湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

3/15 確定申告無事終わりました

2019-03-16 05:08:03 | 地震津波災害ボランティア
2019/03/15 記
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確定申告が済んでほっとしている。私は複数収入の上、季節労働者なので、証明が煩雑で苦手なので、いつもぎりぎりの締切日までもつれこむ。しかし、今年は異変が起きていた。税務署の混雑がばかに少ないのだ。聞いてみると、スマホからの申告が広がったからだという。スマホの社会的影響力の大きさを、改めて見せつけられた思いがした。

丁度、今日はビッグイシューの発売日。販売員さんから購入し、早速配達を済ませた。明日から天気が悪くなる予報なので、火曜に行くあサポセン分を除いて、なんとか配布を終えた。今回の表紙はローリングストーンズ。すでに販売員さんによれば、在庫がなくなったとの話。

図書館、取り寄せ図書より

●「災害精神医学入門」
ISBN: 9784772414241
●「災害時における食とその備蓄」
ISBN: 9784767961774

とりあえず、復帰のお知らせでした。

夜間傾聴: 臨時休業
(校正1回目済み)
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3/14 誤解していたこと(反省)

2019-03-15 04:50:09 | 地震津波災害ボランティア
2019/03/14 記
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熊本の障害者の支援拠点「被災地障害者センターくまもと」(熊本県益城町)が資金難で閉鎖に追い込まれているという。(毎日3/14)事務局長を務める車椅子の弁護士、東(ひがし)俊裕さん(66)とは、先月板橋の会でお会いしたばかりだった。追い込まれていることを感じさせないご講演だった。優れた活動だったので、残念でならない。
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さきほど、☆☆さんの経験語りを読んで、誤解していたことに、気がついた。私の関わりは、精神と発達障がいの境界領域の方の支援なので、奇妙に先鋭化した衝突が頻繁に起こる。ひやあせのでるような当事者経験のある支援者や、宗教勧誘を隠した支援者に、論点をすりかえる怪しいひとがいる。かれらとまちがえていた。すまないことをした。反省。
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やっと確定申告の書式がしあがった。セーフ。

夜間傾聴: 臨時休業
(校正2回目済み)



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3/13 綱渡りの一日

2019-03-14 00:07:47 | 地震津波災害ボランティア

2019/03/13 記
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母を東京の主治医が赴任した分院に送り出した。携帯にLINEではなく、メールで様子を見ることにした。ところが、母のスマホが全く通じなくなった。電源を切ったなと思ったが、帰宅した母のスマホを見たら機内モードに、なっていた。なぜ機内モードに、なったか自覚がないから、困ったものだ。

とにかく、私が以前通っていた地元眼科通いを再開した。臨時でも目のかすみをとる策が必要だったからだ。

無理する処方は出来ないと、厳しく拒否されたが、目の乾き対策の点眼薬だけは処方してくれた。それが生理食塩水であろうと、いいかと思っていたら、多少マシな処方をくれたようだ。これでつないで、泥縄作業を続けている。数分目をつむっていると、復活する。

とりあえず、無事に1日終了。すみません、15日まで、いい加減になります。

夜間傾聴: 臨時休業
(校正1回目済み)
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3/12 尻に火がついて

2019-03-13 05:56:31 | 地震津波災害ボランティア
2019/03/12 記
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毎年のことだが、我が家は複数収入なので確定申告が必要となり、かちかち山のタヌキの気分を味わう。予備校・学習塾講師を中心にしていた頃は、入試本番、失敗者送り込み、新年度研修指導が重なることで間際まで申告が残っていたが、一応定年後4年目を経ると、ちゃんと障害物が登場してきた。網膜色素変性症の発症だ。とにかく目が見えない、書けないの騒ぎとなる。大づかみは大丈夫だが、データの抜け落ちや、手首骨折の後遺症で、キータッチミスが信じ難いほど多い。読みは読み上げ機が助けてくれるが、書きはダメだ。…という具合で、引き続き泥縄仕事をしている。

母の通院連れ添いは行うが、炊事は手抜き。レトルト物ばかりとなり、まずいと、母大半をのこし、食事回数を4回に増 し、手間は一向に減らない。

薬剤師さんの上京日程がわかった。最悪なことに10連休中だ。これで4月案は、消し飛んだ。

●NHスペシャル「終(つい)の住みかというけれど…〜取り残される被災者〜」NHK-G 60分

を見た。おすすめ。

夜間傾聴: 臨時休業
(校正1回目済み)


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3/11 東日本大震災から8年/ 火曜災害ミニカフェ3月分

2019-03-12 05:07:01 | 地震津波災害ボランティア
2019/03/11 記
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東日本大震災から8年。雨上がる。サポセンにて14:46を迎える。黙祷。

「火曜災害ミニカフェ3月分」ポスターをサポセンに掲示。2月が全く開催出来なかったため、「部屋の予約制がないため、使用中で開催出来ないとき中止することがあります。その際は、翌月に開きます。宜しくお願い致します。」と、書き込んだ。向けどころの無い悔しさを飲み込む。

3月は、以下の通り。
テーマ: 「要援護者支援の原点に還る」

3/19 14:30〜15:30 第105回
●「ハートネットTV 平成が残した"宿題"第8回『災害弱者』」(2019/03 ETV 30分)
●「あの日 わたしは『宮城県気仙沼市・小林とみ子さん』」(2018/06 NHK-G 5分 視覚障がいと被災)

3/26 14:30〜15:45 第106回
●ETV特集「原発事故 命を脅かした心の傷」(2019/03 ETV 60分)

ここ数日の震災関連TV番組を見ていて、相変わらず寝たきりの高齢者、障がい者が抹殺されていることがわかる。式典や被災エピソードばかり。要援護者の生活がみえない。8年間何が改善されたか、黙殺を超えて考える。

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確定申告の締切日迫る。またまた、泥縄作業。

夜間傾聴: なし
(校正1回目済み)



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3/10 気仙地方と石巻にメールを出し

2019-03-11 06:09:51 | 地震津波災害ボランティア
2019/03/10 記
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明日は言わずと知れた3.11当日だ。お世話になった民宿の☆☆さんにメールをだした。しばらく応答がなく、夜になって民宿名の公式メールが届き、そのあと電話がかかってきた。☆☆さんだった。沢山のメールが届き、応答していたという。間に合わないから、電話のほうがいいとのことで笑ってしまった。

おぼえていてくださったのだ。当時の大阪と兵庫の機動隊の隙間に入れてくださったので、警察関係者かなという勘違いもあったのは、その後、いろいろなことで、お世話になったきたので、驚きでもあった。

茅ケ崎市役所職員の方からも、連絡があったそうで、誰かなぁと思ったが、名前は教えてくれなかった。

地元障がい者団体の方で、懇話会ゲスト候補はと打診したが、出てきたお名前は、私が椿油生産の関係で、連絡させてもらってきた方で、地元を離れられない事情がある方だった。

宅配弁当活動の@@さんとのともメール交換。青年会議所関係で、神奈川に行ったとか。鎌倉のサンマのグループでは無いかと推測した。在宅避難者支援の関係で、適任者選考のすり合わせをしている。

ともあれ、大船渡、陸前高田筋と石巻筋に、懇話会ゲスト捜索の網を更新したのだった。

雨、被害がでないといいのだが。

夜間傾聴: ふたり
(校正1回目済み)
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3/9 宗教嫌いで、つい…

2019-03-10 06:14:46 | 地震津波災害ボランティア
2019/03/09 記
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輪廻と因果応報を世界の則と言い出した☆☆さんに、ついきつい言葉をかけてしまった。私の父の「生かされている存在」とか「神の真を学ぶ」という老後の入信と激突してきた記憶が蘇ってきたからだった。亡き祖父母の輸血を阻止した。悪因悪果、善因善果とし、善行は必ず報われるという自己陶酔していないで、私に課せられている課題を解くべき、そこに他者の協力がえられれば幸い。「連帯を求めて孤立を恐れず」の気概というか。淡々とこなすべし。

グリーフケアをサポートしているのに、さばいてどうするのだろう。でも鼻先に夢という人参をさげたり、現状逃避是認は禁忌としているのだ。

夜間傾聴: なし
(校正1回目済み)

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3/8 鉄ちゃんに、事情をきく

2019-03-09 06:18:19 | 地震津波災害ボランティア
2019/03/08 記
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鉄ちゃんが帰ってきた。夕方、母親から電話が入り、橋本まで行って話を聞いた。私の母は趣味の会で、転出者のお別れ食事会。

