団塊世代MACCHAN(まっちゃん)の、<人生これから>だよ!

リタイア後16年、人生を日々面白がる楽しみを綴ります。健康と家族と友人を大切にする、年金生活爺さんの「残日録」です。

畑の蜜柑の木に初めて花が咲いた

2018-04-29 | 農作DIY
例年5月の連休前後は「夏野菜」の植え付け最適時期だ。毎週折り込みされるホームセンターや農業園芸屋の3月以来の新聞広告には、この時期最も賑々しく苗の広告が掲載される。

あれは商業ベース、本来の農作はまだまだとおっとり構えていたMacchanも、尻が浮いてこのところ好天に乗じて連日数時間畑で作業している。自家で実生の苗を育てているのだが、数日前既に13本の各種夏野菜の苗を植え付けた

更に植え付け用の畝を用意してあるので、かみさんが育てている実生の苗を待ちきれない部分には昨秋取り置きの落花生やオクラなどの種を直播き、さらに里芋なども植えつける。

今日はうれしい発見があった。畑の10数年前DIYビルドの農作小屋のすぐ脇に、自生の柑橘類の木が育っていた。
なかなか開花せず何のミカン類なのか想像もつかず、ろくでなしのじれたMacchanは「実がならないなら切っちまうぞ~」と話しかけていた(ほとんど脅しやろ!)。もっとも切っちまうと、支えてくれている農作小屋が強風のとき倒壊する可能性が高くなるのだがーー。

それが何と高い枝の部分に集中して、大きな花蕾がいくつも付いていたのだ! ええぞええぞ、花蕾の大きさからすると手で剥いて食べる「青島系」ではないように見える。食べ終わったミカンの種が育ったのか、鳥が運んだのか定かではないがいずれにしても種が多い大型柑橘類なのだろう。ほんと、うれしい楽しい。

小屋脇には早くもジャーマンアイリスが咲き始めた。


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最近の畑作事情は記事がないけど、どうなん?

2018-04-27 | 農作DIY
自分で言ってりゃ世話がないけど、確かにMacchanの最近の記事には「農作DIY」カテゴリーがおまへんなあ。どないしたん? ルーツが奈良&大阪とはいえ、ぎこちない関西弁ですなあ。

記事にしてはいないけど、農作業をサボっていたわけではおまへん。暖かい春でどわ~っと生えてきたスギナをはじめ雑草を抜き、寒中から定期的にやっていた耕運機による耕作を続けておりやした。

先々週からは夏野菜の植え付けを意識して、苦土石灰と牛糞を漉き入れ畑作りもやってきた。4月初めからあちこちで売り始めた夏野菜の苗を意識しつつも、ぐっと我慢して本来の季節の月末まで植え付けを待った。

最近は園芸用の花々はもちろん畑用の苗も、Macchanちから半径1~4Kmに7~8店あるホームセンターや農業用品店で年々早めに宣伝し植え付けを急がせる。天候が温暖化していることも関係あるのかもしれないが、早く植えさせて寒冷保護のための用品も加えて購入させるのも折込のプロモーションのように見受けられる。

今週に入って雨上がりを見込んで、いつも行かない西友浜北店構内に最近オープンした「Valorホームセンター」で初めて苗を購入した。かみさんは種から各種苗を育てているので、ここはぐっと抑えてキューリ・トマト・ナス・ピーマンの4種13本に留める。トマトは大手バイオ関連会社に種や苗をほぼ独占化されていて1本2~300円が多く、その他接木苗は200円くらい実生苗は7~80円で買える。

早くも暑い日が増えてきたが、周期的に訪れる冷たい日には風が強く植えた苗が「風に泳ぐ」。これは根付きに大きな影響を及ぼすので、例年通り植えた苗を肥料袋などで覆って保護してやる。

