世界は有史以来、軍事戦力の強国が富を求めて他国侵攻し広域な帝国を築いてきた。ついこの一世紀間でも、西欧諸国をはじめイデオロギー無関係の軍事侵攻で、自国領土を拡大占領するのは当たり前の行動だったように見える。歴史を紐解くとかく言う我が国も日清・日露戦争を経て、遅れ馳せながら列強国に伍して帝国主義の領土拡大路線を走ってきたように思える。
世界は第一次・第二次の大戦を経て民主主義を標榜する列国が勝利したことにより、「帝国主義は悪」という前提で平和主義外交が主になってきたのではないか。アメリカは世界の民主主義のご意見番としては、ベトナム・イラン・イラク・アフガニスタンへの軍事介入は目に余るものがあったが、領土占有の意図まではなかったように見受ける。
このほどの8年前のクリミア半島侵略に端を発したロシア(プーチン)のウクライナ軍事侵攻は、半世紀以上ぶりのクラッシックな帝国主義侵略手法そのものではないか。「ロシアとウクライナは民族が一つ」とか「数十年前までのソビエト連邦の仲間」とか幻の「内在するナチズムに対抗する」というのが旗印だ。
侵略後3カ月、ここにきて想定を超えて長引くウクライナの抵抗に業を煮やしたか、一方的な侵略を棚上げしてロシアは守ってやるから「人道回廊・海路」を使って避難しなさいという口調が多くなった。噴飯もので、これで思いつくのが我が国では未だに不法な論法・力でパワー争いを繰り返す広域暴力団の存在だ。
両者の共通点は大義名分をちらつかせながら、結局金を含めた領土争いそのものだろう。偽善の組織のヒエラルキーは、逆さまにすれば一族郎党を含め私腹を肥やす金満体質の図そのまんまではないか。
冒頭の写真は「遊び小屋庭」のミニ畑に育てているパクチー。春の終わりを迎えて味や香りのパンチからは想像もつかぬ楚々とした花を咲かせている。
世界は第一次・第二次の大戦を経て民主主義を標榜する列国が勝利したことにより、「帝国主義は悪」という前提で平和主義外交が主になってきたのではないか。アメリカは世界の民主主義のご意見番としては、ベトナム・イラン・イラク・アフガニスタンへの軍事介入は目に余るものがあったが、領土占有の意図まではなかったように見受ける。
このほどの8年前のクリミア半島侵略に端を発したロシア(プーチン)のウクライナ軍事侵攻は、半世紀以上ぶりのクラッシックな帝国主義侵略手法そのものではないか。「ロシアとウクライナは民族が一つ」とか「数十年前までのソビエト連邦の仲間」とか幻の「内在するナチズムに対抗する」というのが旗印だ。
侵略後3カ月、ここにきて想定を超えて長引くウクライナの抵抗に業を煮やしたか、一方的な侵略を棚上げしてロシアは守ってやるから「人道回廊・海路」を使って避難しなさいという口調が多くなった。噴飯もので、これで思いつくのが我が国では未だに不法な論法・力でパワー争いを繰り返す広域暴力団の存在だ。
両者の共通点は大義名分をちらつかせながら、結局金を含めた領土争いそのものだろう。偽善の組織のヒエラルキーは、逆さまにすれば一族郎党を含め私腹を肥やす金満体質の図そのまんまではないか。
冒頭の写真は「遊び小屋庭」のミニ畑に育てているパクチー。春の終わりを迎えて味や香りのパンチからは想像もつかぬ楚々とした花を咲かせている。