様子が分かった。高齢男性も鉄ちゃんも、膝を擦りむいた程度。駅のホーム端で撮影中、男性が後ろから肩に手をかけて、危ないと注意したらしい。触られるのが嫌いな鉄ちゃんが、強く振り払い、自分がバランスを崩して線路の上に落ちたらしい。カメラを抱えて落ちて、心配した男性が、鉄ちゃんに手を差し伸べたら、鉄ちゃんに手を振り払われ、ホームに上がってきた鉄ちゃんに、どつかれてホーム端の駅員通路のスロープに倒れたという経過。目撃者と会って、母親が経過を聞いた。

鉄ちゃんは、カメラを取ろうとしたと、怒っていたという。

ASP(アスペルガー症候群)を知らない人は、乱暴な奴として、トラブルになる「よくあること」なのだ。突然な身体接触、客観視が難しい対人関係(カメラを取ろうとしたという判断)。まあ、そうなるわな…とは思いつつ、やはりまずい。親が治療費を負担し、示談で何とかおさめてもらったとか。

私の出番がないので、得意げな鉄ちゃんに、男性の気持ちを代弁したしなめたが、カメラを取ろうとしたのだと興奮。ため息。

夜間傾聴: なし
(校正2回目済み)
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3/6,7 夜間傾聴の鉄ちゃんにトラブルがありました

2019-03-08 05:20:46 | 地震津波災害ボランティア
2019/03/06&07 記
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お出かけ鉄ちゃんが、出先で怪我をしまして、その時、そばにいた男性高齢者の方も線路に落とし怪我をさせた事件の対策を親御さんと相談してました。

ホームの端で撮影していたのを、地元の高齢男性の方が危ないからと注意したけれど、夢中になっていて、その高齢の方を突き飛ばし、自分がバランスを崩して線路に落下。高齢の方が救助に手をかしたという経過で、さらにその後、カメラを拾ってあげたら、カメラを高齢の方から引ったくり、その方を線路に落とす事件となりました。経過を複数の方が目撃しており、ひどい男だということで、警察沙汰になって親御さんが貰い下げにいったという話です。

怪我は双方とも、軽い打撲傷で、電車の運行妨害もなかったのは不幸中の幸いでしたが、医者料賠償やらあって、先方はASPを知らないので、救助者を突き飛ばすという奇行を性根の悪さとして、ご家族怒っていること。遠方なので彼が初の留置所泊となったことを、私に夜通し話していたという困った話です。

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3/6
母が前回から医者を追って変わった分院に、はじめてひとりで出かけた。東京側の付き添いは、やはり付き添いは無理で、私が電話で追いかけるサポートだけになった。母は帰りの混雑に遭い、グリーン車で帰ってきて、私はほっとしたという「はじめての買い物」なみの気分だった。


教材屋仕事がひとくぎり。資料集めとか、食料補充の買い出し。夕方から雷雨の予報があった。それで、雨が降り出したら地元のクリニックのリハ帰りの母を、タクシーで拾う約束をしていた。

案の定、雨が降り出した。母は携帯に出ず、バスでクリニックまで行ってみると、事務員にタクシーを頼んで先に帰ったという。路線バス停は雨宿りの場所がなく、びしょ濡れで帰宅した。母は私が待っても来なかったことをかんかんに怒っていた。事前打ち合わせが必ず壊れるようになってきた。老化とは、こういうことかと、噛み締めた。
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(障がい者と被災関係資料)
●2018/12/2とちぎ地域生活サポート研究会公開講演会「障害×防災」実施報告集
https://akikoshiraga.jimdo.com/%E7%A0%94%E7%A9%B6/about-%E9%98%B2%E7%81%BD/

夜間傾聴 ふたり
(校正2回目済み)
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夜間傾聴が長引いています、午後に書きます

2019-03-07 05:08:05 | 地震津波災害ボランティア
すみません。
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3/5 3.11が近づいて

2019-03-06 06:10:57 | 地震津波災害ボランティア
2019/03/05 記
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3.11が近づいて来ると、あちこちで関連企画が行われる。茅ヶ崎サポセンでも、3.10に発災時の安全避難のイベントがある。はやりの現場シュミレーションゲームで考える取り組みを行うようだ。それはそれで意味のある活動だが、要援護者支援の気運はない。

