三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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「1億ウォン分の手の消毒剤…韓国の民間団体が初の対北朝鮮コロナ支援」

2020年04月03日 | 北部朝鮮
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/36210.html
「The Hankyoreh」 登録:2020-04-02 21:01 修正:2020-04-03 07:02
■1億ウォン分の手の消毒剤…韓国の民間団体が初の対北朝鮮コロナ支援
 統一部「法的要件充足…搬出承認」 
 民間協力、当局間に拡大するかに注目

【写真】北朝鮮の首都、平壌の高級サービス施設である蒼光園の職員が、新型コロナ感染予防を目的に施設内部を消毒している=労働新聞2月29日付より/聯合ニュース

 韓国の民間団体が、手の消毒剤1億ウォン(約880万円)分を北朝鮮に支援する。南北レベルとしては今年初の対北朝鮮支援であり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生後、官民を問わず初の防疫協力だ。
 韓国統一部当局者は2日、記者団と会い「(対北朝鮮支援の)要件を備えたある団体に対して、3月31日(支援物品の対北朝鮮)搬出を承認した」と明らかにした。この当局者は「支援物品は1億ウォン相当の手消毒剤」だとして「財源は団体が自ら用意したもの」と話した。政府予算である南北協力基金は投入されていないとの話だ。
 この当局者は「団体の名称、搬出経路、時期などについては、事業の円滑な推進のために推進する団体が非公開を要請しているため詳しくは話せない」と付け加えた。
 COVID-19の発生以後、開城(ケソン)南北共同連絡事務所業務が暫定中断されるなど、南北間の通路が閉じられた状況であるため、この団体は手消毒剤を購入し次第、北朝鮮-中国国境を通じて北朝鮮側に物品を伝達するものと予想される。
 韓国政府当局者は「(対北朝鮮支援の)要件を備えた団体は多数ある」として、今後民間レベルの対北朝鮮追加支援がなされる可能性があることを示唆した。民間レベルの防疫協力が、当局レベルのCOVID-19防疫協力を含む保健医療協力につながるかが注目される。
 対北朝鮮支援の“要件”とは、関連法律などに規定された5項目だが、主要なものは(1)北朝鮮との合意書(2)分配の透明性確保策など。

イ・ジェフン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/935350.html
韓国語原文入力:2020-04-02 18:42


http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/04/03/2020040380010.html
「朝鮮日報日本語版」  2020/04/03 08:59
■北「コロナが付いたコメを南が風船で送っている」
 韓国政府、北に対する手の消毒薬の支援を初めて承認

 韓国政府は2日、韓国国内の民間団体が新型コロナウイルス防疫の観点から北朝鮮に1億ウォン(現在のレートで約874万円、以下同じ)相当の手の消毒薬を支援する件を承認した、と発表した。コロナ問題に関して韓国政府が対北朝鮮防疫支援を承認するのはこれが初めて。
 統一部(省に相当)は「対北朝鮮人道支援の要件を備えて申請した民間団体1カ所について、先月31日に(防疫物資)搬出を承認した」として「承認された物品は手の消毒薬などおよそ1億ウォン相当」と明かした。韓国国内向けの供給もまだ十分でないマスクなどは含まれなかったという。同団体が非公開を希望していることから、団体名や搬出ルート、時期など具体的な内容は公開されなかった。
 これに先立ち京畿道は、独自予算で12億ウォン(約1億500万円)相当のコロナ対北支援案を議決したが、韓国国内の世論を考慮して執行を一時中断した。統一部の当局者は「(対北支援の)要件に合うよう準備している団体がさらに幾つかある」と語った。韓国国内のコロナ終息は遠いが、今回の「1号承認」を皮切りに民間団体の対北支援が相次ぐ可能性がある。韓国政府も、基本的に南北の保健協力が必要だという立場だ。
 だが北朝鮮は、コロナが拡大して経済難まで重なるや「南朝鮮からコロナウイルスが入ってくる」と宣伝していることが分かった。北朝鮮に詳しい消息筋は「北朝鮮の保衛省が講演を通して『南朝鮮ではコロナウイルスを付けたカネやコメを風船やプラスチックの筒に詰めて北に送っている』と中傷している」と伝えた。北朝鮮制裁の長期化とコロナによる経済難が甚だしく、民心離反の兆しまで見えることから、南側に責任を転嫁しようとする狙いがあるものとみられる。北朝鮮は最近、食用油や砂糖、ブタ肉など食品価格を集中的にコントロールしている。
            キム・ミョンソン記者


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200402002200882?section=news
「聯合ニュース」 2020.04.02 13:49
■民間団体が北朝鮮に防疫物資支援へ 韓国政府が搬出を承認
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は3月31日、北朝鮮に対する新型コロナウイルス対策用物資の支援を申請した韓国の民間団体に、物資の搬出を初めて認めた。政府当局者が2日、記者団に伝えた。物資は手指消毒剤が中心で、約1億ウォン(約870万円)相当だという。

【コラージュ】北朝鮮は懸命に新型コロナウイルスの感染防止に取り組んでいる=(聯合ニュースTV)

 政府は、国内の民間団体が北朝鮮支援事業を行うには▼北朝鮮側との合意書締結▼財源調達▼物資確保と輸送に関する具体的な計画▼分配の透明性確保――などの要件を備える必要があるとしている。
 今回の支援に関しこの当局者は、「要件を満たしたため物資搬出が承認されたと理解してよいだろう」と述べた。ただ、団体名をはじめ、搬出ルートや時期などについては、円滑な支援のために団体側が非公開を希望していると説明した。また、物資搬出の際に政府の監督などがあるかとの問いには、「定められた通り履行されているか、しっかり見る」と答えた。
 ほかにも北朝鮮支援を申請した団体はあるが、要件を満たせず、準備段階にとどまっているとされる。
 一方、政府としての北朝鮮支援に関し、同当局者は「関連事項を総合的に検討しながら、適切な時期に適切な方法で推進を判断していく」と、これまでと同じ説明を繰り返した。
【動画】北朝鮮での新型コロナウイルス対策を分析する動画=(聯合ニュース)


