ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
  だからネットの使い方も 工夫 したい こうふ のブログ




2月初めに建設関係の新聞サイトで知りました。2018年2月9日 2018/02/08 地方建設専門紙の会

 甲府城南側整備に伴い甲府市は、新年度(2018年度)の補正予算で、旧甲府税務署の用地(RC造3階建て、敷地面積約1700㎡)を秋ごろに購入できるよう、甲府税務署と協議を進めている。
 用地購入予算が議会で承認されれば、既存施設を解体し、遺構調査の実施。跡地は交流施設や広場として整備を行う。税務署施設は1964年に竣工し、老朽化が進み、耐震性能も不足している。

 山梨県と甲府市が協働で進める甲府城南側整備で樋口雄一市長は2017年10月の定例会見で「市が先行して旧甲府税務署の用地を購入する。購入予算は、来年度当初あるいは補正予算で対応したい」と考えを示している。
 計画では、甲府城跡と中央1丁目エリアを結ぶ甲府市社会教育センター跡地のほか、甲府税務署跡地と南側の民有地を先行して整備する。
 旧甲府税務署の跡地は、重要な賑わいの拠点の一つとなることから、地域住民や関係する各種団体、県と市が用地の取得に向けて協議を進める。
 民有地の取得に向けた意見交換会は、2017年10月に終了。個別ごとに用地交渉しているという。

 今後の整備にあたっては、来訪者が甲府城を中心に城下に栄えた小江戸の賑わいを感じていただけるような空間作りを目指す。モデル地域として、埼玉県川越市など江戸を感じさせる町並みがイメージとなる。
 同活性化基本計画によると、甲府城南側(お堀沿い)エリアの整備方針を示し、開放的な広場、歴史・文化関連施設、飲食・物販施設、散策路などを整備していく。

◇ 2017年10月12日 平成29_2017年10月市長定例記者会見

甲府城南側エリアの整備について
現在、本市は、「歴史物語都市」を目指しており、その一つとして武田氏館跡および甲府城周辺地域の整備を掲げております。
このうち、武田氏館跡周辺地域におきましては、開府500年にあたる2019年3月に「武田氏館跡ガイダンス施設」の完成を目指しているところであります。
また、甲府駅周辺におきましては、これまでに「甲府市歴史公園」や「よっちゃばれ広場」などを含む甲府駅北口の整備が完了し、8月には「甲府市観光案内所・バスセンター」がオープンするなど、甲府駅南口広場のリニューアルにつきましても完了間近であります。
さらに、本市の中心市街地には、甲府城跡という県内屈指の歴史資源がありますことから、現在、甲府城南側エリアを対象に、県市共同で「甲府城周辺地域活性化実施計画」の策定に取り組んでいるところであります。
この実施計画の策定にあたり、配付資料に記載のとおり、「甲府城跡と中央商業エリア」を結ぶ「甲府市社会教育センター跡地と甲府税務署跡地およびその南側の民有地等」を先行して整備する予定であります。
整備にあたりましては、訪れる方々が、甲府城を中心に城下に栄えた小江戸甲府の賑わいを感じていただけるような空間づくりを目指してまいります。
特に、甲府税務署跡地の活用につきましては、重要な賑わいの拠点の一つとなりますことから、地域住民の皆様をはじめ、関係する各種団体等のご意見をお聞きするとともに、県との協議を進める中で、本市が、甲府税務署跡地の取得に向けて協議に入るよう指示をしたところであります。
今後は、「甲府城周辺地域活性化実施計画」の中で整備内容および整備スケジュールなどを定めてまいります。

記者会見での質疑応答も記録されていますので甲府市サイトからご覧ください。

(記者) 甲府城南側の整備についていくつか質問させていただきます。まず、整備の期間を伺いたいということと、(資料には)交流施設とか江戸風街並みといった記載がありますが、物販とか飲食の施設を呼ぶのかといった施設の中身をお伺いしたいということ、また、どこか参考にするモデルの地区があるのかどうかということと、税務署跡地以外の散策路(と記載されている場所)は、今どういう場所なのかをお聞きしたいと思います。

(市長)
まず、整備の期間につきましては、これから県と市で共同して甲府城周辺地域活性化実施計画を作っていきますので、その中で定めていきたいという風に思っております。
そして、物販等の(施設についての)お話がありましたが、そういったものにつきましても、これから地元の皆さんや例えば商工会議所などの方々の意見をお聞きしたり、庁内で検討を進める中で決めていきたいという風に思っております。
「歴史物語都市」ということで武田神社の前に武田氏館跡(予定)、あるいは甲府駅北口には、明治・大正時代をモチーフにした甲州夢小路がございます。
また、まさに歴史的資源であり、県内屈指の観光資源にもなっています甲府城の周辺ですが、ここも安土桃山時代に建てられ、江戸時代には、今、県立博物館で(企画展示されている)甲府徳川家あるいは甲府藩を統治した柳沢吉保・吉里公という歴史がありますので、そういった歴史的事実をしっかりとここに表すような江戸町風な街並みを作っていこうということであります。施設の中身につきましては、今後、今申し上げましたような形で検討を進めていきたいという風に思っております。

