1.広報文中にある 「事業者」 とは国土交通省です。中日本高速道路株式会社ではありません。
2.縦覧は平日の昼間に限定されています。
方法書を国土交通省や地域行政サイトでネット公開するとは書かれていないようです。しかし、
山梨県、長野県で 「インターネットによる公表」 と示されたサイトは「方法書」掲載・公表を意味していると思えますので、8月1日以後に確認したいと思います。
「由らしむべし、知らしむべからず」(国民は聞いても読んでも理解できないから、行政は何事も常に民から信頼されるように努力しなさい。)おそらく何かの法律で「公表は文書現物の縦覧に限る」と決められているのでしょう、はるかに昔の法律がネット時代にも活きているのかも知れません。日本国IT産業没落原因の一つかな・・・
「方法書」とは これから行う環境アセスメントの方法の案を伝えるものです。
1.対象事業の目的及び概要
2.対象事業が実施されるべき区域及びその周囲の概況
3.対象事業に係る環境影響評価の項目並びに調査、予測及び評価の手法
【長野県 説明会の開催日程・会場案内(PDFファイル)より引用】
説明が終了後、「ご不明な点にご質問を頂きますが時間が限られておりますので短く端的にお願いします」 となるでしょう。
◇
中部横断自動車道(長坂~八千穂)環境影響評価方法書の公表及び説明会の実施、意見募集について(山梨県県土整備部都市計画課 発表日:2019年7月23日)【西暦表示は編者です】
中部横断自動車道(長坂~八千穂間)約34kmについては、平成27_2015年に計画段階評価の手続きが完了し、平成30_2018年7月には、長野県区間で1km幅のルート帯とICの概略位置が決定され、山梨県と長野県の全区間一体での環境影響評価方法書の手続きを進めるための作業が国により行われ、令和元_2019年6月28日に方法書(事業者案)が山梨・長野両県に送付されたところです。
これを受け、方法書を作成しましたので、8月1日(木曜日)から9月2日(月曜日)の一ヶ月間、県土整備部都市計画課、中北建設事務所、県民情報センター、韮崎市建設課、北杜市まちづくり推進課、甲斐市都市計画課、国土交通省甲府河川国道事務所総務課において公表するとともに、各市において説明会を計4回開催し、環境保全の見地からの県民意見を募集します。
【報道発表資料】
詳細につきましては、県公報、各市広報誌、県ホームページ等でご確認ください。 と書かれていますので、県庁サイトをご参照ください。
中部横断自動車道(長坂~八千穂)環境影響評価方法書(事業者案)について知事コメント
令和元_2019年6月28日
○ 中部横断自動車道は、国際拠点港湾である清水港と新潟港を陸路で連絡する日本の新たな物流の軸として、大きな効果をもたらすなど様々な期待があり、唯一残された、長坂~八千穂間の早期事業化は最優先で取り組むべき課題であります。
○ このため、就任以来、あらゆる機会をとらえ、国に対して必要性を訴え、事業化に必要な環境影響評価手続きを進めるよう、働きかけを行って参りました。
○ また、地域の合意形成については、県としてもしっかりと汗をかくことが重要であり、先月、長野県とともに国土交通大臣に対し、都市計画決定の手続きを行う旨を表明し、県が主体となって進め、国を後押して行くことを伝えたところであります。
○ こうした働きかけにより、本日、事業者である国土交通省から「環境影響評価方法書(事業者案)」が提出され、都市計画決定及び環境影響評価手続きがスタートすることになりましたので、県民の皆様にご報告いたします。
○ 県民の生活に豊かさをもたらす国家規模のプロジェクトがついに、前進する事となり「日本の未来を切り拓く地・山梨づくり」に向け、大きな一歩を踏み出すこととなりました。
○ 今後、県民の皆様のご意見を伺いながら、沿線自治体などの関係機関と連携して確実に手続きを進め、中部横断自動車道 全線開通の早期実現を目指して参ります。
○ また、本日の方法書の提出を受け、国に対しては、来週(7月)2 日(火)に北杜市長、甲斐市長様などと伴に本日のお礼と合わせて、引き続き早期事業化に向けた要望を行って参ります。
山梨県知事 長崎 幸太郎
【
山梨県庁ページ 発表日:2019年6月28日 添付・報道発表資料からの引用です。日付表示の補填あり】
【計画段階評価について】
◇ 国土交通省所管公共事業の計画段階評価実施要領の策定について(平成24_2012年12月14日 報道発表記事)
◇ 関東地方整備局 甲府河川国道事務所 みちづくり、このページに中部横断自動車道(富沢~六郷)と(長坂~八千穂)があります。
◇ 関東地方整備局 長野国道事務所 長野県内のルート帯及びICの概略位置に関するこれまでの流れ
◇ 山梨県公式ホームページは 中部横断自動車道 と思います。
◇ 北杜市 が掲載している事業経過の記事、市議会議事録など
◇ 佐久市 中部横断自動車道(仮称)長坂JCT~(仮称)八千穂IC山梨県側のル-ト案、関東地方小委員会において了承!(平成26_2014年8月 佐久市長 栁田清二)
◇ 東京都 多摩都市計画道路3・1・6号南多摩尾根幹線(多摩市聖ケ丘五丁目~南野三丁目間)建設事業の計画段階環境影響評価手続きを開始しました、参考になりそうです。