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200402002300882?section=news
「聯合ニュース」 2020.04.02 14:01
■今年の対北朝鮮支援 韓国は573万ドル=世界1位
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は2日、今年の対北朝鮮支援として約573万ドル(約6億1600万円)の寄付を約束したと明らかにした。

【コラージュ】韓国の今年の対北朝鮮支援額は世界1位となった=(聯合ニュース)

 統一部は昨年12月に世界保健機関(WHO)の北朝鮮母子保健分野の医療支援事業に500万ドルを支援することを議決した。昨年末にまず100万ドルを送金し、今年400万ドルが残っている。
 また、北朝鮮赤十字社による台風13号の復興関連など三つの事業にも大韓赤十字社を通じて約173万ドルを支援することを約束した。
 国連人道問題調整事務所(OCHA)が1日にホームページで公開した資料でも、韓国の今年の対北朝鮮支援金は計572万6914ドルと集計された。
 これは今年予定されている国際社会の対北朝鮮支援金の総額である943万4425ドルの60%を占め、世界各国が約束した対北朝鮮支援金のうち最も多い。
 スイスが約213万ドル、ドイツが67万ドルなどで韓国に続き、国連中央緊急対応基金(CERF)も新型コロナウイルス対応の支援に90万ドルを投入する計画だ。
 OCHAが集計した今年の対北朝鮮支援金の総額の51.9%に当たる490万ドルは、WHOに割り当てられる予定だ。
 分野別では、保健分野に支援金全体の半分近い約470万ドルが投入され、新型コロナウイルス対応にも90万ドルが割り当てられる。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200331004700882?section=news
「聯合ニュース」 2020.03.31 16:59
■新型コロナの支援物資 北朝鮮に到着=国境なき医師団
【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスを巡り、国際機関や人道支援団体が北朝鮮に送った物資が現地に次々と到着しているようだ。

【写真】北朝鮮は新型コロナウイルスの感染者は発生していないと主張している=(聯合ニュースTV)

 国際医療援助団体の国境なき医師団(MSF)は米政府系放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)に対し、マスクや手袋、手の消毒剤、抗生剤などを積んだ貨物が北朝鮮に到着したと伝えた。
 国連児童基金(ユニセフ)が送った医療用の手袋やマスク、赤外線体温計なども北朝鮮に到着したとされる。
 国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会は新型コロナウイルスを巡り、国際機関や団体などが申請した北朝鮮支援物資の制裁免除を承認した。
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「北朝鮮「コロナの世界撲滅まで非常防疫」…隔離500人」

2020年04月03日 | 北部朝鮮

https://japanese.joins.com/JArticle/264446?servcode=500§code=500
「中央日報日本語版」2020.04.03 10:08
■北朝鮮「コロナの世界撲滅まで非常防疫」…隔離500人
 北朝鮮は3日、新型コロナウイルス感染症の流入を防ぐために現在隔離されている人は500人余りの水準で、新型コロナが世界的に終息するまで国家非常防疫体系を維持するという計画を明らかにした。
 朝鮮中央放送はこの日、国家非常防疫事業総和会議が最近開催されたとし、「国家の安全保衛戦、人民防衛戦で発揮される肯定的所業の資料が通報・評価され、防疫事業に慢性的に対する一部の否定的な現象が強く総和(批判)された」と報じた。
 続けて「会議では世界的にウイルス感染症が完全になくなるまで国家非常防疫体系を維持し、全社会的、全人民的行動一致により感染症防疫事業を強化することを特に強調した」と伝えた。
 また、「政治事業、衛生宣伝活動を積極的に根気よく行って防疫事業への社会的雰囲気を盛り上げ続ける問題、中央非常防疫指揮部の指揮に絶対服従し、決定した事項を迅速・正確に執行する強い規律をより厳格に定めることに関する問題が集中的に討議された」と付け加えた。
 北朝鮮は先月24日から国家非常防疫体系に切り替え、中央と地域別の非常防疫指揮部を組織した。すぐに空・海・陸地を全面統制し、入国者とその接触者を最長40日隔離するなど防疫に全力を注いでいる。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200402004300882?section=news
「聯合ニュース」 2020.04.02 18:33
■北朝鮮が各国外交官への制限措置緩和 商店など利用可能に
【モスクワ聯合ニュース】北朝鮮当局が新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、各国の外交官などを対象に2月から実施していた移動制限などの措置を一部解除したことが分かった。在北朝鮮ロシア大使館が2日(現地時間)、フェイスブックで伝えた。

【写真】平壌市内の様子(在北朝鮮ロシア大使館のフェイスブックより)=(聯合ニュース)

 ロシア大使館は、北朝鮮外務省が平壌に駐在する各国の外交官や国際機関に送った公式の書簡をこの日受け取ったとし、北朝鮮に滞在する外国人は平壌にあるすべての商店や飲食店、市場などを訪問してもよいという内容だったと説明した。
 また国家非常防疫体制が解除されるまで、平壌滞在中は規則に従って医療用マスクを必ず着用するよう丁寧な要請があったという。
 ロシア大使館は「2カ月間維持されてきた制限措置の追加緩和は、新型コロナウイルスの流入遮断のために北朝鮮指導部が取った措置の効率性を証明するものとして評価する」と表明した。
 北朝鮮当局は2月初旬から、北朝鮮と中国・ロシアを結ぶ航空便や鉄道を停止し、外国人の出入国も制限した。2月1日からは北朝鮮に駐在する外交官に対し、大使館と外交官区域を離れることを禁じる隔離措置も取っていた。その後、先月初め、平壌市内の一部商店の営業再開を認め、外交官の隔離措置を解除した。


https://www.afpbb.com/articles/-/3276835?cx_part=latest
「AFP」 2020年4月2日 18:03 発信地:ソウル/韓国
■北朝鮮、新型コロナウイルス感染者はいまだ「ゼロ」と主張

