具留めをしっかりやっておくように」というのがあり、今日は忠実に守ってV字型金具3箇所と羽子板付きボルト6箇所の追加取り付けをやった。高所の上、柱や梁が入り組んでいるので、とても作業がやりにくい。

これからは梁から上の作業が増えるので、コンパネを数枚ビス留めして足場代わりにしているのが、柱上と梁の接合金具留め作業のやり難さに拍車をかけている。目に見える作業の進捗はないが、それでも建築物の強度に直接関係がある作業なので慎重に時間をかけて進めて行く。ということで、今日は写真で報告できる進捗は無かったが、骨組みは更にしっかりしたと思う。

いつもどおり日暮れまでの作業を終えて棟梁のうーさんを送り届けたあと、自宅近くの浜松医大に入院している合唱仲間のSMさんを見舞った。腹部動脈瘤のステント手術が成功して、期待以上に順調に回復していた。食欲も旺盛で、表情が「千日回峰行」を終えた阿闍梨(あじゃり)のように研ぎ澄まされ、問いかけへの反応も良くなっていた。

我が団では最高齢の80歳代前半のHさん、70歳代前半のMさんと並んで、その中間年齢のSさんがこの一ヶ月に揃って手術を受けた。不死身のHさんと再手術のMさんは既に快復して練習に復帰しているが、Sさんも一日も早くよくなって手術三羽烏の揃い踏みを遂げて欲しいものだ。うーさんとOさんを含めた「我ら浜松男声合唱団」の70歳以上の5人衆は、80歳90歳になっても元気に合唱を楽しめるよいお手本になってほしいものだね。


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やっと棟上にこぎつけましたぞ!

2008-10-29 | 遊び小屋DIY
一週間ぶりの棟梁うーさんとの作業は、待ちに待った「棟上」だ。この2週間棟上関連(梁より上の束立てや母屋載せ)の作業をやってきたが、棟梁の都合に合わせて合同作業が出来る今日まで最後の母屋載せをとっておいた。

別にこだわることはないのだが、なんとなく「けじめ」で神事をやりたくなった。無宗教の二人が「神事」というのも変だが、打ち合わせなしで今朝うーさんを迎えに行って驚いた。Webで検索して「御幣=ごへい」(神事の時に使う和紙製のビラビラの飾り)を作ったというのだ。私も作ろうかと思ったが、まあ「作業小屋」なので今回は酒を捧げるくらいでビラビラ(私は名前を知らなかった)はいいだろうとネグったのだった。さすが棟梁、使命をよく心得ているわい。

三ヶ日の工事現場に向う道すがら、コンビニに寄ってワンカップ大関を仕入れた。これで神主を除いて必要要素は揃ったぞ。現場に着いたら、おーっと現場監督のなべさんがいるじゃないか。なに?来てくれたんだ!!月曜日の合唱練習の時、隣の席にいるなべさんに「明後日棟上完了なんだけど、監督来て~くれるかな?」と囁いておいたのだが、これがなべさんのいいところ。「行くぞ」とも言わず、気にしてそっと来てくれているなんてね。

「ほ行母屋」を載せる前に「ほ行」の3本の束頭のホゾを調整して、うーさんと厳かに母屋を載せた。真中の束「入りました~」、右側の束「入りました~」、いいぞあと一つ。しかし、カケヤで叩いても入らない。裏側を覘いたら、ホゾとホゾ穴が2cmくらいずれている。いやな予感がしてメジャーでホゾとホゾ穴位置を計測したら、通し柱の間隔が272cmで2cmも拡がっている。先週垂直を出して固定したのに、ずれてしまったのか?垂直を再確認しても、特に異常がない。調べたら、右側の通し柱の梁上部分が反っているのが原因だということがわかった。こんなことがあるのだ!

