団塊世代MACCHAN(まっちゃん)の、<人生これから>だよ!

リタイア後16年、人生を日々面白がる楽しみを綴ります。健康と家族と友人を大切にする、年金生活爺さんの「残日録」です。

何も大したことがなかった日

2007-11-30 | 日常
写真は先週、浜松フラワーパークで見かけた「皇帝ダリア」の花です。4m余りにすっくと伸びた茎に、季節外れの夏の花が咲いたという感じです。今園芸種として流行しているそうですが、こんなに見上げるばかりに背が高い花がフィットする庭は、一般家庭にはそうはないでしょうね。

日本中の天気予報を見て、なぜかこの数日静岡県だけがずっと曇りで、時折雨模様が混じるはっきりしない天気だ。もともと晴天率が高く、日照時間が長い土地柄だけに、こんな天気でさえも異常気象の一環なのかと思ってしまう。そういえば、先週のフラワーパークの菊花展は、快晴の小春日和だったな。ほんの少し曇天が続いたからって心配になるようじゃ、とてもこれから先の季節、北陸や越後などの日本海側に住む友人知人の冬の生活を同情する資格なんかないかもね。

今日はそんな鬱陶しい天気の中、午前中からホームセンターの塗料売り場で1時間ほど「最近の塗装DIY傾向」の研究をした。空き家だった築50年近いかみさんの実家に次男夫婦が住むことになって、くたびれてきた内装関係をちょっとすっきりさせようと、先日から企画中なのだ。取り敢えず今日は1.6ℓ入りのこげ茶のペンキを買って、木部を塗り替えることにした。塗装の成功の鍵を握る養生の専用品も、最近はいろいろ工夫されて色んな種類が安価に沢山売られているが、それも併せて購入した。

午後は早速、作り付け棚から塗り替えを始めた。ペンキは水性なので、素人でもとても扱いやすい。世の中どんどんDIY時代になってきているのだなあ。4~50年前のアメリカのホームドラマに出てくる親父さんたちは、どうしてあんなに自分たちでどんどん何でもやっちまうのかと思っていたが、日本も一世代遅れて確実にそんな時代になってきているのだ。塗装ムラができたところは、明日2度塗りする必要があるので、養生状態はそのままにして今日の塗装DIYを終えた。

急いで家にとって返し、デイサービスに行っていた母親を待ちうけ、向かいの家の菊名人IKさんからパソコン指導を頼まれていたので顔を出した。リクエストは、子年年賀状の作成とExcelシートの列行の間隔設定法、そして時間がかかったのがA4の印画紙にデジカメ写真を4枚を、1Pにプリントするやりかた。操作方法を順番に紙に書いて、実地に説明をした。わたしゃとても人様にPCを指導する腕前ではないが、70歳を過ぎてから一生懸命取り組むIKさんの姿を見てると、ついつい教え魔の血が騒いでしまうよ。

今日は特にドラマティックな出来事はなかったが、こういう日もなかなか捨てたもんじゃないなと、先日信濃大町で仕入れた「大雪渓蔵出し」の杯を一人ほくそえみながら傾けたのだった。
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収穫の季節(そのⅥ)

2007-11-29 | 農作DIY
今日の夕食は一昨日収穫した、「大和芋」の試食を兼ねたとろろ汁が加わりました。そして、先日予告した「黒豆の枝豆」も食欲をそそらない色ながら、一品として鎮座しています。

3時ごろ夕食を何にするかを検討している時に、「とろろ汁にしよう」ということになって当初は材料は在庫分で作ると決めたのに、「どうせやるなら麦ご飯にしよう」「まぐろのぶつ切りもあるといいね」とアイディアが拡がって(単に食い意地が張っただけじゃねーか?)、ばあちゃんと3人連れで近くのスーパーに買出しに出かけた。

「おー、いいのがあるじゃん」まぐろのぶつ切りだけではなく、各種刺身の切落としも加えて2パックも買っちまったぞ。帰りにはB畑に寄って、収穫間近の黒豆の緑が僅かに残る鞘だけ摘み取って来た。帰宅して食料庫をチェックしたら、なんと開封して日にちがたっていた麦は無残にも虫がわいていて、泣く泣く廃棄処分。ご飯はトホホの白米だけになっちまっただよ。

それでも、裏のOMさんから差し入れがあった牛肉コロッケと、畑の野菜たっぷりの豚汁もついて、なかなか充実してきたぞ。そうそう、農作師匠のYKさんが差し入れてくれた聖護院かぶを、ばあちゃんが千枚漬けにしてくれた。段取りや手順が複雑な料理はもう無理だが、キャベツの千切りだけとか蕪を千枚漬け用にスライスする、などどという仕事は主婦業半世紀以上のベテランだけに、まだまだ捨てたもんじゃない。しかし出来上がった千枚漬けは塩もみしたままで、用意してあった甘酢に漬けるのを忘れている。まー、いいっか!

