三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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「「親兄弟が殺される戦場で朝鮮の『民族』意識が生まれた」」

2019年10月27日 | 韓国で
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/10/25/2019102580147.html
「朝鮮日報日本語版」 2019/10/27 06:01
■「親兄弟が殺される戦場で朝鮮の『民族』意識が生まれた」

【写真】【新刊】キム・ジャヒョン著、ウィリアム・ハボウシュ、キム・ジス編集、チュ・チェヨン訳『壬辰戦争と民族の誕生』(ノモブックス)

 本書は、1592年に日本が侵略してきた壬辰(じんしん)倭乱(文禄・慶長の役)に対応する中で、朝鮮の人々に「民族」という意識が誕生したと主張する。米国コロンビア大学の碩座(せきざ)教授(寄付金によって研究活動を行えるよう大学の指定を受けた教授)を務めたキム・ジャヒョン教授(1940-2011)は、米国の韓国学界を引っ張ってきた代表的な学者だ。8年前に世を去る際、夫で数学者のウィリアム・ハボウシュ教授(イリノイ大学)に、コンピューターに入っている未完の原稿を託した。ハボウシュ教授は、妻の弟子だったキム・ジス教授(ジョージワシントン大学)などと共に遺稿を整理し、本にまとめた。
 論証は複雑だが、主張は明瞭だ。親兄弟が殺りくされる切迫した危機の中で、朝鮮の人々は他民族と区別される自己の民族に対する認識を育み、民族のアイデンティティーは戦後の朝鮮の朝廷による戦争記念事業などを通じて強化された-というものだ。韓民族は檀君以来一つの民族というアイデンティティーを持っていたという見解や、民族という概念は開港後に入ってきた近代の産物と考える通説に挑戦する内容だ。
 著者は、壬辰倭乱中に嶺南(慶尚道)や湖南(全羅道)など各地域で自発的に立ち上がった義兵大将は、義兵参加を勧誘する檄文(げきぶん)などで、国土と民族のため命を懸けて戦おうと訴えて「民族談論」を作り出した-と記す。戦争中にコミュニケーションを取る文字としてやりとりしたハングルが朝鮮人の民族意識を強化したという主張は、説得力を持っている。朝鮮の朝廷は、従来公式文書には漢字を用いていた慣行を破り、ハングルでつづった文書を発送、掲示した。戦後ハングルは再び下位の言語へと押しやられたかのように見えたが、以前とは異なり、基層文化空間において母国語での民族談論を形成し、オルタナティブな(代替的な、別の)空間を創出したと主張する。286ページ、1万9000ウォン(約1730円)
          李漢洙(イ・ハンス)記者
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