【写真】北朝鮮・平壌にある病院の待合室で、新型コロナウイルスの情報について知らせる医師(2020年4月1日撮影)。(c)KIM Won Jin / AFP
【写真】北朝鮮・平壌にある病院の入り口で、女性の体温を測る医療従事者(2020年4月1日撮影)。(c)KIM Won Jin / AFP
【写真】北朝鮮・平壌にある病院の廊下を消毒する保健当局者ら(2020年4月1日撮影)。(c)KIM Won Jin / AFP
【写真】北朝鮮・平壌の駅近くに設置された大型スクリーンから流れる新型コロナウイルス関連情報を見る人々(2020年4月1日撮影)。(c)KIM Won Jin / AFP
【写真】北朝鮮・平壌にある病院の入り口で、女性の手に消毒スプレーをかける医療従事者(2020年4月1日撮影)。(c)KIM Won Jin / AFP
【写真】北朝鮮・平壌にある病院の待合室で、新型コロナウイルスの情報について知らせる医師(2020年4月1日撮影)。(c)KIM Won Jin / AFP
【写真】北朝鮮・平壌にある病院の事務室を消毒する保健当局者ら(2020年4月1日撮影)。(c)KIM Won Jin / AFP
【写真】北朝鮮・平壌にある病院の入り口で、女性の体温を測る医療従事者(2020年4月1日撮影)。(c)KIM Won Jin / AFP
【写真】北朝鮮・平壌にある病院の廊下を消毒する保健当局者ら(2020年4月1日撮影)。(c)KIM Won Jin / AFP

【4月2日 AFP】北朝鮮の保健当局幹部は、自国の新型コロナウイルス感染者はいまだに「ゼロ」だと主張している。一方、全世界での感染者数は100万人に近づいており、諸外国の間では北朝鮮の主張に懐疑的な見方が広がっている。
 すでに国際社会から孤立している核保有国の北朝鮮は、隣国の中国で新型コロナウイルスが初めて検出された直後の1月に国境を封鎖。厳格な封じ込め措置を導入した。
 感染症対策当局のトップ、パク・ミョンス(Pak Myong Su)氏は、感染症対策が十分に奏功していると主張し、「わが国ではこれまでのところ、誰一人として新型コロナウイルスに感染していない」とAFPに述べた。
 同氏は「わが国への入国者全員の検査と隔離を行い、あらゆる物品を徹底的に消毒する他、国境などを封鎖し、海路と空路も封鎖するなど、先制的かつ科学的な措置を講じた」と説明した。
 専門家らは北朝鮮の医療体制は脆弱(ぜいじゃく)で、感染症流行の打撃を非常に受けやすいと指摘している。また脱北者らは、北朝鮮政府が感染の流行を隠していると非難している。
 在韓米軍のロバート・エイブラムス(Robert Abrams)司令官は先月、北朝鮮に感染者がいることは「ほぼ確実」だと発言。
 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領も、北朝鮮で「何かが起こっている」と述べ、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-un)朝鮮労働党委員長に送った書簡で「感染症対策での協力」を提供する意向を表明した。


http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/03/31/2020033180272.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/03/31/2020033180272_2.html
「チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版」 2020/03/31 20:47
■「北朝鮮、コロナ患者の家の扉にくぎを打って5人皆殺し」
 対北消息筋「北朝鮮、隔離者の家の扉にくぎを打って封鎖」

 北朝鮮の咸鏡北道清津市で3月初め、新型コロナウイルスに感染した一家5人が皆殺しにされるという事件が起きていたことが31日、分かった。北朝鮮の内部事情に精通する対北消息筋は「この家族に新型コロナウイルス感染症が疑われる症状が出たため、家の中に隔離された」として「隔離された状況で治療も受けられず、家族全員、家の中で亡くなった」と伝えた。死亡した5人は製鉄所を退職した老夫婦と、その娘夫妻と子どもだったことが分かった。
 北朝鮮は、新型コロナウイルス感染症が疑われる症状が出た場合、自宅に隔離し、隔離者の家のドアにくぎを打ち付けて外に出られないよう封鎖していることが分かった。今回、新型コロナウイルスで死亡した清津の家族も家の中に閉じ込められたまま、治療を受けられなかったという。対北消息筋は「北朝鮮ではコロナで死んでも、コロナという言葉を口にできないよう統制される」として「北朝鮮はコロナ清浄国のイメージを維持するために、コロナの状況を隠ぺいしている」と伝えた。
 北朝鮮当局は現在でも新型コロナウイルスの確定患者や死者が1人も発生していないと主張している。しかし実際の状況はこれとは異なるようで、その状況が続々と明らかになっている。日本の読売新聞は29日、中朝国境付近に配置された北朝鮮軍の部隊で2月末以降、新型コロナウイルスの感染が疑われる死者が100人以上発生していると報じた。同紙は「(コロナが)当初は中朝国境付近で始まり、今では全国に広がっている」として「軍の訓練が中止になったケースも出ている」と伝えた。
 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は27日、外国出身者とその接触者、風邪の症状がみられる人など「医学的監視対象者」が平安南道・北道や両江道羅先市など全国に2280人いると報じた。これに先立ちロバート・エイブラムス在韓米軍司令官も今月13日「北朝鮮も隣国の中国で始まった武漢コロナウイルス感染症を避けられなかったと確信している」と言及した。
 対北消息筋は「中国人が大勢行き来する平壌や平安南道・北道、咸鏡北道の清津と羅先で新型コロナウイルス感染症の患者が集中的に発生している」として「北朝鮮当局が取る措置は、隔離および地域間の移動統制が全て」と話した。新型コロナウイルスの防疫局面で、公務や商売で他地域に移動するためには、通行証と共に衛生防疫証を所持していなければならないという。消息筋は「衛生防疫証の場合、賄賂を渡しても手に入れるのは困難」だとして「北朝鮮の住民だけでなく、隔離が解除された外国人たちも出国を禁止されて移動が制限され、非常に歯がゆい思いをしている」と伝えた。
 事情に精通した対北消息筋は「北朝鮮は、新型コロナウイルスが空気感染するため感染が拡大すれば全滅する恐れがあるという危機意識を持っており、強い対応を取っている」と話した。北朝鮮の朝鮮労働党の機関紙・労働新聞は31日、リ・ギョンチョル金日成総合大学副教授の寄稿文を通じ、新型コロナウイルスの非常防疫体系に絶対服従することを強調した。北朝鮮では診断キットなど十分な医療設備がなく、地方の場合はまともなコロナウイルス検査など考えられないという。
 対北消息筋は「平壌を中心に、新型コロナウイルス感染が疑われる患者たちに中国とロシアから支援された診断キットを使ったところ続々と陽性反応が出た」として「北朝鮮が国際社会に新型コロナウイルスの防疫物資の支援を要請したのも、こうした理由からだ」と話した。これに先立ち今月28日、国際医療支援団体「国境なき医師団」が支援した新型コロナウイルス対応の防疫関連物資が中国・丹東を経て北朝鮮に到着した。これは米政府系放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が31日に報じた。国策研究所の関係者は「北朝鮮当局は新型コロナウイルス感染症の患者や死者がいないと主張しているが、北朝鮮内部でコロナ感染による被害が拡大しているとみられる」と話した。
            キム・ミョンソン記者
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「中南米の新型コロナ感染2万人超に、アマゾン先住民族で初の陽性確認」

