湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

10/15 被災下の行動を伝えるくにあたって(鶴嶺高ボラ塾)/ビッグイシュー配達開始

2017-10-16 05:49:49 | 地震津波災害ボランティア
2017/10/15 記
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鶴嶺高ボラ塾の授業計画を立てている。高校生に任せたい仕事の話には、ひとつ伏せていることがある。発災時、二次避難所に辿り着いて以降仮設住宅入居が始まるまで、避難生活の急性期から慢性期をとりあえずの一区切りとしたとき、この中で高校生(あなた)がまず優先して行って欲しいこととは何なのか。それは「あなた」と「親しい人」の「身と心の平静を回復すること」だ。これは被災したすべての人に言えることであるが、実は非常に難しい。しかし、ここを踏まえなければ、すべての自発協力行為が危険に晒される。緊張の長期化で、自分が壊れてしまうのだ。その仕切り直しを静かに見極めて欲しいのだ。

普段なら、この辺を冷静に包摂してくれる大人は、SWや看護師・保健士さんたち専門職やカウンセラーの人たちだが、発災時はその人たちは、なかなか捕まらないと思っていい。普段から、「マジ」な話ができる相手を家族や友人を作っておくこと。事態から心を閉ざさず、環境にひらいていくこと。

仕切り直しができたら、大人の手伝いとともに、今まで書いてきた高校生の独自の仕事を開始して欲しい。疲れたら、すっぱりやめる。休んでから再開すればいい。無理すればつらいことが忘れられると考えること自体が、長期戦では病といなる。

この辺の実例を踏まえて、「御用聞き支援」や「親の行動の自由保障」などの活動を考えて欲しいことを語ろう。他の被災地への支援ではなく、自らの被災ただなかの活動であることを、(無茶ではあるが)鳥瞰と臨場感触を伝えたい。

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母、案の定の季節的なめまい。風呂上りに起きた。私がいるときでよかった。頓服の睡眠導入剤を飲ませ、難無きを得た。明日のリハは様子見になる。いつものことに、なってしまった。

p.s. ビッグイシュー配達開始。個人分とサポセン配達分済み。


夜間傾聴:なし

(校正2回目済み)

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10/14 鶴嶺高校ボラ塾が近づいて/「もったいない」ということ

2017-10-15 05:27:16 | 地震津波災害ボランティア
2017/10/14 記
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県立鶴嶺高のボランティア塾の日程が近づいてきた。今回は、いままでと比べると非常に地味。寸劇の相手も決まらぬまま、高校生に期待することという高校生の独自の分野の話をする。

昨日の浦和の救急看護の看護師さんに聞いた話でも、高校生らの発災時の支援活動への期待は防災活動にも見られるようになった。しかしそれをきいてみると、大人ボランティアの雑用補完であって、しかもその多くは、学校派遣会社から集団派遣された無償パートのような感じが伝わってきた。他所も同じような発想なのだなと感じた。

勿論、大人ボランティアから支援技術を教えてもらったり、支援体制を十全なものにする人手を軽視するわけではない。しかし、公の顔(共助・公助協力)を学んでも、被災を個々人からみた体験を、建前の善行規範で抑圧しては、まなびは浅薄なものになり、自らより深く考え行動する場面を提供すべきと考えるから、なおさらに独自領域、任された領域の活動を育てる必要がある。

では、ボラ塾で何を語るか。+αの独自領域の必要性を語るか。それは災害ボランティア活動をクリティカルなまなざしでとらえ返すから見えるものであって、災害ボランティア未経験の彼らには通じないだろう。むしろ支援活動の多様性のことや、支援活動の内容の時期的な変化を伝えていく方がいいだろうという結論に至った。その支援活動の鳥瞰のざっくりした話に、独自の活動のイメージアップを語ればいいだろう。知のビジョンと同時に、情のビジョンというか、印象的なエピソードを
折り込めたら語る側としては半分成功だろう。

「君はどう考える?」

これが結局は対話のキーワードになる。ここが動き出せば、それは狙いのすべて、成功と言えるのだ。

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「わーく」の編集が進まない。記事内容ではなく、画像の細部編集や、画面の行間調整、キャプチャ操作に手こずっているためだ。PCの新規購入とともに、ソフトがVer.Upされる。その操作が、全く従来のソフトとコンセプトから変わっているために、うまくいかないのだ。特にペイントソフトがダメ。OSが異なる2台を新調したので、ソフトもまたバラバラ。No.072は、いびつな号になりそうだ。

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冷えてきたので、灯油手動ポンプを買いに、茅ケ崎イトーヨーカ堂に出かけた。まだ品揃えしてませんよと怒られた。だいたい300円台だ。試しに隣の100円ショップに問い合わせたところ、売っていた!?108円なり。

長雨は文書の紙資料が湿気を含んで困る。もったいないの++くんの活動に、重なる方ではないだろうが、子育ての中で、子どもの浪費癖直ししが話題になっていた。ここで語られる「もったいない」は、製造過程がブラックボックスである消費社会の歪みの反映であるが、もうひとつは環境問題・エコの観点から地球規模の経済活動による破壊の観点から、人口爆発と食糧危機を逆算した活動がある。前者の方が石頭ではないから、助かるのだが。

明日は、またビッグイシュー発売日だ。

夜間傾聴:なし

(校正1回目済み)


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10/13 某看護師団体の看護師さんと会いまして…

2017-10-14 05:12:53 | 地震津波災害ボランティア
2017/10/13 記
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浜見平の友人に母の様子見を頼み、今後の要援護者支援防災のポイントの絞り出し作業なのだが、今回、懇話会の「高齢者」の話題は「入所施設被災と地域の協力連携作り」においた。入所施設被災の都市型災害の課題を来年度初頭に企画し、その次の課題を「在宅生活と被災」に置く。「在宅介護」によって分散した高齢者の保健の課題を考えており、今回の看護師さんとの対話は、その一環だった。(詳細後記)