先日Uターン転職してきた次男が食卓に加わって、賑やかな夕餉が始まった。「結構豪華になったじゃん!」「量が多すぎるんじゃない?」などと、皆口々に勝手なことを言っている。わたしゃ週5日の晩酌日にはおかずを見てから飲む酒を決める(ポリシーあるだろ?!)のが常なのに、あまりのオムニバスおかずに不本意ながらノンポリで臨んでしまった。

手近な冷蔵庫にあったビールもどきと僅かに残っていた芋焼酎を湯割にして、黒豆枝豆から入った。「うーん、大豆より大粒でふっくらして美味いね」 それにしても大分虫に食われているなあ、虫も美味いのがわかるんだろうな。そしてついに晩酌日には飯粒を口にしないと自分で決めた不文律を曲げて、とろろ汁をかけたごはんも酒肴に加えてしまったのだった。でも満足満足、よかったよかった!
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収穫の季節(そのⅤ)

2007-11-28 | 農作DIY
これがA畑で収穫した山芋一株分です。大きさの比較用に、玄関タイルの上で撮りました。一枚が約15cm角です。泥つきのせいもありますが、スーパーや道の駅の店頭であまり見かけない色形ですね。

昨秋美味しく食べた残りを保存しておいてこの春植えたので、この間新聞で報じられたように間違って「らしいもの」を食べて死ぬようなことはないだろう、と思いつつも正式に何という名前なのかを知りたくて、google検索してみた。どうも、銀杏芋(大和芋)の昔ながらの種類みたいだ。文字通りいちょうの葉の形から名前が来ているが、昔のはもっとごつごつした足の裏形をしていたらしい。出典は次のサイト。

食材事典 やまいも http://www2.odn.ne.jp/shokuzai/A2003/Yamaimo.htm
おいしいねっと 山芋 http://www.o-e-c.net/syokuzai/yamaimo.htm

ということで、名前もわかったのでこれから暫くは「とろろ汁」「かき揚げ」「お好み焼き」などに安心して?登場する機会が多くなりそうだ。おすそ分けする時の、FAQにも役立ちそうだしーー。こうしてインターネット検索のおかげで、昔の植物図鑑ではとても調べられなかったことが、家にいながら瞬時に多岐にわたって調べられる。昔ながらの、何冊にも分かれた重くて分厚い百科事典や辞書が、さっぱり売れないわけだ。

今日は明け方から久方ぶりの雨空で、農作はお休み。骨休め?をしながら、朝からネット検索で調べものやメール、ブログ書き。退職1ヶ月半、まだまだ読書をゆっくりやる心境にはなっていないが、なんとなく「晴耕雨読」っぽくなってきて、いい感じだぞなもしMACCHAN!




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収穫の季節(そのⅣ)

2007-11-27 | 農作DIY
これは何でしょう?? 第12弾ですよ。易しすぎるので、問題になりませんでしたね。じゃあ、これはいつの写真でしょう?という問題だったら、中てられますか? 念のために、正解を書きましょうね。わがA畑で育成中の「やまいも」の今日の夕方の写真です。あと数日で師走になるというのに、こんなに葉っぱが青々していていいんですかねぇ?

今日の午後B畑で堆肥作りをやっていたら、隣接する畑の地主が近づいてきてくれたので、いろいろ情報交換をやった。その情報の中で、「山芋を早く収穫しないと、先週のような寒波がもう一回きたら芋がとけるぜ」というアドバイスがあり、「まだ葉っぱが枯れていないからーー」と言い訳したが、素直に先達の言うことを聞いて早速実行することにした。昨年は量的に今年の3分の1位しか作っていなかったが、今頃は葉が枯れていかにも収穫時期ですよというサインがあった。それが今年はどういうことだ、この茂り方は!

恐る恐る一株掘ってみたら、なかなかいいじゃん上出来だ。明日明後日は雨で少し冷え込むとの予報だったので、まず半分を掘ってみることにした。芋を掘るということは、芋の種類を問わずなかなかワクワクする作業だ。人類は歴史的に「狩猟民族」と「耕作民族」とに分かれていて、それぞれ長い間に習慣化した生活形態から、性格まで異なるという話を以前聞いたことがある。さしずめ「芋掘り」は、耕作民族としての私の血の中に宿る、数%の狩猟民族としての血が騒ぐ瞬間なのだろう。ブロッコリやカリフラワーの葉を食い荒らす青虫を、毎日毎日捜し求め次々に捕獲し潰しても、さっぱり血は騒がないのだがーーー不思議なものだ。(狩猟の意味が違うやろが!!)