2020年04月03日 | 国家・社会
https://www.afpbb.com/articles/-/3276776?cx_part=latest
「AFP」 2020年4月2日 15:08 発信地:サンパウロ/ブラジル
■中南米の新型コロナ感染2万人超に、アマゾン先住民族で初の陽性確認

【写真】ブラジル・クリチバでバス停を消毒するボランティア(2020年4月1日撮影)。(c)Daniel CASTELLANO / AFP
【写真】ブラジル・サンパウロ郊外の墓地で、新型コロナウイルスで死亡したとみられる人を埋葬するために穴を掘る作業員(2020年3月31日撮影)。(c)NELSON ALMEIDA / AFP
【写真】ブラジル・サンパウロ郊外の墓地で、墓穴を掘る作業員(2020年3月31日撮影)。(c)NELSON ALMEIDA / AFP
【写真】ブラジル・サンパウロ郊外の墓地に掘られた新しい墓(2020年3月31日撮影)。(c)NELSON ALMEIDA / AFP
【写真】コロンビア・アンティオキアで、警察と葬儀社が協賛した新型コロナウイルス感染拡大防止啓発のバナーをつけた霊きゅう車(2020年4月1日撮影)。(c)JOAQUIN SARMIENTO / AFP
【写真】新型コロナウイルスの感染拡大を受けチリが国境を封鎖したため、帰国できなくなったボリビア人ら。チリ・ウアナの仮設キャンプで(2020年4月1日撮影)。(c)Ignacio MUNOZ / AFP

【4月2日 AFP】中南米で新型コロナウイルス感染が拡大する中、ブラジル当局は1日、アマゾン(Amazon)熱帯雨林に暮らす先住民族に初めて感染が確認されたと発表した。アマゾンの先住民族は外界から持ち込まれた病気に対して非常に脆弱(ぜいじゃく)なため、パンデミック(世界的な大流行)の影響に懸念が高まっている。
 ブラジル当局によると、先住民族コカマ(Kokama)の女性(20)に検査で陽性反応が出た。女性は対コロンビア国境に近いサントアントニオドイサ(Santo Antonio do Ica)の公共医療機関に勤務しているが、この医療機関では先週、休暇から戻った医師が陽性の診断を受けていた。
 現在のところ女性は無症状だという。保健省の先住民族担当部署によれば、女性は家族ともども隔離され経過観察中。
 中南米における感染者数は1日、AFPが行った集計で2万人を超え、5日間で約2倍に増加した。各国当局の発表に基づけば、域内では1日午後までに計537人が死亡している。
 域内最初の感染者が2月26日に確認されたブラジルが最も大きな影響を受けており、これまでに5700人以上が感染、うち201人が死亡した。人口約2億1000万人の同国では、ジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領が誤情報を拡散しているとして批判の的となっている。
 ボルソナロ氏は、感染リスクを抑えるため他人と一定の距離を保つ措置「ソーシャル・ディスタンシング」について、経済を無用に損なうと主張して激しく非難。新型ウイルスを「ちょっとしたインフルエンザ」と称し、人々の対応を「ヒステリー」だと批判してきた。こうした発言は、国内のみならず国際社会で同氏の孤立を深めている。
 一方、国連(UN)ベネズエラ避難民担当特別代表のエドゥアルド・ステイン(Eduardo Stein)氏は、経済破綻したベネズエラから流出した難民・移民の状況がパンデミックにより悪化していると警告している。2015年以降にベネズエラから流出した500万人近い人々の多くは、コロンビアなど近隣の南米諸国に住み着き、現地の保健システムを圧迫している。


https://www.afpbb.com/articles/-/3274535
https://www.afpbb.com/articles/-/3274535?page=2
https://www.afpbb.com/articles/-/3274535?page=3
「 AFP」 2020年3月21日 23:07 発信地:カラウアリ/ブラジル
■新型コロナによるパニック、南米アマゾン最奥地にも到達 ブラジル

