湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

「輝く未来へ Step up」上映講演会講師決まる

2010-04-11 07:24:22 | 引きこもり
2010/04/06 記
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スペアちがさきのYさんから、「輝く未来へ Sepup」(都教委)を利用した上映講演会の場所を確保しないと空きが無くなるという督促が来ていた。講師も選ばなくてはならない。今回の対象は、軽度発達障がいや、精神障がい、引きこもり、就労挫折再チャレンジ組等のいわゆる手帳を取得していないが一般就労には困難がある方の親御さんに向けられている。発達障がいのなかでも高機能の方などが含まれる。障がい者当事者団体にとっては、見慣れた、きれいごとの凡作に片付けられそうな作品であるが、福祉的就労から一般就労へと可能性を拡げて来た方の、環境条件等の補助付きの現場が、逆に新鮮に見えると思う。このグレーゾーンの方の就労は、一般就労や、精神の手帳取得を通して、特例子会社等障害者雇用枠を使う就労の就労イメージを膨らませてこなかった。

ハローワークも一般就労の求人紹介状をもらって、ジョブコーチ的な支援をえないまま就労して苦労することが多かった。私たちが探る社会参画的地域起業の道や、地域中小企業等への一般就労というような様々な道を、今年度は当事者懇談を軸にイメージを膨らませていこうと思っている。(「わーく」編集部)その連続物のひとつ、企業就労の話を膨らませてみたい。

ところがこの境界線を語りうる人材は非常に乏しい。今回は思い切って、サンシティ平塚の生活就労支援センターを訪ねてみた。ふだんから、私が塾を続けていたらやってみたい内容の実践情報もあり、職業リハビリテーション学会の関係者もいらっしゃるので、個人を絞りきれないまま、ぶっつけ本番でお願いしてみた。

なんと、所長の勝田俊一氏の承諾をいただいて、やっと基本骨格が出来上がった。少人数で申し訳ないのだが、企画構想を至急整理し、CMに入ろうと思う。講演というより懇談。具体事例をだしてもらおうと思う。

場所も取れた。日程は7月15日の午後である。

サポセンに赴き、Mさんに話す。地域就労支援PJで取り上げられないかということだ。この企画が7月で前後するが、5~6月に桜ヶ丘病院の「リカバリーキャラバン隊」の精神の当事者の方との交流懇談会を定員15名以下で就労支援の形と職場領域の拡張話、支援の形の話をしてみたい。やっと、この準備に入れる。こちらは昨年藤沢市保健所がホストになって、湘南東部医療圏域の研修に講演をしているので、ご存知の方も多いと思う。今回は「講演」ではなく「当事者懇談」として実施しながら、IPA やリカバリーの就労支援の形の体制の可能性を感じてもらえたらと思っている。「輝く未来へ Step up」上映講演会の準備が軌道に乗ったら、至急こちらに移る。

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私が留守の間に、父の便が爆発した。根菜を蒸篭(せいろ)蒸ししているので、イモ類の摂取効果かと思っている。参った。紙パンツが足らないのだ。店が閉まってしまう。食事の準備を母に頼み、閉店間際の薬局に飛び込んだ。この大人用の紙パンツはメーカーによって大きさがかなり違う。いつものリハビリパンツが在庫なし。どしようかと迷いつつ、同じメーカーの一段上のサイズLLを決意して買った。このサイズが合わないと漏れてしまう。危うく無灯火の自転車にぶつかりそうになった。網膜色素変性症の私の眼は闇が見えない。俗称「鳥目」だからだ。私が怪我をしたら母がつぶれる。冷や汗をかいた。

家に戻って父に履かせてみる。結果は大正解。1パッケージの枚数は減るが、漏れないで済みそうだ。


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湘南あすなろ会の見学会が8日にある。E君が資料集を手直し印刷しているはず。

《入手した書籍から》
●「治りませんように-べてるの家のいま-」


夜間傾聴:中央林間君(仮名)
     ******君(仮名・こちらから)


(校正1回目済み)
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油の中を泳ぐ…急がば回れというけれど

2010-04-11 05:50:20 | 引きこもり
2010/04/05 記
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新年度の企画は一斉に始まるがなかなか思うようには、段取りが進まない。出来る限り出向いて主旨を説明するが、その説明にはどうしても資料がいる。この資料作りのまとまった時間がなかなか作れない。家族の介護である。ひとを挟むと、思いが伝わらない。