しょうがないので鳩首会議の末、左側のホゾ穴を2cmずらしてあけなおして事なきを得た。ま、最後までトラブったが、自己流の神事をやって酒を撒き立会人の腹にも「お神酒」を撒いて、無事「棟上」は終了した。めでたし、めでたし!!3人がそれぞれ持ち寄った弁当をゆっくり楽しみながら、これからの工事のことや早くも出来上がってからの楽しみ方などにも話題が及んだ。

まだまだ緊張が続くが、大きな?節目をクリアできた満足感で一杯になった。
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窮余の一策(追い込まれると出てくる知恵)そのⅡ

2008-10-28 | 遊び小屋DIY
なんという、いい天気だ! 冬型の気圧配置になって北西の風が強いが、近郊の山々も浜名湖もクリアに見通せていつものいい景色の50%増しだね。今日も弁当を作って、単独作業に向う。棟梁のうーさんの合流は明日になるので、めでたい?棟上(片流れ屋根なので一番高い母屋を上げて棟上完成)の最終作業はとってある。

棟上には漕ぎ着けられないが、やることはいっぱいあるぞ。柱の上下を2箇所ずつV字型金具で留めようとしているが、この金具は平面が確保できないと使えない。従ってL字型金具も併用して補強することにしたのだが、柱に近い狭い面積に太くて長いビスを6本ずつねじ込んでいかなければならないので、下穴あけもねじ込みも骨が折れる。

次は昨日悩んでそのままにしてあった、「五列梁」の「い行桁」と「ほ行桁」との羽子板付きボルトの取り付けだ。梁と桁が形作るコーナーを補強する火打ち梁に邪魔されて、どうしてもボルト用の穴があけられない。悩んだ末に、しょうがないので重い火打ち梁を外すことにしたが、外したら独りでは元に戻せない。更に無い知恵を絞って、両方のボルトを適当に緩めておいて片方を取り去るとブラーンとぶら下がるのではないか? 完全にぶら下がると高所ではリカバリーしにくいので、紐をつけてぶら下がり具合を調節したらどうだ?(写真参照)と思いついた。

羽子板ボルトを直角に交わる短いボルトで固定し終わって、紐を引っ張って梁を引き上げ両側のボルトを締めなおす。高所作業なので、何度も足場を上り下りして必要な工具や材料を取りにいったが、これもなんとか成功! もう一箇所も、勢いに乗って休憩なしでやってしまった。おやじの独り遊びにすぎないが、こんな些細な工夫も上手くいくととても愉快だ。

ほくそえみながら作業をしていると、道行く人からも声がかかる。半年前くらいに声をかけてくれた、名古屋から移り住んできた名も知らぬご夫婦だ。「足場を組んで本格的にやってるので、業者任せにして自分で建てるのは諦めたのかと思ったよ」と、人を喜ばせるのが上手い人達だ。

棟上後の作業内容は今までとガラッと変わるので、道具や用具を整理しておこう。日暮れの冷たい風に吹かれながら、明日以降の作業に思いを馳せた。 
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棟上直前のトラブル

2008-10-27 | 遊び小屋DIY
朝晩の冷気が快くなってきて、蚊の出没が少なくなったのが助かる。週が明けて「作業小屋」の棟上が間近になってきたので、単独作業だが現場に向う足取りが軽い。しかし、現場に到着して眼が点になりそうになった。

先週は木・金と天気が荒れて結構雨量が多く、工事も出来ないほどだったのをすっかり忘れていた。柱や梁・束をブルーシートで覆って帰ったのは先見の明があったのだが、そこには深い池が4つ出現していた。下から見上げると、出産間近の牛か馬の腹みたいになっている。よく重さでシートが裂けなかったものだ。駐車場掘り下げの時に出た石運びに使ったバケツがあったのを思い出し、水を掻い出しにかかったが高所恐怖症には力が入りにくく苦戦だ。そうだ、土台の水平出しをやった時に使った10mの水盛り管(透明ビニールホース)があったじゃないか!