マルチを施さず月初に植えたじゃがいもの芽が大きく育ってきたので、施肥をし低く作った畝の両脇から土を寄せる。ジャガイモは茎が肥大して芋になるらしいので、数度の土寄せで茎を覆ってやるのがセオリー。育ってきた芋が露出すると太陽光で緑化して、ソラニンなどの毒性をもつので要注意だ。

畑には各種雑草に混じって昨秋種を落としたコスモスが早くも大量に芽吹き、6~7年も植え替えていない菖蒲がまだ元気よく育っている。5月の風物詩になるだろう。
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新カテゴリー「四季折々の花華」始めます 

2018-04-24 | 四季折々の花華

寒さ厳しい冬が明け3月に入り急速に暖かくなって、全国どこにも次々と「北国の春」が訪れた。桜を始め春の花々がそろって1~2週間も開花を早め、結果的に花華満開の競演があっという間にやってきた。春を待ち遠しく思う習慣がない暖地の住民には、気持ちの準備が整わないうちに喜びの季節になったというところだろうか。

今春の桜やツツジも花華は何もかも、Macchanの人生70年の中でもこんなに美しく一斉に咲き誇って感動をそそられたことはない。単に歳を重ねて感性が過敏になり、感傷に浸っているだけかもしれない。でもいいんだ、美しいものは美しい。

そこでMacchanブログ開設以来10年余、いろんなカテゴリーであまり意識せずに取り上げてきた手近な花華をできるだけ「四季折々の花華」にまとめて、興味を持っている方々に楽しんで頂こうと考えた。我が家の植栽チーフかみさんとおだててその気にさせてくれた友人Mちゃんに感謝!

つい2ヶ月前まで今冬数え切れないほど結氷した庭の睡蓮鉢は、メダカが元気に泳ぎ回り枯れたと思われたホテイアオイが芽吹き、早くも主の睡蓮も開花し始めた。

わが人生では史上最高の美しさを誇るツツジたち、浜松は民家の庭や道路端の植え込みに多い。永年の浜松市役所の植栽維持活動に感謝! 

我が家もたぶん今までで最高!(だと思う)

テッセン、いろんな種類があるね。

テッセンの仲間、クレマチス。花弁がナメクジかなにかに穴を開けられているのがご愛嬌。

バイカウツギ。我が家の花博士もよくこの名前をお忘れにーー。

ガレージ屋上の花壇に咲くアヤメかな?

ランの仲間、シラン。花をよく観察すると「やっぱり蘭だよね」とかみさん、おいらはよくシラン。

ヒメウツギ。空木(ウツギ)だから茎はやっぱり空洞なんだろか?

ネモフィラ。冬の間大事にし過ぎると徒長の原因になると、今カンニングしている図鑑には書いてあるけどね。

ハゴロモジャスミン、モッコウバラの直後に玄関先で咲き誇り匂い立つ女王様。

10年余何回もネタにしてきた春の庭の花華、今回も飽きずに見ていただいてありがとうございます。

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夏日の「遊び小屋」囲炉裏端の集いも、なかなかのもんでごわす

2018-04-22 | 「薪ストーブ」「囲炉裏」を遊ぶ

桜の開花が例年より10日前後も早まって始まった花爛漫、その後に続く花々も新緑も概ね1~2週間は急いでいるように見える。先週は25℃以上の夏日が各地で連発し、週末には真夏日さえもあちこちで現れた。

そんな大騒ぎの中で「遊び小屋の集い」は、芸能ニュースっぽくなってきた気象予報の喧騒を離れ粛々と月1回のペースで開催されている。メールで案内はするけど出欠返事はMustではなく、気ままに食べたいもの飲みたいものをそれぞれ持参して現地に集う。

