長 崎 平 和 宣 言
今年、一人のカトリック修道士が亡くなりました。「アウシュビッツの聖者」と呼ばれたコルベ神父を生涯慕い続けた小崎登明さん。93歳でその生涯を閉じる直前まで被爆体験を語り続けた彼は、手記にこう書き残しました。
世界の各国が、こぞって、核兵器を完全に『廃絶』しなければ、地球に平和は来ない。
核兵器は、普通のバクダンでは無いのだ。放射能が持つ恐怖は、体験した者でなければ分からない。このバクダンで、沢山の人が、親が、子が、愛する人が殺されたのだ。
このバクダンを二度と、繰り返させないためには、『ダメだ、ダメだ』と言い続ける。核廃絶を叫び続ける。
原爆の地獄を生き延びた私たちは、核兵器の無い平和を確認してから、死にたい。
核兵器は、普通のバクダンでは無いのだ。放射能が持つ恐怖は、体験した者でなければ分からない。このバクダンで、沢山の人が、親が、子が、愛する人が殺されたのだ。
このバクダンを二度と、繰り返させないためには、『ダメだ、ダメだ』と言い続ける。核廃絶を叫び続ける。
原爆の地獄を生き延びた私たちは、核兵器の無い平和を確認してから、死にたい。
小崎さんが求め続けた「核兵器の無い平和」は、今なお実現してはいません。でも、その願いは一つの条約となって実を結びました。
【以下は略し最後のメッセージのみ引用します】
被爆者の平均年齢は83歳を超えています。日本政府には、被爆者援護のさらなる充実と、被爆体験者の救済を求めます。
東日本大震災から10年が経過しました。私たちは福島で起こったことを忘れません。今も続くさまざまな困難に立ち向かう福島の皆さんに心からのエールを送ります。
原子爆弾によって亡くなられた方々に哀悼の意を捧げ、長崎は、広島をはじめ平和を希求するすべての人々とともに「平和の文化」を世界中に広め、核兵器廃絶と恒久平和の実現に力を尽くしていくことを、ここに宣言します。
2021年(令和3年)8月9日
長崎市長 田 上 富 久
長崎市長 田 上 富 久
関連ページ(ブログ)
◎ 2020.08.06 八月や六、九、12と十五日
◎ 2019.08.09 2019年8月9日 長崎平和宣言
◎ 2018.05.05 2018年長崎平和宣言骨子が報じられていました
◎ 2017.08.10 広島・長崎平和宣言と総理挨拶&H29防衛白書発行
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この件も気になる事ですが、現状は新型コロナウイルスという生物兵器にすら対処できない我が日本国政府なので核兵器など対応不能?
◎ 2020年10月25日 核兵器禁止条約、21年1月発効へ 50カ国・地域が批准(日本経済新聞) 米英仏中ロの核保有国と、日本や韓国など米国の「核の傘」に頼る国々は参加していない。
◎ Wikipedia 核兵器禁止条約 2017年7月7日に国際連合総会で採択され、2021年1月22日に発効された
◎ 平成30年12月26日 核兵器禁止条約(外務省) 外交青書 2018 4 軍縮・不拡散・原子力の平和的利用
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