これらのページから長坂~八千穂の計画段階評価はどのように進行したか、確認しておきたいと思います。計画段階評価のプロセスで何か問題があったようだと私が感じているのは、沿線住民の会からの発信を読んでいた時のことで、委細は忘れています。こういう情報の整理はブログで出来るものでは無いのでWebサイトの一分野として整理していく予定ですが、先はまだ遠い。
2019.08.01
公共事業チェック議員の会と沿線住民の会が国交省への公開ヒアリングを開催!(中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会)
『国交省が6月28日に山梨・長野県に環境影響評価の方法書(事業者案)を送付したことを受け、7月24日、国会議員の出席のもとに衆議院第二議員会館で国交省への公開ヒアリングを開催しました。』
山梨県庁様が7月18日の山梨日日新聞に
「中部横断自動車道大きく前進」の全面広告を出したことについて意見も述べたと書かれています。
山梨県の皆様は山梨日日新聞広告で詳細はご承知と存じますので、長くなり過ぎたこのページは長野県情報だけ残しておきます。【2019-08-03 修正・更新】
リニア実験線事業で数々の問題が発生した秋山村や御坂町などの状況が地元紙などで報じられても他人事ですませておられた方々も多かったかも知れません。
リニア中央新幹線事業が始まって明日は我が身の状況が生じたことが訴訟問題などから山梨県の皆様に伝えられました。「リニアで変わるやまなしの姿」とはそういう事でもあったのかと気付かれた方も多いと存じます。
歴史は繰り返す、山梨県庁様からの中部横断道北区間に関わる情報発信が珍妙なのは、過ちが繰り返されようとしている事が示されているのかも知れません。山梨県民の皆様それぞれご自身で深く静かにご考察なさってください。
山梨県でこれまで「計画段階評価」が行なわれた事業が中部横断道北区間以外にあったかどうか私は未確認です。
この件については「八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会」からの発信をお読みください。私は県庁サイトでこの事案の計画段階評価広報は確認できていません。
◇
【参考文書】環境影響評価方法書を送付した国交省への抗議と要請文(中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会)【掲載記事】
【備忘メモ 中部横断自動車道 北部区間】
◇
【サイト索引】 中部横断自動車道(長坂~八千穂)【掲載記事】
【最近の情報を読んでいると、これは国会質疑応答マターではないかと私は思っています。党派に関係なく山梨県選出議員様には問題情報が伝わっていないのでしょうか。】
◇ 2019.08.01
公共事業チェック議員の会と沿線住民の会が国交省への公開ヒアリングを開催!(中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会)
『国交省が6月28日に山梨・長野県に環境影響評価の方法書(事業者案)を送付したことを受け、7月24日、国会議員の出席のもとに衆議院第二議員会館で国交省への公開ヒアリングを開催しました。』
◇ 2019.07.28
山積する問題の解決を置き去りにしたまま手続きだけを進めることは許されない!(中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会)
◇ 2019.07.20
環境影響評価の方法書の送付に関し、7/15 国交省へ抗議文を提出!
◇ 2019.07.16 山梨県県土整備部都市計画課と面談!【同じページに併載されています】
極めて重要な情報です。山梨県政には当該事業の環境影響評価を行なう資格が無いらしい・・・『中部横断自動車道(長坂~八千穂)の環境アセスを進めるための都市計画』について県庁様と会談された沿線住民の会からの情報発信です。
◇ 2019.06.28 事業化の前段階 中部横断道・北部 環境影響評価へ に気付きました。この報道は 国交省が責任回避―中部横断道の環境アセスを山梨・長野県へ丸投げ?(2019/06/18 中部横断自動車道 八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会)の記事に関係すると思います。リニア新幹線事業と同様な地域行政の不作為が指摘される状況が想定されますので、備忘メモしておきます。
リニア中央新幹線事業には直接の関係が無かった北杜市の皆様も、環境影響評価の過程から生じる問題を深く考察する状況になると思えます。上にリンクした八ヶ岳地域の皆さんからの情報発信を過去に遡ってご検討され、ご理解頂くことが大切かと存じます。
その上でこの国策・広域事業推進の為には、提示される諸問題に対して、どのような行政組織が如何に対処すべきかをご考察ください。リニア事業はこの点で、失策を真っ当な策と理解したまま歩み出してしまった、と私は考えながらリニア事業をフォローしています。
◇ ブログサイトが変わりましたが以前のサイトです・・・
中部横断自動車道 八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会