(記者) (資料の)赤い部分には税務署跡地以外に元々どのような施設があったのでしょうか。

(市長)
(税務署以外では)民有地や県の社会福祉協議会の会館の跡地など、民有地や公有地があります。また、資料の中の「大型バス駐車場」の部分については、甲府市の社会教育センター跡地であります。

(記者) 参考にするモデルの地区はありますか。

(市長)
いろいろなところを見に行ったりしています。例えば川越市については、一番の小江戸の街並みを誇っておりますので、そういった所や様々な江戸風の街並みとか街道筋の街並みなどを参考にしたり、視察をしたりしています。

(記者) 甲府税務署跡地の取得方法としては、競売等ありますが、どのような方法で取得されるのでしょうか。

(市長)
現在、用地取得に向けまして、関係機関と協議を行っているところです。競売等も含め、決定していきたいと思っております。

(記者) 税務署跡地以外の周辺の土地については、今後取得する予定ですか。

(市長)
その通りであります。

(記者) 市長がこの甲府税務署跡地を重要であると考えている理由を教えてください。また、取得の目途について教えてください。3番目に、そこにどういった施設ができれば良いとお考えですか。

(市長)
先ほど、発表の中で申し上げたことと少し重複しますが、開府500年という輝かしい歴史が、この甲府市にはございます。
500年の始まりは武田三代でありました。躑躅ヶ崎の館に居を構え、それが、いわゆる平城(ひらじろ)であり、あそこに戦国時代の歴史があると。そして、武田家が滅んだ後に、豊臣の浅野家が甲府城を造ったと言われております。
その後、ここを拠点に江戸時代では甲府藩があったということであります。「歴史物語都市」と申し上げましたけれども、その500年の中で、戦国時代、江戸時代あるいは明治時代、そして、終戦後、現代という風にきちんとストーリーに沿って街並みを作っていきたいという思いがございます。
そして、甲府城のちょうど南側の遊亀橋の正面が、まさに甲府税務署でありまして、そこが今、税務署跡地となっておりますから、そこを取得して整備をしたいということと、甲府駅周辺が整ってまいりまして、甲府駅周辺から北口、南口と回遊できる都市型観光にも資する、周遊できる都市を整備していきたいということと、その甲府城の南側には中心市街地もありますから、甲府城跡からそちらに誘導し、歩いて楽しめる街並みを作りたいと思っています。それには、そこに合った江戸時代の街並みを作るのが一番良いということでこういった形を提案し、指示をしたところであります。

(記者) 取得時期ですが、いつ頃までに取得したいとお考えですか。

(市長)
取得時期については、今後協議していく訳ですが、来年の秋頃までにはという風に思っております。

報道の「新年度(2018年度)の補正予算」という意味が分からなかったのですが、甲府市議会3月定例会(2018年2月27日~3月23日)で審議される新年度予算案にはこの買収予算は含まれていない、国税庁との交渉次第で補正予算を組むのだと理解しました。
甲府市が行なう街づくり事業は当初から県庁さんと綿密に打合せして進行中の介入が無いようにしておくのがよいと思います。
佐川宣寿国税庁長官と直接交渉なされば時価の10%程でOKになるかも知れません、山梨県内自民・公明議員の皆さん、よろしくです。

e-Tax 期限まで残り10日、うっかりしていてデータ整理に漏れがあったことに気付き、貧民ながら義務は正確な数値をもとに果したいので、体調不良のままで整理に追われています。
いろいろ片付いたら新年度からは開府500年、街づくりテーマをもう一度勉強してみたいと思っています。

【補足】
甲府市社会教育センター跡地の古塀(峡陽文庫 2018年02月18日)、甲府市社会教育センター跡地は甲府税務署跡地活用計画の一環です。甲府市行政からは発信されていない情報が見つかりましたので追記しておきます。

【備忘メモ】
3月10日(土)さよなら原発まつり2018
3月11日(日)新世紀甲府城下町研究会 設立15周年記念シンポジウム(江宮隆之氏他、山梨県立図書館)
3月17日(土)KOFU JAZZ STREET “甲府の街が音楽で目覚める”(桜座,コットンクラブ,茶寮風月堂,ALONE)
3月18日(日)著書『日中戦争全史』で明らかにしたこと(笠原十九司氏、山梨平和ミュージアム)
3月18日(日)“ダム問題は終わっていない” 『清流に殉じた漁協組合長』出版記念イベント(相川俊英氏他、東京麻布台)
4月01日(日)百害あって―リニアなし~エイプリルフールなら良かったのに~(アーサー・ビナード氏他、東京都大田区)
4月07日(土)国会議員とリニアを語ろう!(中央市玉穂学習館)
4月07日(土)信玄公祭り・甲州軍団出陣(甲府市内)
4月08日(日))桃と桜のサイクリング~リニアライドやまなし中央~(山梨県中央市)
4月08日(日)竹中英太郎没後30年 竹中英太郎・労、父子を偲ぶトークのつどい(樹木希林氏、大工哲弘氏他、山梨県立文学館)
4月22日(日)石橋湛山没後45年記念シンポジウム―今、湛山に何を学ぶか―(斉藤昇氏、山口正氏、江宮隆之氏、ぴゅあ総合 主催・山梨平和ミュージアム)



コメント ( 0 ) | Trackback ( )