【写真】ブラジル・アマゾンの熱帯雨林の奥地に位置するカラウアリの町(2020年3月16日撮影)。(c)FLORENCE GOISNARD / AFP
【写真】ブラジル・アマゾンの熱帯雨林の奥地に位置するカラウアリの町を歩く女性(2020年3月16日撮影)。(c)FLORENCE GOISNARD / AFP
【写真】ブラジル・アマゾン熱帯雨林の奥地に位置するカラウアリの住民(2020年3月16日撮影)。(c)FLORENCE GOISNARD / AFP
【写真】ブラジル・アマゾン熱帯雨林の奥地に位置するカラウアリの町を歩く少年(2020年3月16日撮影)。(c)FLORENCE GOISNARD / AFP
【写真】ブラジル・アマゾン熱帯雨林の奥地に位置するカラウアリの町(2020年3月16日撮影)。(c)FLORENCE GOISNARD / AFP

【3月21日 AFP】南米アマゾン(Amazon)の熱帯雨林の中心に位置するカラウアリ(Carauari)は、簡単にたどり着ける場所ではなく、ボートで川を上ると1週間を要する。だが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって世界規模に拡大したパニックは、ここカラウアリにまで到達した。
 ブラジル西部を蛇行して流れる、茶色の大河川であるジュルア川(Jurua River)沿いには、色鮮やかな高床式住宅の集落が散在しており、制度的には「自治体」として扱われている。
 だが、住民2万9000人は広さ2万6000平方キロに及ぶ土地に遍在し、その多くがこのアマゾン川の支流の西岸で暮らしている。外界とをつなぐ道路は一本も通っておらず、地球上で最も辺境にある町の一つだ。
 ここにたどり着くには、アマゾナス(Amazonas)州の州都マナウス(Manaus)から飛行機で3時間かけて移動するか、ボートで7日かけてアマゾン川、そしてジュルア川を上るかのいずれかしか方法がない。
 ここ数週間、新型コロナウイルスはカラウアリの人々にとって、ニュースで耳にしたことにある遠い世界の話にすぎなかった。
 だが今月13日、マナウスで新型ウイルスの初の感染者が確認されたことで、中国・武漢(Wuhan)から欧州へと広がった新型ウイルスをめぐるパニックは、今や米大陸のジャングルの奥地にまで到達。
 外界から持ち込まれた病気による壊滅的な歴史を持つこの地域で、古傷となっているかつての記憶がよみがえった。
 住民のハイムンド・ダシルバドスサントス(Raimunda da Silva dos Santos)さんは河港近くの自宅玄関から、「病気を持ち込まないよう、ここを離れてマナウスに行かせたり、マナウスからここに来させたりしてほしくないと人々は言っている」と話す。
 「私はカラウアリで生まれ、ずっとここで暮らしてきた。今年1月に80歳になったが、こんなことは今までに一度もなかったと言える」。

◆世界から遠く離れた場所
 ジョゼ・バルボサ・ダス・グラサス(Jose Barbosa das Gracas)さん(52)は、カラウアリの住民たちは世界の他の地域と同様、感染症から地域社会を守ることに没頭していると説明。
「わたしたちができることはすべてやっている。テレビで言っているように、病気を防ぐために手を洗っている」「病気の流行がここにこないよう、ただ神に祈るのみだ」
 カラウアリは17日、市長の命令に基づき、ボートや飛行機で到着した乗客たちを検査するための検問に乗り出した。
 だが新たな規制により、外界からカラウアリをさらに孤立させてしまうことへの懸念が高まった。
 住民の生活は、マナウスからボートで届けられる商品に依存している。薬、食料、工業製品…すべて自分たちではつくりだすことはできない。
 漁師であるルチアーノ・ダシルバ(Luciano da Silva)さん(32)は木造のカヌーから装備品を降ろしながら、もしボートの航行が影響を受けた場合「生き残るのが大変になる」と話す。「わたしたちはボートに依存しているんだ」。

◆感染症に脆弱(ぜいじゃく)な先住民たち
 新型ウイルスは、アマゾンで暮らす先住民の社会において特に懸念されている。先住民族にとって外界との接触はしばしば、異質な病気による大量死を意味するからだ。
 欧州からの最初の植民者たちにさかのぼる、長く痛ましい歴史においては、米大陸で暮らしていた先住民の推定95%が、主に天然痘などの病気によって死亡した。
 アマゾナス州は非常事態宣言を発令し、外部から先住民保護区へ訪問することを一時的に禁止。また全国規模の先住民組織であるブラジル先住民連合(APIB)は、人々が集まるのを避けるため、会議や集会を中止した。
 アマゾン川の別の支流ネグロ川(Rio Negro)沿いに住むバレ(Bare)人の首長、マリア・コルデイロ・バレ(Maria Cordeiro Bare)氏(40)はマナウスで、多くの先住民コミュニティーは新型コロナウイルス感染症に関する限られた情報しかなく、感染症の潜在的な影響を懸念していると説明。
 「先住民族にとってはデリケートな状況だ」とし、「新型コロナウイルス感染症であろうと他の病気だろうと、これまでにさらされたことのない病気であれば、われわれの健康や生活を脅かすこととなる」と指摘した。(c)AFP/Vitoria VELEZ
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「米先住民ナバホ指導部、脆弱な居留地への新型コロナの影響を懸念」

2020年04月03日 | 国家・社会
https://www.afpbb.com/articles/-/3276801?pid=22277391
「AFP 」 2020年4月2日 16:01 発信地:ロサンゼルス/米国
■米先住民ナバホ指導部、脆弱な居留地への新型コロナの影響を懸念

【写真】米ユタ州にあるモニュメントバレー・ナバホ・トライバル公園(2015年5月16日撮影)。(c)MLADEN ANTONOV / AFP
【写真】米ユタ州にあるモニュメントバレー・ナバホ・トライバル公園で、観光業を営む男性(2015年5月16日撮影)。(c)MLADEN ANTONOV / AFP
【写真】米アリゾナ州マーブルキャニオン付近を流れるコロラド川にかかるナバホブリッジ(2015年5月18日撮影)。(c)MLADEN ANTONOV / AFP