今日の対話を受けて、もう一方の「障がい者」カテゴリーのテーマ設定が霞んでいることが宿題のように尾を引いている。以前の懇話会の中で、「医療ケアの必要な身体障がいの方たちの急性期」の課題がずっしりとのしかかっていたが、サポートの現在を知るための適任の方を方をつかんだが、熊本支援に現地滞在しているために、招待費用が出せない問題がある。一方で「発達障がいと被災」で前川さんにお願いした時のように、私以外の参加者1名という悲惨な状態に陥ることもありえて、事前の備えに対する運命論の考えから、天の岩戸を少しでも開く、可能性を垣間見る隘路を探っている。今は具体化していないが、精神障がいの領域で、医療系の方に面会を求めている。

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今回、看護師組織の関係者##さんに面会できたのは、以前の懇話会で、北里大の++さんの紹介のもうひとつ先で接点を取れたからだった。陸前高田の高田病院の地域医療の建て直し実践を考える内容の私のブログコピーに応答してくれたのだった。

家族の入院があって、休職して自宅からの通院サポートされている関係で浦和のご自宅にお邪魔することができたのだった。

横市大の**君は、被災高齢者の話題にいまひとつ関心が薄かったが、##さんの話に、状況をつかんだようだった。

##さんの話題は国際比較を折り込んで語り、被災高齢者全般の語りが多く、私が発災以前から自力避難ができない高齢者が特に注目支援する必要があるのではないかと問うが、重層的支援というより、包括的支援の目配りの話題としている点が気になった。

**君に対して、自宅に高齢の方がいないのかという##さんの問いかけがあって、祖父母が遠方に別居しており、日常生活に高齢者との接点がないことがわかった。だから**君はつながり方が見えないようだった。

私も彼のことを言えない。私の家族は長命高齢者一家のようなもので、曾祖母と叔父、祖父母と父の5人の介護を母とふたりで行い、見送ってきた。その意味で必要としての高齢者サポートはわかるが、施設に行くと感じる童謡と民謡文化に違和感を感じるし、対話するときの家族自慢以外の話題がすぐ途切れてしまうことに、私自身の家族を断った生き方と摩擦を感じて共感できないものを感じてしまう。もし外国生活が長い方が帰国入所したら、孤立するだろうなと感じるということを、##さんとの対話は、むき出しにしてしまった感があるのだ。

被災時は、かえって話題がある。日常サポートで防災体制を作り出していくときに、私が数十年の家族介護の記憶とどう取り結ぶのかが問われ、健康で出歩いている高齢者ではない方々との自分のアイスブレークが必要と白状して対話が時間切れとなっていった。

##さんは、国際体験の勧めを語ってくれたが、私が「それ我田引水の気がします」とぽろり。幸いそのチクリが距離を縮めてくれたようで、次回、仲間を紹介してくれるようになったのは、ひやりとしたのが実際のところだった。

**君は、だから関係専門職は女性が多いのですねえ」と、柔軟性のない私の心をさしてわらった。彼もまた、次回もつれてってくださいという感想。とにかく、共通の田起こしは実現した。懇話会は「今」を問う。混沌のなかから、肝の課題を拾っていく。「なぜ、いま?」に答えられる現在とのテンションを大事にしていく。私の顔は支援者に向いているのかなと、あれこれ考えている。

「浦和のラーメンは、うまくないですね」と**君。「こぎとえるごすむ」って知ってる?苦みの素と私。

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夜間傾聴:なし

(校正1回目済み)

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10/12 ばててます とりあえず明日の訪問のためにチャージ

2017-10-13 04:19:57 | 地震津波災害ボランティア
2017/10/12 記
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だらしない話なにだが、昨日、母を東京の主治医の外来に送って送った後、数件の用事のために、地下鉄を乗り継いで、その都度階段を乗り継いだだけなのに、寝床から起きられなくなって、家の内線工事が入る14時まで、とにかく休んだ。

古い家なので、一部配線交換をして漏電の危険は去ったものの、主とともにポンコツ化して、職人2人が行きかう部屋の中央で、うつ伏せのままいびきをかいていたらしい。

そんなわけで、明日、横市大の**君を連れて、認知症関連の訪問看護の看護師さん宅を訪問するので、力温存。この看護師さんは、宮古や気仙沼に関わった方。お宅のある浦和は久々。懇話会関連の収穫があればいいのだが。この方、医療ケアの必要な障碍者の特に成人の方にも詳しい方なので、次の懇話会のテーマにも触れるので、重要視している。**君は、高齢の方にはあまり関心がないのだが、誘ってみた。体力温存。今夜はここまで。

p.s.
「もったいない」の**君に、以前「地下道は、まちのギャラリーに変身できる」と話したことが、平塚で実現するらしい。そのうち見に行く。

寝る前に、可燃ごみを捨てに行ったら、自転車に乗った女性が近づいてきた。あれ?顔見たことがある。##さん?

午前4時半、訪問介護のおむつ交換の巡回だ。ごくろうさまと、声をかけたら化け物みたような顔。おはようございますと言って、飛田だとわかる。ちょっとした闇のハプニング。

夜間傾聴:臨時休業

(校正2回目済み)

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10/11 ティーンズ防災研修と、懇話会協力依頼を…

2017-10-12 05:33:19 | 地震津波災害ボランティア
2017/10/11 記
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まずは市役所で地域自治会役員の##さんと会い、「地元ティーンズの防災研修」の資料を届けた。この間の情報は全く伝わっていなかった。今回は協力依頼のためのプレゼンのようなものだったが、「安全避難以上の内容については、防災の範囲を超えるのでは」と、従来の防災訓練にこだわっていた。もう一度会ってくださるという。感謝。

駅で待つ母を東京の主治医の外と来に送り、医療ケアの必要な方の安全避難と避難生活中の生命保護のテーマの経過を伺った。神保町が近かったので生業の教科書の補充をし、時間切れで母を迎えに行った。手話の患者さんが隣に座ったので、世間話していたという。手話は全くわからないけれど結構話せたというが、母を相手してくれていたのだと気が付いた。ありがとうと伝えた。

ゲストの依頼にまで、とてももちこめなかった。詳しい方の出席する企画のときは、メールをいただけることに。だから一応は今日の面会者たちの成果ありとしていいのだろうか。

街頭は選挙だらけ。あさってから寒くなるという。あと一日、半袖でか?