人間追い込まれると、色んな知恵が出てくるものだ。ホースの先に羽子板付きボルトをくくりつけて水溜まりに沈め、下に垂らした別の先っぽを口に銜えて何度も吸った。作戦成功!! 四頭の牝牛の腹は、あっという間に萎んでしまった。早く棟上して、屋根を張らなくてはね。

シートをはずして次なる作業は、先週「監督のなべさん」から指摘されていた、足場の手摺りの高さを均一にすることだ。咄嗟の時に空を掴む危険性があるという尤もな指摘だったので、端材を番線で固定して高さを均一にした。安心度が増したので、高所作業をやることにした。「梁五列」は蟻ホゾだけで「い行」と「ほ行」の桁に引っ掛けた状態になっている。荷重耐久力に欠けると思うので、羽子板付きボルトで固定しようと13mmのドリルで穴あけたいのだが、2個目が「火打ち梁」が邪魔して真っ直ぐあけることができない。折角取り付けた「火打ち梁」を外すしか手がないか? 

思案投げ首しているところに、下の道にBMWが止まった。ん~?、家の近所のMTさん夫婦だ。どうした今日は?平日だぜ。有休をとってのドライブ中に、ブログで見ているだけの工事現場を確認しに寄ってくれたのだ。「思ったより本格的にやっているので驚いた」と褒めて?くれた。夕陽が沈みかけて、工事現場の近くで立派なログハウスを建てて引渡しを受けたSさんが声をかけてくれて、薪ストーブのテストをしてほの温かい木の香のする居間でコーヒーを淹れてくれた。美味かった! トラブル2連発で疲れ果てていたが、2組の友の心遣いに癒されてほっとした。

(写真は、一人では難しい作業だったが、長い母屋を1本「束」上のホゾを調整しながら載せたところ。重かった!)
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地域小学校区自治会大運動会が開催された

2008-10-26 | 地域交流・地域文化
昨日から会場の有玉小学校で準備した、地域12自治会対抗大運動会の日がやってきた。天気予報は曇りながら降水確率は20%と、まずまずの日和だ。しかし7:15分から始めた我が自治会の準備を終えた時には、急に北西の風が強く吹き始めて雨がパラパラ降ってきた。なんだかやばいぞ!

準備のための軽トラを自治会公民館と小学校間2往復させているうちに、自治会長Kさんから大会は決行になったことやテント下が雨に濡れたので、雑巾を沢山持ってきてくれとの電話が入った。えらいこっちゃが、今更雨天順延になって同じ準備を2度するのも億劫だし、出場者も役員も1週間後も同じ人数が揃うとは限らない。ただでさえ、自治会内11班の班長のうち今日は2名都合が悪くなり、うちのかみさんなど代役を2名補充したばかりだ。これでいいのだ!

大会本部の役員を兼ねている「体育・文化委員」はもちろん、自治会内の他の班長は三つも四つも役割を兼ねている。13種類の競技種目の内、6種目が対抗戦の得点競技種目だ。事前エントリーされた出場希望者では足りなくて、各班長から本番ぎりぎりの出場者調整や勧誘がなされた結果、何とか全種目フルエントリーの出場を果たせた。

会計のSさんが手配してくれた「どんどん」の弁当はボリューム満点、味もまずまずで何よりご飯が炊き立てで温かかったのが嬉しかった。各役員が受け持った役目は、いずれも屋外で大きな声で叫ぶ仕事が多かったが、閉会した後も5時までかかった後片付け中も集中力と協働力は衰えていなかった。

8月の盆踊りのイベントの時も書いたけれど、色んな課題がありながらも地域自治会のイベントに集中し皆で協力して成し遂げた後の連帯感は格別だ。こういうことが積み重なって、やっと地域交流が成り立ち意味を持つのだろう。交流は、待っているだけでは出来るものではないことだけは確かだ。
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地域小学校区自治会大運動会の準備

2008-10-25 | 地域交流・地域文化
居住地域の有玉小学校区12自治会の連合大運動会が、いよいよ明日に迫った。3ヶ月前から毎月のように会合を開いて、開催準備をしてきた大イベントだ。240世帯の我が自治会の会長以下11班長が毎月集まる役員会でも、班長の輪番役員である「体育・文化部長」として核になって準備を進めてきた。

