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ICT工夫

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リニアはなぜ失敗したか(緑風出版)

2023-07-01 13:00:00 | リニア中央新幹線
新刊・リニアはなぜ失敗したか 川村晃生[編](緑風出版)
Ⅰ リニアが抱えた困難
  1章 国策民営事業としてのリニア中央新幹線(桜井 徹)
  2章 迷走する残土処分場探し(井澤宏明)
  3章 なぜ静岡県でリニア工事が始まらないのか?(林 克)
  4章 多くの不安を抱えたリニアのトンネル工事(大塚正幸)
  5章 リニア二〇二七年開業が遅れるのは静岡県のせいではない(樫田秀樹)
  6章 工事中止と事業見直し求める市民、住民運動の拡大(天野捷一)
	
Ⅱ リニアがこれから直面する困難
  1章 南アルプストンネルの危険性─地質の観点から(松島信幸)
  2章 リニア新幹線の安全性(阿部修治)
  3章 トンネル工事での地下水位低下と地表面沈下(越智秀二)
 	
Ⅲ リニアはなぜ失敗したか(川村晃生)
	
 リニア新幹線は、死に体に近づきつつある。
 リニアが直面している困難は、財源不足、発生土の処理や静岡での未着工問題、大都市圏のトンネル掘削でのシールド工法の技術的問題、その結果導かれた大幅な工期遅れ、住民の反対運動など。
 そしてこれから直面する南アルプスのトンネル掘削、それに伴う南アルプスの壊滅的な環境破壊。
 このまま、強行すれば、さらに大きな破綻を招くことになる。これらの問題を専門家が詳しく解説。
 緑風出版 四六判並製/182頁/定価1500円+税
 緑風出版
リニア中央新幹線事業について、工事中の品川~名古屋間の地域で暮らす方々には、地元行政が皆さんにリニア中央新幹線事業についてどの様な情報を伝えているかを確認したいといつも思ってきました。
でもJR東海の説明会があり我が家を引越して一件落着なのかなぁと感じながらリニア事業の関連サイトを見てきました。
今回の新刊、お書きになられた10人の皆様、これまでネット記事で拝読してきたお名前ですから、早めに入手したいと思いながら記事を書きました。

リニア中央新幹線の最新技術開発を読売新聞が報じた

2023-06-30 22:00:00 | リニア中央新幹線
2023.06.29 リニア超電導磁石進化 「高温型」実用メド 車両簡素化、コスト削減(読売新聞)
 JR東海はリニア中央新幹線の技術開発で、液体ヘリウムを使わない「高温超電導磁石」の実用化にメドをつけた。今春、国土交通省の評価委員会から営業運転レベルにあると評価されたことを受け、今後さらに完成度を高め、営業線に搭載する考えだ。(杉本要)
国土交通省の当該委員会
 「超電導磁気浮上方式鉄道技術開発基本計画」の変更承認について(2023年3月、国交省での21回目の技術評価委員会 と読売新聞が書いた委員会だと思いました。)
令和5年3月24日 『現行の技術開発基本計画に基づく技術開発課題の着実な進捗を受け、高温超電導磁石の運用安定性確立や更なる保守の効率化等を目指し、技術開発を進めます。』 と始まります。
【以下文書引用】
 超電導リニアの技術開発については、(公財)鉄道総合技術研究所及び東海旅客鉄道(株)により共同で策定された「超電導磁気浮上方式鉄道技術開発基本計画(以下、「技術開発基本計画」という。)」に基づき推進されています。
 このたび、現行の技術開発課題の着実な進捗を受け、高温超電導磁石の運用安定性確立や更なる保守の効率化を目指した技術開発を推進するため、3月15日付で(公財)鉄道総合技術研究所から技術開発基本計画の変更承認申請があり、内容を審査したところ適当と認められたことから、本日、承認しました。
○主な内容(詳細は別添資料参照)
 現行の技術開発課題の着実な進捗を受け、
    今後、以下の技術開発課題に重点的に取り組むこととしております。
  1.今後の重点開発課題 
   [1]高温超電導磁石の運用安定性の検証 
   [2]ICT技術等を活用した効率的な保守体系の検証 
  2.技術開発期間の延長 
   (平成2年度~令和4年度 → 平成2年度~令和7年度)

