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【追録 2019-08-21】
環境影響評価法
 (方法書についての公告及び縦覧)第七条 事業者は、方法書を作成したときは、環境影響評価の項目並びに調査、予測及び評価の手法について環境の保全の見地からの意見を求めるため、環境省令で定めるところにより、方法書を作成した旨その他環境省令で定める事項を公告し、公告の日から起算して一月間、方法書及び要約書を前条第一項に規定する地域内において縦覧に供するとともに、環境省令で定めるところにより、インターネットの利用その他の方法により公表しなければならない。

 (説明会の開催等)第七条の二 事業者は、環境省令で定めるところにより、前条の縦覧期間内に、第六条第一項に規定する地域内において、方法書の記載事項を周知させるための説明会(以下「方法書説明会」という。)を開催しなければならない。(以下略)

◇ 環境アセスメント資料 全国共通の指針・報告書等 (別添1)方法書段階における説明会開催に関する留意事項(平成25_2013年1月 環境省総合環境政策局環境影響評価課)

【今回の説明会は事業者である国土交通省の職員が説明するものと解釈しました。しかし、これに都市計画が関係すると説明会はどのように変化するのかは不明です。私の知識不足を補う為に、当該事業プロセスを理解する為に、今後も学習を続け、まとめてWebサイトで記録するつもりです。】
意見書提出に向けて勉強会を開催します
■日時 2019年8月28日(水)13:30~16:00
■場所 大泉総合会館 2階会議室4(山梨県北杜市大泉町谷戸3025)
■講師 辻村 千尋(つじむら ちひろ)さん
     公益財団法人日本自然保護協会保護室長【編注・Facebook と Twitter で発信しておられます】
■主催 中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会
◇ 2019.08.13 中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会ニュース No43(PDFファイル)(2019年8月10日発行)が公開されました。環境影響評価方法書と都市計画に関する問題点が詳細に書かれています。
◇ 2019.07.15 【参考文書】方法書送付に関する国交省への抗議・要請文【掲載記事】
参考:環境影響評価法に基づく基本的事項に関する技術検討委員会ヒアリング資料
【このページは 2019.08.20 まで 「中部横断自動車道(長坂~八千穂)緊急報告会@北杜市 8月17日」 のタイトルで発信していました。】

中部横断自動車道(長坂~八千穂)は都市計画道路計画の一環です。山梨県と長野県が連携した都市計画道路です。【中部横断自動車道の 双葉JCT~新清水JCT は都市計画道路なのか私は未確認なので、良い機会ですから都市計画道路についても勉強中】

山梨県では (仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号双葉・韮崎・清里幹線の都市計画決定及び環境影響評価について(山梨県県土整備部都市計画課)で広報しています。方法書はこのページに掲載。
環境影響評価方法書 説明会
 8月21日(水) 19:00~ 甲斐市双葉公民館(定員200名)
 8月22日(木) 19:00~ 韮崎市市民交流センターニコリ(定員150名)
 8月23日(金) 19:00~ 北杜市八ヶ岳やまびこホール(定員415名)
 8月25日(日) 15:00~ 北杜市須玉ふれあい館ホール(定員400名)
山梨県庁様は都市計画課の広報タイトルで韮崎市都市計画かと県民が誤解する可能性は考えないでしょう。中部横断自動車道(長坂~八千穂)事業には地域自治体行政や国交省との関係など色々とあるので、県民に対する明確で丁寧な説明よりも計画通りに進めることに重点をおいていると推察できるのです・・・リニア事業と同じです。
長野県は (仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線(中部横断自動車道(長坂~八千穂))環境影響評価方法書の公表について(建設部都市・まちづくり課) で公開しています。
長野県の説明会広報は 中部横断道、環境影響評価方法書の縦覧と説明会、山梨県・長野県 に記録しました。

とにかく計画段階は終っていて、その計画確定道路の環境影響評価方法書に関して両県民の意見を求めるのだと私は理解しました。未知、未確認の事が多いので私の情報整理作業は継続中です。