1ヶ月前にプログラムに参加募集要項と申込書を添えて回覧したが、一部を除いて定員に満たない。1週間前に班長経由で再募集をかけたが、まだまだ定員割れは解消できない。例年繰り返される、当日参加者と役員のごり押しリピート参加で埋めることになる。

今日は朝から競技別最終参加人員のとりまとめ(用意する大人・子供別弁当手配に必須だ)と、役員数名で夕方から明日会場に搬入する準備品の点検をした。その後は会場の小学校に繰り出して、本部のテント張り作業他の準備(写真)だ。明日は開会前の限られた短時間に、自分たちの自治会のテントも二張り立てなければならない。

我が自治会からは応援を入れて100人余りの参加が見込まれるので、全体では恐らく1000人を遥かに越える参加者があるのだろう。小学校や体育協会を通じて、浜松市行政が係わる体育振興の代表的なイベントだ。何十年の昔から種目もあまり変わらず、連綿と開催されてきた。小学生を持つ一部家庭の家族が中心に集い参加する会の色合いが強いが、それだったら小中学校の運動会をもっと父兄のみならず地域住民にオープンにして開催した方がよさそうな気がする。

以前にも地域体育振興会の役割に疑問を投げかけたが、多くの市民が健康維持増進のためのスポーツに興味を持ち多岐に亘る活動をしている現在、体育振興会の在り方は当然変えていかなければならない。そのためには文部科学省、県や市町村の行政は国民市民のスポーツ振興に関するグランドデザインを描きなおさなくてはいけないのでは??

ちょっと口が尖り始めたが、まずは明日を楽しみにしている参加者に満足してもらえるように、大運動会の運営に全力投球をしたい。夜更かしせず、早く寝なければね!
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映画「おくりびと」に眼を潤ます

2008-10-24 | 日常
1月末の「母べえ」以来、9ヶ月ぶりに映画を観てきた。昨日の夕食時かみさんから「おくりびと」を観にいこうと誘われて、私も意識していた作品だったので二つ返事で「いいねぇ」とOKした。

レイトショウがあるかと調べてみたら、車で10分程のショッピングセンター「サンストリート浜北」内にある「TOHOシネマ」で21:30上映開始とのこと。余裕のヨッチャン、いつものように夕食を肴にゆっくりと晩酌をやって、Webで建築の研究の続きをやって、ブログを書き終わって、かみさん運転の軽トラで雨の中を出発だ。シニアカップル券¥2000を支払って、ど真ん中の席を指定して開始を待つ。お客は20人くらい、いいのかこんな貸切状態で!

ストーリー自体は、笑って泣けてしんみりして満足感に浸れる秀作だ。滝田洋二郎監督が日本映画の大家といわれる監督たちの多くが執着する主題である、「人生とは」「家族とは」何かという問題をしっかり踏襲している。更に「日本の美しい故郷の風景」を踏まえ、この作品の主題である「おくりびと」に代表される人間の職業の貴賎価値観にまで踏み込んでいる。数十年前なら社会派映画と称して暗くなりがちな主題を、笑いとペーソスを織り込みながら巧みに自己主張していく。

主演の本木雅弘さんが、ベテランの山崎努さんや余貴美子さんの確かな演技に助けられながら、しっかりした演技ができる俳優に成長しているのが印象的だ。広末涼子さんは妻役として、夫の「おくりびと(納棺師)」の職業としての価値を紆余曲折を経て認知していく重要な役柄を演じているのだが、地と思われるほにゃほにゃした演技が表に出ていて「いまいち」だと思った。

職業には貴賎が無く、携わる人間が努力していかにプロとして「顧客」を満足させるかに価値があり、その満足度を知って「やりがい」「いきがい」に通じるのだということをこの映画は語っている。山形県の美しい故郷風景と暖かい人情が相俟って、この映画を観終わった満足度を更に高めているんじゃないかな。暖かい気持ちになれる、よい映画だった。