参考:第21回「超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会」の開催結果について』 の記載があり、読売報道の第21回と一致します。
添付資料
 報道発表資料(PDF形式) 「超電導磁気浮上方式鉄道技術開発基本計画」の変更承認について
 別添資料(PDF形式) 超電導リニアに関する今後の技術開発の進め方について

上記の『参考:第21回・・・』ページに記載されている「添付資料(PDF形式:1.1MB)」 超電導リニアに関する今後の技術開発について、この内容は上の「別添資料」と同様ですが、追加された部分がありますので確認するのが良いです。【ページ作成がダラシナイですね】

読売新聞が報じた内容に一致すると思いますのでここに記録しておきます。
確認しました・超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会
 前回の第20回は 開催日時:平成29年2月17日(金)と記録されています。 平成29年(2017年)、今回は令和5年(2023年)

私はリニア中央新幹線工事の状況を全く知りませんし、上記資料の内容を理解する知識もありませんが、沿線各地で進行中の工事はそのままに、今回の新技術が適用可能なのだと思います。
この件についてJR東海の発表は未確認ですので、後日の課題です。

長野県飯田市 リニアのまちづくり(動画)

2023-06-08 10:00:00 | リニア中央新幹線
飯田市製作の YouTube 動画です
 リニア駅ができるまち飯田~工事の進捗状況 2023年2月~【長野県飯田市テレビ広報 令和5年2月号】
 飯田市におけるリニア中央新幹線関連の計画や工事の進捗状況をお伝えします。
【25分間の説明付き動画です】
長野県飯田市 リニアのまちづくり・いいだ(リニア推進課・リニア整備課・リニア用地課)
 リニア中央新幹線は、全国新幹線鉄道整備法に基づき、昭和48年に基本計画が決定されて以来、平成19年12月に、東海旅客鉄道株式会社が「全額自己負担を前提に中央新幹線を促進する」と発表したことから、リニア中央新幹線の実現に向け大きく前進しました。平成26年8月には環境影響評価が公告され、同年10月には、国土交通大臣より工事実施計画の認可を受け、現在では、工事の準備や着手が進められています。
 飯田市では、駅周辺整備の計画のほか、長野県をはじめとする関係機関と連携しながら、交通ネットワークの整備やリニア駅周辺の社会基盤の整備を進めています。リニア及び関連事業は、当地域にとって類を見ない大型事業であり、事業用地の確保には、多くの建物移転等が必要となります。移転をお願いする住民の皆さんや地域の事情及び要望をしっかりお聞きし、きめ細やかで丁寧な対応をしてまいります。
 また、リニア時代を見据えて、南信州広域連合において策定した「リニア将来ビジョン」に掲げる地域の将来像実現に向け、リニアの整備効果を広く波及させるため、「ナレッジ・リングの一翼を担う田園型学術研究都市(高付加価値都市圏)づくり」を進めてまいります。
 このサイトは、市民の方々をはじめとする多くの皆さまにリニア中央新幹線の現状や取り組みの経過についてお知らせするため、開設いたしました。
 最新の情報を随時掲載させていただきますので、ご利用いただけましたら幸いです。
 よろしくお願いいたします。

