つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

公民館短歌会 98

2014-05-17 | 短歌
 4月吟詠会後の初の歌会では、皆さん、承久の乱の遺跡の作品がたくさん発表されました。これからもまた計画したいです。
 庭のバラを手折り、花瓶と共に教室に持ってきて下さる方は、Kさん。このバラは、水彩画を習っている伏屋さんがモデルにすると持ち帰りました。Kさんは、咲き加減が丁度いいので、今日中に描いてねと・・・

 前回で万葉集の観賞は終わったので、昨日からは第一番歌の万葉仮名の読み方から入ることにしました。日本書紀、古事記もこんな文体であり、国宝のものは、名古屋の蓬左文庫に一部あることも話しました。そもそもは大須観音にあったもの。その前は岐阜羽島の大須にありましたが、水害の恐れのあることと、御三家の一つ、尾張の権力で岐阜から奪いました。

 前回、日本では金木犀は雄しかないという話題が出たことから、それに関する記事のある本をKさんが持参。これによりますと、中国から来たのか雌も存在し、結実したそうです。下から二枚目の写真はその記事。

今月の作品

承久の乱の史跡を訪ねたり名残りの桜の生ふる前渡に    Mさん

      
       歌会の机のバラ


「金木犀の雌木発見」の記事

              
               伏屋さんの水彩画最新作の山菜(イタドリ)
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学習指導要領と論語

2014-05-16 | 学校
 昨日は、久しぶりに放送大学に安東先生が講義に来て下さいました。先生の専門は漢文ですが、教員養成大学だったため、学習指導要領の道徳も担当されていました。この科目は、50年前叩き込まれましたので懐かしい響きがあります。しかし、その時は論語との関連までは学んでいませんでした。

 日本の道徳の基盤になるものは、1. 平等対等の論理。2. 肉親愛に基づく論理。これは、孔子の肉親愛を基盤として体系化されています。次は、論語第六章より。

 個人の道徳として、
 子曰く、弟子入りては則ち孝 (人の子たる者は家庭内で親に孝行し)
 出ては則ち弟 (家庭外でも年長者を敬い)
 謹にしては信 (言葉を慎み言葉に嘘がなく)
 汎く衆を愛して仁に親しみ (広く民を愛して仁者に親しみ)
 行ひて余力有らば則以て文を学べ (それの実践に努めてその上で余力があれば詩書六芸を学べ)と

 次に政治倫理として論語30章を挙げられました。先生は、論語499章全部の訓読をされておられます。

     
      友人宅のシャクヤク

          
     
             友人宅のクジャクサボテン
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かまわぬ

2014-05-14 | わが家
 最初、次男の嫁からのプレゼントのペットボトル入れが入っていた袋のこのマークは、店の名を見るまでまるで読めなかったです。たまたま江戸時代の歌舞伎のことを放映していて、役者が考案したこの字?が「かまわぬ」と説明していました。実にうまいネーミングと思ったら、歌舞伎役者からそのまま貰ったとは・・・江戸っ子はおしゃれですね~
 同時に貰ったマッサージ器は、毎朝作動しています。

 ネットで調べると地方にも店舗を広げる手ぬぐいなどのお店でした。岐阜にもあるようです。

           
            かまわぬのペーパーバッグ

    
     庭のアマドコロ 庭石に影が写っています

           
            庭のサラサドウダン
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二言語を話す人の考え方

2014-05-12 | 学校
 昨日と一昨日、放送大学の面接授業で、「二言語を話す人の考え方」というテーマの講義を聞きました。講師は、岐阜大学准教授・言語学博士のK先生。面接授業は全国どこからでも参加できます。鯖江の人は5時に家を出られたようです。高山や多治見からも・・・

 申し込んだ時、先生のお名前は下に勢がつくので男性と思っていたら、若くて美しい女性でした。東京出身の方と結婚されています。村岡花子さんと同郷で甲府出身。岐阜の前任校は、宮崎国際大学。ここではすべて英語で話すことを義務づけられているそうです。先生も外国人が多く、当然K先生も大学院は英国でした。英国風のすばらしい発音です。米国との発音や語彙の違いも教わりました。メイフラワー号で渡る時は同じ言語だったのに、なぜあんなにも違う英語になってしまったのでしょうか。

