すると電話の向こうでは、すぐに事情を理解したように落ち着いた口調で意外なことを言った。「今は、真面目にコンビニやスーパーしか往復していないのに、感染している人も出ているんです」。だから、私が感染したとしても何の不思議もない、という口ぶりだった。そして、こう続けた。「どうやら、買い物かごから感染しているとみられています」。驚いて聞き返すと、彼女は繰り返した。「ウイルスが付着した買い物かごを触った手で、そのまま口や鼻などを触れば感染します」
(中略)
政府や専門家は、これら感染経路不明の多くが会食の場を通じたものだとして、とにかく会食自粛を喧伝(けんでん)している。しかし都の現場は、もっと違った感染経路を認識している。そのことの注意喚起が足らず、市中で暮らす人たちに周知されていないのではないか。
この青沼陽一郎氏の実例記事はとても参考になりました。
国立国際医療研究センター 最新情報
2021年8月10日 新型コロナウイルス感染症新規患者数増加の裏にある、追えていない感染経路を見いだす質的研究の結果速報について(国立研究開発法人 国立国際医療研究センター)
2021.08.13 感染経路不明、増加の一途 リスク高い行動歴目立つ(産経新聞 2021/8/13 19:01)
コロナ禍対策の国政施策として飲食業に規制をかけGoToプロジェクトは行なわれました。
遠い昔のような気さえしますが2020年の事です。産経新聞記事に気付いて国立国際医療研究センターで確認できたので記録しておきます。医学医療に全く無知な私ですから、いつか時間ができたらこれに関連して行政が発信した当該施策の指示情報などを確認しておきたいと思います、主権者国民の一人として・・・
以上は国立国際医療研究センターの「コメント」です。 本文で「結果」として掲載されているのは以下の通り。如何に考えるかは読者それぞれの考え方・・・飲食業界規制に至った国政の検討経過を私は知りたいだけ、まさかこの22人調査結果だけではあるまいが・・・
有効回答の得られた22名のCOVID-19患者のうち、男性が17名(77%)、女性が5名(23%)、年齢の中央値(四分位範囲)は52.5歳(44-66)、日本人が19名(86%)でした。22名のうち14名(64%)において既知の感染リスクの高い行動歴[1]がありました。また、行動歴/接触歴を解析し、既知の感染リスクが高い場面が延べ24ありました。そのうちの21(88%)が飲食関連であり、22(92%)においてマスクが着用されていませんでした。