【行政情報索引】中部横断自動車道(長坂~八千穂)
 この事案にはリニア中央新幹線事業での国交省認可・進行の過程と似たところがある。自分の直感にこだわる私の悪い癖ですが、掘り下げていくつもりです。

上にリンクした山梨県、長野県の方法書ページから、それぞれの「要約書 その1」を開いてください。両県連名の文書です。これは 国土交通省から「2019年6月28日に方法書(事業者案)が山梨・長野両県に送付された」(山梨県広報)と記録されているものです。説明会では行政のどなたが説明され、市民からの質問にお答えになられるのでしょうか。そして説明会の質疑応答記録は何処でどのようにアップロードされるでしょうか、興味深いです。

◆中部横断自動車道(長坂~八千穂)の事業者である国土交通省が方法書を作成したのですが、説明会広報には国土交通省主催とは書かれていません。方法書公表ページでは両県とも自分達が作成したかのように理解できる日本語の表現です、『方法書を作成しましたので・・・』 と。
今回の方法書作成及び縦覧、説明会に関する費用の負担について、国が行なう事業に関する地域負担については関係法令も知らない私には理解できませんので、いつか勉強しておきたいと思います。

◆説明会開催広報の内容、山梨県広報にはミスがある?
『環境影響評価法第7条の2の規定により、方法書の記載事項を周知するための説明会を実施します。』(山梨県・4.環境影響評価方法書説明会の開催
『方法書説明会を以下のとおり開催します。(主に(仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線の説明になります。)』(長野県・説明会の開催
山梨県での説明会は方法書記載事項の全てについて説明すると解釈されますが、「佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線」に関して説明は出来ないと思いますので文書作成のミスでしょう。
長野県の説明会広報では2時間の説明会を示していますが、山梨県では終了時刻の記載はありません。時間制限無く質問に対応できるとは思えませんので、これも作成ミスでしょう。おそらく長野県同様に2時間程度かと思います。

◆もう一つは都市計画道路の決定と管理のシステムです。私は全く理解していません。街づくりを勉強していて甲府市でも都市計画道路について議会情報などありましたが、私は学習の機会を無駄にしてしまいました。今回を二度と無いチャンスかと思ってはいます。

【追録】
◇ 東京都都市整備局 「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)」の公表について(平成28_2016年3月30日 東京都/特別区/26市/2町)
◇ 山梨県県土整備部都市計画課 都市計画道路の整備
◇ 甲府市 都市計画道路整備プログラム(2017年度 改定) | 甲府市内の都市計画道路網(PDFファイル)
◇ 北杜市 都市計画・用途地域・建築制限等のご案内【都市計画区域外のため建築基準法第42条道路の指定はありません。】?

【追録-2】 方法書で 「第7章 計画段階環境配慮書に対する国土交通大臣の意見と都市計画決定権者の見解」 を「要約書」から引用・・・
 『「環境影響評価法」(平成9年6月13日 法律第81号)第三条の六の規定に基づく環境の保全の見地からの国土交通大臣意見と都市計画決定権者の見解は表 7-1に示すとおりです。』
 このケースでは「都市計画決定権者」とは誰を意味するのか? 不慣れな法制を確認してみました・・・
都市計画法 第22条 二以上の都府県の区域にわたる都市計画区域に係る都市計画は、国土交通大臣及び市町村が定めるものとする。(以下略)
 2 国土交通大臣は、都府県が作成する案に基づいて都市計画を定めるものとする。
・・・山梨県と長野県にまたがる事業として、都市計画法の条項が適用されたのでしょうか? だとすると 「計画段階環境配慮書」で「都市計画決定権者」の見解に言及していることは、その時すでに中部横断自動車道(長坂~八千穂)を都市計画道路とする予定で計画が進められていたことになる。両県がどの程度まで関与したのか、私にはわかりません。しかしそれ故に方法書では「中部横断自動車道(長坂~八千穂)」ではなく「都市計画道路1・4・1号」と表示するスタイルになったのですね、これと同じ書き方が東京都の資料にもあったので謎が解けました。
それにしても、高速道路だけ都市計画対象にするような地域活性化施策もあるのかと、私は驚くのみです。
別件ですが、中部横断自動車道と連携する新山梨環状道路の北部区間については西端を勘違いしていたことに最近気付きました。北部区間は双葉JCTが西端だと思い込んでいて、そこからつながる中部横断道有料区間を含めた地域の環状道路が形成されるのだと考えていました。新山梨環状道路の件は改めて調べ直します。
令和元_2019年7月19日 北陸新幹線(敦賀・新大阪間)に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について(環境省)

