湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

1/30 古い友人宅の弔問と/JDF小山さんの企画日程は 他

2014-01-31 05:42:22 | 地震津波災害ボランティア

2014/01/30 記
--------------
二宮の故**先生のお宅の遅ればせの弔問を済ませてきた。昨年10月に逝去されたのだが、元研究会の他の会員の##先生宛に喪中葉書が届いたことで、亡くなられた事がわかった。

近所に娘さんが転居してきたことで、奥さんは見守られていくことに。数十年前、私は数回お邪魔しているのだが、チャイムに応答されて玄関に現れた奥様は、そのときの印象と全く変わらない張りのあるお声で、逆に私が驚かされた。

一次資料の山が玄関・階段にずらりひしめいていたお宅は、清楚なお宅に変貌し、自筆の絵が静かに仏壇を見下ろしていた。奥様によると、心血注いだ研究書の上梓と夫婦の欧州旅行、おいしい外食という3つの約束を守って他界されたという。とにかく静かで芯の通った方だった。奥様の、悲しみを懸命にこらえている様子が読み取れて、私の雑談はつい途切れがちになってしまうのだった。私の記憶をともにしてきた方々が、次々に旅立ってしまう。それと同時に、研究会参加者の面々が歩んできた道を知るにつけ、互いの距離の広がりに呆然とされる。

しかし、他の方もそうなのだが、皆、高齢者の公共の医療・生活サポートをほとんど利用されていない、というよりご存じないということだ。「養老院」という詞を久々に聞いた。通院治療で閉じているがゆえの医療ソーシャルワーカー(MSW)さんや、リハを媒介とした地域のケアマネさんとの出会いが、システム化されていないということだ。

在宅治療を行う場合、早期の地域のケア・サポートが入っているかいないかは、介護者の残される者の心のケアにも大きな影響を与えるものだと痛感する。

-------

予想外に解散時刻が遅くなったので、車で送ってくれた会員さんに頼んで、大磯駅に送ってもらった。相模大野校の時刻が迫っていたからだ。

懇話会の第4回講師の小山貴さんから、3/10夜の日程をいただいた。車内からさっそく市のコミュニティホールの会議室を確保した。しかし、36名定員の部屋は大きすぎる。元女性センターでは、市役所との距離があり、行政関係者の参加が鈍るように思われた。小山さんに御願いしたのは、

1)被災時行政の個人情報開示の大切さとその効果
    陸前高田の市民アンケートと訪問支援の変化

2)被災障がい者サポートと今後の防災の経験継承課題

というような、「被災障がい者の地域サポート」の課題だった。
だから、丁寧にこの課題の議論が、現在急務である背景とともに説明して回りたい。帰宅してから、懇話会の通信を書き始めた。

来年度、懇話会は「被災後、地域特性に踏まえた訪問診療の課題(プライマリ・ケア連合学会PCAT)」「福祉避難所・施設と地域サポート」の話を考えている。しかし、東北の被災者の方々への連携生活支援は、依然としてテーマ化しにくい壁が立ちはだかっている。東北太平洋沿岸部の「高齢化・過疎化・地域医療空洞化」の傾向へと突き進む状況へ、外周にいる者としてなにもできないのかという問いが脈を打って残されているのだ。

宮城県の高齢者施設の被災レポートが届いた。

●「『証言』~3.11託老所の真実~」(みやぎ託老連絡会編)


夜間傾聴>ひとり(ちとしんどかったね)

(校正1回目済み)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする