湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

5/11 車の整備は今月末に(お店にお邪魔しつつ)/IDカード回覧板

2012-05-12 04:07:39 | 引きこもり
2012/05/11 記
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不安定な天候を想定して、橋本3君(仮名)親子と会う約束を中止したが、配慮無用の天候になってしまった。カウンセラーとの再予約が必要なので、来月にもつれ込んでしまった。でもこれでも速い方なのだ。緊急外来の可能性をわざと匂わせて、予約を終えた、といっても母親が談判したのだが。

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相模大野校で○○に会おうとしたが、すれ違って会えなかった。ロゴを見た。枝だけの樹木のひとつの枝の先にリンゴがひとつなっている。アップルのフアンかなとも思いつつ、知恵の実はいいけれど、広田半島と隣接地域の文庫巡回と見守り支援、湘南との民間交流という活動の基礎は、被災者の孤立を防ぐという、いわば痛みに寄り添う介護・福祉の眼が隠れていること、このことに自覚的でありたい。この目的からすると、このロゴは的が違うし、潮騒が感じられないという意味で、○○には悪いけれどボツになった。事前に活動の概要は説明済みなのだが、生活苦とか絶望、家族と仕事を失う喪失感の上で元気が踊っている感覚の理解は、高校生世代では無理かもしれない。潮の香りのするロゴへといういい方だけしておこう。

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社会活動を生み出すときには、どこかに出発点となる「定点」が必要になる。様々な団体が企画するアクションに、何十年渡り歩いてもとことん根無し草である。里心がついたわけではない。猛烈な消耗感との戦い分、荷を降ろせたら余力を企画推進に回せるという思いだ。新たな活動を作る者は、親方日の丸の紋々の延長に蝕手を伸ばすか、風媒花のように着地して根を下ろすか、のどちらかの方法を取る。勿論、タンブル・ウィード(回転草)のように転がり続ける生き方もあるが。(私は後者。)

寒川の車両整備のお店に行ってきた。突然表れたのにびっくりされたのか、白髪が目立つ格好の変な風体に引いたのか、結局細かい話にはならなかった。整備着工は今月末。ただ陸運局は現地取得なので、陸前高田までの移送中は誰の車になるかという問題が残る。車の提供者に、移送中の事故責任が行ってはいけない。では湘南の陸運局から、現地の陸運局へ、名義変更やらナンバープレート取得などを申請できるのだろうか。その辺も話合い忘れてしまった。

三井君の関東の関係団体から運転手を出してもらい、陸前高田まで移送してもらう。このときの車の高速通行料や燃料代、運転手が帰る交通費などは2万円では納まらない。3万円弱はかかるだろう。これをどうするかというような、問題が起きる。これは三井君と調整しなければならない。

車を提供した後、湘南の側の活動は、どうしたらいいのだろう。広田町の介護・福祉の眼から育てる生活支援と、民間交流という活動の当面の「定点」は三井君ということになる。地元の年配関係者とつながりたい、三井君を育てて欲しいからだ。このままでは三井君の負担が大きすぎる。

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なんと、消防署の紙IDカードと、冷蔵庫保存用カプセル、シールが2枚を独居高齢者や障がい者に無料配布するので回覧板に名前を書けという内容のプリントが回覧板に挟まれて、また回って来た。誰も応答しなかったから再回覧、「大事な内容なので2回目をまわします」と走り書きが書かれていた。どうしてこう無神経なのだろう。独居の方や障がい者は自己申告せいという発想。近所ではとうにわかっていること。回覧で名前を晒させるのではなく、該当者に説明して配ればいいではないか。こういう無神経が該当者の言葉を奪う。

チラシには、外出にはカードを取り出して携帯せよという説明が、文中ちょろりと書いてある。そこまで日々、災害を意識して行動せよというのだろうか。私なら、2枚IDカードを提供する。一枚を紙メディアのIDカードで冷蔵庫専用でもいい。携帯するカードにQRコードを利用しようという、それが私の提案なのだ。

昨日のソフトケース上からの読み取りテストは、QRコードリーダーなら実用の範囲に入る。携帯ならカード側を動かすと、ピントを合わせる時間分時間がかかるが、明るいところなら使えるという結論を得た。

しかし新たな技術上の問題が出てきた。IDカードを単独パウチして提供する分には問題ないが、健康保険証裏面の注意書き上にシールを貼る形で使用する場合、更新時、前のシールをはがすか、上に貼り重ねることになる。健康保険証が年度更新とはいえ、シールを重ねて貼ったQRコードは、読み取りにくくならないか。そのことのテストを明日から始める。

QR-IDカードの対象者は、外出困難者や、特に高齢者・障がい者だけに向けられるのではなく、災害対策用として希望者を募り、各2枚ずつ有料配布する。200円位の検討になろうか。

有効場面の議論については、災害救急医療関係の講演会を行なう必要があるだろう。

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ともあれ、車は今月末整備することが決まった。あとは確実に資金回収しておくことである。

陸前高田の災害ボランティアの方が、茅ヶ崎にいらっしゃるとのこと、会いたい。しかしまずは、車を安定移譲したあとだ。

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夕食の時間に間に合わず、母を駅前に呼び出し外食。帰りに茅ヶ崎駅南口のバス停前で、一心の駅前清掃活動を目撃した。ゴミをためる箱型のちりとりと箒を持った、つなぎ姿の青年がスキップをしながらやってきた。舗道上のゴミを軽やかにちりとりにいれると、バス停のベンチの下のゴミを回収。あっという間に、スキップと回転をしながら、彼は走り去っていった。なるほど、彼の活動は面白かった。


夜間傾聴:橋本3君(仮名・母親)

(校正2回目済み)

コメント
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