母の言葉を借りると、80に近くなると疲れが翌々日に出て長引くという。介護や外出等体を動かした結果、翌々日には翌日よりも疲れで寝込んでしまったり予定通り行かなくなる。父の介護は半分は見張りだ。排泄や食事・ホーム利用サポートなどが日程を縛るが、父の転倒や階段落下・危険行為(ソファーの上の立ち上がり・ベッド柵放り出し・家具を抱えた転倒等)対策など連日起こる身体の危険に控えていなくてはならない事態だ。

それはひとりでは支えられない。勤務や買い物・社会活動もままならなくなるからだ。在宅介護はチームで当たらざるをえない。ところが在宅介護支援を事業所を使うと、その仕事中、誰か家族が居ることが義務付けられて、家族は外出できない。だから父をショートステイのような形で外泊させないと、効果がでない。介護する家族が我が家では、母と私のふたりと、月に1・2回、母の友人親子が留守番をしてくれる。だから老老介護ではあるが、母が体調を崩すとたちどころに私が動けなくなる。いつ動けなくなるかわからない者は、なおされに信用されない。だから足で稼げない分資料を作るが、結局はほんとうに必要を直感的に感じる企画を打ち出していく以外ない。

母が父の介護で打撲や筋肉痛を味わったことが契機となって、長距離障害物競走のような介護から降りたいといいだしている。こうして、深夜、書き込みをしている天井では、キー入力音を敏感に察知した父が起き出して、片足を引きずって部屋の闇の中を歩いている。昼夜逆転である。物が落ちた。

私は夜間傾聴や夜間作業をすることで、父の夜間の見張り対応をしている。足音が階段に近づいたので、父の様子を見に行ってきた。父は「誰か来た」という。キー音を気配と感じ取ったのだ。##さんが迎えに来たから、***に行く準備をしてくれ」という。##さんは故人である。出かけたのは十数年前のこと。カーテンをあけて、真っ暗闇の外を見せるが、こういうときは父は半分夢の中。よほど調子のいいとき以外は、そこから事態を判断できない。だから食べ物で釣る。和菓子やおにぎりなどを食べようと誘い、夜間早朝デリバリー、ケータリングよろしく、眼をそらさせる。食べ始めれば、出かけることを忘れている。尿にぐっしょり濡れたかけ布団をかけて、眠らせる。昨日は食事中、落とした箸を取ろうとして、椅子ごと転倒した。

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母を水曜日に、東京の通院帰り、羽を伸ばしてくるように進めた。早く帰宅しなければというゆとり無い日程から解き放つために、今回だけ湘南あすなろ会の定例会がなくなっていた隙間に、仕事の巡回を入れていた件を取りやめにして父を引き受けることにした。しかし実はこれには、もうひとつの裏があった。翌木曜日の8日、あすなろ会の見学会があって、東京に出る。この留守番は母が行うので、嫌だといわれると身動きが取れなくなるからだった。不純である。

母や私は、肩こりとか四肢のつり、眼痛などのストレス症状が出る。痛みに対し、ツムラ68(芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ))という漢方薬を頓服として処方してもらっている。昔から使われてきた薬だが、筋弛緩効果があって、効き目が早い。ところが、胃の半分摘出手術をした母には、逆流が増える。結局安静にとなるので、限界かなと思ったときは、母の友人の親子に頼むことになる。ホーム泊は月の単位で事前予約で実施しており、よほど急な事態でない限り、臨時に父を預かってくれない。

ともあれ水曜日の約束が成り立ったことで、父の転倒時には呼び出し連絡せよと条件をつけて、母が近所のクリニックから帰ってきたのをバトンタッチして、講師探しに出かけた。

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ハローワーク藤沢に出かけ、講師対象者を探りに2階専門相談課にでかけた。ところがびっくり。平塚の県商工労働部の仕事サポーターのKさんが、ハローワークに配属されていたのだった。精神障がい畑の方だが、受け皿は広い。現場事例にも事欠かない方だ。私が心にイメージしていた講師候補数名に入っていた。思わず相談席に着いて、企画の講師をお願いできないかと切り出した。それは配転されたばかりで無理だと、受けてくださらなかった。

こうなると、領域の受け皿の広い方は平塚のサンシティの方々だった。進和学園の広がりの中で、社会参画的な色彩の強い様々な活動を抱えており、何回か見学をと機会を作りつつ、その度に父と緊急出動に阻まれて実現できないでいた。明日お邪魔しようと予定し、買い物を一度家に届けて、海老名巡回に出かけた。

《入手した書籍》
●「仕事がしたい!発達障害がある人の就労相談」
---- 事例が豊富。私は「発達障害グレーゾーンの若者の支援」の章が気になる。一般向けの書で就労に関連する基礎知識紹介もある。梅永雄二氏のお仕事。


夜間傾聴:□□君(仮名・中断ごめん)


(校正1回目済み)
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