忌々しいこの2年間のコロナ禍、大いに助かったのが畑作・遊び小屋・テニスなどのアウトドア活動。中でも畑作は引退後借りている畑の耕作面積が増え約200坪、もはや家庭菜園とは言えない広さになってしまった。最も大変な草取りや小型耕運機の操作さえ、安上がりなアスレチックと考えれば楽しみになる。
この一年、種から育った20株近くのアーティチョークが寒波に負けず元気で、来春の食用の蕾が楽しみだ。その他畑を囲むように新たに植えた花菖蒲も根付き、初夏には周囲の方々にも少々褒めて頂けるようになった。
味噌作り用の大豆・黒豆の収穫が終わった後、休耕部分は早くもホトケノザなどの雑草が蔓延り始めているが、彩の少ない季節は可愛らしい?ミニ花畑とも映る。
引き続き植わっているネギや冬用野菜の畝は、細々と暮らすかみさんとの二人暮らしには種類さえ問わなければ春まで十分自給が可能だ。
先日の強い冬将軍から吹き降ろす寒風で、築15年の農作小屋がまた傾きを増したように感じる。1年間で蓄積した枯れた作物と雑草の山が、小春日和の焚火を待っているようだ。
正月まであと1日、2年ぶりに集まった長男・三男家族の10名を加えて玄関には12足の履物が揃った。久々の嬉しい光景だね。




いやいや、今日の話題はこんなに複雑な話ではなくて、暖かい浜松でも昨年と同時期に「初氷が張った」というお・は・な・し。朝刊を取りに行った時、かみさんが日ごろ楽しみに育てているメダカと睡蓮・水草用のたくさんの鉢が、薄氷に覆われていて寒さの体感が一気に増した。
地域の先輩Iさんから先日頂いた正月用の葉ボタンが、寒波にめげず元気に美しい彩を増していて、少し心が和んだ。
今年3月以来の2回目は、前回に続いて天竜川船明(ふなぎら)ダム下の米沢(みなざわ)池でニジマス釣り。上天気に誘われて15名が早くも8時には集合しました。元気老人クラブはみな人柄よく話好き、最近はMacchanを除くさすがの名人揃いも、日ごろの釣行釣果話より健康法や各種病院情報が多くなりましたね。
米沢池は天竜漁協の経営で、釣られずに生き残ったニジマスに加えて入場者数に応じた養殖マスを放流してくれます。よくある釣り堀とは異なり、誰でもわんさか釣れるというわけではありません。竿や仕掛けのスペック、そして釣り餌の制限があるんですよ。
8時半からMacchanが早引けした11時半の3時間の状況ですが、最初の2時間は当りが全くなく浮き下を変えても餌のブドウ虫を頻繁に換えても全く効果が無し。その間も池を囲む20名余の中の数人は5~6匹は上げていました。
そしてMacchanは?? 最後の1時間でやっと2匹(25cm と30cm)、その時点でまだ坊主の仲間が半数近くいましたので、少し満足?(嫌な釣り人魂ですかね!)しました。帰宅して直ぐに捌き、夕食にはムニエルになって時節の柚子を絞って、お爺さんとお婆さんは主菜として美味しくいただきましたとさ。めでたしめでたし! なんか日本昔話のようですね。
大町市内に入ると、小説「劔岳」にあった「冬がくるぞ~」そのものの雪雲が周囲の山を覆い始めていた。
一晩明けると、小屋の周りはぬぁ~んとこの風景。
村内の道は車の走行が難しくなるかもしれないと、寝る前にセンター裏の駐車場に移動しておいた愛車Kカーは雪だるま状態。
面倒見のいい先輩リーダーKさんの発案で、車の乗り合いで目指すは掛川市郊外の山、高天神城址(たかてんじんじょうし)を目指す一行9名。静岡県西部遠江(とおとうみ)地方は、戦国時代の武田・徳川両雄が何度も攻防戦を繰り広げた場所。中でも高天神城は海抜200m余ながら、険しい山谷が続く山頂で東海一の堅塁を誇ったと言われている。

そんな歴史秘話が豊富な場所は、手軽に行くことができるハイキングコースとしても名高く、県市行政や地元の方々の地域おこしの素材としても維持管理が施され大切にされているようだ。歩き始めてトイレから山道や標識に至るまで、よく目が行き届いていることが直ぐに判る。しかし細い稜線の多い山道は切り立っていて、右も左も深い谷というところがいくつもあり、標高差累計約400m総延長約5kmながら険しく滑りやすく、肝も冷やしながらの4時間(食事休憩1H含む)を十分楽しめた。
平均年齢古希オーバーの話好きお爺お婆集団、企画力と思いやり力にあふれたKリーダーに引率され、いつもながらの軽口をはさみながらの緊張ウォーキングは暖かく穏やかな天気に助けられて150%の大満足。オミクロン株感染流行がどうなるかは「神のみぞ知る」だけれど、山頂の神社では「また直ぐにウォーキングに行けますように」と願かけた仲間が多かったんじゃないだろうかね?
朝日新聞では論説だけではなく、土曜版や日曜に別紙タブロイド判で挟み込まれる「The Asahi Shimbun Globe」を注目している。文字通り地球規模の世界的な取材に基づいて各週のテーマを、時間と人手をかけて丁寧に記事にしているのがいいね。
今週は【ホモ・モビリタス 移動をめぐる「旅」】と題した特集で、「ゲノム研究が覆した30万年に及ぶ人類の移動の歴史」についてGlobe編集部の大牟田透記者が記事を書いている。これがなかなか秀逸だ。
浜松クリエートの展示場を一室一週間借り切って、家族の協力も得ながら何百人にも及ぶ知人友人を含む来場者に丁寧に対応し説明している姿は、愛好家を遥かに超えて「木版画伝道者」の貫禄が付いてきたように思う。
今年の個展はこの数年に受賞した数々の大作を始め、大好きなフランス滞在やオランダ・ドイツをこつこつ旅行して仕上げたピカッと光る小品も含むなかなか味わい深いものだった。有数の車両メーカーのデザイン室を取り仕切り後輩を育成した経験は、展覧会の運営や見せ方にも遺憾なく発揮されている。
自分が気に入って画題に取り上げた地方の小さな町や港の地名は自作の地図に訪問ルートと共に分かりやすく記載し、自らの感想を含めて版画の傍らに掲げてある。個展ならではの痒いところに手が届く優れた工夫だ。