先週はうーさん自作の「囲炉裏用椅子」のお披露目を兼ねて、暑苦しい「囲炉裏のつどい」を仲間に案内したところなんと5名が集まった。早くも身がみっちりつまった浜名湖アサリの酒蒸しを作ってくれるもの、週初めにしか手に入らない新鮮なモツを鍋に仕立てるもの、好みの揚げ物を始め美味しそうなおかずをあれこれ集めてきたもの。食べ切れないだろうと思われた量も、わいわいがやがや2時間もするとほぼ完食だぁ。

製作前のマーケティングで3種類もの試作品の高さを検討して決めた椅子の高さ、10cm高いいや5cmだいやこのままでいいと議論百出五月蝿いこと。結局急いでいるわけじゃあなし、もう数回「囲炉裏端の集い」を続けて検討を重ねることにした。

小屋庭の雑草の成長も半月近く前倒しだけど、これまた例年以上の冬の寒さと乾燥に耐え抜いた蘭の一種「ピンクの花色セッコクの万里江」が、大事に育ててきた岳父の没後15年を経過してやっとわが家の窓辺で咲いている。人間の「寒い暑いなんてあんまり関係ないよねぇ」、と至極の~んびりしたものだ。

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早くも真夏日出現の七十七夜に新茶を作る

2018-04-21 | 非日常

「♪夏も近づく八十八夜」、今年は5月2日だそうだね。桜も十日か二週間早かったし今年の新茶はそろそろかなと、お茶どころを多く控える静岡県民はみんな気もそぞろになるころだ。

我が家の茶畑?は三ケ日「遊び小屋」庭の、隣地との境界線上にある。リゾート地管理会社との管理協定で境界には1m以下の生垣を除いて塀を作れないので、隣家と折半して実用的なお茶の木を2~30本植えたのが10年前。

数年前から茶摘をして、試行錯誤しながら少しずつお茶を自作し始めた。毎日小屋に行けるわけではないので絶好の機会を逃すこともあるし、そもそも限られた調理用具しかないしノウハウ技術もおぼつかない。

今春は花々の開花が異常に早かったし、遊び小屋の茶の新芽もとびきり早く育ち始めた。満を持して七十六夜にあたる昨日、かみさんと茶摘だけを目的にして小屋に出かけた。時々会う隣家のTさんも既に新芽をてんぷらにして食したそうで、「おいしかったですよぅ」と満足そう。

45Lゴミ袋に半分ほど摘んで持ち帰り、昨夜は3時間かけて「蒸す」「揉む」「炒る」を何度も繰り返し300gほどの「新茶」に仕上げた。出来上がりを待ちきれず、「生葉もハーブ茶のようにして飲むと美味しいよ」という友人の言葉を信じてやってみる。色は薄いがほんのりとした新茶の香りと、さわやかな味わいがなかなかいける。

そして語呂のいい七十七夜になった今朝、出来上がったばかりの新茶を淹れてみた。う~んいいみたい! 「うちの子」という高下駄を履いてはいるが、少なくとも自作を始めて以来数年間では最も良いできじゃ。

「労多くして実入り少なし」の各種DIYの見本みたいな成果だけど、やっぱり自己満足だけはさいこぉ~。とてもみなさんに「どや!?」と差し上げるほどの量はないけど、冷凍庫に保存して「和尚の水飴」みたいに大事にしておいて1~2ヶ月のうちに来宅された方には酒の替わりに振舞うとするかな。

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35回10年目を迎えた怪しい爺仲間の集い

2018-04-20 | 地域交流・地域文化

Macchanが37年間勤務したY社、卒業してから早10年以上経過した。仕事つながりよりは、趣味や地域を通じての親しいつきあいが多い。

しかし同じ会社のOB同士、上下関係も一緒に仕事をしたこともほとんどないのに、10年間35回も飲み会などで続いている不思議な集いがあってこのブログにも何回か記事を投稿したことがある。(集合写真は2枚とも、出席者I先輩のセルフタイマー撮影)