この飯田市の動画には偶然出逢いまして驚きました。リニア関係の都県市町村でこんな記事を見たことはありません。
 リニア中央新幹線工事の長野県での事故や、工事に伴う地域住民の方々の移転などに関する情報は見ていますが、日常仕事に追われていますので情報整理は出来ずにいます。
 リニア中央新幹線が2027年度中に開通との予定は外されたのですが、それが静岡県での工事遅れだけが理由では無いと思っています。この件で自分の知る限りの整理だけはしておくつもりです。
2016年5月20日の提訴から26回の口頭弁論を重ねた「ストップ・リニア!訴訟」は2023年2月3日に東京地裁で結審したとのことです。
 原告団のサイトは ストップ・リニア!訴訟原告団&リニア新幹線沿線住民ネットワーク
2021年から訴訟を担当する市原義孝裁判長は判決日を2023年7月18日(火)と指定されたそうです。
 この東京地方裁判所の裁判官らが2022年9月12日、山梨県を訪れ、試験走行が行われている実験線の沿線を現地視察されたとのことです。判決にどう影響するか気になります。
 リニア新幹線の認可取り消し訴訟 裁判官が実験線沿線を視察(2022.09.12 NHK山梨)
山梨県立リニア見学センター、私は訪問したことが無いのですが、笛吹市(ふえふきし)の南部に行った時に走行するリニアを見たことはあります。乗ってみたいとは思いませんが、なんとか時間を作って見学センターには行きたいと思っています。肯定否定に関係無く学んでおきたい事もある・・・

静岡県リニア会議 第14回専門部会の開催 6月7日(水)

2023-06-07 16:00:00 | リニア中央新幹線
2023年6月7日 静岡県中央新幹線環境保全連絡会議 by YouTube
 クリックすると別ページに YouTube 表示にしました。15分ほど過ぎてから正常表示のようです・・
静岡県庁のサイトで、主な出来事 リニア中央新幹線事業に関する対話の状況、このページに 2023年6月7日 静岡県中央新幹線環境保全連絡会議 第14回地質構造・水資源部会専門部会の開催 がアップロードされて8本の記事があります。

静岡県中央新幹線環境保全連絡会議 第14回地質構造・水資源部会専門部会の開催
 中央新幹線事業が大井川水系の水資源や自然環境に及ぼす影響とその保全措置について検討を行う、静岡県中央新幹線環境保全連絡会議「地質構造・水資源部会専門部会」を、下記のとおり開催します。
 日時 令和5年6月7日(水)9時30分から
 場所 県庁別館2階第一会議室B~D (県庁別館の案内図あり
 出席予定者
  専門部会委員 森下 祐一/ 大石 哲/ 塩坂 邦雄  丸井 敦尚
  事業者(東海旅客鉄道株式会社)/県(静岡県中央新幹線対策本部長(森副知事)ほか)
  オブザーバー(国土交通省鉄道局)/傍聴(大井川利水関係協議会々員)
 内容 中央新幹線南アルプストンネル山梨工区 山梨・静岡県境付近の調査及び工事の計画について
【以下は本文掲載のメモです】
 ・会議は公開にて開催します。取材を希望される場合は直接、会場にお越しください(当日9時受付開始)。
 ・会議終了後、県庁別館2階第一会議室Aにおいて、囲み取材を行います。取材対応者は、幹事社と今後調整します。
 ・一般傍聴は会場に隣接する県庁別館2階第一会議室Aで、一般傍聴が可能です。

会議の模様は県のホームページ(ふじのくにメディアチャンネル)でリアルタイム配信 【静岡県職員が県のお仕事を紹介します! と書かれているサイト。当日開いてみれば受信するページが分かると思います。 ふじのくに 静岡県庁チャンネル とも書かれています。】

会議資料が掲載されています、会議の状況も判りやすいかも知れません・・・
 リニア中央新幹線整備工事に伴う環境への影響に関する対応
平日水曜日の昼間ですから、私は会場に出かけるのはもちろん、「ふじのくに 静岡県庁チャンネル」を見る事すらダメかと思っています。
リニア中央新幹線の工事と共に、東京~名古屋間の、静岡県を含めた沿線地域で十数万人の方々の人生が変わっていったとしても、皆さんが良い方向に変わり、リニア開通とともに楽しくなったと言えるようなリニア中央新幹線事業である事を・・
 
【リニア中央新幹線整備工事に伴う環境への影響に関する対応 この資料から】
 静岡県は、リニア中央新幹線整備事業については賛同しています。 一方で、リニア中央新幹線は、静岡県の北部にある南アルプスと大井川上流部の地下をトンネルで通過する計画であり、トンネル工事による環境への影響が危惧されています。・・・と始まり、「静岡県が懸念すること」が下記3件です・・
 懸念1 トンネル湧水による大井川の水資源への影
 懸念2 生物多様性への影響
 懸念3 残土による生態系や環境への影響

