首相、核先制不使用政策に反対 米司令官に直接伝達と米紙(共同通信 2016/8/16 12:04)という記事に気が付いた。
【ワシントン共同】15日付の米紙ワシントン・ポストは、オバマ政権が検討している核兵器の先制不使用政策について、安倍晋三首相がハリス米太平洋軍司令官に「北朝鮮に対する抑止力が弱体化する」として反対の意向を直接伝達したと報じた。米政府高官の話としている。
Japan, in particular, believes that if Obama declares a “no first use” policy, deterrence against countries such as North Korea will suffer and the risks of conflict will rise. Japanese Prime Minister Shinzo Abe personally conveyed that message recently to Adm. Harry Harris Jr., the head of U.S. Pacific Command, according to two government officials.
この記事かどうかはっきりしないが、共同通信が報じた内容とは一致しているように思う。
two government officials からの情報なので確かだと The Washington Post は判断したのだろう。
やはり今は戦前なのだ。自民公明の連中は陛下の御心をなんと心得ているのか。
共同通信の記事に気付いたのは、3.11 以来、ママレボ通信編集長のTwitter を時々読んでいるからです。最近は新聞サイトもたまにしか開かず、ネティズンの情報から気付いて遅れて確認することが多いです。その時ソースまで辿るのが私の方針。日本共産党の小池晃さん達もおそらく米国まで飛んでいって話を確定し国会質疑になるでしょう。
2016年8月17日付け「しんぶん赤旗」の記事が出ていました-首相、核先制不使用に反対 政府高官、米側伝達認める
ワシントン・ポスト記事を紹介した後、『同紙は安倍首相とハリス司令官の面談の日付を記載していませんが、日本外務省の発表によれば、7月26日に約25分間、訪日中のハリス司令官の表敬訪問を受け、北朝鮮のミサイル発射問題などで意見交換したとしています。』 とのことです。最近は週一度のまとめ読みになっていたので確認が遅れました。
巡回先ブログの一つ「かっちの言い分」で 2016/08/20 記事 安倍首相は、オバマ大統領の核先制不使用に対する反対表明を、いまさら否定。 で紹介されていた毎日新聞 安倍首相 「反対」報道を否定…米の核先制不使用巡り(2016年8月20日 20時06分) 読んでみました。
安倍晋三氏の言う通りならワシントン・ポストにリークした2名の米国政府高官は、おそらくハリス氏に同行して来日した人々と思うが、何故こんなウソを語ったのだろう。
ワシントン・ポストはニュース・ソースは決して明かさないだろうが、ハリス氏サイドではこの2名を特定することは容易と思える。
従って、日本メディアの在米駐在記者は米政府高官の処遇で何か変化が無いかどうかを確認し、それを日本に伝えるだろうと思う。
何よりも、ワシントン・ポスト自身が安倍談話の裏を取るためにニュース・ソース2名の身の上確認を続け、あらためてこの問題について報じるはずだ。
それが無いならワシントン・ポストのガセネタだったとして日本人は今後その紙面を信用しなくなる。【以上、2016.08.20 深夜追記】
私は 安倍晋三首相を論じた米国議会調査局 CRS 報告書 という記事を 2013.05.16 に書いています。この記事で参照した日本経済新聞記事、米議会調査局、安倍首相の歴史認識に言及 報告書で(2013/5/9付)は今も読めます。日本経済新聞のサイト記事保全予定は知りません。しかし、こうして重要記事をいつでも確認できることはインターネットがあればこそです。
そしてネット情報を調べることで私は安倍政権を全く信用していません。おそらく米国でも信用性に疑問を抱いている人々は多いのではないかと思っております。