 環境省は、19日、「北陸新幹線(敦賀・新大阪間)計画段階環境配慮書」(独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構)に対する環境大臣意見を国土交通大臣に提出した。
 本事業は、全国新幹線鉄道整備法(昭和45年法律第71号)に基づく整備計画により、東京都から大阪市までを整備区間とする新幹線鉄道のうち、福井県敦賀市(敦賀駅)を起点とし、大阪府大阪市(新大阪駅)を終点とした区間の新幹線鉄道を建設するものである。
 環境大臣意見では、
 (1)ルートの選定に当たっては、環境の保全上重要な地域について、事業の影響を回避することを検討するとともに、土地の改変を行う際には、発生土の抑制や湧水による影響、希少な動植物及びその生息・生育地への影響の低減の観点から、できる限り、土地の改変量を減少させること、
 (2)環境保全措置の具体化に当たっては、調査の結果、専門家等の助言を踏まえ、措置の内容が十全なものとなるよう客観的かつ科学的に検討すること、
 (3)事業実施に当たっては、関係地方公共団体の意見を十分勘案し、環境影響評価において重要である住民への説明や意見の聴取等の関与の機会の確保についても適切に行うこと等を求めている。

(計画段階環境配慮について後日調べる為の資料として記録)

リニア事業の方法書説明会に出かけた事がありますが、環境影響評価制度とか、その方法書の意義なども全く知らずに、単に広報のやりかたが珍妙過ぎたから、誰がこんな広報をしたのかと野次馬根性で行ってみただけでした。
甲府市総合市民会館の大きなホールに私を含めて数人の参加者、壇上には事業者様と多分県庁様と思いますが、数人ずつ居並んでおられました。なんだかお気の毒で見ていられなかった事を思い出します。
【参照】 2011年09月29日 リニア環境影響評価方法書説明会、甲府市で10月10日 『私テキな感覚では、こういう場合には日付順の一覧表をテキストで公開するのが良いと思いますが、日本国有鉄道気質が未だに残っているように思えて笑いました。』

中部横断自動車道(長坂~八千穂)緊急報告会@北杜市 【終了】
■日時 2019年8月17日(土)13:30~
■場所 いずみ活性化施設ホール(山梨県北杜市大泉町西井出2197)
■主催 中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会
沿線住民の会では、方法書の公表を受けて8月17日に緊急報告会を開催し、その問題点を確認しながら対応を皆さんと共に考えていきたいと思います。
今後行われる「環境影響評価方法書」説明会では、山梨県・国交省双方に基本的な高速道路事業の行政手続きの正当性を明らかにするよう求めていきたいと思います。
主催者からのメッセージ(2019-08-20 受)
 昨日8/17緊急報告会は急きょの開催とお盆後の土曜でしたが、多くの方々が参加されました。別荘の方や二地域居住者、そして長野側の住民の方々も参加されました。
 近況報告につづき意見交換では質問、活発な意見が出され、エンパワーメントされる機会となり、有難うございました。
 思いも新たに環境影響評価の手続き(方法書の公表、説明会、意見書受付等)の強行に対して、しっかりと取り組みを続けたいと思います。


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