山梨県総合球技場整備基本構想策定業務の公募型プロポーザルを実施した結果、株式会社日本総合研究所に決定。
山梨県は2016年6月23日に4者参加によるヒアリング審査を開き、7月22日に3674万1600円(税込み)で随意契約した。
総合球技場の整備を巡っては、ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ、山梨県サッカー協会、山梨県ラグビーフットボール協会、山梨県アメリカンフットボール協会の4者が約10万人近い署名を集め、2014年9月に県に要望書を提出していた。
これを受け後藤斎知事は2016年2月議会で「リニア駅近郊への整備を目指す」とし検討を表明。
総合球技場整備基本構想策定業務内容は
県内球技場の現状と課題の整理
施設概要の検討(用途の選定、収容人数と規模、モデルプラン、施設整備費概算)
建設候補地の検討(候補地選定)
事業化手法の検討(整備・運営手法のあり方)
総合球技場検討委員会(仮称)の開催支援
山梨県総合球技場整備基本構想の作成(2016年10月に原案作成)
履行期間は2017年3月20日まで。
報道
◇ 山梨県総合政策部政策企画課、山梨県総合球技場整備基本構想策定業務に係る公募型プロポーザルの実施について(2016年5月9日 公告)
政策企画課で実施した随意契約結果の情報
2016年7月22日、山梨県総合球技場整備基本構想策定業務委託(PDF:20KB 2016年7月29日)(ヒアリング審査データ掲載)
(公告本文では整備基本構想策定はいつまでという契約期間が不明でしたが、契約書(案)で履行期間終了が2017年3月20日でした)
2016.02.17 : 平成28年2月定例会(第1号)本文
山梨県議会本会議の会議録(強調は引用者)24 : ◯知事(後藤 斎君)
次に、総合球技場の整備についてであります。
総合球技場は、全国規模のスポーツ大会等の会場となって、県民に夢と感動を与える場になるとともに、交流人口の拡大や地域経済への波及効果を創出し、今後、スポーツ振興のみならず地域振興を図る上で、重要な役割を果たすものと期待されるものであります。
また、これまでに十万人近い県民の皆様から、総合球技場の整備を求める署名が県に提出されているところでもあります。
さらに、過日、開催された高校生との意見交換会においては、高校生からも総合球技場に対する熱い思いを私自身、直接伺ったところでございます。
こうした総合球技場整備による波及効果や、県民の皆様の声の高まりを踏まえ、明年度は、総合球技場を整備することを前提として、検討委員会を設置し、施設の機能・規模、建設場所、運営方法等の検討に着手してまいります。
また、建設場所については、総合球技場の機能が最大限に発揮できるよう、交通の利便性が高く、また、本県を象徴する地域となる小瀬スポーツ公園周辺を含めたリニア駅の近郊への整備を目指すこととし、
リニア環境未来都市における施設として位置づけてまいりたいと考えております。
ずいぶん以前から山梨県に大規模な総合球技場(サッカー・スタジアムとか)を求める声はネットでもよく見かけていました。今回それが実現過程に入ったのですが、リニア新幹線開通を想定した街づくりと一体化した計画になるようです。リニア事業をフォローしている私はこちらにも注意していきたいと思っていますので、とあえずブログ記事にしました。
リニア新幹線は品川~名古屋が2027年開通予定で事業が進められています。甲府の街づくり事業+総合球技場新設事業がどのようにタイミングを合わせていくか、興味深い点のひとつです。2019年に甲府開府500年、2021年に武田信玄生誕500年と記念事業も続きます。
「8月は 6日9日15日」(2015年8月1日のブログです)
「6日9日15日 8月に我が身の明日を思い知る」今年です。