甲府駅北口前の県有地に計画している高度情報拠点施設となるビル、これは県立図書館の北側に位置して建設される計画を確認していました。このビルに誘致する候補だったNECが参入にためらっているような事が新聞で報じられました。
◇ NEC進出見直し検討 甲府駅北口再開発 高度情報化拠点構想に暗雲(2008年12月10日 読売新聞山梨版)
◇ 甲府駅北口計画見直しせず 県議会で知事(2008年12月13日 読売新聞山梨版)
このことは別にして県立図書館の移転新築は進めて欲しいと思っていますが、私は駅前に県立図書館があるという甲府市、甲府駅北部のイメージを学術・公園都市のように想像しています。調べたことは無いのですが地方都市で駅前に広い公園と大規模な公立図書館がある所など無いだろう、これこそ甲府のウリの一つになると思っていました。
ところが今日拝読した百武ひろ子さんのブログ記事、「先生の喜び」の中で「写真は、丸亀の駅前にある丸亀市猪熊弦一郎現代美術館・・」という記述を読み調べたら驚きました。あるんですねぇ、駅前に!猪熊弦一郎現代美術館 交通案内ページで確認できました。これは公設の施設ではありませんが丸亀市公式サイトでは丸亀市猪熊弦一郎現代美術館のページでも案内されています。公立なら甲府が初めてだという期待を持っていつか調べてみたいと思います。もちろん東京・JR上野駅公園口の近傍にひろがる美術館、博物館地域は除きます、ここは例外です(^o^)
高度情報化拠点については「甲府市@山梨県のICT社会」の方で整理していこうと思っています。県立図書館の利用カードに住基ネットカードを使うという報道がありました。12月14日、山梨県人では無い私にも「討ち入り」の太鼓が聞えて来ましたよ(^o^)・・・山鹿流は甲州軍学に発するものでしたね。
図書館情報から検索して所蔵されている事が分かり、出かけて分類記号から書架に到達、その図書の周辺にある図書から新たなインスピレーションを受けてそれも借り出す、それが図書館の醍醐味の一つです。
特に目的もなく書架を眺めながら歩いてピンとくる本に出会う、そういう楽しみもあります。
図書館書架の空間そのものが生涯学習施設なんですよ。
だから同じ建物に余計な集会施設などをつけようとした以前の計画に反対しました。本気で図書館を考えたらそんな余裕があるはずがないのです。もちろんそれなりの大規模な施設が作れる財力があれば別でしょう。
新聞、雑誌などが置かれている自由閲覧フロアーにはデスクが欲しいです。ベンチに座って雑誌や新聞を読ませる図書館なんていけません。きちんとした県立図書館新築の必要を感じる理由のひとつです。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。