この集いは年4回3ヶ月ごとに万年幹事のMacchanがアレンジし、手抜きで最初の会場になった飲み屋の屋号がそのまんま会の名前になっている。当初はあたりまえの飲み会と同様夕方にスタートし、三ケ日「遊び小屋」が出来てからは泊りがけでも何回かやった。

悲しいかな70~80歳のメンバーも寄る年波で体調を崩す仲間が現れ、少し中断してから女子会を真似て「ランチ飲み会」に切り替えた。最近はまた元気を回復して昨日は早めの五月晴れの下、誰が数えたか35回目よ~続いたものだ。

共通の体験がほとんどないので仕事の話はほとんどなし、共通の趣味の音楽や健康や介助介護をはじめ社会政治経済の話題なんでもござれ。この数年の会場は浜松駅前の「日本海庄や」でランチタイム終了まで2時間半、その後別れがたく駅前広場のプロントでコーヒーを飲みながらまたワイガヤ1時間が定番になった。

「花粉症がひどい」「桜が早すぎたね」などと不平を言いながらも、花が咲き乱れる上天気にみんなご機嫌。次回7月の集いをまたまた約束して散会したのだった。

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一斉の開花と木々の芽吹きが繰り広げる、春の信濃路絵巻を楽しむ

2018-04-16 | 大町エコノミスト村

先週末の4日間、早い春が花々の開花を一気に促した信濃路を訪れた。

きっかけは毎年2~3回は活動している、信濃大町のエコノミスト村環境委員会活動。毎年まだまだ残雪があるが今回はほとんど消えて、例年連休前に開花する桜やカタクリやミズバショウを楽しんだ。

前半は天気に恵まれ、村からも蓮華岳が望めた。村内に滞在しながら、例年は2~3週間に亘って咲く各種花々を一時に堪能した。

活動はボランティアで行われ、今回は委員会メンバー12名で昨秋間伐された木々の枝や風雪で折れた枝をメインに片付け、近隣の「千年の森」へ軽トラ3台で次々に搬入した。山間部でも枝葉を焼却することがままならなくなったので、引き取り先があることはとても有り難い。

活動終了後は葛温泉から引湯した風呂に入り、飲食を共にしながらワイガヤ歓談をするのも楽しみだ。平均年齢70歳を超えたメンバーも、青春時代と同じように他愛もない話題で笑い転げる。活動最後は残念ながら雨に祟られたが、10月末の次の活動を約束して散会した。

Macchanはいつものように往復560Kmを一般道を運転、往路の飯田・伊那街道と復路の木曽街道共に高度差1000mの間に繰り広げられる圧巻の絵巻物も堪能した。

桜もすばらしいが萌え出る新緑の彩りも、なんとも表現できない美しさがある。

信州名物の各種果樹園の風景もいいですなあ。

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「畑の恵み」春の食卓の彩り

2018-04-13 | 料理DIY

夏野菜に比べると春のMacchan畑はちと寂しい。それでもかき集めると、二人暮らしの食卓を彩ってくれるには十分だ。

昨秋収穫した味噌用大豆の余りは、納豆に変化。香ばしくもっちりしていてうまいよ。発酵タネになった市販の小粒納豆と大きさがずいぶん違うのが面白い。中粒・大粒と書いて売っているのも、煮豆にする通常の大豆の粒には及ばない。納豆用が特製なのか? ネギも畑の隅に植えてあるものだけど、今時はねぎぼうずができていて食味は落ちるね。

可愛らしい花のスナップえんどうも、次から次に実が大きくなる。軽く茹でて好みのドレッシングでシンプルにいただくのがいいね。

これはからし菜、なべちゃんが三ケ日の裏庭に植えてくれたものの3~4代目。杉材風呂桶作り以来の木工師匠Yamashowさんのブログで教わった、作り置きの合い挽きミンチのそぼろと軽く炒める。いや~ほろ苦さとエスニックな香りがうまく合ってうんまいわ。