 4/20にアップした林真理子さんと同じように、先生も、NHK朝ドラの、甲州訛りは少しおかしいと言われていました。

 チンパンジーに人間の言葉をどこまで教えられるか。これは限界があります。驚いたことはチンパンジーに手話を教えると心の中も読み取れること。
 オオカミ少年は教育によって人間に近づけたか。精神的に問題のある親に13年間軟禁され薄幸の少女は、言葉を取り戻せたか。いずれもノーです。子供に適度な時期に教育することがどんなに大切かが分かります。少年は40代で亡くなり、少女は50代の今も施設を転々として人間らしい生活はできません。つまり結婚は出来ないということです。 

 二ヶ国の言葉を話せる人は、その言葉とともに考え方もその国流になります。言葉イコール思考という訳です。

 昨日は、母の日。今年も子供達からプレゼントが届きました。妹からの老母へのものは同じ花なので、今年は写真は割愛します。

  
  K先生

            
             先生作成のチンパンジーの知能を調べるレキシグラム

   
    昨日届いた母の日のプレゼント


ブレザーブドフラワー                マッサージ器具と、ペットボトルカバー

    
     百貨店側か、運送側かどちらのミスかわかりませんが、本日妹から届いた果物 
      11日指定と書いてあるのに・・・   

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ヘミングウェイ短編集

2014-05-10 | 
 中学校の同窓生のY君から、ヘミングウェイ短編集は座右にしていて、とぎすまされて感動するというオススメもあり、久しぶりにヘミングウェイを読んでいます。50年前に、「武器よさらば」と、「日はまた昇る」を読んだはずですが、短編はまだでした。

 小説家というより、彼の原作によるイングリッド・バーグマンの「誰がために鐘は鳴る」という映画の方を先に思い出します。

 言えることは、短歌を始める前と比べて同じものでも本の受け止め方が違うことです。さすがに短編の覇者は省略がきいていて、事実だけを淡々と述べていると言うか・・・
 それと、作者はフランスとスペインに旅していて、そこの描写を見ると、海外旅行も無駄ではないことが分かりました。スペインの闘牛場の近くを通りましたが、作者は闘牛場面をいきいきと書いています。時代にもよるのか近年は、動物虐待ということから人気は低下しています。娯楽も時代によって変化してゆきます。

 作者は第一次大戦に19歳で参戦。イタリアで怪我をしました。これが作家生活に大きな影響を与えました。子供時代父親と一緒に鱒を捕ったことも作品化。第二次大戦にも参戦。
 老後はキューバに過ごし、その時書いた、「老人と海」でノーベル文学賞を獲得。英雄になりました。波乱の人生で、4度の結婚と、3度の離婚。2度の飛行機事故で、命はとりとめたものの大怪我。怪我のためノーベル賞授賞式は欠席。自殺したのもその後遺症から鬱になったからと言われています。最初の夫人との孫娘の2人は女優。
 ネコ好きでも知られていて、飼っていた多指症の猫は、今でもその遺伝子を持ったままキーウェストの博物館で飼われているそうです。

 英語力があれば、原語で読み、リズム感を味わうことが出来ますが・・・なかなかそこまでは・・・

 日経新聞の夕刊コラム(プロムナード)に定期的に書いている米文学者の越川芳明氏は、キューバのことをよく話題にされます。そこではヘミングウェイの銅像も見られるようです。

    
    友人宅のバラ

  
   我が家の今年最後のボタン

            
             咲き始めたシャクヤク

   
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中山道赤坂宿の藤

2014-05-08 | 岐阜県
 昨日、友人のGさんが、大垣の赤坂宿お茶屋屋敷に行かれ、その近くの藤やボタンの写真を送信下さいました。赤坂宿は、中山道69宿の江戸より56番目。毎年11月には、皇女和宮が輿入れで通られた所と言うことでお祭りが開かれます。お茶屋屋敷には広い庭園があり、藤やボタンが咲くころ賑わいます。

 花のシーズンにはまだ行ったことがありません。お茶屋屋敷は、江戸時代に五街道に整備された将軍家の宿泊施設。または大名の宿泊・休憩施設。御茶屋御殿、また単に御茶屋ともいいます。
 最も大規模といわれる、岐阜県大垣市のお茶屋屋敷は宿場の本陣の原型となったもの。中山道赤坂宿の西に設置されています。

 紛らわしいのは、赤坂宿が東海地方に二つあることです。東海道53次江戸より36番目の赤坂宿は、愛知県豊川市。中山道の赤坂宿は大垣市です。

    
             


       