夜間傾聴:なし

(校正1回目済み)

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10/10 警察漬けの一日

2017-10-11 04:43:17 | 地震津波災害ボランティア
2017/10/10 記
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視覚障碍(網膜色素変性症)の進行で、普通免許を返し、忘れていたら二俣川から運転経歴証明書が送られてきた。半月ちょいかかっているので、忘れていた。またひとつ自己証明証が無くなったのだと、ちょっと背筋が寒くなった。

茅ケ崎警察署に用事があって、身元保証関連の話と、ウィルス関連の情報提供をしてきたのだが、前者はビッグイシュー販売員さんの件と、後者は県の方からの話。茅ケ崎署は通過点。しかし前者の方は、微妙だ。販売員さんは寿町の住民票を持っている。たまたま、持っていない販売員の方が通行人の通報で逮捕される。道路使用許可を取れということになるのが、住民票がない方は申請ができない。また、販売目的だと却下されることが多い。そのときは保証人がたてば、黙認となる。路上生活者の自立支援が主旨なのに定点販売ゆえに、法の隙間で活動が維持されている。

普段茅ケ崎の販売はしていないが、たまたま流れてきた若い販売員が、たちの悪い、からみの常習者にからまれて、交番に突き出される事件が最近有った。茅ケ崎販売をしていた頃、販売者の横で不快感を通行人に与える行動をして販売妨害していた常習妨害の男だった。

若い販売員さんは、交番から茅ケ崎署に送られ、事情聴取が行われたが、他の販売員さんへの連絡から、私にSOSがまわってきていた。署の古い人でないと、昔の了解が伝わっていないので、後日私の出頭経過説明の依頼が来ていた。たっぷり路上生活者の発生から、自立支援活動の社会的意義のことをねちねち(笑)と説明してきた。ついでに運転経歴証明書の年度更新をして有効化できないのかとも話してきた。

今日はばかに黒スーツが歩いているなと「思っていたら、河野陣営の演説会で、その前の街頭演説だった。顔見知りの面々が迷惑そうにしているので、声をかけずに、フライドチキンを買って家にもどったが、店の前にも私服がいるし、今日はばかに警察漬けだったなと、衆院選公示日だからなと思いつつ、目つきの悪いおっさんがそこかしこにいるのに、気づかずに買い物している人もいるのだなと考えた。共謀罪もなにも、見えないひといるという恐ろしさ。

そうだ、そうだ。私は雑巾になると学生時代に思ったことがあった。今は擦り切れモップみたいなものだ。

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明日、母を東京の主治医の外来に送り、医療ケアの必要な障碍児者の親の会の関係者の方と話してくる。懇話会のゲスト探しだ。ひとり候補がいたのだがいたのだが、彼が熊本に貼りついているので、交通費が払いきれないので、第二候補を探しているのだ。災害ボランティア経験者または被災当事者または家族としているが、スカイプで遠隔地懇談できないかとも考えている。

夜間傾聴:ひとり(中国語学習したいという希望について、他。)

(校正2回目済み)



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10/9 企画準備再開 他

2017-10-10 06:04:13 | 地震津波災害ボランティア
母のリハ送迎バスに乗り込んで、東北出身のPTさんを鶴嶺高校ボラ塾発表のアシスタントをラーメン1杯で頼み込む陰謀は、初めからつまづいた。バスが定員オーバーで乗れないのだ。運転手さんに叱られて、路線バスで後を追いかけた。

PTさんに頼むが、施設長に聞いて欲しいと、お盆をまわされ、施設長は、当日年休をとるのがいて、無理とのことで、あっさり企画沈没。

帰りにPC量販店で、デスクトップPC用のペイントソフトを買った。やっと「わーく」に挿入画像が入れられる。

ついでに「お薬手帳QRコードVer.04版」用、シールを購入した。

明日は市役所まわり。防災リーダー関係者と会う。

夜間傾聴: ひとり

(校正1回目済み)

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10/8 浜見平のフリマには、行けなかったが…

2017-10-09 06:06:37 | 地震津波災害ボランティア
2017/10/08 記
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ビッグイシュー誌配布終了。今回は「夜間中学」の特集で、以前お邪魔していた平井駅そばの**中のことを思い出した。不登校/ひきこもりの青少年の再出発・居場所探しが契機だったが、より多様な課題を託した場であることがわかった。現在、在日フィリピーナの生活・教育支援をしていた現在の塾長と知り合ったのも、夜間中学が出会いの場となった。じんわりと苦い思いがこみ上げてくる。

自営フリースクールもどきの塾を閉じ、某予備校の教育コンサルティング屋を定年退職してから、彼らへの接点が細ってきているのを感じている。今なし得る仕事、ティーンズの学校社会からの選択肢の多様化(地域社会の受け皿開拓)を進めているが、ホームグラウンドが縮み、場が減っているなと感じている。爺ぃがやれることは何か、勿論、鉾を収めるつもりはない。

懇話会レポートを挿入画像なしで、別途作成している。ペイントソフトの操作理解が進まないからだ。週末までに配布を開始する。本来は「医療ケアが必要な方と家族の災害避難と、医療・生活サポート」の予告を折り込みたかったが、ゲストの了解がまだ得られていない。面会説得が必要だからだ。無念だが間に合わない。

「災害ソーシャルワーク入門」(ISBN:9784805838563)のチェックを始めている。CSWさんたちの本だが、懇話会との接点を探している。トイレ常備図書なり。(CSWさん、すみません。)

しまいかけていた半袖を着て、ビッグイシュー読者の++さんに頼み込んで、隣接自治体の市議さんの居どころを探ってもらった。私との悪縁は長いが、選挙中、会ってもらえないからだった。やはり追いかけ支援をしていた。断られないように仲立ちを頼んだのだった。ティーンズへの関わりは、茅ケ崎より進んでいたので、さらに現場監督(教員?)に橋渡しして欲しかったからだ。藤沢駅で時間をいただき、仲介を承諾してもらった。懇話会の件もあったが、二つ頼むと忘れるに決まっているので、明日、電話をもらうことにした、強引であるが、選挙でひっぱられては、かなわないからだ。

明日、母のリハに連れ添って、PTさんに会う。鶴嶺高校のボラ塾の発災直後の寸劇の相手を頼むためだ。勤務中だからといわれそうだが、母からボラ塾当日は休みだという裏情報を仕入れていたからだ。ラーメンで買収するつもり。