この山芋は、B畑を借りているMさんから昨春種芋を頂いたものを増やしてきて2年目だ。その大元のMさんは数週間前「早く収穫しすぎたのか、昨年より小さい」と言っていたが、この数週間じっと我慢していたのがよかったのか、はたまた今年のA畑の方がこの山芋に合っていたのか、昨年とほぼ同じくらい上々の出来だったのだ。収穫結果の写真はまだ撮っていなかったので、続きはまた明日報告しようね。
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収穫の季節(そのⅢ)

2007-11-26 | 農作DIY
11月16日のブログに書いた味噌豆の収穫を終えて、1週間余り豆を鞘ごと干しておいたのがカリカリに乾き、豆が時折音をたててはぜるようになってきました。家は農家ではないので、作業を一貫して行うことができる広い屋根下スペースがありません。子供たちが出て行って空いた部屋でシートを広げて豆を乾かし、2階のベランダで殻ごと「ザッザ、ザッザッ」と踏みつけて強制的にはぜさせ、豆だけを回収しました。

豆を少量しか作っていなかった時は、ガレージの一角で細々と作業するので全て済んでいたが、今年の量は干すためだけで延べで6畳の広さになった。畑で鞘を収穫するのに2人工で延べ1日仕事。豆を取り出す作業も同じく、2人工で延べ1日仕事だった。こういうときは、ばあちゃんが活躍する。母親は82歳でとても元気だが、認知症が出始めていて新しいことが覚えられない障害があり介護度1だ。でも何度も聞く昔話の相手をしながら、こういう作業をしているといつまでもご機嫌よろしい。時々豆をごみになった殻の方に入れてしまって二度手間になるが、これは愛嬌愛嬌!

大家族時代には、年寄りには適当な仕事があったんだね。孫(ひ孫?)守りやこのような収穫物の手仕事など、大勢の目があって適当な話し相手もいた。しかし今はお年寄りがとても長生きになったし、相手をする家族の人数的にも、なかなかそうもいかないよね。施設のサービスが、一部その肩代わりをしてくれるようになってきたのかな。母親も10月から、週2回デイサービスのお世話になり始めたんだけど、仲間とどんな話をして何が楽しかったのかなどを聞きだすことができず、デイの話で盛り上がれないのがちょっと残念だ。

先日のハクビシンと競争で収穫した落花生そして少量の小豆に続き、今日の大豆(緑豆)そして最後は黒豆で、今年の豆は全ての収穫が終わる。後は里芋とヤーコン、山芋で冬の保存食になる農作物はおしまいだ。さあ、いよいよ畑も冬になるぞ。

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浜松男声合唱団の合宿練習やりました!

2007-11-25 | 男声合唱(合唱)
来年3月8日の演奏会向けの集中練習のために、このところよく利用した県立三ケ日青年の家から場所を変えて、11月24,25日両日熱海で合宿練習をしました。

世の中には音楽合宿専用民宿なるものがあり、団長のITさんがWeb.検索で探して予約してくれた。23日からの3連休で紅葉シーズンでもあり、浜松からの道は結構混んでいて9:00に浜松駅をスタートして東名高速経由で熱海の山の上の合宿所に着いたのは13:30を過ぎていた。しかし、天気は快晴の小春日和、遠く初島が望める高台の絶景地にある「カパンナ・コダマ」は、音楽専用合宿所と銘打つだけに練習に没頭できそうな、周囲に自然しかない絶好の環境なり。

「音楽合宿カパンナ・コダマ」 http://www.capanna.jp/

現地集合の3名を加えて、参加者は計15名。早速14:30から練習開始!指導者のWMさんは都合で遅れるとのことで、STさんが浜松合唱団仕込みの発声指導と、12月15日の団ピアニストIHさんのコンサート演奏曲4曲、「子供の一年」「月光とピエロⅣ、Ⅴ」などを先行して練習開始。途中から和田さんに交代して「月光とピエロⅠ、Ⅱ、Ⅲ」を加えて、夕食をはさみ20:00までみっちり練習した。正味4時間半だったが、中味の濃い充実した練習だった。今回の演奏会向けの曲は、ほとんど音が採れているので曲想づけというか曲の表情付けに集中できるので、目に見えて(耳に聞こえて?)演奏技術が向上していくのがよくわかる。

練習を終えるといよいよメーンエベントの懇親会(飲み会)だ。暫くぶりの合宿に元気に参加したSMさんも、数週間前に入院していたとは思えないほど元気でいきいきしている。今日は奥さんのはちきんに特別許可をもらって飲み会に参加し、コップ一杯のビールをニコニコ大事に飲んでいる。ワイワイがやがや、FYさんが前もって仕入れたビールもどきや酒、焼酎、山のようなつまみ類、そしてMNさんが差し入れてくれた高級ウイスキーがみるみるうちに少なくなって、夜が更けていく。足取りが覚束なくなった者、早くも大いびきをかいて寝込んじまう者、だんだん人数が減って12:00に1次会?お開き。引き続きテーブルを縮小して2次会続行。ぐだぐだぐだぐだ2:00ごろまで続いた楽しい宴は、なんだか分からないうちにお開きになった。