 5月12日 国土交通省に対し「リニア中央新幹線静岡工区有識者会議(環境保全有識者会議)に対する意見について」の文書を発出しました。と書かれている文書(全文5ページ)・・・
  国土交通省あて文書 (PDF 174.6KB)
このような文書記録がまとめられて・・・主な出来事のページです。
リニア中央新幹線事業に関する対話の状況』ファイル集で始まり、その下には 『国土交通省・静岡県・JR東海による協議等の動き』のファイル集

JR東海の特別授業が甲府市の高校で実施された(報道から)

2023-06-05 21:00:00 | リニア中央新幹線
2023年06月05日 JR東海、甲府工業高校でリニア中央新幹線の出前授業(日本経済新聞 山梨)【部分引用です】
 土木科の2、3年生約70人を対象に県内で進む山岳トンネル工事の工法や超電導リニアの原理、中央新幹線の意義などを社員が解説した。若年層にリニアへの関心を高めてもらう狙いがある。
 同社が高校で授業をするのは初めて。甲府工業高校から依頼があったという。 授業後半は3年生向けに、同校OBでトンネル工事を担当する社員が土木の仕事やJR東海を志望した理由などを語った。施工会社の大林組の社員も参加して体験談などを話した。
 生徒からは講師に対し「土壌に重金属が含まれている場合、どのように処理するのか」「現場の発破作業でどれくらいの土が出るのか」「工事における二酸化炭素(CO2)排出の対策は?」などの質問が相次いだ。
【高校生からこのような質問がされたのには驚きました。リニア中央新幹線に関心があって業者や行政の関連サイトや本など色々読んでいるのかと感じます。先が楽しみな生徒さん達です。】

2023年06月05日 リニア工事への理解促進求め 甲府の高校で訪問授業 JR東海(NHK山梨)
 東京・名古屋間の開業を目指して建設が進むリニア中央新幹線について理解を深めてもらおうと、JR東海による訪問授業が、甲府市の高校で行われました。 訪問授業は、JR東海がリニア中央新幹線の関連としては初めて実施し、甲府工業高校の土木科で学ぶ2年生と3年生、あわせておよそ70人が出席しました。 授業では、富士川町から早川町にかけて建設が進む「第四南巨摩トンネル」(第四みなみこまトンネル)の施工管理の担当者がトンネル工事の内容を説明し、掘り進める進路を爆薬で切り崩したうえで土砂を運び出していることや、壁面にコンクリートを吹きつけるなどして固めていることなどを紹介しました。 生徒からは「工事で気をつけていることはありますか」とか、「爆薬で切り崩す際にどのくらいの量の土砂が出ますか」といった質問が出され、担当者が一つひとつに答えていました。【中略】
 生徒たちは来週、工事現場の見学も予定しているということです。 3年生の女子生徒は「さまざまな工夫をして工事を進めていることがわかりました。授業で聞いた内容を確かめながら見学したいと思います」と話していました。
 講師を務めたJR東海中央新幹線山梨西工事事務所の大竹啓介係長は「リニア中央新幹線への関心の高さを感じました。こうした場を通じて、住民の皆さんに理解を得ながら工事を進めていきたい」と話していました。
2023年06月05日 「1回の発破でどのくらい土が出る?」JR東海が高校でリニア工事の特別授業(UTYテレビ山梨)
 建設業界を志す生徒を対象に、リニア中央新幹線の効果や建設方法を学ぶ授業が甲府工業高校で行われました。 授業には甲府工業高校の土木科の生徒約70人が参加し、JR東海の担当者からリニアを建設する意味や手法、効果について説明を受けました。このうち山岳地帯を通るトンネルの建設については、岩盤を掘削する手順や、地下水が漏れ出るのを防ぐ防水対策をイラストや現場の写真を使いながら丁寧に解説しました。【中略】
 生徒たちはリニア工事の環境への影響や技術的なポイントについて次々と質問し、大規模プロジェクトの実態について理解を深めていました。  JR東海がリニアに関する高校生向けの授業をするのは今回が初めてで、6月13日には富士川町にあるトンネル工事の現場を見学する予定です。