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雨の日の「遊び小屋DIY」研究

2008-10-23 | 遊び小屋DIY
昨日の天気予報で今日明日は雨模様ということだったので、「作業小屋」の工事はあきらめていた。昨夜半からの驟雨に反して、今朝の天気は一時薄日が射す小康状態。暫くサボっている、農作業のリカバリーチャンスだ。朝食後すぐB畑に行って10坪位の面積を耕して、先日篠原で頂いた「早生タマネギ」の苗約100本を植え付け、空いたスペースに「にんにく」も植えておいた。

昼からはまた本格的な雨模様、こんな時は晴耕雨読の先人に倣って「読書」と言いたい所だが、小屋建築の「バイブル」の復習とWebサイトによる細部の研究だ。棟上後にはすぐ屋根張り作業が続くが、「アスファルトシングルルーフィング」を選択したいのだけれども「バイブル」には記載されていない。そこで次なるは、日頃私のWeb版バイブルである「DIY日曜大工で家をつくる」(http://tezukuri-uchi.hp.infoseek.co.jp/index.html)が頼りだ。

私と同様3坪の小屋作りから、自分の家まで「日曜大工」の延長線で建ててしまったすごい人のレポートだが、建築過程を「微に入り細にわたり」解説している。これを教科書と言わず、何と言おうか。そこで今回近いうちに始まる屋根張り作業に、役に立たせてもらおうと思ったのだ。一昨日「現場監督」のなべさんにも概略を教わったのだが、シングルルーフィングの周囲すなわち軒先と「けらば」に「水切り」を付けなければいけないらしい。これがトタン板製でいわゆる「板金加工」を必要とするのだが、想定外の作業なので初歩から研究が必要なのだ。(写真は上記サイトに掲載されいる、手作り「水切り」の実例)


1時間ほど研究してみたが、加工面積が大きいだけに中学の職業家庭科で「金切りバサミ」と「ゲンノウ」で作った「塵取り」レベルの工作で果たして出来るのか、いかに恐れ知らずのMacchanでもまだ自信がないぞ。もうちょっと、雨の日研究が必要だな。
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棟上近し、「作業小屋」

2008-10-22 | 遊び小屋DIY
このところ変わり映えしない写真で、どこが進捗しているか分からないと思いますが、どうもすみません! 当事者にとっては毎日冷や汗をかいているので、それぞれの写真に意味があるのですよ。今日は棟上作業5日目で、本当の棟上までこぎつけたかったのだが、「に行母屋」と「ほ行棟木」上げを残して時間切れになってしまった。

写真は明日雨が降るとの予報なので仕舞いにブルーシートを掛けたところだが、桁上に右下がりに並んでいる柱材が右から「い行桁」「ろ行母屋」「は行母屋」までが完成した。次の「に行母屋」と「ほ行棟木」は、束の上に載せられずに梁の上に置いてある。ちなみに作業小屋は、左上から右下への「片流れ」屋根になる予定だ。

今日の作業は昨日の「現場監督」のアドバイスに従って、土台柱と本柱の上下にV字型の金具をダブルで8本の太い釘で留めていった。下穴をドリルであけて、ゲンノウで力いっぱい打ち込んでいく。柱が10本の両面上下、合計40箇所320本の下穴あけと釘打ちだ。更に土台柱20本に1箇所ずつ金具を追加していった。これで大半の体力を使い果たしてしまったが、目に見える棟上作業の進展も期待したいところだ。

これからの作業は足場板よりさらに高所作業になるので、太い麻のロープを張ってそこに高所作業用安全帯を引っ掛けることにした。万が一の対策が出来ると気持ちが大胆になって、梁上の作業でも高所恐怖症が幾分萎むような気がする。梁上の束12個上下のホゾ調整と「カスガイ」各2本の打ち込み、そして庇分まで長くなった「ろ・は行母屋」を束のホゾを調整しながら叩き込んだ。

これが見かけは余り変わらなくとも、少しずつ進捗している内容だ。棟梁うーさんとの協働作業は今週はこれで終りだが、棟上完了まではもう時間の問題になった。やっとここまで来たのだなぁと、今夕の晩酌は少し格別なものになった。
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「現場監督」登場す!