夜間傾聴:ひとり

(校正1回目済み)

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10/07 足踏み続く(もどかしい)

2017-10-08 06:04:58 | 地震津波災害ボランティア
2017/10/07 記
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やっと「火曜災害ミニカフェ10月分」(掲示用)が完成した。

●「私は私を全うする~佐々木ばあちゃんの熊本地震~」
●「揺れた 高齢化進むまち~鳥取県中部地震の半年~」

を扱う。FNSドキュメンタリー大賞候補の作品だ。家族を失った高齢被災者の孤独が背景に流れている。鳥取の作品は、復興させても、根源的な高齢化の波は止められない。両者とも震災という契機のなかで、もともと背景にあった問題が、家族喪失や過疎という問題が顕在化したとみるべき問題なのだ。

災害は、無数の被災者の人生に深く闇を穿つ。立ち入れない領域なのかと歯噛みする。「(災害時)要援護者支援」に何ができるか、立ち尽くしている。
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もったいないネットの**君に提供する古書をまとめたものを、宅配便で送るかと思ったが、2千冊とかいう話を聞いたばかりで、少々気力が萎えている。10冊だ。サポセンを中継点にすることに。二重買いしてしまったものばかりだ。明日、浜見平でフリマをやるらしいので、そちらでもいいのだが。

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「わーく」の挿入画像作りに入った。来週半ばには発行したいのだが。
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情けない話だが、やっとペイントソフトの四角形塗りつぶしの機能をなんとか使えるようになった。と行っても、決められた色選びを選択し、輪郭四角形を描き、内部をその色で埋めるという回避策だ。スポイドで中間色を反映できない限界あり。以前はXP付属のペイントを使っていたが、そちらの低機能ソフトの方がよっぽど使い勝手がいい。

外部モニターが邪魔で、本体画面を使っているが、全然細かくて見えないので、設定で画面を拡大している。するとキャプチャが切れて、使い物にならず、作業が大幅に制限されている。拡大鏡を使えば、なおさら定位置が狂って、どうしようもない。作業スピードがの半減したまま、作業を続けている。

文書は読み上げ機と、細密画像は拡大機に頼っている。全盲という状態ではなく、片目の視野の周辺でしか見えないので、中途半端な対応になるが、やむを得ない。

他の1台はOSが全く違うが、状況は多少いい。ただデスクトップで、場所の事情で離れに設置しているので、夜間は隣人の抗議があって使えないので、もっぱらB5タイプ機を使っている。

教材屋の収入があったので、視覚補助用品の店で、携帯用拡大機を買った。障害の免除は拡大読み上げ機1台しか使えないので、今日、実費購入したが、なんとも高い。足を折ったときの装具も高かったが、どうしてこうも高いのかと思う。スマホの拡大アプリと機能が大差ないのに、5万は高い。ただバッテリー寿命が長いことと、ずっと支えていなくとも使える形状が値段の違いのようなものだ。
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私が携帯拡大機を買ったのが、上智大四谷Cのそばの店なのだが、海老名に支店があって、海老名で受け取っている。橋本の仕事の帰りと思ったが、日程があわず、器具の受け取りと、利用中の読み上げ拡大機の内蔵アプリのVer.Up DVDを受け取りをしてきた。専門用語辞書が倍増した。

夜間傾聴:塾長が長話(邪魔なんですけど)

(校正1回目済み)

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10/06 「わーく」を書きつつ、非効率なつまづきループに手を焼いている

2017-10-07 06:04:10 | 地震津波災害ボランティア
2017/10/06 記
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エコ関係の市民活動を立ち上げている**君から、会議へのお誘いがあった。自閉症関連を除いて、市内の団体のお誘いは珍しい。「もし、でんきがなかったら」という、私はちょっとずっこけたのだが、省エネを狙っているのだろうが、「なぜ今?」と問いたくなる。空中からひょっこり問いが飛び出した感じだ。会場が中海岸の「ともいきや」という懐かしい名前だ。元高校教員の++さんとは、20年のお付き合い。喫茶の共同っ出資者の##さんの料理を食って10数年になる。ご無沙汰していた。そんな話もあって、参加すると答えた。11月中旬だから、まだ先のことだ。

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「火曜災害ミニカフェ10月分」を書いていて、困ったことになった。PCを2台新しくしたのだが、OSが変わって、昔のペイントソフトが使えなくて、仕込んだ別ソフトが高級すぎて、塗りつぶし四角形が描けないのだ。文書の挿入画像が作れず、あれこれいじってみるが、いらない機能ばかりで、肝心の操作キーが現れないのだ。また画面が小さくて、視覚障がいのある私には使いづらいので、拡大画面に設定しているので、縦スクロールの最下部の「OK」キーがPCの画面枠の外側から、スクロールできず、操作・設定ができないという事態が起きている。標準に戻すと、今度は字が見えない。そのつまづきで、文書が止まってしまっている。冷や汗かきつつ、機能キー探しを続けている。情けない。

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「わーくOnlinePicUp」のテキスト部分を書き進めている。9/29の懇話会のレポート抄録を載せる。レポート本文は、本ブログを基に、会員にメール配信している。冊子にすると、文字数から、読まずにゴミ箱行になるのは目にみえているからだ。

FBに紹介されているが、病院の入院患者さんの管理に、名前を書いたハンド・ストラップをつけさせているが、そのストラップにカルテデータを呼び出すQRコードを加えていた。

私の提唱している「お薬手帳QRコード版」は「医療防災カード」なのだが、ペンダントとかストラップにすると常時携帯しやすくなるが、治療薬更新とか、処方箋薬局提出が逆に不便になるので、やはりカードがいい。問題は、どう実現するかということで、市立病院と病院課に通っているが、結局有志が出てこないというところで、知人の置き薬屋やら、医師会をうろうろして1年経っている。救急外来や被災時入院業務に大きな影響を与えるカードは、Ver.04になった。この経過を「わーく」誌に書いた。

今回は「地元ティーンズの出会い作り防災研修」の話が中心となっている。この間の「市との協働アイデア」や「市との意見交換会」の経過報告を踏まえて、発災待機期の防災ボランティア活動作りの具体化を書いた。