義弟のりょうちゃんが毎春掘って届けてくれる筍のたいたん、今年は生り年みたいね有り難し。あ、これは「畑の恵み」じゃないか。

朝食にも畑の恵み?? ちゃうちゃうどさくさまぎれでごわす、「遊び小屋」庭隅に萌え出てきたヨモギを集めてかみさんがパンにしてくれましたぁ。ヨモギ餅にするほどの量がとれなかったからと言ってましたけど、なかなかいいアイディアでおじゃったもんせ。ちょっと西郷(せご)どんかぶれでごわす。 

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♪あざやかな緑よ~あーかるい緑よ~若葉がそよぐ

2018-04-11 | 日々雑感

ブログを書いていると「おまけ」がある。あなたが昨年の今日書いた記事はこれですよ、と強制的にありがたいことにメールで送ってくれて忘れやすい爺の脳内を一瞬鮮明にしてくれるのだ。こうして「備忘録代わりに書いていてよかったな」と思うことが時々ある。

1年前の4月10日は「遅れてきた春・春・春」というタイトルで、満開近くなった桜を愛でながら近所を散歩した記事を書いている。春の訪れは今年はものすごく早く、昨年はものすごく遅かったことがよくわかる。

昨日は5月19日(土)に開催する「浜松男声合唱団第8回演奏会」のチラシを、市内7区57箇所の協働センターなどに置いてもらうようにチャリに乗って市役所に持参依頼してきた。中心街に近い浜松城公園内にある市役所の周辺は、既に萌え出る新緑にあふれていた。

昨秋紅葉黄葉を愛でた同じ場所が、わずか4ヶ月余りで彩りも雰囲気もがらっと変わっていた。音楽だ~い好きのMacchanは、その時の景色や気持ちで思いついた曲をよく口ずさむ。歌詞が怪しくなると、口笛になったり鼻歌になったりするのだがーー。

チャリチャリチャリチャリこぎながら口をついて出てきたのは、「♪さわやかなみどりよ~♪あ~かる~いみどりよ~」ーー。調べてみたら「わかば」という題の昭和17年の「文部省唱歌」、団塊世代が昭和30年代小学校の音楽の時間に教わった曲だ。

正しい下記の歌詞を1~2番ごちゃ混ぜにして口ずさんでいた。

1 あざやかなみどりよ あかるいみどりよ 鳥居をつつみ わら屋をかくし かおる かおる 若葉がかおる.

2 さわやかなみどりよ ゆたかなみどりよ 田畑をうずめ 野山をおおい そよぐ そよぐ 若葉がそよぐ.

ああなんとも素晴らしい春の景色、そしてなんとも素晴らしい日本の四季折々の景色よ。今の小学校ではもう昔の唱歌は教科書にさえ載っていないんだってね。「わら屋をかくし」なんて想像もできっこないから、なんのこっちゃわからんわね。そーだね!

公園付近には昭和28年に廃線になった奥山線軽便鉄道のトンネルが、そのまま散歩道として2箇所保存されている。

ゆたかなみどりはトンネルをもおおっていた。

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氷上の求道者・哲学者、小平奈緒さん

2018-04-08 | 日々雑感

先々週首都圏に出かけた時に電車の中で読んだ、朝日新聞(2018年3月30日付)朝刊の記事がなかなかいいなと思って保管していた。「オピニオン&フォーラム」欄のスピードスケート選手小平奈緒さんのインタビュー記事、『「遠回り」の金メダル』だ。

 

中学生の時から高校生を負かすほどの選手だったというから「遅咲き」どころか「早咲き」でもあるのだが、現在31歳ながらスランプを経験しながらも右肩上がりに記録を伸ばし長期間開花し続けていることは驚異的だ。

 

付和雷同しない生き方は「進学先就職先」「単独オランダ留学」などの経歴にもよく現れていて、TVインタビューなどの短時間スピーチの内容でも哲学者のような何かを持っているなと感じて注目しファンになった。

 