2008-10-21 | 遊び小屋DIY
三ヶ日の現場で作業する時は、大体10時頃から17時ごろまでやることが多い。昨日現場監督に就任してもらうことになった「なべさん」にそう伝えておいたら、10時半にはにこにこしながらやって来た。あ~、本当に来てくれたんだなぁ。

普段からブログを見ていてくれたので、状況の概略は把握してくれている前提で、今疑問に思ったり不安に思っていることをいきなりいくつかぶつけてみた。アドバイスには専門用語や業界用語がたくさん含まれていて、その度に「それどういう意味ですか?」と聞くが、一生懸命素人に分かるように説明してくれる。

斜面に建てられた小さな小屋の柱状土台が石の上に置かれているだけの構造については、斜面の下側に小屋を支える「固定アーム」を2~3箇所取り付ける案をくれた。その他、効率的な建築金具の使い方に、いくつか直ぐ実行できそうなものがあった。昨日までの作業内容を説明したら、自分が愛用していた「下げ振り」を取り出して、早速四隅の柱2方向ずつの垂直度を測定。柱の上下で270cmの1/1000程度の3mm位までの誤差ならOKだよという事だったが、実測結果は最大10mmあり、仮筋交いのビスを緩めてやり直し。

間柱材をテコに使って、5~10mm位の調整をする方法を教わった。浅いホゾが抜けてきて少々てこずったが、なんとか0~3mmの振れ幅に納めることができた。垂直が固まったところで柱を金具で固定していく作業に移ったが、監督はこの実作業も含めて夕方の作業終了まで付き合ってくれた。プロのちょっとしたアドバイスで、今日一日でなるほどと思うことがいっぱいあった。これからも時々顔を出してくれるとのこと、ありがたいことだ。

写真は、流石にヘルメット姿が板についている「監督」だ。今日話を色々していたら、なべさんは大学では建築ではなく機械工学を専攻して、転職後に建築を勉強したとのこと。異色の経歴をもった建築士だったのだ。
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「作業小屋」棟上3日目の作業

2008-10-20 | 遊び小屋DIY
今日は単独作業のつもりだったが、かみさんが暫く振りに工事の進捗状況を見たいと三ヶ日の現場についてきた。これが今日の作業には非常に役立って、感謝感謝!

先週末迄に立てた9本の柱の垂直を出すために、棟梁が自作した「下げ振り(錘重=すいじゅう)」を使い、柱1本あたり2面ずつの「下げ振りの糸」との間の距離を測定して、距離が等間隔になるように箱型の構造物を前後左右に調整した。これは上下で二人一組でやる方が圧倒的に効率がよく、柱を一本ずつ仮留めし直した後、間柱材で「仮筋交い」を1面に2本ずつV字形にビス留めしていった。

8本全てを留め終った時には、構造体はビクともしなくなった。流石に、「筋交い」効果というのはすごいものだ。勢いに乗って梁上に屋根を支える束を取り付け始めたのだが、「は行」で早くも挫折してしまった。建物正面手前から「ろ~ほ行」左から「1.4.5列」の12交差点に束を立てるのだが、図面上で「は行桁」と「五列梁」の重なりの計算を間違えて、束が3cm短く逆に「は行桁」下の10本目の柱が3cm長くなっていたのに気付いて組み立てが中断してしまった。

柱は切り詰めてホゾを1箇所作り直すのは簡単だったが、両端にホゾがある「は行桁」上に立つ3本の束を3cm長く作り直すのは結構骨が折れる。夕方になって突如来襲した蚊に食われながら柱の端材を使って罫書いていったが、今日は7時から暫く振りに合唱練習があるので残念ながら時間切れ。

練習場で会った新現場監督のなべさんに早速明日現場を見てもらえることになったので、急遽棟梁のうーさんも明日の作業に参加することになった。自然に、気合が入っちゃうじゃないか!