兎に角、皆衆議選に目が寄っていて、取りつく島なしという感じだ。社会的影響が大きいことはわかるし、若いころの私は夢中になっていた時期もあるが、時流を追って実りがない生き方は、うんざりしていることもあって、ぶつぶつ言い続け、やり続けることにしている。私の提案していることは、だから誰が勝手に始めてもいい。社会的に影響のある提案と信じているので、実現できることが肝心だからだ。社会活動は真似できるところが力、企業活動のように独占する発想はナンセンスなのだ。

今月の「火曜災害ミニカフェ」で取り上げる「佐々木ばあさんの熊本地震」(FNN)は、ひとり家の再建を行う高齢被災者の心情を捉えて見事だ。しかし、支援者はどう寄り添えるのか考えている。

夜間傾聴:ひとり

(校正1回目済み)


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10/05 29日懇話会レポート「高齢者入所施設被災と地域連携」5結 地域連携の概要

2017-10-06 06:23:18 | 地震津波災害ボランティア
2017/10/05 記
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(9/29懇話会レポート・続き5最終メモ)

今回は最終メモとして、「外部ボランティアの利用と地元防災ボランティア育成の必要性」を考える。

29日の今回では「地域連携」の話はトピックとなるような話題は出てこなかったが、ゲスト千田さんの「特養・さんりくの園」がある岩手県太平洋沿岸部のような漁業集落の土地柄と、茅ケ崎のような都市周辺部の住宅地の土地柄は、本質的に違っている。片方は共通労働の地縁が強いかつ高齢化が進む地域であり、片方は多様な職種の地縁の希薄な地域である。前者の地縁が織りなす地域コミュニティの特徴を[モノ・カルチャー」と私は呼んでいる。後者は地域は同じでも生活は様々であり、自治会とか町内会も、最小限の「必要」で結びついているため、災害のような利害が際立つ場面では、同一の情念を抱くことも難しくなる。

東日本大震災の被災地を歩いて感じたのは、障がい者や寝たきりの高齢者の方々の姿が少ないことと、それぞれの施設が機能分化が少ないことだった。また避難所や寄合いの様子の集落差が大きいことだった。地元の方たちと話をすると、話題が消える部分があり、災害弱者という話題に抵抗をもつ地域は、復興活動の強い地域に多く、弱い地域ではよそ事のように語る傾向が見受けられた。総体としては「世間に迷惑をかけてはいけない」というタブーが強く感じられた。被災の深刻度はひとつのものさしで測ることは難しいが、深刻な状態があってもひなたに課題を出すことが難しい空気があった。

後者では、子育て世代を過ぎると地域の結びつきが急に弱まり、防災活動の高齢化が進んでいる。こうした地域差が、被災時に地元コミュニティによる復興活動もまた、自営業者を除いて、いわゆる防災ボランティアの活動は定着しない。

大船渡市三陸町のゲストの語りは、食料や物資の個人的援助が施設に頻繁に届く話を語ってくれたが、遠方からの災害ボランティアに触発されるように、がれき撤去や屋内清掃・施設の修繕などの協力があった。しかし、仙台のように若手の参加は弱く、地域の高齢化が影響していた。

災害ボランティアは大体、発災時から3~4か月で多くが撤退していき、長期滞在型の大きな団体を背景にしたボランティアと、熱心な個人ボランティアがその後1年ほど復興活動を続けていき、災害復興住宅入居開始を最後に撤退する。このとき、長期スパンで活動を継続していく地元勢活動は、高齢化の影響を受けつつ拡散し、災害復興住宅と残留仮設住宅の自治会に収まっていく。

湘南の場合は、被災地地元からの転居が多く、施設に対しては無頓着な場面が出てくるだろう。市行政による提案が媒介となって、自治会に対して活動要請する公助色の強い環境改善や健常者保健活動が基軸となるが、外部ボランティアの影響を受けた地元災害ボランティアの自主活動が、地域活動を引き継ぐ力は弱い。地域コミュニティを旧来の地縁に期待する社会背景がない。生活そのものの流動性(進学・通勤型就労等)が高いために、むしろ絆を連呼するより、短期支援企画を行政・学校を媒介して公募し育てていく道が現実的だろう。地域の必要に応じて行われる自治会地域活動との連携が描かれなくては、自主活動としての地元活動が定着することは、難しいだろう。そのカギは、解決すべき課題を明示することと同時に、恒常活動として考えないこと。公開企画屋集団を地域に組織していくことだ。

今回の懇話会は、ローカルな事例を取り上げたが、入所施設被災の視覚からの話題は、次回、来年度早々に、都市型被災と火災下の阪神淡路大震災の元施設職員の方の語りの準備を進めている。また障がい者の語りからは、年末年始ごろに「医療的ケアの必要な方の避難支援と生活・被災負傷・発症者の支援」を探っています。

(結)

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<火曜災害ミニ・カフェ10月分>
10/17
●「私は全うする〜佐々木ばあちゃんの熊本地震〜」(55分)

10/31
●「高齢化進むまち〜鳥取県中部地震の半年」(55分)

夜間傾聴:なし

(校正1回目済み)

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10/04 29日懇話会レポート「高齢者入所施設被災と地域連携」4

2017-10-05 05:17:43 | 地震津波災害ボランティア
2017/10/04 記
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(9/29懇話会レポート・続き4)

今回は「避難所としての入所施設・余震対策」について考える。

これは熊本地震の経験者に聞くのが良策だが、防災を安全避難訓練と知識伝達においている訓練型の活動では取り上げないことが多いのだが、震災には余震がある。熊本の場合は2回目の方が大きかったのだが、震災に生き残った施設は二次避難所に使われることが多い。一般の近隣住民が同じ建物に入っているときに余震が発生するという事態も、稀なことではない。今回の「さんりくの園」のように、津波が貫通したような施設の場合は、あてはまらないが、大混乱になりやすい。多くの施設が福祉避難所に使われる場合も多い。この場合も見知らぬ避難者が施設内にいることになる。