上記は部分引用ですから報道全文をお読みください。JR東海さんとしては珍しい(素晴らしい)仕事をなさったと思います。この授業を受入れた高校も素敵です。【 ↑ 学校から依頼したとの事です。】
この生徒さん達が高校を卒業される時期もリニア工事は続いているでしょう。自分がリニア中央新幹線を完成させると関係事業社に就職なさる生徒さんがあるかも知れません。県民の99パーセントが待ち望むリニア中央新幹線を、安全安心なシステムとして完成させるよう事業社に皆さんの力を与えてください。

山梨県からの高速長尺先進ボーリングの静岡県への影響、その3

2023-05-31 22:00:00 | リニア中央新幹線
JR東海ページ・高速長尺先進ボーリング進捗状況
 【JR東海の更新画像に切り替えました、↑ ページをご確認ください】

2023.06.03 静岡の地下水流出 「量は推定できる」 山梨県内ボーリング(静岡新聞)
静岡県有識者会議地質構造・水資源専門部会の丸井敦尚委員が話された事が報道されています
 『山梨県内の高速長尺先進ボーリングで静岡県の地下水が山梨県側に流出するかを巡って静岡県とJR東海の見解が分かれている問題で、丸井委員は「県境まで掘れば、湧水に静岡県の水が絶対に紛れ込んでいる」との認識を示した上で、静岡県の地下水流出量を計測する方法はあると説明した。』
 『丸井委員は4月に開催した専門部会で考えの一端を示し、県、JRとも関心を示している。6月7日に開催予定の次回部会で具体的に協議するとみられる。』 との事で、記事は長文です。
静岡県で6月7日開催される会議の結果に注意したいと思います。

2023.05.24 リニアトンネル工事 ボーリング削孔124メートル進捗 JR東海(静岡新聞)
 JR東海は23日、リニア中央新幹線トンネル工事のうち山梨県内で実施している高速長尺先進ボーリングの進捗(しんちょく)状況を1週間分更新し、ホームページで発表した。15~20日に124メートル削孔(さっこう)し、静岡県境まで459メートル地点に到達した。日別の最大孔口湧水量は17日の毎分54・0リットルだった。
 県は県境付近のボーリングにより静岡県内の地下水が引っ張られる形で山梨県側に流出することに懸念を示し、湧水の戻し方が決まるまで、県境まで300メートルの区間を削孔しないよう求めている。
JR東海ページ・高速長尺先進ボーリング進捗状況
今回は進んでいます。
 私は山と水の関係など全く知識がありませんから、JR東海や関係する地域の方々から発信される情報も理解できるものでは無いのです。いつかは分かって来る時か来るだろうと記録だけしております。今回は その3 です。
NHK山梨から2件の記事がありましたので追録しておきます・・期成同盟会は報告記事が出るはずなので後日確認したいと思います。
2023.05月24日 16時59分 リニア 長崎知事と静岡県知事「期成同盟会で問題共有必要」
2023.05月24日 17時55分 リニア 調査めぐる文書問題 静岡県知事が長崎知事に謝罪
2022年度リニア中央新幹線建設促進期成同盟会総会を開催しました【6月3日の同盟会2022年度総会報告です】 決議要望書 が公開されています。
今年2023年度の同盟会総会も6月~7月には実施されると思いますので、恒例の報告を待ちたいと思います。
ちなみに、リニア同盟会、静岡県が正式加盟 愛知知事「歓迎」(日本経済新聞 2022.07.14) 『同盟会は静岡県に現行ルートでの整備と東京・品川―名古屋間の2027年開業をそれぞれ目指す立場かどうか確認する文書を送付。静岡県から「満額回答」(大村知事)があったとして、6月29日に加盟を認める方針を決めた。』
同様な記事ですが、リニア新幹線で大村知事 静岡県の「同盟会」加盟認める考え(NHK東海 2022.06.29) 『「同盟会」の会長を務める愛知県の大村知事は、29日の記者会見で、静岡県の川勝知事から、現在のルートでの整備を前提としたうえで、2027年の名古屋までの開業と2037年の大阪までの全線開業を目指すことに同意するという回答があったことを明らかにしました。』