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「篠原タマネギ」の植え付け手伝い

2008-10-19 | 地域交流・地域文化
浜松西部の篠原(しのわら)町は、砂地を活かした各種の作物名産地として有名だ。特に早生のタマネギは、甘くトロっとしていてレストランのプロなど全国的にもファンが多い。

今年も篠原の旧家を守る先輩のSIさんから、植え付けの作業手伝いの声がかかった。中秋の爽やかな秋晴れが続く今日、朝から自治会公民館の清掃当番を済ませて、ちょっと遅刻で駆けつけた。

「おーいるいる」みんな頑張ってるな。何年も続けて伺っているので、顔なじみも増えている。昨日中に用意されていた立派な苗の束を受け取って、美しき縞模様にこさえられた畝にまたがり、微妙な指の感覚を頼りに少し深めに2列に植えつけていく。広い畑も年々手馴れた者たちの手で、たちまち苗で埋められていく。1時間半も経過した時、いつもより早めに作業は完了した。

農作は畑作りと苗作りが辛く難しいものだが、知人友人達にはいわば美味しい「植え付け」と「収穫」をやらせてくれ収穫物まで持たせてくれる、SIさんご夫婦はありがた~いスポンサーだ。年2回の作業を終えると、常連さん手製の「シフォンケーキ」や近所の美味しい「パン」や「フライ」でもてなしてくれる。参加者に気遣いさせない、とても上手でスマートな労い方だと思う。

SIさんがボランティアで開催に手を貸している「音楽会」に、義兄弟の「狩猟」や「沖釣り」などの豊富な話題にしばし寛いで、いつもながらにゆったりまったりした気持ちになって篠原を後にした。
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現場監督が登場するか?

2008-10-19 | 遊び小屋DIY
先週は悪戦苦闘しながら、なんとか「作業小屋」の棟上の50~60%を終えたが、そこに嬉しい知らせがあった。合唱仲間の建築士なべさんには、機会ある毎に「現場を覘いていろいろアドバイスをお願いします」と声をかけていたら、彼らしい謙虚なコメントが「我ら『浜松男声合唱団』30~80歳」のブログ(http://hamadan-gasshou.cocolog-nifty.com/blog/)に投稿されたのだ。

(原文のまま)
ーーさて、毎日読んでるけど、気になる事が 一点。 「かすがい」と「すじかい」を取り違えてますよ。斜め材で柱を固定するのは、筋交い(筋違い)で、道、幹、等を違える事です。柱の場合は、力(圧力)を土台に違えると言ふわけです。鎹(かすがい)は木と木を継なぐ金物です。
ところで、昨日から第二の人生生活になったので、現場でのアドバイス、もできます。手作り、試行錯誤を、楽しんでるから邪魔かな?ーー

声をかける度にニコニコしながら「いやー」と謙遜していたが、やっぱり心配していてくれたのだ。追いかけるようにメールで、「建築工程を教えて」と聞いてきた。嬉しさで、ちょっとほろっときた。

なべさんは大学で建築を学び、建設会社に勤務して定年を迎えた本格派だ。当然「遊び小屋DIY」プロジェクトでは、現場監督をお願いするつもりだ。心強い味方ができたものだ。

(写真は今年も夏の日陰作りに大いに活躍してくれた「西洋朝顔」。秋が半ばに入ってもなお、2階の軒先まで蔓を伸ばして毎朝眼も楽しませてくれている。)
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「作業小屋」棟上2日目が終了! ん~っ??