施設にとっては、寝たきりの方や重度の認知症の方の入所者の避難に加えて、そこに交差するように避難者が入り混じることになる。

千田さんに二次避難所を質問したところ、隣接公民館が指定されているが、津波が突き抜けたが、普段から訓練していたので死傷者を出さずに高台避難できたとのこと以上の話にはならなかった。会参加者を含んで場面想定自身が伝わらない、常識の壁がそこにあった。この余震想定のなさは大惨事が紙一重となる事態は、バズセッションしてみる価値がある。

発災時の避難が安全に済み、避難所の避難生活が始まる時点で、入所者さんは、入所者さんの避難疎開がはじまるが、ここで余震が起きたとき、避難者の方の協力に依存は危険だと思われる。

福島県の双葉病院のバス避難のたらいまわしされ、患者さんの死者を多く出した悲惨な事例では、たちよった避難所で、おしめ交換を拒否される事態があったと聞く。熊本では雨の中、臭いと、高齢者が軒下に押し出された。心無い抗議が起きたとき、移送協力を求める場合に、粗雑に扱われる可能性がある。私たちにできることは、生きた場面設定の中でシュミレーションを行っておかないと、未知の場面では場面理解ができないことになりやすい。

余震は是非それを組み込んだ避難行動を考えるべきだし、余震テーマのバズセッションは踏まえるべきと考える。震災は一度ではないのだ。

また、避難生活に外部支援が入り始めたとき、ひとの流れを考えられないかという意図の質問をおこなったが、話題がへどろ撤去、漂流物。がれき撤去の話が中心になってしまう点に地元SWさんらのまなざしが必要と感じていた。

次回は「外部ボランティアの利用と、地元防災ボランティア育成の必要性」を考える。

(つづく)

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母が東京の主治医のところに、足らなくなった常備薬の補充にでかけた。毎年、この9・10月は、年2回のめまいの要注意月なのだが、半ばを過ぎて、今のところ順調。父にはボタンを押すと、警備会社の近くのパトロール隊がかけつける携帯機を持たせていたが、父はそれさえも使いこなせないほどに認知症が進んでいたので、いい思い出がない。母はそれを連想するのだろう、嫌がって携帯電話で十分だと拒否していた。そこで定時連絡を交わすことで、無事を確認することになっていた。前夜の睡眠状態で、ひとりで送り出したり、連れ添ったりを決めていた。診察があるときは同伴した。

母を茅ケ崎駅で送りだして、私は相模線で橋本に出た。塾長と会った。メキシコの地震カンパが集まったので、赤十字ルートに乗せるというので、もっと賢い提供法があるんじゃないのか、頭使えと諭してきた。南米縦断経験のある友人に相談してみるという話になった。在日フィリピーナ中心の子ども向けカンパだ。学校再建カンパというのは、ワンパターンだなと、封じ先手を打っておいた。

鉄ちゃんの母親が来ていた。先日はお邪魔様と挨拶すると、鉄ちゃんは不屈の男だ。もう、次の旅を準備しているようだとの話。臨戦態勢でいるのだという。

**のレポート(自閉症系文字というのか女子(おなご)変体がなというか、印刷に近い細字レポート)を受け取った。

ビッグイシューのサポセン配布残部があるが、初期の懇話会でお世話になった北里大の##先生にちょこっとだけ時間をいただき、医療ケアの必要な重身の被災者情報を聞く。難しいと悩みつつも調べてくれることになった。ふたつの条件が重なると、現状がわからないので市町村レベルの被災地社協に電話相談で探りを入れていく。実は熊本地震関連では対象者が見つかっているのだが、招待する交通費が遠すぎて資金不足、補償できないのだ。先日常総市にも探りをいれたが先方がつかんでいなかった。

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藤沢から辻堂に出て、またしても立憲民主党の演説にぶつかり、知人に会ってしまった。私は昔の社共系の知り合いが多い。政治活動からは距離を置いているので、堪忍、堪忍と会釈ですり抜けてきた。

兎に角、今はすべて選挙一色であり、「懇話会企画」や「ティーンズ防災研修」の話など右耳から左耳に抜けてしまう。だから交わるのが嫌なのだが、「医療的ケアの必要な障碍を抱える方の防災」の準備は、今回千田さんにお願いした「高齢者入所施設被災と地域連携育成」のレポート作成を平行させているので、協力要請に腕力を使うほど余力がない。無視、無視。投票には行くので、ご容赦を。

帰宅後、市販弁当で夕飯を済ませる。母は約束破りで握り飯を買ってきた。何言っても無駄、約束は反故にされる。夫の在宅介護で缶詰になって、母を吐け口にしている東京の$$さん宅に寄ったらしい。

冷えてきた、うすら寒い。

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夜間傾聴:開店休業(中秋の満月、闇に閑古鳥啼く。)

(校正1回目済み)

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10/03 29日懇話会レポート「高齢者入所施設被災と地域連携」3

2017-10-04 05:04:30 | 地震津波災害ボランティア
2017/10/03 記
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(9/29懇話会レポート・続き3)

今回懇話会に参加した方々は、私と3人の方が地域連携、行政2課の方々は成り行き、入所施設その他の方々が津波被災に関心があった。ゲストの千田さんのお話は、津波被災時の経過と被災状況を中心に、施設がどのように回復していったか、その端緒を語ってくださった。

仕掛けた側としては、マスコミが流すような地域からみた施設の状況ではなく、被災職員の目から見える記憶、出来事の評価の断片をどう浮き上がらせ、話題にしていくか、その端緒を探していた。後から知ったことだが、千田さんは事務方で外部連絡の方を担当していたために、津波が押し寄せてきたとき、入所者さんに接してはいなかった。

そのため、本人の津波体験を語るに留まっていた。私は津波被災時の職員の被災体験として、多くの入所者さんの救出に当たり、何をなし、状況と戦ったかという当事者(内側)の体験談の断片を拾い上げようと待っていたが、語りに登場することはなかった。それを私はPTSDのような忌避体験か、運営団体が係争中の部分に触れるという配慮によるものと判断していた。

入所施設職員被災による急性期対応の人員不足と、職員への過剰労働防止・作業分散、重症高齢者移送計画調整と実施という短期決戦課題の重責というような事例を、拾い上げたかった。とくに応援団(派遣支援者・支援ボランティア)との共助のエピソードを拾い上げて行った。