2月は「火曜災害ミニカフェ」が予定どおりに出来なかった。1回目は、仕事上の急な割り込み(隣接道拡張の測量点立会い確認)があったからだが、2回目はサポセン会場がママさん団体に先取りされてしまったからだった。音の出るミニカフェは、テーブルから隔離されたプレールーム以外ではできない。ところが幼児を抱えたママさんたちも、子どもが出歩かないこの部屋を使い、ときどきぶつかってしまう。年5〜6回ある。先取り制で、予約が出来ない規則を再考して欲しい。母に食事させ、預かり先に送ってから来るので、陣取りが出来ないのだ。タクシーでかけつけ虚しく帰るときは、さすがに滅入る。要援護者支援活動は、重要な防災活動であり、現在も避難生活を強いられている被災者に連携していく焦点でもある。だから沈黙はしない。有効な視座を提供していく。虚しさとの戦いが、3.11のまぎわに、つづく波。3月ミニカフェは、被災地の今の作品をくわえた、やり直しとなる。

夜間傾聴: なし
(校正1回目済み)


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3/4 就労支援畑の☆☆さんと会い

2019-03-05 06:12:02 | 地震津波災害ボランティア
2019/03/04 記
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偶然FBで知り合った☆☆さんと、藤沢で話をした。精神障がい畑の就労支援の関係者だ。私が出会ってきた困難を抱えた若者たちは、発達障がいと精神障がいの困難を抱えており、手帳を持った発達障がいの活動が、知的障がいとのつながりで展開されているので、こちらとは重ならないことが多かった。結局、不登校、引きこもりという別のくくりで出会い、その中の顕著な障がいの傾向のある方を個別伴走支援する形をとったので、当事者家族が直接連携する機会を提供しにくく、共通の環境も得難いため、社会復帰や就労支援も、わたしと彼との個別の活動となった。

既存組織が行う居場所発進形型活動とは、なかなか接点がうまれなかった。ところが☆☆さんは、学生バイトで、組織支援に入り、施設職員になった立ち位置が違う方なので、
こうもずれていくのかとおもった。私は当事者・家族と運動を作ろうとし、彼は効果をひろめようと考えていた。

今回は、まずは顔見せ。今後はオンラインにてと、最後に、彼はクイーンを、私はナイトノイズを語ってわかれた。お互いの年がわかる。

活動内容は支持しているが、就労支援活動分野でも、ある日突然、全国に共通の名前の組織ができるという運動は信じられない。現場の要望を束ねる活動から育てれば、そういうことは、ありえない。はじめから、組織方針の歯車になって活動するのは、性にあわないのだ。


<気になる新刊>
●「被災地の通学路 熊本地震から3年」
ISBN: 9784864460569
●「避難と支援 埼玉県における広域避難者支援のローカルガバナンス」
ISBN:9784787719041

夜間傾聴: なし
(校正2回目済み)

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3/3 ビッグイシュー配布の際に

2019-03-04 06:27:20 | 地震津波災害ボランティア
2019/03/04 記
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雨の一日。給料日前日。崩れたトマトをさらい、鶏肉を煮る。冷蔵庫の始末。

ビッグイシュー誌のご近所分を配る。支援者の%%さんが転居、九州の実家に帰ったという。寿町情報元がまたひとつ切れた。共感し合える古株がいなくなる寂しさが尾を引く。

私が接する路上生活者は少なくなった。低額宿泊所への行政斡旋が増え、屋根の下にこもったからだが、それでも古株の彼との共通の路上の方は何人かいて、ひとりが明らかな知的障がいをともなう自閉症であって、路上生活破綻のことで、藤沢行政に何回か申し入れたことがあった。行政対応が滞っているときに、彼が見守ってくれた。障がいがある方であることは、路上生活者支援の場では、あまりとりあげられ^_^ないが、そんな話を、彼は聴いてくれる稀なひとだった。

FBで横浜の就労支援畑の@@さんと知り合った。明日、藤沢で、母のリハの時間に会うことになった。

夜間傾聴: なし
(校正2回目済み)


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3/2 「命をおびやかす心の傷」/世代体験という束ね

2019-03-03 06:07:02 | 地震津波災害ボランティア
2019/03/02 記
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●ETV特集「原発事故 命を脅かした心の傷」(次回 3/7 0時〜)
を観た。東日本大震災の災害関連死をてりあげていた。震災から8年経つ今も災害関連死は深刻度を高めている。4万数千人が未だ仮設住宅生活を余儀なくされている福島では、関連死は宮城、岩手の3倍近い記録を更新している。

癖のあるひとだが、精神科医蟻塚亮二氏の実践は貴重だ。傾聴の価値は、吐き出す語りが生を蘇らせる、それを保証することだ。避難生活長期化により、PTSDではなく、不透明な漠とした未来が心を蝕む「フラッシュフォワード」という病態が問題になっているという。原発が被災者を生殺しにしているのだ。

