山梨知事、「裏金質問」封じ問題で職員が忖度した可能性を示唆 指示は否定(2024年3月22日)(産経新聞)
山梨県の長崎幸太郎知事への個別インタビュー取材を巡り、県が自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件の関連質問を扱わないよう報道各社に求めた問題で、長崎氏は22日の記者会見で、報道各社が政治資金の質問を別の機会に尋ねるよう担当職員に伝えていたと明らかにした。自身の発言を受けた職員が忖度(そんたく)し、政治資金関係は質問しないよう報道各社へ求めるに至った可能性を示唆した。一方、自身の指示は重ねて否定した。
長崎氏の発言を職員が指示と受け取り、質問規制につながったとの見方について「あるのかもしれない。その点は反省している」と述べた。記者会見で政治資金の関連質問が集中するため、インタビューでは県政運営を発信したいとの意向を職員に伝達したという。
2月の個別取材に先立ち、県は質問の事前提出を要求。政治資金の関連質問を削除しないと取材に応じないなどと通告した。複数社は質問を敢行した一方、地元民放1社が取材を拒否された。
【産経新聞の記事を掲載しました】
山梨県知事の記者会見サイト
令和5年度知事会見 令和6年3月4日月曜日 が最新の掲載ですから、22日の記者会見が掲載されたら確認します。