【4月2日 AFP】米最大の先住民居留地、ナバホ・ネーション(Navajo Nation)の指導部は、新型コロナウイルスがもともと脆弱(ぜいじゃく)な同居留地にもたらし得る影響を懸念している。
 先住民ナバホ(Navajo)の指導部は、すでに境界を閉ざし、夜間外出禁止令を出していたが、1日までに感染者174人、死者7人が確認された。

 ナバホ・ネーションの人口は約17万5000人。面積は7万1000平方キロで、3州にまたがっている。中にはもともと大きく孤立した生活を送っている住民もいる。
 多くは高齢者または糖尿病などの慢性疾患がある人々なので、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染すると重症化しやすい。
 また、大家族が一つ屋根の下で暮らしているため、新型ウイルスの急速な感染拡大にうってつけな環境が生じている。
 さらに心配なことに、保健当局が最も効果的な予防法は手洗いだと呼び掛けたとしても、住民の30%は水道水を利用できず、何キロも離れた井戸に水をくみに行かなければならない。
 ナバホ・ネーションは、連邦緊急事態管理庁(FEMA)とアリゾナ州兵に対し、二つの町での施設建設への支援と、医療機器の提供を求めた。
 かつて欧州からの入植者は、天然痘をはじめとする感染症の持ち込みなどによって、西半球(南北米大陸など)の人口の推定95%を死に追いやった。このため米国の先住民は何世紀にもわたり、感染症におびえながら暮らしている。
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「日本経済新聞1面トップ「日本はコロナ検査が少ない」批判」

2020年04月03日 | 国家・社会
https://japanese.joins.com/JArticle/264412?servcode=A00§code=A00
「中央日報日本語版」 2020.04.02 13:51
■日本経済新聞1面トップ「日本はコロナ検査が少ない」批判

【写真】政治的に中立的な日本経済新聞が2日付の1面トップ記事で日本政府のコロナ検査態勢を正面から批判した。 ソ・スンウク特派員

 日本経済新聞が2日付で新型コロナウイルス感染症検査実績問題を正面から提起した。「コロナ検査 世界に遅れ…一日2000件弱、独の17分の1」と題した1面トップの記事でだ。
 同紙は検査数が一日2000件を切っている日本の実態を伝え、「感染の実態を正確につかみ、きちんとした対応策を打ち出すには、検査の拡充が欠かせない」と指摘した。
 同紙は英オックスフォード大学研究チームが調査した世界各国の「人口100万人あたりの検査件数」を引用した。6000件を超える1位の韓国に続いて、豪州、ドイツなどの検査件数が多かった。
 同紙はこのうちドイツ(3月15日時点で2023件)を取り上げ、「117件(3月19日時点)の日本の検査件数はドイツの17分の1」とし「日本の検査件数は合計5万4000件と、15日まで16万7000件のドイツより(はるかに)少ない」と伝えた。
 また「安倍晋三首相は3月中に国内の検査能力を一日あたり8000件に高める考えを示していたが、実際の検査数(PCR検査)は一日2000件を超えることはなかった」と指摘した。安倍首相の主張が空手形になったということだ。
 その間、日本社会内には「検査を増やして感染者数が増えれば病院の病床が不足し、医療崩壊が起こりかねない」という共感があった。このため日本メディアもこの問題を本格的に指摘するのに慎重だった。
 日本の権威紙の日本経済新聞がこのように大々的に問題を提起したのは異例で、「少ない検査数のため感染が拡大してはいけない。このままではいけない」という切迫感が作用した可能性がある。
 同紙は「ドイツは感染していても無症状なら自宅待機とする対応をすでに取っている。一方、日本では検査で感染が確認されれば無症状や軽症でも原則入院させている」とし「それで検査の網を広げすぎると、誤判定も含めて入院患者が急増して病院が機能不全に陥り、医療崩壊につながると警戒していた」と伝えた。
 このように政府が検査をためらう間、自治体も医療崩壊などに対する憂慮から関連対応を遅らせ、「感染者が街を歩いている」という市民の恐怖ばかりが強まっている。
 先月28日の記者会見で安倍首相は関連質問に「確かに(日本の)検査件数は少ない」と認め、「私も毎日、厚生労働省に『医師が必要だと判断すれば検査を受けられるようにすべき』とずっと話している」と述べた。安倍首相は「日本は隠しているのかという議論があるが、これは私は違うと思う」と語った。
 一方、東京新聞は「安倍首相の言葉が国民を惑わしている」と指摘した。「1、2週間が極めて重要な時期」(2月27日)→「今が重要な場面」(1週間後)→「ぎりぎり持ちこたえている瀬戸際」(3月28日)などの表現のため、国民が不安を感じているということだ。


https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57517460R00C20A4MM8000/
「日本経済新聞」 2020/4/2 7:46
■コロナ検査、世界に後れ 1日2000件弱で独の17分の1
 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、日本が検査で後れをとっている。検査数は1日2千件を切っており、100万人あたりの検査数はドイツの17分の1だ。感染の実態を正確につかみ、きちんとした対応策を打ち出すには、検査の拡充が欠かせない。そのために軽症者は自宅で療養させるなど重度に応じた医療の仕組みをつくることが急務だ。
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「米空母で新型コロナ感染者が急増、25人に 海軍当局者」

2020年04月03日 | 国家・社会
https://www.cnn.co.jp/usa/35151461.html
「cnn」 2020.03.27 10:30
■米空母で新型コロナ感染者が急増、25人に 海軍当局者