2日目の25日は、美味しいコーヒーとパンの朝食の後、9:00からまたまた3時間みっちり練習。昨晩活躍した人ほど少々?体調が悪いのか、入れ替わり立ち代りトイレに立つものがいるが、体内に残ったハイオクタンガソリンを目一杯燃焼させてハイピッチの練習について行く。いつもより音域が拡がって?、私は絶好調でいいみたい!!ボリュームたっぷりの昼食弁当を食べてまた1時間練習!2日間で、延べ8時間以上に亘る特訓を終えて、マスターの児玉さんご夫婦と手伝いの娘さん、愛犬2匹に「我が歌」をプレゼントして合宿所を後にしのだった。指導してくれたWMさん、参加した皆さん、お疲れさま!楽しかったですね!車を往復運転した私に気遣って、美味しいおにぎり弁当やビール(もどきではないぞ!!)を準備してくれたはちきん、ありがとうね!!

1泊3食、宴会、往復の交通費を入れて、2日間の総費用は一人14000円。美しい晩秋の景色を楽しみ、いい仲間との懇親会も思う存分楽しみ、もちろん練習もみっちりやり終えての総費用のコストパフォーマンスは、とても優れていると感じた。今後2月にもいつもの「三ケ日青年の家」で再度合宿を行う予定だ。
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一本の菊から150もの大輪が!!

2007-11-24 | 地域交流・地域文化
11月18日付けのブログ、「菊と小父さん」の菊名人IKさんが出品している菊花展を見てきました。会場の浜松フラワーパークを入ってすぐのところに、ここの職員たちが丹精込めて作っている「百種接分菊(ひゃくしゅつぎわけぎく)」というのが、昨年に続いて看板として出展されていました。江戸時代からの匠の技を現代に再現したそうですが、何度見てもすごい作品ですね。これが現物の写真ですが、一本の菊からなんと百種150もの大輪が咲いているのですよ!「数は日本一だと思います」と謙虚に表現していますが、ということは世界一のギネスブックものでしょう。とても人間技とは思えませんね。

23日は浜松菊花会が開催している菊花展の最終日。この機会を逃すまいと、穏やかな菊花日和になった午前中、家族で見物に行ってきた。昨年より規模が大きく展示されていたが、いるんですねえ菊名人がたくさん。IKさんは、「今年は後進指導に時間がとられて全然ダメだ!」と言っていたが、なかなかどうして優秀賞や一等賞がずいぶん沢山ある。大したもんじゃないか!!

それにしても各種の素人展覧会を見ていつも思うが、プロはだしの器用な人というのは巷にいくらでもいるんですね。日本人の器用さか、凝り性か、集中力の凄さか、いずれにしてもいろんなジャンルみなレベルがとても高い。今年見たものでは、市の芸術展(絵画、彫刻、書道)、帆船モデル展も感心した。浜松は人口80万人余りだから、全国レベルとすると単純計算では150倍くらいの数の凄い人たちがいることになるなぁ。

素人芸は日々の活動の積み重ねが面白いと思うのだが、こうして年に一回の展覧会で腕を磨いて、さらに上のレベルを目指すというのはどの世界にもあると思うし、これはこれで大層励みになるものだ。経験とセンスと知力と努力、そして体力も不可欠なこれらの文化芸術活動を日々続けている人々は本当に数多い。私のは形に残らない音楽だが、よーしがんばるぞ、もっと楽しむぞと、大いなる刺激を受けることしばしばだ。
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なんじゃ、こりゃあ??

2007-11-23 | 日々雑感
これは浜松駅から徒歩数分の、再開発地域に面した地区にある結構昔からあるお店の看板です。よーく見てくださいよ。アーケードでも何でもないところで、この店だけが広い歩道一杯不法?占拠して屋根をかけ、同じビルに入っている別の店と共に周囲の景観を損なう看板を出しているのです。

浜松市は10年以上も前から「都市景観賞」という制度を設けていて、都市景観向上に貢献があった新建造物を毎年表彰している。市のHPや広報誌に掲載し広く知らせることによって、市民の意識の底上げを図って、浜松市全体の都市としての優れた景観を作り上げていくのが目的なのだろう。確かにここで毎年表彰される建築の佇まいは瀟洒で、いかにも施主が金をかけて設計家や建設会社が力を入れて作られたものだということは一目でわかる。しかし優れた景観と言うものは、こんなスポットで形成されるものではないのではないか?