ストップ・リニア!訴訟集会での石橋克彦様講演(2023年5月29日)

2023-05-30 19:00:00 | リニア中央新幹線
「ストップ・リニア!訴訟」原告団などが主催し衆議院議員第一会館で行われた講演とシンポジウム について別記事で掲載していました。リニア新幹線、講演とシンポジウム 5月29日(月) 衆議院会館(掲載日・2023-05-10~30)
 この会合での石橋克彦様の記念講演が YouTube に掲載されていますのでリンクしておきます。

 立ち往生するリニア建設(2023年5月29日開催)(YouTube 動画)


リニア新幹線、講演とシンポジウム 5月29日(月) 衆議院会館 

2023-05-30 12:00:00 | リニア中央新幹線
衆議院議員第一会館で行われたリニアの集会に参加しました。(Facebook 記事に投稿、静岡県民の方です)
静岡県内10市町の市長・町長さんが国土交通省鉄道局長に提出した文章が紹介されていました・・ここを「クリック」されると別ページに開きます
リニア「被災の危険」 国会内で講演とシンポ (2023年5月30日 しんぶん赤旗)

このサイト冒頭の記事一覧表トップから 「講演&シンポジウム~立ち往生するリニア建設/ストップ・リニア!訴訟の勝利判決に向けて/原告団事務局 2023.4.21」 お開きください、画像ですが部分表示しておきます。
リニア問題後援会
会場案内図
五千人以上の国民がリニア批判の為に、ストップ・リニア!訴訟に賛同し加わった方も多かったのですが、裁判官はその人々の一部を訴訟から外したそう です。この件も確認して我が日本国の歴史として記録しておきたいです。
『「ストップ・リニア!訴訟」の判決が7月18日に予定』 については別記事にしたいと思います。

講演者、シンポジウム発言者の紹介(敬称略)【講演・シンポジウムの参加は無料です。】
石橋克彦(いしばし・かつひこ)【記念講演】
 地震学者、理学博士。神奈川県生まれ。神戸大学名誉教授。主な著書として、『大地動乱の時代—地震学者は警告する』(岩波新書)、『原発震災—警鐘の軌跡』(七つ森書館)、『リニア新幹線と南海トラフ巨大地震—「超広域大震災」にどう備えるか』(集英社新書)など。

山崎 誠(やまざき・まこと)
 神奈川5区選出の立憲民主党衆議院議員。神奈川県生まれ。横浜市議会議員を経て2009年の衆院選で初当選。現在3期目。環境問題に関心を抱き、気候変動、エネルギー問題、自然保護などの分野で活躍中。

本村伸子(もとむら・のぶこ)
 衆議院東海ブロック選出の日本共産党国会議員。現在3期目。愛知県生まれ。リニア問題について当初から問題ありとして、衆議院国土交通委員会などで内閣や国交省を追及してきた。大深度地下の所有権は地権者にあることを国に認めさせた。リニア訴訟を当初から応援。

福島みずほ(ふくしま・みずほ)
 社会民主党党首。宮崎県生まれ。弁護士から1998年の参議院選挙に立候補して初当選。民主党政権では内閣府特命大臣に就任したが、普天間基地の辺野古移設に反対し罷免された闘士。憲法、女性の権利向上や人権問題では先頭に立って活動。リニア問題では沿線を自ら視察した。

関島保雄(せきじま・やすお)
 リニア訴訟の原告側代理人。弁護団共同代表を務める。長野県生まれ。第一次新横田基地弁護団代表、公害弁護団連絡会議代表委員でもある。リニア訴訟では約30人の弁護団をまとめ、法廷でJR東海のずさんな環境影響調査や工事計画を追及している。