【写真】
米空母「セオドア・ルーズベルト」に乗艦する海軍要員25人が新型コロナに感染した/US Navy

 ワシントン(CNN) 米空母「セオドア・ルーズベルト」に乗艦する海軍要員25人が、新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したことが26日、わかった。海軍当局者がCNNに明らかにした。米国防総省は24日、同艦の要員3人から陽性反応が出たと発表しており、わずか2日で感染者が急増した形だ。
海軍は今後も艦内の陽性者は増える見込みだと説明。当局者の1人はCNNの取材に、新たに「数十人」の陽性者が出る可能性もあると明かした。
 ただ、海軍作戦部長のギルデイ大将は声明で、「我々の積極的な対応により、地域内でのセオドア・ルーズベルトの即応能力を維持できると確信している」としている。
モドリー海軍長官代行はこれに先立ち、艦内で新たに「数人」の感染者が出たと述べたが、具体的な人数は示していなかった。
 モドリー氏によると、セオドア・ルーズベルトは現在、米領グアムに入港する準備を進めている。グアムでは乗組員が埠頭(ふとう)周辺以外の場所に立ち入ることは禁じられるという。
セオドア・ルーズベルトは2週間以上前にベトナムに寄港していた。海軍要員が最初にウイルスに感染した場所は不明。海軍は現在、すべての要員を航空機で搬送する手続きを進めている。
 米軍では26日午前の時点で少なくとも280人が新型コロナウイルスの陽性反応を示し、25日の227人から53人増となった。文民や契約業者などを含めた国防総省全体の感染者は600人近くで、モドリー氏によると、うち133人が海軍所属だという。


http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/03/26/2020032680044.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/03/26/2020032680044_2.html
「朝鮮日報日本語版」 2020/03/26 10:20
■平沢米軍基地で連続不審死…在韓米軍が「公衆保健非常事態」宣言
 米軍関係者「非常事態宣言は新型コロナ感染拡大を防止しようという観点…最近の不審死とは関係なし」

 在韓米軍が駐屯地の新型コロナウイルス感染拡大を懸念し、「公衆保健非常事態」を宣言した。公衆保健非常事態は、在韓米軍司令官が延長したり、早期終了したりしない限り、来月23日まで効力を維持する。在韓米軍司令部は25日のプレスリリースで、「世界保健機関(WHO)が世界の警告レベルを『非常に高い』に引き上げ、米国務省が全世界への旅行を禁止する第4段階警報を宣言した。在韓米軍施設の隣接地域が新型コロナウイルスにさらされる可能性が高まったことから、司令官は公衆保健非常事態を宣言した」と明らかにした。
 在韓米軍によると、ロバート・エイブラムス在韓米軍司令官は「我々は大韓民国および在韓米軍周辺地域の新型コロナウイルスの状況を引き続き観察・評価している。順守事項を履行して軍隊を守るのに必要な権限を行使するため、私は韓国にあるすべての米軍司令部と軍事施設に対する公衆保健非常事態を宣言した」と明らかにしたとのことだ。
 在韓米軍は「エイブラムス司令官の公衆保健非常事態宣言決定は、現在施行している健康保護条件や予防緩和措置の変化または在韓米軍施設の危険段階の引き上げを意味するものではない」と述べた。在韓米軍は新型コロナウイルスの危険段階を4つの段階のうち第3段階である「高」水準のまま維持している。
 米軍の同日の公衆保健非常事態宣言は、最近在韓米軍兵士2人が相次いで死亡したことと関係があるのではないか、という疑惑も一部で取りざたされている。在韓米軍第2師団は、在韓米軍平沢基地「キャンプ・ハンフリーズ」で22日に兵士が死亡しているのが発見されたと発表した。この前日にも、米軍第2師団キャンプ・ハンフリーズ所属の女性兵士が死亡している。二日連続で平沢基地において兵士の死亡事故が発生したのだ。在韓米軍でも10人の新型コロナウイルス感染者が出ている状況で、新型コロナとの関連性の有無に関心が寄せられている。在韓米軍側は「死亡事故は2件とも新型コロナとは関係がないと見られる。公衆保健非常事態宣言と米軍兵士2人の死亡も関係がない」と明らかにした。
 米軍第2師団によると、22日にクレイ・ウェルチ上兵(20)がキャンプ・ハンフリーズ内の自身の兵舎で意識不明の状態で発見された。出動した救急医療スタッフは現場で死亡診断を下し、米軍は死亡原因を調査していると明らかにした。米ミシガン州ディアボーンハイツ出身のウェルチ上兵は、カンザス州フォートライリー基地の第1歩兵師団所属だった。今年2月に同旅団がキャンプ・ハンフリーズに移動したのに伴い、韓国に来た。この前日の21日、ジョー・グロリア一等兵(25)も平沢米軍基地内の宿舎で死亡しているのが発見された。
            ユ・ヨンウォン軍事専門記者


https://japanese.joins.com/JArticle/264122?servcode=A00§code=A20
「中央日報日本語版」 2020.03.26 08:00
■太平洋の米空母で感染者発生、在韓米軍が保健非常事態を宣言

【写真】平沢駐韓米軍基地「ハンフリーズ基地」で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の予防のために軍関係者が出入りする運転者を対象に発熱検査を行っている。[写真 在韓米軍司令部]

 在韓米軍が25日、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)により韓国内すべての米軍司令部と軍事施設に対して公衆保健非常事態を宣言した。
 ロバート・エイブラムス在韓米軍司令官はこの日「在韓米軍の施設隣接地域に新型肺炎ウイルスの露出の可能性が大きくなった」としてこのように明らかにした。非常事態は別途の措置がなければ翌月23日までだ。
 彼は「世界保健機関(WHO)が全世界の警告水準を『非常に高い』に引き上げ、米国務部が全世界旅行を禁止する第4段階の警報を宣言した」として「軍隊の保護が最優先課題」と背景を明らかにした。また「これは安易さと戦いながらも節制し警戒心を失わないための慎重な決定」とも付け加えた。今まで駐韓米軍基地から出た新型肺炎の確診事例は10件だ。
 だが、WHOが警告を引き上げたのは先月で、国務部による第4段階警報もすでに6日前だ。また「今回の宣言決定が現在の健康保護条件や予防措置の変化、または在韓米軍の危険段階の引き上げを意味するわけではない」というのが在韓米軍の説明だ。防疫体系に実質的な変化があるというよりは関連措置を司令官の権限でより速かに取れるようになったという意味だ。
 それでも非常事態を宣言したのは21日と22日、京畿道(キョンギド)平沢(ピョンテク)キャンプのハンフリーズ基地で20代兵士2人が相次ぎ亡くなったことと無関係ではないという分析も出ている。在韓米軍は彼らが症状を見せなかったという理由で新型肺炎を死因から排除して事後検査も実施しなかった。だが、世界的に無症状感染事例も多い。
 一部では太平洋で作戦中だった空母「セオドア・ルーズベルト」の乗務補助員3人が最近確診判定を受けるなど、米軍内新型肺炎の拡散傾向が尋常でないのにともなう措置という見方がある。
 これを受け、米インド太平洋司令部は管轄地域に健康保護条件(HPCON)5段階の中で2番目に高いレベルの「チャーリー」を設定した。これは「相当な危険(地域感染が続くことにともなう危険の高調)」を意味する。