「浜松市の都市景観賞」については下記のHPを参照。{個性ある浜松市の都市景観をめざして}http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/lifeindex/participation/city/toshikai/keikan/index.htm

「優れた都市景観」ですぐに思い浮かぶのは、ヨーロッパの歴史ある都市の町並みや日本でいえば京都や奈良、金沢などの古都の保存された町並みだろうか。近年では、小樽や倉敷そして古い小さな宿場町にも、高く評価されているところがいくつもある。これらは行政や商工会など地元の人たちが一丸となって、「俺達はこれで飯を食うんだ」という並々ならぬ決意に基づく永続的な努力によって作り上げられたものに違いない。そのため、「自分達の町の景観はどうあるべきか」のグランドデザインが綿密に設えられていると思う。

我が町浜松はどうか? 市と商工会議所の悲願である「中心市街地活性化」など、専ら中心市街地に大金をつぎ込んで「街の賑わい」を作ろうと一生懸命になっているように見える。一方で再開発された市街地は、道路も広くなり邪魔な電線も埋設されて一見スッキリしたように見えるが、そこにどんな建物が建てられどんな広告がされるかなどは、ほとんどお構いなしのように見える。グランドデザインやポリシーが不足しているのだ。だから冒頭の写真のような、「既得権」に負けてしまったとしか思えないシーンがいくつも見られるのだ。この店の目の前の再開発地域には国内最大手の電気量販店が、数年前トレードマークの真黄色の大きな建物をドーンと新築オープンさせ、心ある市民たちの眉をひそめさせたものだ。

鈴木市長、景観賞もいいけどしっかりした町づくりの「グランドデザインとポリシー」を作って下さいね。そして雑多で刺激的な色使いの建物や種々雑多な見苦しい看板などを規制する条例を制定して、全国のお手本になる「都市景観」を作るように率先努力して下さいね。自分の在任中のモニュメント作り狙いになっては、歴代の市長とどこも変わりませんよ。そして既得権のごね得を許しているようでは、今流行の?癒着を疑われますよ。
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わたしゃ、かぶれていますよ!

2007-11-22 | 農作DIY
これは何でしょう? 第11弾です。何でしょうというより、どうしたんでしょう、かな? 左手の甲だということがばれないようにわかりにくく撮ったのも、ちょっと意地悪いですね。一週間位前、何かにかぶれてしまったのです。右手首も別の何かにかぶれていますよ。わたしゃ、かぶれやすいのです。

A・B両畑や三ケ日の空き地でよく作業するようになって、ますます色んな虫や植物に触れて「かぶれる」機会が多くなった。多くの場合すぐその場でかゆくなるわけではないので、原因になるものが特定できないことが多い。今回の推定は、「うるし」か「茶毒蛾の毛虫」なんだけど、「うるし」より弱い「南京ハゼ」にやられる時もある。今回は、古枕木をもらってきた、廃材置き場でやられたのかもしれない。

5~6年前のやはり今頃の季節だったか、顔一面がかぶれて腫れ上がったときがあった。この類は一気に酷くなるのではなく、かぶれて4~5日目くらいに症状がピークになるので、会った人は心配を通り越して「何か変な病気」にかかったと思うらしく、最初は引いてしまって誰もどうしたのかと聞いてくれないものだ。自分から言い訳してやっと、「Macchanは以前東南アジアやアフリカなどによく出張してたので、今頃になって潜伏していた病気が出てきたと思った」と、口の悪い仲間が白状?したものだ。

その時は多分、三ケ日の空き地の草刈をしている時に見慣れぬ植物が生えていたので、千切ってにおいを嗅いだりしたのがたたったようだった。後で、口に含んでみなくてよかったと思った。多分うるしの幼木だったのではないかな。好奇心が強いのもこういう時は良し悪しだが、それでも懲りないものだ。

こうして毎年何回か、程度の大小はあれ手や足や顔が犠牲になるのだが、農作や遊び小屋DIYに「かぶれている」今は、これらは私のトレードマークであり勲章だ。だけどね、漆塗りを趣味の一つに取り入れることだけは、多分100%無理だろうな。
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収穫の季節(そのⅡ)

2007-11-21 | 農作DIY
これは何でしょう? 第10弾ですよ! 作物ですよね!? タイトルが「収穫の季節」だしーーー最近流行っている作物なんですが、農作をやっていない人には目新しいかもしれません。答えは「アピオス」、アメリカ原産の芋(マメ科だそうですが)の一種です。最近新しい言葉が覚えにくい私は、昔体験試食で訪れた日本の三ツ星レストラン「アピシウス」を連想してかろうじて名前を覚えています。

畑を広げて「本格的に?農作を趣味にしている」、と言ってはばからなくなって2年目。いざ農作に携わる時間が長くなると、農作関連情報交換時間も必然的に長くなる。そうすると、集めようとしなくても情報って集まるんだよね。同好の趣味人って、他の種目も多分そうだと思うけど互いに色々教えたがる。成功した体験は、なおさらそうだ。農作の場合は人に「来年播いてみたら?」「作ってみたら?」と言って種子や種芋を人にあげたくなるようだ。