川村晃生(かわむら・てるお)
 リニア訴訟原告団団長。山梨県生まれ、慶應義塾大学名誉教授。行動する文学者としてリニア問題は山梨実験線建設時から反対運動を展開、その後リニア新幹線沿線住民ネットワークの共同代表として各地の市民団体をけん引している。文学関係、リニア関係で多くの著作がある。

リニア工事のボーリング調査 山梨県の長崎幸太郎知事から意見

2023-05-26 23:00:00 | リニア中央新幹線
2023.05.26 リニア工事のボーリング調査 山梨・長崎知事「流出は微量で影響はない」 静岡県の地下水流出の懸念に(YBS)
 リニア建設工事のボーリング調査を巡り、県境付近での調査中止を求めている静岡県が懸念を示す地下水の流出について、26日、山梨県の長崎幸太郎知事は会見で「流出は微量で影響はない」との考えを示した。
 長崎知事はボーリング調査について「トンネル工事を安全に進められるのか、作業員の安全確保のための調査」との見解を示し、改めて必要性を強調。静岡県が懸念する地下水の流出については「実績では微量」とした。
 一方、長崎知事は「静岡県が水資源に重大な関心を持っていることは重要な視点」とした上で「静岡県の懸念はリニア沿線全体で考えるべき話」などと指摘した。

【中略】
 そして、長崎知事は5月31日に予定される沿線自治体による期成同盟会で課題の共有を提案する考えを示し、「静岡県から問題意識を説明してもらい、各県で意見を交わす機会を提案していきたい」としている。

2023年5月26日 「どこの水かという議論自体がふわふわ」リニア期成同盟会で意見交換の場を提案へ 山梨県の長崎知事(UTY)
 リニア工事を巡り山梨県内で行われているボーリング調査で県境で地下水に影響があるなどとして静岡県が「合意するまで中止」を求めていた事に長崎知事は反発。26日、改めて「調査は必要」という考えを強調しました。
その上で今後、沿線自治体で作る期成同盟会で、この問題について意見を交わす場を提案するとしています。
 山梨県 長崎幸太郎知事:ボーリング調査は進めてもらわないと困ると認識している
この問題はリニアのトンネル工事に伴う静岡県境付近でのボーリング調査について静岡県の川勝知事がJR東海に対して「地下水の流出に懸念がある」などとして中止を要請したものです。
山梨県での調査に静岡県が「待った」をかけることから長崎知事は「科学的根拠を示してほしい」などと反発していて、24日の関東知事会では川勝知事が謝罪しています。
そして26日の知事会見で現時点で調査によって流出する水は微量で、トンネル掘削工事の安全に関する情報収集の点からもボーリング調査の実施は必要だという考えを強調しました。

【中略】
 山梨県 長崎幸太郎知事:正当な範囲内において企業活動を山梨県として保護していかなければならいのは当然の事。(調査で)どれくらいの量の水が出るかが重要で、どこの水かという議論自体がふわふわしていて、わからない、現状でも理解できない話で、二義的な(根本的でない)関心事項である
その上で「静岡県の懸念を全体で共有すべき」として沿線自治体で作るリニア期成同盟会で意見を交わす場を設ける事を提案するとしています。
長崎知事のご意見にあるように、この件は5月31日開催の リニア中央新幹線建設促進期成同盟会(総会)での判断を待つしか無いと思えます。
リニア中央新幹線開業の遅れが静岡県の責任かのような考え方があるようですが、マスコミ等が報じない作業遅れが沿線各地にある事は伝えられています。同盟会の集会でそんな話が出るかどうかはワカリマセンが、何処も同じ『リニアの夕暮れ』かも。