被災職員とその家族のお話や、職員間の互助の様に避難後における支援者との接点の姿を引き出したかった。千田さんと私の質問がかみ合わなかったのは、私が千田さんが事務方だと知らなかったからだ。そこで紹介の一つが前掲の全体集合による情報交換と協働行動確認の場作りだった。

もうひとつがデイサービスの比較的自立性の高い高齢者14名の車いすによる優先避難の話だった。「津波てんでんこ」の基準に従って、救出可能性という基準を置いたこと。逃げ遅れた入所者さんの被災死という過酷な現実が噴出したこと。この基準の妥当性の論議や、より賢い避難法ががなかったかという吟味は、懇談の課題としてはあり得た。

しかし地域連携は、発災時というより避難後に多くの接点が生まれる。そちらの話は、千田さんが持参された画像資料とは、ずれていた。施設に到達した津波は、施設の地面から2mの高さであり、施設の骨組みは生き残って、内部を波がさらっていった。窓枠はなくなり、漂流物がひっかくように建物の壁面をえぐり、むしりとった。自動車は壁面に積み重なって転覆しており、ライフラインが断たれた…。津波の勢いと破壊力、川の遡上の恐ろしさがわかった。こういう環境描写が中心になっていたが、そこに人影を想起するのは難しかった。

建物の防寒応急措置や、ライフライン復旧までの対策、災害弱者の優先避難上の対策などは、それぞれに地域連携の課題に寄せて論じることが可能取り上げても膨らまない状態で、さらりと2時間半が過ぎていった。

ここまでで、入所者疎開避難と避難先サポートの状態や、残留入所者のケア(食料提供を含む)については時間切れとなった。ここをしっかり話題にしたいが、次回の入所施設被災論議に送られることになった。

断片情報としては、「さんりくの園」の近辺には、現在仮設住宅がある平地に、当時ヘリポートが2つ作られたこと、国道渋滞は被災後数日で回復に向かったこと、施設の専従医が中継する形でDMAT支援や薬品取得bは比較的早く、数日後には行政支援が入ってきたという話があった。

施設に対しては、被災交付金が国からだされるため、施設の建物再建は比較的楽に実施できるのだが、建築業者への支払いは、立て替えが必要となる、その一時的な費用支出は誰がだすのかを千田さんに、失礼承知で千田さんに質問した。結局団体の内部留保金がそれにあたること。交付金は全額負担しては、くれない75%にとどまるため、内部留保金をそれにあてるのだとのいう、地元には信用金庫やJAがあるが、被災して即応できる状態ではなかったという。

また被災後の周辺の三陸町越喜来の集落に、防災地域組織や施設との交流活動は生まれているかという話では、超高齢化と人口減少となって、外部支援が入らないと「地域連携」の芽も育てられないのが実態だという。

(次回4避難所としての入所施設・余震対策に つづく)

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夜間傾聴:ひとり

(校正1回目済み)

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10/02 29日懇話会レポート「高齢者入所施設被災と地域連携」2

2017-10-03 06:00:13 | 地震津波災害ボランティア
2017/10/02 記
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ビッグイシュー誌の残部を配布、残りはサポセン関係者のみ。

母がリハに出かけている間に、ある議員ふたりに連絡をとった。案の定、衆議選に血眼になっているのが感じられる。ひとりは保守系、事務所は人が激しく出入りしていて、迷惑がられて押し返された。もうひとりは革新系、電話するも留守。応答なし。「ティーンズの防災研修」実現の市行政への、この間の打診(協働アイデア提案・意見交換会)の報告と地域防災に熱心な方の紹介を得たいと思ってのことだった。国政混乱が続く限り、選挙が終わっても役に立たないと思った方がいいだろう。

さわらの切り身を買う。棚の隅に小さな情けないサンマが散っていた。まさかね、まさかだ。

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今回の「わーく」誌は難しい。いずれの記事も長大になってしまうのだ。懇話会の報告は、ここのブログで、ランダムになってしまうが、論点を上げていく。それを改めて整理する。

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(懇話会レポート・続き)

千田さんと事前調整をするときに、彼に市役所への道を案内されて驚いた。この方は自分の提案プランをお持ちなのだと直感した。あまり細かく、こちらの意向を伝えるべきではないと判断した。

こんなこともあって。ふたつのテーマ「施設側の安全運営」、もうひとつは「地域連携支援の育て方」を考えていた。のちに前者は再度取り上げるが、千田さんの実践経験的な紹介を書いておき、地域連携の話を書くこと書いていく。

千田さんの話の中で、次の話が印象に残った。

///////
大災害が起き、施設の防災活動を行うとき、どこでどのような事態が起きているか、だれがどこで何をしているかというチーム活動の現状把握と協働行動の共通理解を自覚化して進めていくことという視点。鳥瞰した現状認識をひとりひとりが持つための工夫として、

定時に職員は職種にかかわらず全員、中庭などの集合場所に集まり、情報交換と行動提案をすること。

という現場の取り組みができたということだ。シンプルだが、情報の錯綜を避ける良策だと思う。チーム行動の基礎になる。
/////////

「地域連携」については、話はふたつに分けて論じるように思う。発災時、津波からの避難の際の地域協力の件と、一次避難した入所者さんたちの医療・介護ケア体制と疎開誘導支援を分けて考える方がいい。

「発災時の避難場面の地域連携」は、訓練された方の支援ということになる。防災リーダーや消防団等の支援でなければ危険すぎるからだ。

早急に始められる支援は、避難所に移動した入所者さんたちの保健だ。また家族離散後の捜査協力などだ。ここで欲しいのは元・看護師、元・保育士さんたち、有資格者だ。

このあたりから、入所施設被災の独自性が出てくる。疎開先確保と移送交通手段確保とか、疎開誘導や医療診察実施のための物理力が必要になる。ここは外部ボランティアのケア関係者とか介護経験のある方の外周部支援(食事準備等)が中心となり、この辺までは支援者の機能性が注目されていく。

仮設住宅に徐々に移動したあたりから、地域性が加味されいていく。入所施設という条件下では、残留入所者さんや、地域避難所に散った入所者さんの再実態把握とケアの職員活動の補佐・連携のところで、地元の目と職員作業の圧倒的な不足の場面で地域ボランティアさんの出番となる。