写真の「アピオス」も昨年の今頃、今回再デビューしたテニス仲間のMKさんから頂いたものを、今春植えておいたのが秋の終わりになってやっと収穫できたのだ。「アピオス」は、作っている仲間が異口同音に賞賛するが、小さい花の色と姿が、とても微妙で可愛い。色目は肌色(いかにも古いな、表現が!)と、濃いワインレッドのコンビネーション。

さて、肝心な芋はどうか? それが冒頭の写真のごとし! 中心の茎から地中に四方八方1m位、お行儀悪く伸びて芋をつける。写真の芋と蔓は長く繋がっていて、収穫するのに大層骨が折れる。芋は先に行くほど小さく、根元でもせいぜい大き目のピンポン玉くらい。色んな芋の種類でも、単位面積あたりの収穫量は一番少ないかもーーー楽しみな味はどうか??

先達のお教えどおり、蔓から芋だけ取り出して茹でてみた。何の味かなと言われれば、「むかご」かな。山芋の葉っぱの付け根に生る小指の先ほどの小さな芋のこと。ホクホクしているけど、ちょっと布団を干した時の日光の香りというか夏の夕立の香りというか、土臭い素朴な香りと味。収穫の季節の里山で一杯やるとしたら、新酒の赤ワインや日本酒に合うと思うよ。すみません、農作同好会的なコメントで社会性がないよね。でもこれがあらゆるジャンルのEnthusiast(おたく)の快感なんでしょうねぇ。

Macchanはリタイア後どうしてるかな?と懸念してくれている皆様に、この微妙なニュアンスをお伝えできないのが残念ですが、具体的に尋ね&訪ねてくれた方には漏れなく、最近気に入っている収穫物をおすそ分けしたいと思ってますよ~!!
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潔癖な日本社会だったら返品もの?

2007-11-20 | 日々雑感
これは何でしょう? 第9弾で~す。ワイングラスが、ちょっとサービス大ヒントでしたね。そう、先日のボジョレヌーボーを飲みきった後の「滓」ですね。それにしても豪快な滓ですねえ。

ワインは比較的好きでよく飲むが、ここまですごい滓は珍しい。因みに、好奇心ついでに取り出して分析?してみたら、どうやら葡萄の葉っぱみたいだ。ワイン製造工程は写真やテレビで見た限りでは、葡萄の軸や皮を一緒に入れているシーンはあったが、葉っぱまで入れているのは知らないなあ。第一、漉しているんだから、こんなにでかい異物?が入ることがありえるのか?

今回の有機栽培ヌーボーは美味しくて好感をもっているので、私は別にムキになっているわけではないが、いかにも日本人的にこだわっているなあと思っている。例えれば「蔵出しにごり酒」に、籾殻か稲の葉っぱが入っているようなものだろうが、多分これがワイン文化というものなのだろう。昔は、村娘が裸足で踏みつけて仕込んでいたと言うしーーー(これは今回の問題と直接関係な~し!!)

そう言えば、工業製品も似ていないか? 本質に関わりがなければ、仕上げ見てくれにはあまり拘らない。まして、新酒祝いに大急ぎで間に合わせたヌーボーだから、味がよければいいだろうという大らかな気持ちなのだろう。その点、日本社会はそうはいかんぞ。納品された新車やピアノのピカピカの表面に映る影が少し歪んで見えたり、細かいスクラッチ傷があったら、たちまちクレーム返品ものだろう。ワイン一本とその千倍の価格の工業製品では、考え方は変わるかもしれないけど、このニュアンスはわかりますよね。

さあて、MACCHAN当人の反応はどうだったか? もちろん、クレームなんかにしませんでしたよ。頂き物だから??いや、間違って自分が買ったとしても、返品にしなかったと思う。ワイン、フランス文化って、多分こんなものだろうと理解しているからーーーじゃあ、にごり酒から稲の葉っぱが出てきたらどーよ?? うーん、びみょー!







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菊と小父さん

2007-11-18 | 地域交流・地域文化
秋花の代表選手、菊の季節も終わろうとしていますが、これ見事でしょう。花作りが大好きなうちのかみさんも菊作りはやらないので、これはうちの物ではありません。実は毎年この季節に、お向かいのIKさんから頂いて玄関先を飾っているのですよ。

私の住まいはもともと借り上げ社宅だったのが、大家さんが家を売りたいと言い出し、転勤でもないのに引っ越して子供の学校を変わらせるのは可哀想だなと考えて、借金して「エイッヤァ!」と買っちまったもの。大決断?のきっかけは、近所の友達の奥さんが「それならいっそ買っちゃえば?」と無責任に発言したのを聞いて、「うんその手もあるな」と考えたこと。近所付き合いは難しいものというのが世の中の定説だが、うちの近所はみんな気さくでいい人ぞろいなのも、多分に気持ちの後押しをしたと思う。