https://japanese.joins.com/JArticle/264093?servcode=A00§code=A00
「中央日報日本語版」 2020.03.25 12:04
■太平洋上の米原子力空母で新型肺炎感染者3人発生

【写真】今月21日、フィリピン海で米国空軍と合同訓練中の「セオドア・ルーズベルト(CVN 71)」。B-52戦略爆撃機がF-15C戦闘機の護衛を受けながら先頭を導いており、「セオドア・ルーズベルト」(右)とミサイル巡洋艦「バンカー・ヒル」(CG 52)が航海している。[写真 米海軍]

 新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)が米中覇権戦争の突発変数になる可能性があるという憂慮が現実になった。中国をけん制するためにアジア・太平洋に配備した米国海軍の原子力空母で新型肺炎の感染者が発生した。
 トーマス・モドリー米海軍長官代行は24日(現地時間)、原子力空母「セオドア・ルーズベルト(CVN 71)」の水兵3人に新型肺炎の陽性反応が現れたと明らかにした。セオドア・ルーズベルトは1月、母港である米カリフォルニア州サンディエゴを離れてアジア・太平洋へ向かった。今月初め、南シナ海で訓練を終えて現在フィリピン海にある。
 狭い空間に多くの人がいるため、艦艇は伝染病が急速に広がる可能性がある。さらに、米国の原子力空母には5000人程度が乗っている。米海軍がセオドア・ルーズベルトで今回の新型肺炎感染者の発生に大きな関心を見せる理由だ。
 問題はこの感染者の感染ルートだ。セオドア・ルーズベルトは今月4~9日、ベトナム・ダナンを訪問した。当時ベトナムの新型肺炎による感染者は16人だった。そして、ダナンを離れて15日が過ぎたが、今になって確診が明らかになったわけだ。
 米海軍は現在、東シナ海と南シナ海で中国をけん制するために「航行の自由」作戦を展開している。新型肺炎の拡散が深刻化する場合、相当数の軍艦を作戦に投じられない可能性もあるという懸念が出ている。この場合、中国のけん制にも支障をきたすものとみられる。
 米国防総省によると、現在174人の現役将兵が新型肺炎の確診判定を受けた。この中で57人が海軍所属だ。


https://japanese.joins.com/JArticle/263990?servcode=A00§code=A00
「中央日報日本語版」 2020.03.23 13:57
■米中覇権競争に突発変数…米太平洋艦隊15人コロナ感染

【写真】新型コロナウイルス(新型肺炎)感染者が出た米国海軍の沿岸戦闘艦「コロナド(LCS-4)」。ステルス設計を適用したこの戦闘艦は、米国がインド太平洋戦略により太平洋に配置して中国を牽制(けんせい)する任務を担当している。[写真 米国海軍]

 米国海軍は今月15~18日、南シナ海で原子力空母「セオドア・ルーズベルト(CVN-71)」が率いる第12空母打撃群(CSG)と強襲揚陸艦「アメリカ(LHA-6)」が導く第7遠征打撃団(ESG)が合同訓練を開いた。アメリカは垂直離着陸ステルス戦闘機であるF35Bを最大20機まで搭載することができる。事実上の軽空母だ。
 米国が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)で打撃を受けている中で、米海軍は依然として中国を牽制(けんせい)するために東シナ海と南シナ海で「航行の自由」作戦を継続している。ところで、これからはこのような作戦が難しくなるだろうという予想が出ている。米海軍内部で新型コロナが拡散しているためだ。
 23日、米太平洋艦隊司令部によると、21日(以下、現地時間)カリフォルニア州サンディエゴに停泊中の艦船から5人の感染者が出た。20日にも新たに2人に感染が確認された。太平洋司令部は日付変更線を基準として西部太平洋を管轄する第7艦隊と東部太平洋を管轄する第3艦隊を配下に置いている。
 米太平洋艦隊司令部は艦隊所属艦船の新型コロナ感染者は15人だと発表した。15日、強襲揚陸艦「ボクサー(LHDー4)」で初めての感染者が発生した。その後、イージス駆逐艦「ラルフ・ジョンソン(DDGー114)」、沿岸戦闘艦「コロラド(LCSー4)」の水兵が相次いで陽性判定を受けた。
 これら艦艇は、現在、港に停泊中で、隔離次元ですべての乗組員は14日間隔離状態で艦内に留まっている。米太平洋司令部は「今後どの艦艇で感染者が出てきたのか『作戦保安』のために明らかにしない」という立場だ。
 艦艇は、日本に停泊したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の事例から分かるように、狭い空間に人が集まっているため新型コロナが急速に拡散するおそれがある。これに伴い、太平洋艦隊での新型コロナ拡散が深刻化する場合、相当数軍艦を作戦に投じられない可能性もあるという懸念が出ている。この場合、東・南シナ海での航行の作戦にも支障をきたすことができる。
 一方、23日午前10時現在、在韓米軍の新型コロナ感染者は9人だ。9人のうち将兵は1人で、残りは軍務員や将兵家族だ。
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