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2008年08月28日の山梨日日新聞記事によると、空き店舗が駐車場に変わっていった事が分かります。(以下編集して掲載してあります)

甲府市の中心市街地を対象とした本年度の空き店舗調査によると、店舗総数は1,431軒で昨年度比3.6%(54軒)減となり、3年続けての減少。空き店舗数は241軒で前年度に比べ13軒(5・1%)減少。総店舗数に対する空き店舗率は16・8%で昨年度を0.3ポイント下回り、ほぼ現在の区域で調査している2003年度から最も低くなった。店舗だった場所を住宅の一部として利用したり、時間貸し駐車場として活用したりするケースが目立っ た。
市商工振興課によると、調査は建物1階の店舗が対象。6月から、中心市街地活性化基本計画の対象区域である同市中央、丸の内などの約115ヘクタールで実施した。
紅梅地区の再開発に伴い「パセオビル」周辺が取り壊されたほか、時間貸し駐車場が昨年度から11.3%(8カ所)増え79カ所となったことが影響した。
地域別空き店舗数、中央が129軒と最多で、丸の内が58軒、朝日が35軒と続いている。一方でJR甲府駅南口から平和歩道橋までの平和通り沿いの出店は比較的好調で、空き店舗はほとんどない状況。
市と甲府商工会議所が実施している、中心商店街での創業に対する家賃補助の対象者の約8割が補助期間後も営業を続けているほか、昨年度に空き店舗だった場所で新たに25軒が営業するなど、好材料もみられる。

私の手元に2004年度調査の記録が山梨日日新聞記事(2004年10月22日)から残してあります。要点は以下の通りです。

2004年度、甲府市商工振興課によると、空き店舗調査は市中心市街地活性化基本計画で規定した中心市街地(朝日、愛宕町、北口、宝、武田、中央、丸の内、相生)の約130ヘクタールが対象。6月下旬から約1カ月間かけて同課職員が地域内を歩いて調べた。
2003年度との比較では、地域内の総店舗数は1,467軒で5軒減少。空き店舗数は10軒減の265軒。空き店舗率は18.68%よりやや改善して18.06%
地域別空き店舗数、中央が120軒と最多で、続く丸の内86軒と合わせると全体の77.74%を占めた。このほか朝日34軒、北口14軒、宝9軒など。空き店舗率が高いのは丸の内18.38%、宝18.37%、朝日17.89%などの順だった。
市は空き店舗が減ったことについては、「良い傾向」と前向きに受け止めている。ただ、甲府商工会議所と一緒に実施している、空き店舗への出店に対して一定期間家賃を補助するチャレンジショップで、補助期間が切れた後にほかの地域に移って営業するケースもみられることから、「中心市街地の家賃が高いことが抜本的に空き店舗解消が進まない一因」とみている。

2005年~2007年の調査についても新聞記事をハードディスクのどこかに保存してあると思いますので探してみたいと思います。データを時系列で見るのは習慣なのでその時その時で何気なく保存はしたのですが、自分が中心市街地活性化問題にのめり込むとは思っていませんでしたから、保存管理がいい加減でした(^_^;)

以前、中心街春日あべにゅーの五光ビルの脇に空き店舗情報が掲示された店舗仲介窓口(?)があったので写真を撮っていたのですが、これも保存したディレクトリが分からなくなっています、発見したら掲載します。
2007年7月27日に開催された元気な商店街創造セミナーでは、「空き店舗活用による商店街の活性化!」がテーマでした。この時に、『空き店舗への出店に対して一定期間家賃を補助するチャレンジショップ』が甲府市では成功しているとの話があったと記憶しています。先日の熱気溢れたガチバトルでは、色々な機関が実施しているこのような多様な支援策について出店などに意欲ある方々が総合的に参照できる情報ソースが無いという意見も出ていたように思います。情報の扱い方が活性化に結びついていく、これこそICTの活用だと思いながら拝聴したことも思い出しました。

ちなみに時系列データといえば、毎年の中心街歩行量調査もありますが、これも保存ファイルを調べてみるつもりです。



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