その中のお向かいのIKさんは、80歳近くになるが菊作りの名人だ。10年くらい前まで大手旅行代理店やその系列会社に勤務していて、猛烈に働いていたのを知っているが、リタイアして今度はその猛烈さを菊作りに向け始めた。性格は豪放に見えるが、菊作りにかけてはとても几帳面で研究熱心だ。本人は助手だと言い張っているが、奥さんの本人を上回る頑張りに支えられていることは明らかだ。始めて数年で市内の菊花展で入賞し始めたと思ったら、続いて県大会、東海大会、全国大会などで優勝入賞と止まるところを知らない上昇気流。毎年展覧会がある10月には、4トン車を借り切って半日がかりで積み込む。

今年は菊花連盟の重職に就いて後輩の指導に回ったために、出品の際の仕上げ時間が不足したと言い、全国大会出場を逃したようだが、なかなかどうして出品しなかった写真の「福助作り」の花も見事なもの。直径が30cm近くもある大輪だ。こんな見事な作品を鉢ごと、そして切花にもして、惜しげもなくどんどんくれてしまうのだ。

聞きかじりなので定かではないが、菊の品評会は規定がなかなかやかましいようだ。背の高さ、複数仕立ての場合の段差、茎や葉の生え方などなど。そもそも品評会に最高状態にもっていかなくてはならないから、開花させる時期が一番難しいかもしれない。努力の度合いはもちろんのこと、使う時間やお金はとても半端なものじゃないだろう。気ままにやる、私の農作や料理とは大違いだ。それだけに、喜びや達成感がとても大きなものなのだろう。

パソコンも70歳過ぎてから始めて、記録や資料を一生懸命作る努力家のIK小父さんは、我らサラリーマンOBの鑑でもある。大好きな麦焼酎の晩酌をやって、ご機嫌で奥さんを大声で呼ぶ声が聞こえてくる。ああ、小父さん今日も元気でがんばってるな。
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ずっと可愛いと思っていたのが、ある日突然憎さ百倍!

2007-11-17 | 農作DIY
これは何でしょう?第8弾ですよ。これも比較的簡単だったですかね? そう、これはカリフラワーの葉っぱにとりついた、モンシロチョウの幼虫です。タイトルを見て、何か変な連想をした人いませんか? 喧嘩した時の自分のかみさん?? おら知らねーっと!!

春うららかな日、小春日和の穏やかな日、モンシロチョウが飛び交う姿は平和そのものだ。私も人生何十年そう思い続けてきたのだがーーー規模の大小に係わらず農作をして、無農薬に拘って菜っ葉類を作っている人なら皆同じ感情を抱くと思うけど、タイトルのフレーズはそんな気持ちを代弁して率直に書いてみた。

モンシロチョウだけではない。カタツムリ、そうそうあのデンデンムシですよ。童謡でも愛らしく歌われている、あの「家つきナメクジ」ですよ。畑で悪さすること、全くなめくじと一緒! どこが可愛いもんですか! そして、「カナブン」もーーーこいつは幼虫も成虫も悪い!!

農業屋へ行くと、害虫の種類別に退治する農薬を売っている。ほとんどが鍵がかかるロッカーに入っていて、身分証明をして店員と相対でしか売ってくれない劇薬だ。そんな劇薬を使ってまで、きれいな見栄えの良い作物を作る必要がないってゆーか、やっぱり健康を考えるとどうかなー、と考えて薬は決して使わない。その代わり、毎日虫との格闘だ。

例えばモンシロチョウ、今の季節キャベツ・ブロッコリー・カリフラワーなど葉っぱが柔らかく美味しそうなものには必ずこいつが卵を産みつけて、数日後には写真の青虫が葉を食い始める。数十株植えているだけで、毎日毎日格闘だ。一日数十匹潰してもういないと思っても、翌日には同じ数くらいはいる。数日農作業をさぼったときは、もっといる。最初は軍手をはめて潰していたが、他の毛虫類と違って刺さないし小さなものも確実に潰せるので、最近は素手で手を緑色に染めて格闘しているのだ。

かくして農作開始以来、タイトルの感想になるのだがーーー相手はやっていることがちっとも変わらないのに、見る人の環境条件が変化すると、かくも見方が変わってくるのだ。相手は昆虫でなくとも、動物、人間、友達、親兄弟姉妹、長年の連れぞい、みな同じではないだろうか。動物以下のものはそう簡単に、都合が悪いからと指で潰すわけにはいかんぞ。ある日突然憎さ百倍にならないように、互いの関係や相手の良いところを一生懸命考えて、かけがえのない関係が持つ意味を反復してみようね。


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こんな枝豆、だれも食べませんよね?!

