会社をリタイアして2ヶ月くらい経った或る日、思い切って本棚を整理しました。会社人生37年で溜まったビジネス実用書など、もう絶対読まないと思われるものを数百冊は処分しました。二重に詰まったり横になっているものが無くなり、すっきりとした本棚になりました。
高校大学時代は好きな作家が何人かいて、小説を手当たり次第読んだこともあったが、就職してからは読書量は減って読んでも実用書の類が主になった。それでも一冊1000円から2000円投資した累積を見ると、用済み後も惜しくてなかなか捨てられなかったのだ。
書き込みがあったり装丁が痛んでしまったものは、縛って一般ごみの日に処分した。ほとんど内容は記憶に残っていないが、自分の僅かな知的生産に役立ってくれた友を切り捨てるようで、少々気後れしたことは否めない。比較的最近購入したものや、見かけが立派そうなのを選んで、100冊余りを「Book Off」に持ち込んでみた。買った値段は総額20万円だもの、2~3000円いや5000円位にはなるだろうか? 美味い酒が買えますがな、とほくそえみながら店に持ち込んだ。
ファストフード店と同じマニュアル化した応対を受けて、査定が終わった1時間後に再訪して査定書類を受け取った。「えーっ!」思わず絶句してしまった。ゼ、ゼロが一つ二つ少なくないか?? 店員さんの「それではこちらにサインをお願いします」という言葉にやっと我に返った。なんと、なんと140円! 自分の肥やしとして用済みだ、もう価値は無いんだ、と自分に言い聞かせて店を出た。
少なくとも我々団塊世代までは本は知的活動の象徴、読んだ本は身の周りに長く置いて満足するという図式があったはずだが、そんなものはとっくに脆くも崩れ去ってしまったようだ。これからの余生20年、読みそこなって残っている本と図書館で借りてくる本で十分だな、もう本は新たに買うもんじゃないな、とつくずく思ったことだった。
高校大学時代は好きな作家が何人かいて、小説を手当たり次第読んだこともあったが、就職してからは読書量は減って読んでも実用書の類が主になった。それでも一冊1000円から2000円投資した累積を見ると、用済み後も惜しくてなかなか捨てられなかったのだ。
書き込みがあったり装丁が痛んでしまったものは、縛って一般ごみの日に処分した。ほとんど内容は記憶に残っていないが、自分の僅かな知的生産に役立ってくれた友を切り捨てるようで、少々気後れしたことは否めない。比較的最近購入したものや、見かけが立派そうなのを選んで、100冊余りを「Book Off」に持ち込んでみた。買った値段は総額20万円だもの、2~3000円いや5000円位にはなるだろうか? 美味い酒が買えますがな、とほくそえみながら店に持ち込んだ。
ファストフード店と同じマニュアル化した応対を受けて、査定が終わった1時間後に再訪して査定書類を受け取った。「えーっ!」思わず絶句してしまった。ゼ、ゼロが一つ二つ少なくないか?? 店員さんの「それではこちらにサインをお願いします」という言葉にやっと我に返った。なんと、なんと140円! 自分の肥やしとして用済みだ、もう価値は無いんだ、と自分に言い聞かせて店を出た。
少なくとも我々団塊世代までは本は知的活動の象徴、読んだ本は身の周りに長く置いて満足するという図式があったはずだが、そんなものはとっくに脆くも崩れ去ってしまったようだ。これからの余生20年、読みそこなって残っている本と図書館で借りてくる本で十分だな、もう本は新たに買うもんじゃないな、とつくずく思ったことだった。




