2008-10-17 | 遊び小屋DIY
「作業小屋」棟上2日目の作業を、棟梁と朝からやった。昨日単独作業でやった、足場板が建物周りをグルッと取り囲む構造にしたのが、結果的にものすごく役立った。

先ず足場板を支える直角三角形のパイプの上に、ダブルで納品されて余る間柱材を2~3列ずつ敷いた。これで「作業小屋」の周囲を、高さ2~3mで歩き回れることができるようになった。続いてその足場板を頼りに一昨日立てた柱材6本の高さを、改めて計測した。場所別にノートに記録していったら、やっぱり「ほ行一列」の柱の部分が5cm長い。眼の錯覚ではなかったのだ! 前日確認した設計図のサイズは合っていたのだが、刻み作業で間違ってしまったのだろう。

ということで、「ほ行一列」の柱をはずしてホゾ穴を5cm下にあけ直して、再び梁を組み直すためにカケヤで叩いたところ、一列の他の柱2本が浮き上がった。 ん~っ? なんじゃこれは?? 再び計測し直したところ、なんと「ほ行一列」の柱に組んだ梁が逆に5cm低いじゃないか!! な、なんということ? 何が起こったか理解できず、暫く呆然としていた。

結局元のホゾ穴位置は、間違っていなかったのだ! 再計測時の計り間違えか?今となっては分からない。 先刻あけ直したホゾ穴は残ってしまったが、これは「青春の蹉跌」だ。長く良い?思い出として残るだろう。その後の作業は、高所恐怖症と戦いながら順調に進んでいった。重い柱を込み入った足場の隙間を縫いながら担ぎ上げ、ホゾとホゾ穴の調整をノミで一つ一つ行いながら組上げていった。

「三歩進んで、二歩退がる」を繰り返しながら、なんとか日暮れまでに「箱型」部分の骨組みを組上げ終えた。棟上が完了するには、更にまだこの上部に屋根下の「束(つか)」を立て「母屋(もや)」、「棟木(むなぎ)」を組まなければならないが、なんとなく棟上が終わったような気分になって棟梁と記念写真を撮ってしまった。
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納得がいかなかった翌日の臨時作業

2008-10-16 | 遊び小屋DIY
今日は棟梁と約束した作業日ではなかったが、昨晩から考えていたことをやり遂げようと単独の臨時作業をやった。頑丈なパイプ足場を築いたが、建物周囲を取り巻く作業用の足場板の支え(写真参照)をケチって、1面ずつの使い回しにしようとしていた。順調にこつこつ仕上げていけるなら、足場板を支えるパイプを付け替えながら使用できるのだが、昨日みたいなハプニングが生じるととても作業にならない。

足場にしている単管パイプは、この一年価格が急騰した。BRICS諸国の需要急増によって鉄材が不足したのが原因で、この1年自動車や造船業界なども鉄鋼メーカーの値上げ要請を受け入れたニュースを聞いていたが、こんな末端製品にも影響が及んでいた。例えば丁度1年前に三ヶ日の建築現場に材料保管用の簡易置場をパイプで作った時(2007年10月11日記事「遊び小屋の準備(そのⅠ)」参照)の単管パイプは、3mが¥1000、4mが¥1190だった。それがたったの1年間に、35%も値上がりしたのだ。

足場板を周囲に回廊状にするためには、3坪の「作業小屋」でさえも直角三角形状の板支えが12箇所必要になる。一箇所あたり2本のパイプの他に、3個のジョイントも必要だ。そこで費用セーブのために時間がかかってもいちいち付け替えて作業しようとしたのだが、これではとても「はかがいかない」と判断して泣く泣く?追加投資の決断をした。(Macchan、表現が大袈裟だよ!)

パイプは長いほうが割安なので、軽トラに積み込めるギリギリの4mを3本購入して、80cmと60cmの2種類18本をディスクグラインダーで切り出した。足場は込み入った構造体になっているので、既にあった3組に加えて隙間をやりくりしながら更に9組を取り付けた。時間と筋力を駆使して奮闘すること数時間、プロ用の足場がカセット式に足場板を取り付けられる構造になっている理由を、肌身でしっかり感じとることができた。

苦労はしたが明日からの作業はやりやすくなり、事前仕込み作業チョンボのリカバリーも容易になるはずだ。素人の見よう見まねの独善作業は、水前寺清子の「365日のマーチ」じゃないが、文字通り「三歩進んで二歩退がる」だね。
コメント
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