2007-11-16 | 農作DIY
昨日の夕食に用意した、写真に写っていない一品。晩秋の枝豆ですよ。それにしても、見栄えが悪いっすねえ。

今年のB畑で育てている豆は、大豆と黒豆。大豆はこの辺で「緑豆」と言っている、大豆より一寸緑がかった豆。目的が味噌用の完熟豆なので、枝豆の時期にはまだ豆が平べったくて熟していない。従って、夏の終わりからちょくちょくチェックしてきたが、いかにも未熟でたよりない。それが、最近になってどんどん美味くなってきた。

味噌豆として収穫を始めた一昨日から、緑が残っている豆鞘を撥ねておいて、いつもより少し時間をかけて塩茹でして食すが、これがなんともはや美味いのだ。30年以上前、出張で秋田出身の仲間の実家に寄って泊めていただいたとき、そこのお母さんから「見栄えは悪いけど、うまいから食べてみろ」と勧めていただいた枝豆の味と色合いを今でも鮮明に覚えている。山栗に似た食感、沢庵のような、味噌のような微妙に発酵した食味。都会の飲み屋では味わったことがない独特の風味に虜になったが、それから二度とこれ以上の感動を体験したことはなかった。

我が家で少し広く豆を作付けし始めて2年目、味噌用に宛てる量を気にしなくてもいつでも枝豆にできるようになって、晩秋になった今頃やっとあの頃の秋田の味に近い風味を感じるようになってきた。まだまだとても「あれ」には及ばないがーーー

それにしても見栄えが悪すぎる。とても商業ベースには乗っからないだろう。また、「美味しいから、騙されたと思って食べてみて!」と差し上げても、半分は捨てられてしまうかもしれない。しかし昔、秋田の「おっかさん」が作ってくれた畑の枝豆を知っている人は、きっと支持してくれるだろう。

そして、続くのは控えし黒豆晩秋枝豆だぞ。大豆より貴重品なので、そう度々枝豆として食してはいないが、1~2週間後には収穫だ。緑が残っている豆鞘を、ぜひ塩茹でで試してみようぞ!
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ボジョレヌーボーと畑の幸

2007-11-15 | 農作DIY
今晩の食卓風景です。頂いたボジョレヌーボーと畑の幸をメインに作った、我が家の夕食のおかずです。今日はボジョレヌーボーの解禁日!!

私はへそ曲がりなので、今まで高価な「解禁日の新酒」を買ったことはなかったが、今日はかみさんの従姉のIMさんから、無農薬有機栽培の葡萄から作ったという、能書き付の「ボジョレヌーボー」を頂いた。この2~3日冷えこんだとはいうものの、新酒はもう少し冷やした方がいいかなと考えて、冷蔵庫の野菜室に昼過ぎから入れておいた。もう午後から頭はヌーボーばっかし! 何を肴にヌーボーを開けるか?!

お祭好きは多分今でもフランス飯屋で、それなりの儀式で世界で一番早い新酒口開け祝いをやるのだろう。フランス政府肝いりで、エアーフランスあたりが商業ベースでお調子者の我が国民を標的に仕掛け始めたお祭だと思っていたので、「たかがボジョレ村の新酒に一本3000円も払えるか!」と考えていたのだ。しかし、何回か「浜北の花の舞新酒蔵出し」のお祝いを経験して、心がより平穏になった今年初めて、心からお祭は無心に楽しむべしという気分になっていたところに、件の新酒の到来物だ!!

午後は昨日に続いてB畑の大豆の収穫をやった。まだ緑が残る豆だけ撥ねておいて、これを枝豆のように茹でてみた。そして、シーズンも終わりに近くなっても頑張っている、ピーマンを収穫して挽肉詰めにした。もう一品は、ふくよかに太った里芋をメインに煮っ転がし。特別なボジョレヌーボー様に、果たして合うのかと少し不安だったがーーーーどうだったでしょうかね?!

私が好きな色んな醸造酒の中で、比較的料理の味付けに負けないで食事中いつまでも美味さが持続するのがワイン。3000円も出すなら、普通のボジョレヴィラージュを3~4本買ったほうがいいわいと普段は考えていたが、お祭はそれなりの意味があると考えている今は、素直に「新酒でここまでコクがあるとは流石!」と喜べる。そして何と! 山栗の味わいがある晩秋の枝豆にも、ねっとりふっくらの新芋の煮っ転がしにもすんなりフィットして、秋の収穫物を素直にお祝いできる気分になってきたのだ。

新酒を祝うのは、商業ベースにのっかたボジョレ村や浜北だけではなく、古今東西素朴に祭を楽しむ人々の「暮らしの知恵」だろう。今宵は素直でなかった自分を少し反省し、従姉のIMさんには大いに感謝しながら、今日の空のようにおおらかな心持ちになって空輸されてきた緑の瓶を空にしてしまったのだった。





コメント (2)
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