『「遠回り」の金メダル』では記者榊原一生さんの聞き方もまとめ方も上手だと思うが、小平さん自身の生き方や考え方が自分の言葉で端的に表現されていて読み手の感銘を増幅させる。

 

「求道者」の多くは言葉少なで表現下手、「哲学者」は往々にして表現が難しく理解しにくいことが多い。「両者」の要素を併せ持った立派な芸術家や俳優やスポーツ選手らは少なくないが、多弁で表現が上手いほど嘘っぽく感じ感動度は低くなることもある。

 

小平さんはその点「どや!?」という雰囲気がなく、淡々と語るのもより説得力を増している気がする。インタビュー記事は朝日新聞や同デジタル版(有料)で確認して、レース後の感動も共有してほしいなとファンクラブ(勝手に作るなよMacchan!)の一員としてはお願いしたいのこころだ。

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「遊び小屋」庭に咲く春の花々(Ⅱ)

2018-04-07 | 四季折々の花華

2週間ぶりの雨が上がって、かみさんのリクエストで10日ぶりに三ケ日「遊び小屋」庭へ花々の観察に出かけた。暖かい浜松でも長い厳しい寒さが明けた今春は、花々が一斉に開花し競演しているから10日も空けると様相はがらっと一変しているはずだ

久々に冬型の気圧配置で晴れ間はあるが、冷たい強い西風が吹いていて花々を観察するには絶不調な条件。飛び交う檜と思しき花粉が猛烈で、粘った眼には涙も加わりカメラ焦点もあっているかどうかよく判らず。

庭の片隅にある昨秋300個も実を付けた渋柿が早くも芽吹き、艶々して眼にも鮮やかな若葉色。

芝の間から除草の荒業?を逃れ芽吹き、見事に咲いた白と黄のフリージャー。かわゆい!

極寒の中で蕾をもった馬酔木(あしび)が、やっと満開になった。聞いても聞いてもよく忘れてしまう花々の名前にあって、こいつは高校の古文テストで読めなかった悔しさで未だに忘れられない。

めでたい紅白のトキワマンサク、この種は文字通り冬も落葉しないで春の花々の競演の仲間に加わる。

毎年紹介しているシジミバナ、正に蜆の身の形そのもの純白の花。

日照が少ない裏庭に群生するシャガ、山里の大木の根元などによく咲いているので日照時間が限られた方がいいのかも。

ああ、早くも春が深まっていく。結局夕方まで少々ムキになって除草もやっちまった。

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春が異常に進化する、浦安界隈ぶらぶら歩き(その2)

2018-04-04 | 旅行

3泊4日の浦安界隈ぶらぶら歩きの旅も、大勢で賑やかに楽しく過ごしているとあっという間に過ぎてしまうものだね。前日の浦安市郷土博物館見学のあと、主目的の音楽教室の発表会もしっかり目の裏に焼き付けてきた。

 2年ぶりだったが、2人とも結構上手になっていた。爺婆ばかぶりを大いに発揮して目を細めたあとは、恒例の廻り寿司Sに大勢で繰り出し皿の山をいくつも作る。この数年節目のお祝いで何度も行ったところだが、安上がりでいいんだけどいつまで喜んでつきあってくれるだろうか。

 孫7号Oの幼稚園入園、4号Tの小学校入学式はまだ一週間先とのこと。散り急ぐ桜見物と真新しいランドセル姿の撮影会を兼ねて、浜松に帰る前に地元の知る人ぞ知る桜の名所をぶらぶら歩く。さすが名所だね、散り始めた桜の下で結婚式の記念撮影。(遠くでわかんね~だろな)川面を覘くと大きな亀や鯉やボラも、春を楽しみながら悠々と泳いでいる。のどかないい景色だね。