被災証明をする際に、事情調査された「経緯書」が条件開示されて、個別の事情がわかりはじめたという。ストレスから免疫力が弱まり、肺炎を発症して死に至る高齢者の例が際立っているという。

一見の価値あり。

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梅原猛氏の訪問インタビューの番組をみていて、またいつもの虚しさがこみあげてきた。梅原氏自身の論の陥穽と、その話を聴く若い人たちの対話の間隙によるものだった。

梅原氏は、世界史の中の西欧文明の位置と、戦争被曝体験という時代のほつれとその役割を語り、時代の世代体験を、引き継がれていかない諦めを隠しつつも、提供を行った。若手はその話の「重要さ」を「認める」という形で語りを受け取った。そこには多重のディスコミが潜んでいる。時代体験の重なり目の無さという「世代断絶」というところではなく、互いに各自の個的体験の時代共鳴を無視した「時代理念の交換不能性」に話が浮き上がっているように思える。

そこには、さらに深層に自分を「受け皿」化させた同時代理解がある。個人は如何に粉塵の一粒であろうとも、その時代の一部である。しかし、個人が生きている時代を語ろうとすると、時代という果実を盛った皿のように、私が消えてしまうのはなぜだろう。私と社会の違和感の界面にこそ、時代理解が立ち上がるのであって、私は時代現象を受け止める「皿」ではない。

ところが世代論では、粉塵の総意の如く語られる「時代意識」をもって、継続不可能を論じているし、受け側も皿を差し出すだけなのだ。虚しさの原因がここにある。

私史に立ち返ると、私は幼少時の重度の病弱臨死体験や、重なる転勤転居体験、若年期の4世代同居とヤングケアラー体験が基礎にある。さらにはいわゆる過激派政治体験が若年期に重なっていく。

同世代の本流のチケットを使えないで生きてきた。ゆえに社会と世代を眺めることができた反面、世代共感のパスワードを凍りつかせてきた。

通じない言葉の痛みを劣等感と勘違いして問い続けた時期もあった。しかし受ける気のない世間常識の世界につきあうことはあっても、私は与えられた私の課題をこなすことが責務であり、異邦人として時代を生きてきた。他者の個的体験の尊重や共感も、そこに育まれてきた苦い習慣である。

こういう立場へのこだわりから、時代をかたりうるか。理解し合える同胞(はらから)の活動と遭遇しうるか。それはあてにならないことを踏まえる旅人の立場をとる。

世代断絶論の背後にある世代という束ねが成り立ち得ないほどに、ひとは重層かつ多様であり、もしそれを「傾向」とよびかえても、多数に打ち消される少数の価値を履き違えているという意味で、どれほどの意味があろうか。私は「皿」ではない。つまらない。また、繰り返していた。

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夜間傾聴: ひとり
(校正2回目済み)
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3/1 薬剤師活動を取り上げる難しさ/静岡防災の熱気?

2019-03-02 06:01:29 | 地震津波災害ボランティア
2019/03/01 記
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今年は春に10連休がある。しかし、懇話会開催日設定にとっては、邪魔者でしかない。今回は災害薬剤師の☆☆さんを次回のゲストと決めた場合、精神障がい、内部障がい、重度身体障がい、医療ケアの必要な身体障がい、持病のある方、傷病者、慢性疾病・体力衰退者という広汎な対象者の方に、どうアクセスし、呼びかけていくかという、いままで参加がえられなかった方たちが中心ゆえの困難がある。個々歩く以外ないかと、覚悟している。

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医歯薬連携情報を提供してくれた旧友の塾屋☆☆さんは、静岡の沿岸部の方だ。東海地震圏ゆえに、行政の防災研修には、塾生参加(小学生)をおこなっているという、アクティブな方だ。しかし安全避難で、止まっているのではという論議をはじめている。西東京市の例は医師会、施術側からの活動だ。市民側がどのような関わりを作ったらいいのか、手探り中にみえる。要援護者支援は、丁度、ジグソーパズルを組み立てているような感じがしたいしている。

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東京の飲み屋コミュニティ冊子の対話にSNS参加した。何か焦点が定まらない話だったが、それでいいのだそうだ。5月には日の目を見るらしい。


<気になった書籍>
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●「災害時における食としての備蓄 東日本大震災を振り返って、首都直下型地震に備える」(新潟大学地域連携フードサイエンスセンター編 2014/08)
ISBN: 9784767961774
図書館予約済み

夜間傾聴: なし
(校正2回目済み)

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