ICT工夫
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訴訟 報告と講演会
日時:2019年2月8日(金)
   裁判報告 16:00~
   リニア講演会 16:30~18:15
    講演 中央新幹線:限界技術のリスク
    講師 阿部修治氏(武蔵野大学工学部教授)       
会場:衆議院第二議員会館多目的ホール(14:30~1階ロビーで入館証配付)
資料代:500円
主催:ストップ・リニア!訴訟原告団
   リニア新幹線沿線住民ネットワーク

 1973年(昭和48年)新幹線基本計画で中央新幹線決定から45年、リニア山梨実験線開始から20年、リニアはいまだに建設に取り掛かった段階で、JR東海が予定している品川・名古屋間の開業も大幅に遅れるものと見られている。
 品川・名古屋間286kmにガイドウエイを敷きまくり、時速500キロで疾走するリニアは安全なのか、そして千人の乗客を守るための安全や保守技術は万全なのか?

講演会 />

<阿部修治氏>
東京大学卒。産業技術総合研究所でナノテクノロジーなどを研究。武蔵野大学工学部教授。リニア新幹線の電力消費や安全性に警鐘を鳴らしている。

◇ 2013年2月10日に「リニア新幹線沿線住民ネットワーク」が発足した結成集会が神奈川県相模原市「ソレイユさがみ」で開催され、その時開催されたシンポジウムに阿部修治氏も参加されています。(「リニア新幹線沿線住民ネットワーク」結成集会の記録
『物理学者で独立行政法人・産業技術総合研究所の阿部修治さんは「狭い日本に弾丸列車は必要か。地震国で安全は担保できるのか。科学技術信仰が暴走しているのでは」と指摘』神奈川新聞 2013/02/12 記事は報じました。
「科学」2013年11月号(岩波書店)に掲載された阿部修治氏の論文「エネルギー問題としてのリニア新幹線」はリニア新幹線沿線住民ネットワーク構成組織のひとつである リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会 のサイトで 岩波書店の許諾を得たPDFファイル(1,040 KB) として公開されています。
◇ 2013年12月1日に町田市の和光大学ポプリホール鶴川で開催された講演会での阿部修治さん講演が記載されています・・・「エネルギー問題としてのリニア新幹線~脱原発社会にリニアは必要か」(PDFファイル 575 KB)(リニア新幹線NEWS No.16 リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会発行)

私のリニア情報ブログで掲載済みですが、主催者からの情報発信に気付かないことが多いと思われますので、この一般ブログでも掲載しておくことにしました。市民側からのリニア情報は stoplinearのブログ(リニア・市民ネットのブログ)を一日一度確認すれば良いと思いますのでご案内しておきます。 私は自分用の リニア情報リンク集 を作って情報源を巡回しています。
自民党政権のサポートで長崎幸太郎氏が山梨県知事になられ、山梨県のみならず沿線各地のリニア中央新幹線事業にも変化があるかも知れません。マスコミ報道だけで無く沿線地域の行政や一般市民からのソース情報を確認なさることは必要だと思います。当り前のことですがリニア中央新幹線は山梨県内だけの県政事業ではありません。そして2026年に工事が終り1年間春夏秋冬のテスト走行を繰り返して2027年の開通になる予定は単なる予定です。予定は未定にして決定にあらず。

2019年1月27日投開票の山梨県知事選挙で自由民主党の長崎幸太郎氏が当選されました。無所属としての立候補でしたが党本部から多数の方々が応援に来県されたと報じられました。当選を報じたテレビでも自民党幹部の方々がその成果を語っておられました。長崎知事ご就任の2月18日を境に山梨県は自民党政府直轄とも言える豊かな自治体に転換するでしょう。

そこで大切なことがあります。既に山梨県民の皆さんが良くご承知のリニア事業に伴うと予想されている多様な問題の解決を図ること、それを新知事には是非とも最優先でご高配いただきたいのです。
現在明確な問題が3つあります。

1.南アルプストンネル山梨工区の順調な工事進捗(すなわち発生土処理)の為に早川芦安連絡道路計画の早急な推進、その為に不足している財源に対する国からの補助金確保です。トンネル工事に万一遅延が生じても早川芦安連絡道路という地域の人々の悲願は早期に達成できるはずであり、国からの財源投入により達成させるべきです。

2.ご存じのように静岡県大井川問題はリニア中央新幹線事業の停滞までも想定されています。その解決に山梨県知事としても政府と連携して尽力なさること。後藤知事は中部横断道の山梨~静岡間完成に尽力され、現地視察や国土交通省や静岡県を交えた会議を山梨県庁で行われてきました。同様に大井川問題の解決に新知事が協力・尽力なさることは山梨県の為にも必要なことだと考えられます。その一つは大井川から水を引き込み発電後は早川・富士川に流している発電事業への対策かも知れません。リニア事業に伴う大井川減水予測量がこの発電事業用に引き込んでいる水量と同程度らしいのです。知事にお調べいただけば情報の委細は明確になると存じますが、私は理解できていません。

3.リニア中央新幹線が高架橋で通過する山梨県内地域では騒音・日照問題があることはよく知られています。新知事におかれましては既に県庁担当部局で行なわれている問題の発生予測を精査され、実験線の事例も踏まえて実験線を含めた高架橋沿線では少なくとも50m幅で高架橋両側緑地化施策をご検討いただき、国に所要な財源補助を求めることです。

補足.リニア事業とは間接的な関係ですが、東部・北麓の皆さんの要望である新々御坂トンネルの事業開始です。山梨県の財政負担をカバーする補助金導入で可能になるはずであり、後藤知事の球技場計画を継承されるなら、球技場完成の暁には必要な道路であり、地域企業を活性化し、且つリニア新幹線山梨県駅の活用施策にも十二分に役立つものとなるはずです。


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