2022年8月25日 19時50分
新型コロナ 療養明けも続くせき だるさにどう対応 専門家は(NHK)
第7波で各地で感染者数が過去最多となるなか、療養を終えて職場や学校に復帰した人も多くなっています。 一方で、復帰後もせきや体のだるさなどに悩まされているという人も多く、どう対応すればよいのでしょうか。専門家に詳しく聞きました。【以下、部分引用です】
専門家 “本調子に戻るには時間かかる”こうした症状について初期から新型コロナ患者の治療に当たってきた大阪大学の忽那賢志教授は
「症状が出た人でも10日間の自宅療養のあとでは周りに感染させるリスクはほぼないが、すべての症状がよくなっているわけではなく本調子に戻るには時間がかかる人が多い。特に多い症状はだるさで、以前、自分たちが行った調査でも1か月後でも2割の人がだるさが残ると訴えていた。ほかにもせきが長引く、たんが絡む、匂いが戻らないといった症状が頻度としては高い。全く症状がなくなったという人のほうが珍しく、基本的には時間がたつとよくなっていくものだ」と話しています。
専門家 “復帰しても無理せず” 忽那教授は「療養中につらいのが最初の数日だけの人が軽い運動をするのはよいが、症状が続いている人は無理に体を動かさないほうがよい。また療養明けの時点では体力も落ちており、仕事に復帰しても病み上がりの状態でいきなり休む前の体調に戻るのは難しく体調をみながら復帰することが重要だ。療養明けに続く症状が悪化したり別の症状が出る場合はコロナとは別の原因を疑う必要もあるので医療機関を受診してもらいたい」と呼びかけています。
この記事は以下のような内容で終っています・・・
一方で、政府が療養期間を7日間に短縮することを検討していることについて、忽那教授は「10日目までは感染させる可能性もあるので、仮に療養期間が7日間に短縮されることになれば、マスクの着用を徹底するなど、特に残りの3日間は注意していただくことが重要だ」と話しています。
8月24日~25日に流れた情報に関して多数の報道をお読みになった方は多いと思いますが、関連して都知事からの発信がありました・・・
2022.08.26 午前0:23
小池都知事 コロナ感染者の全数把握「当面続ける」 「重要な機能がある」と強調 (FNNプライムオンライン)
新型コロナウイルスの感染者の「全数把握」について、東京都の小池知事は、当面、続ける考えを示した。
東京都・小池知事「都は、1人ひとりの患者さんを大事にしていくため、当面、発生届の取り扱いについては、現在の運用を続けていくこととします」
感染者の全数把握について、政府が24日、医療現場の負担軽減のため見直す方針を示したことについて、小池知事は25日、発生届の提出を高齢者などに限定することなく、当面、現在の全数把握を続ける方針を明らかにした。
その理由として、「医師が患者を診て作成する発生届には、感染動向の把握に加え、患者1人ひとりの健康状態を把握して、必要な医療につなげていく重要な機能がある」と強調した。