   
    お茶屋屋敷入口(ネットより)
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赤毛のアン展

2014-05-07 | 文化
 昨日名古屋に用があり、ついでにJRタカシマヤで開催していた赤毛のアン展を見てきました。今放映中のNHK朝ドラとのタイミングもよくて、それに連休最後の日ということもあり、大変な人出でした。

 これまでモンゴメリという作家についてあまり知らなかったのですが、赤毛のアンを書くべきすばらしい生涯でした。手先も器用で執筆の息抜きに編んだレース編みはまるでプロ。スクラップブックも見るだけで楽しい作品集のような構成です。生まれつき備わったセンスが伺われます。1930年代から趣味がカメラで、多くの作品があることも驚きました。

 翻訳者としての村岡花子さんは著名ですが、短歌もかなりされていて、7歳で大病を患ったとき、辞世の歌を詠まれていたのです。歌人の柳原白蓮と親友であったことは、ドラマと同じです。(白蓮役は仲間由紀恵)
 また、片山広子という翻訳者と知り合いであることにも驚きました。30年くらい前、ある講演会で聞いたことがあるのですが、彼女は芥川龍之介に思われていた女性でした。芥川の作品にも登場します。彼女はアイルランド文学の翻訳者で、白蓮にも劣らぬ美人。ペンネームは、松村みね子。歌人でもあります。

 赤毛のアンは20ヶ国以上で翻訳されていますが、タイトルに赤毛とつくのは、日本だけ。原文が緑の切妻の家のアン(Anne of green gables)。中国語も緑のいう文字があります。でも養女のみどりさんといろいろ考えられて悩まれてつけられたのが「赤毛の」アンらしいです。

 赤毛のアンの他に翻訳された本は数多いですが、我が家の絵本にも、「むらおかはなこ・やく」があります。子供たちに与えた、「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」と、「ごきげんならいおん」です。書庫で探してもう一度見たいです。

 モンゴメリは、カナダ人女性。この企画は、日加修好85周年記念の一環です。5/12まで。


Official Book の表紙

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アクア・トトぎふ 3

2014-05-06 | わが家
 横浜の次男一家が、世界淡水魚園水族館・アクア・トトぎふにまだ行っていないというので、昨日は雨の中を出かけました。開館10周年ということと、子供の日は子供無料のせいか、超満員。入館チケット売場も、レストランの食券売場も長蛇の列。こんなことは初めてです。

 でも2歳に近い孫は大変満足そうでした。アマゾンやメコン川の巨大魚の前には座り込んでしまうし・・・アシカの曲芸にも興味津々。以前と少し変えてありました。今月のテーマは、イモリ。いろいろなイモリが集められています。前回はサンショウウオの産卵と孵化。来るたびにいろいろ工夫されているのが分かります。カワウソは、前回はうつ伏せに寝ていたのですが、今回は仰向け。相変わらずの人気でした。

        
        メコン川の魚

   
   アマゾン川の魚

   
    アンモナイト化石

   
   イモリ

  
   アシカ

              
               カワウソは睡眠中

         
          帰宅したら疲れておねんね

 
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永代経と法事

2014-05-05 | わが家
 連休は永代経でお寺に、我が家では法事とお寺関係のことで過ごしています。おかげで遠い孫たちとも会えたし・・・曽祖母の100回忌という名目ですが、親族が連休に集まるのもよいと思います。一番小さい孫が主役です。もうすぐ2歳のRちゃんがいる横浜の次男一家は、岐阜に来ていたおかげで今朝の地震を免れました。更に聞きますと、東日本大震災の時は海外勤務で、地震は免れ、翌年国内勤務。赴任地の福島を経て、今は横浜です。


親鸞聖人とゆかりのあるカヤ             寺庭のモチノキとコデマリ


お寺の廊下にはいつも花が・・・         お寺から届いた永代経志

       
        我が家のボタン

   
    孫も一応お数珠で合掌





    
     嫁からのお土産 和服地の小銭入れと懐紙

    
     横浜のビスケット(日本最初)

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絵手紙 22

2014-05-02 | わが家
 昨日は、月初め恒例のパソコン絵手紙がYさんから届きました。テーマは、「清和」。立てば芍薬の、シャクヤクです。コメントを見ると、どうやら又フランスに渡航されるようです。羨ましいことです。

 「フランスで最も美しい村の一つのゴルドへ行ってきます。セザンヌが愛したエクスと、モネの愛したルーアンにも立ち寄ります。これで感性が高まって絵手紙が上手くなるといいのですが・・・ルーブル美術館とヴェルサイユ宮殿は二度目ですが、目の保養をしてきます。」

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