山梨県からの高速長尺先進ボーリングの静岡県への影響、その2

2023-05-16 22:00:00 | リニア中央新幹線
2023年05月16日 17時23分 NHK静岡  リニア工事巡る国有識者会議で沢流量に与える影響調査方法示す 静岡県は南アルプスの生態系に影響があるなどとして県内での着工を認めていません。 これについて国土交通省が設けた有識者の9回目の会合が16日、東京で開かれ、JR東海が、トンネル工事による上流部の沢の流量に与える影響を調べるための具体的なシミュレーションの方法を示しました。(中略) きょうの会議では、県が「盛り土条例」などを根拠に利用を認めていないトンネル工事で発生する残土置き場についても議論されました。【部分引用です】

リニアに関する工事の件でNHKが山梨県と静岡県で同文のニュースを掲載しました。
2023年05月16日 15時45分 NHK山梨 リニア・ボーリング調査 長崎知事 静岡県の対応に重ねて苦言
2023年05月16日 17時23分 NHK静岡 静岡県が山梨県側区間掘削しないよう求め「違和感」山梨県知事

2023年05月15日 19:20 UTYテレビ山梨 「科学的根拠が必要」山梨県知事は改めて不快感 県内のリニア・ボーリング調査を巡り静岡県がJRに中止要請
 リニア中央新幹線のトンネル工事に伴う山梨県内のボーリング調査に静岡県が中止を求めたことについて、山梨県の長崎知事は改めて不快感を示し「科学的事実を示してほしい」と強調しました。【中略】リニアのトンネル工事をめぐっては、JR東海が山梨県内で地下水などの状況を調べるボーリング調査を行なっています。  この調査に静岡県は県境から約300mまでを掘削しないようJR東海に求めていて、長崎知事は「山梨県の水ということが常識的な考えで、大きな違和感がある」と不快感を示していました。
 静岡県の川勝知事は15日、「静岡県の水が引っ張られている可能性を懸念している」と話し、JR東海への要請を撤回するつもりはないとしました。
 山梨県 長崎幸太郎知事: (調査で)本来静岡県に流れている水が山梨県に流れてきているのか、仮にそうだったら、どのくらいの量か科学的根拠が必要だと思っている。ボーリング調査は科学的根拠を得るために行うものと理解しているので、リニア推進の立場からすると科学的な調査を進めてくださいというのが我々の立場。
長崎知事は「静岡県が科学的事実を示すのが出発点」としています。
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2023年05月15日 19:20 YBS山梨放送 リニアボーリング調査を巡り 静岡・川勝知事「山梨県に礼節欠いていた」
 リニア新幹線工事に伴う山梨県側でのボーリング調査を巡り、山梨県と静岡県の意見が対立している問題で15日、静岡県の川勝知事は「山梨県に礼節を欠いていた」と述べた。 静岡県は11日、山梨県側に流出した地下水を戻す方策などを合意するまで調査を行わないよう求める文書をJR東海に提出。この対応について、山梨県の長崎知事は苦言を呈していた。 15日、会見で川勝知事は「礼節を欠いているという自覚はある」とした。また、今後は山梨県と「連携していきたい」と話した。
2023年05月15日 17時13分 NHK山梨 リニアのボーリング調査めぐり 静岡県知事が山梨県知事に釈明
 『JR東海がことし2月から進めている山梨県内で地質や地下水の状況を確認するリニア中央新幹線のボーリング調査について、静岡県は、今月11日、JR東海に対し、流出した水の戻し方について静岡県の合意を得るまで、県境から山梨県内のおよそ300メートルの区間を掘削しないよう求める文書を提出しました。  一方で山梨県の長崎知事は静岡県から事前に相談がなかったことなどから不快感を示していました。  これについて、静岡県の川勝知事は、15日の記者会見で「1月にJRに提出した文書と同じような内容だったため、相談する必要がないと思った。礼節を欠いた対応だった」と釈明しました。』(部分引用です)

2023年05月15日 17時41分 NHK静岡 リニアのボーリング調査めぐり 静岡県知事が山梨県知事に釈明【NHK山梨と同文です】

この件に関する最初の記事は 2023-04-26 山梨県からの高速長尺先進ボーリングの静岡県への影響
JR東海ページ・高速長尺先進ボーリング進捗状況
前回のサイトの画像と同じようです。作業休み期間があったからでしょう。