千田さんの話をうかがっていると、親団体のさんりく福祉会は、三陸町の地域団体で、施設間の職員補佐という広域団体のような対策は打てない。同業者ネットによる協力も、職員派遣のようなサポートではなく、疎開避難入所者の一時預かりのような形で進められている。

つまり、地域住民が入所施設を応援する場面は、残留入所高齢者のケアと、被災道路や建築の復旧や、食料・物資調達、交通搬送能力提供(車移送の手伝い)という割合限定的な関わりを地域ボランティアは要請される。いわゆる仮設住宅における食事会や協働労働・足湯などにあたるのが「ケア」の部分だ。

被災した施設の再建等は、地域の結束が問われる。ところが施設運用は民間企業のものである。そのサービスの公共性においても、一線が存在している。この限りで、地域連携は限定的だが、逆にこの施設が地域避難所指定されている場合もあるので、それは公共避難所支援に順ずるものとなる。

千田さんに質問したのは、平常時からの地域交流の状態と、被災後、地域被災しているにもかかわらず、食料援助してくれる方々の心性の話だった。生活様式や慣習が空気のようなものだと論じたが、集落の人たちは親切だからという話となって、都市周辺部の湘南との差の議論には結びつかなかった。何が問題となっているかが伝わっていかないのだ。空気のようなものというのは、捉えにくいのだ。

(つづく)

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夜間傾聴:ひとり

(校正1回目済み)

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10/01 プレジョブ定例会に参加/ビッグイシュー受取り/29日懇話会と高齢者施設津波被災(1)

2017-10-02 05:59:53 | 地震津波災害ボランティア
2017/10/01 記
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プレジョブ茅ケ崎の定例会に行ってきた。新規参加者が入って盛況。
発達障がい関連の就労現場研修を複数行っている。しかし年齢層は若い。自己紹介の後、研修の経過報告があり、関係者の感想が述べられて1時間の会合はあっさり終わって行った。私はどこの会に行っても、例えば自己紹介が私のすぐ隣から始まり、最後の私の発言は時間枠迫る環境で行われたり、手前で終わるなど、目に見えない拒絶の仕掛けが動いている。ため息つきつつ、会を終える。

私の就労支援当事者は成人であることが多い。かつ就労挫折者が多く、就労定着支援というより、就労仲介や資格取得のための進学指導が基本で、就労後はカウンセリングのような相談役にとどまっている。就労のマッチングはジョブコーチに橋渡しすべきだと思っている。私は教育カウンセラーであって、職域が違っているからだ。

だから、就労研修の雰囲気が違う。自閉スペクトラム症と言っても状態は様々だ。その子の特性に探りが入っている点で、参考にさせてもらっているが、ハローワークの情報等は、実践に入ってこない。

社会参加という点を大切にしている点は共感できる。そのことと関連しているのだが、相模原施設殺傷事件後にNHKが作ったドキュメント「ジローはジローの役割をしている」という番組がすばらしかったので、みんなで観る企画を作ってはどうかと、会の終了後、主催者の**さんに勧めて会場を出た。

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ビッグイシューを販売員さんから買い取った。いつもの場所は衆議院選の議員演説に占領されているが、非自民系の演説のとき、応援の所属議員さんたちが買ってくれるので、売り上げは平常時とほぼ同じになっているという。今回の特集が「夜間中学」。元教員は買うだろうなと思う。

早速、個人購入者と図書館1館分を配達した。

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放浪の鉄ちゃんと話をした。彼は西が好きだ。今回は国府津に行く途中だったという。ただ途中でトイレに行きたくなって、茅ケ崎駅のトイレに入ろうとしたが、順待ちで先客が並んでいたので、外のトイレを使おうとして改札口でもめたことがわかった。私が人騒がせだなあというが、彼の駅員の悪口が、私の発言にかぶさって、話を受け入れなかった。

母親には、今回は私の地元で起きたことで対応できたが、相模原や更に北の放浪は対応できないので、塾長に連絡をとってくれと伝えた。遠すぎるのだ。

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29日の懇話会は、無事終わった。岩手県大船渡市三陸町の高齢者入所施設「特養・さんりくの園」の現・施設長の千田富士夫さんに語りをお願いした。「高齢者施設被災と地域連携」をテーマに時間軸にそって懇談の口火を切ってもらった。

職員の緊急誘導の話や、津波からの避難は、介護度の低い14名の方を車いす救出できたことが強調されて、介護度の高い方は津波に持っていかれてしまったという。一階を津波が貫通し、50数名の関連死の方を出す大惨事となったが、そこに立ち会う話は彼が事務方であったということで、回避されていた。「運営母体」と被災者家族との間に、裁判等の差しさわりがあるからだった。

話は変わるが、歴史の上では「空気」の存在が、17世紀に入ってトリチェリらの実験が始まってから自覚化されてきたもので、目に見えない空気は当たり前のこととして、自覚化されていなかった。生活様式や社会慣習もまた同じだ。私が千田さんに地域コミュニティの存在を、会の前に指摘しておいたのだが、親切な地元の方々の食料提供等の話で終わってしまった。

話は「さんりくの園」が海岸線と脇の川と国道を伝ってきた三方からの津波に包まれるように被災した。津波到達が地震発生後およそ23分だったが、その短い時間に、車いす避難は国道の向こう側の避難所に向かって行われており、そういう避難方法の話に時間が割かれた。

施設の東北側は山間地でなにもない、避難所に向かっていくことに、千田さんは疑問を抱いていなかったが、津波の遡上を考えると、国道をまたぐ危険が気になった。国道は津波が貫通する危険があったからだが、そこ以外は道がないではないかという反論があった。現場に行っていないので、明快な反論はできなかったが、近くの山林の林道に逃げることは、確かに車いすの限界が出るが検討の余地がなかったかと思った。

高齢者施設の場合、車いすの問題が出てくるが、防災の場合であれば細くともアスファルト舗装路の避難路を独自に用意しておく必要があるだろう。

(続く・次回は地域連携を論じます。)


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夜間傾聴:鉄ちゃんの母親
     塾長の奥さん
     ひとり

(校正2回目済み)

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