今年の桜は異常な早さで開花したが、入学式には間に合わなかったものの4月に入るまで長持ちした。桜の花の下で入学記念の写真も撮れたし、よかったよかった。

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春が異常に進化する、浦安界隈ぶらぶら歩き

2018-04-03 | 旅行

桜の異常に早い開花宣言から既に半月、トップの高知市を皮切りに東京の満開が過ぎて「花吹雪」「花筏」が始まった首都圏の浦安を、3泊4日でかみさんと4ヶ月ぶりにぶらぶら歩いてきた。

三男家族が住む浦安は、孫1号K・4号T・7号Oに会える首都圏観光の拠点でもある。毎年孫たちの誰かの行事、入園入学タイミングに合わせて音楽教室の発表会もあるというので、花見を兼ねて訪問した。時節柄往復は青春18切符を使った、今回もJR在来線の旅だ。「駅探」のお陰で事前に検索すると浜松~東京間は最短4時間余、事故さえなければ日本の鉄道は在来線でも分秒の狂いもなく数分の乗り継ぎ時間も問題なく旅を続けられる。

改修工事が全て完了し雄姿を現した「東京駅」、

そして再開発をほとんど終えた広大な丸の内側「駅前広場」。昼間なので外国人旅行者とわれら同類の「おのぼりさん」が、大勢行き交い写真を撮っている。少々厚化粧のべっぴんさんという印象だが、世界に冠たるクリーンジャパンの象徴セントラルステーション、まいっか。

日目は近所のボールゲームが許される数少ない児童公園周辺をぶらぶら散歩。爺はとても一緒に走ったりボールゲームはできなくなったが、子供たちは元気だわ。

3日目は主目的の音楽教室発表会が始まるまでの数時間、教室対象外の孫7号Oの面倒をみながら、発表会場の市民文化会館隣りの「浦安市郷土博物館」をぶらぶら見学する。

 浦安は戦後埋め立てが急速に進み半世紀で村から町そして市へ、爆発的な発展と人口増があり今や「東京都浦安区」とも言われている日本の人口首都圏集中の象徴的な都市だ。急速に失われていく郷土の歴史を、豊かな税収をバックに後世に伝えつつ新たな観光資源としても「郷土博物館」は重要な位置付けだ。「失われた郷土」の見せ方も、半端じゃない金をかけている、入場無料なのもありがたい。

昔懐かしい銭湯も、

食事処も、小細工復元も隅々まで配慮されて、よく再現されている。

今はほとんど消滅してしまった「たばこ屋」も、

 駄菓子屋も含めた各種店舗の再現も「ここまでやるか!」というほど力が入っている。孫たちのためにと言いながら、爺婆は懐かしさいっぱいで買い求める。

 こんなホーロー製看板あったなぁ、ゴミ箱は各家別に回収があったから、自治会ごみ収集DIYが当たり前の現在より行政サービスは進んでいたのではないかな? でも夏は収集されるまでの何日間かむっちゃくっさかったし、ハエや蛆虫がすごかったな。保健所のキャンペーンだったと思うが、ハエを大量に捕獲して提出すると、ごほうびに?文房具か何かと交換してくれた。ハエ叩き片手にゴミ箱をはしごした少年時代の夏休み、懐かしい想い出だ。

小道具もよく集められ、雰囲気作りが凝っている。

 おなかがすいたら、市民ボランティアが運営する「食堂」へ、当然名物の「せいろ蒸しあさりご飯」定食&生ビールでしょ。アサリは今や熊本産と思われるが、そんなことどうでもいいくらい「市民の新郷土愛活動」はすんばらしい。

税収豊かな市での立役者は、もちろん「ディズニーランド」と「労働納税人口」の急増だ。各種福利厚生制度による住民サービスが全国有数に進んでいる反面、土地価格の高騰による在来地主のスーパーリッチぶりと庶民の狭小住宅の対比が両極端で、部外者にとっては興味深い。浦安に限らず戦後経済急成長を遂げた日本の、特に首都圏一部の特異現象なのだろう。

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