日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

鶏の足の数

2023年04月20日 | 生活・ニュース

 購読紙の論説委員の書いた記事のある個所に驚いた。「首都圏の高校生たちが生物の授業で描いたニワトリの絵を見せてもらった。脚の数が3本、4本あるのはざらで、タコみたいに8本脚の絵まであった」。これは署名記事で、記者の時代から名前を知っている人。もし無記名の記事なら私は信用しない。それはニワトリについてあまりにも常識を逸しているから。

 記事は、過去最大規模となった鳥インフルエンザの感染で、鶏卵の供給不足が尾をひっている。たまげるような高値で「エッグ(卵)ショック」、物価が上がり続けることから「エッグフレーション」という造語も出た。こうなった背景や安い卵の背景などがわかりやすく解説されておてり参考になった。

 この記事のサブタイトルは「卵ショック」、私は高校生の知識にショックを受けた。鳥、ニワトリが動く場面、本や絵画などで1度も目にしたことがない、ニワトリを本当に知らないのか、と役に立たない思案を巡らす。高校生に「これがニワトリです」とどのようにして教えればいいのだろう。

 スーパーの卵コーナー、安価な品はいつも品薄で棚の底が見えている。卵や豆腐が、年金頼りの者には健康を支える大切な食品である。鳥インフルで処分されたニワトリは日本の飼育総数の1割を超えるという。賄賂を受けっとった農水大臣もいたが、消費者と生産者のためになる政を望む。

 (今日の575) トリの脚知らずに食す山賊焼き
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ナースコール

2023年04月19日 | 生活・ニュース

 ナースコール、この言葉はよく聞く。10年少し前になるが、大腸がんで入院した。術後3日ほどナースセンター横の個室、それから6人相部屋に移され退院まで過ごした。夜になるとナースコールの音が部屋に聞こえる。鳴ると、静かだが足早に移動する看護師の足音がする。一晩に何度もそんなことがある。大変なんだ、そう思いながら聞いていた。

 ある夜、同室で心臓手術された高齢者のベッド周りで複数の看護師が動いている。就寝しているものに気をつかいながら、患者と会話している。しばらくしたらその患者の寝息が聞こえ始めた。コールしなかったら、あるいはコールボタンが押せなかったら、そう思いながらベッド脇のボタンを確認したことがある。

 ナースコールは、その名の通り、患者が用事や症状の変化などがあった時に、看護師にそれを伝えるために用いられる。家庭でもその備えが必要と教えられた。それは、介護者とそれを介護する者が75歳以上同士の場合は「超老老介護」ということを知った。我が家もその超に充分要件を満たしている。

 私はパソコンを使うときTVなどの音が聞こえると作業が進まない。TVの音が聞こえない部屋でキーをたたく。超老老の心配と合わせ、来客のインターホーンや固定電話などTVの部屋に通じる。物騒な世情でもあり、特に夜間用としてナースコール、いやジジコールを購入した。いい音色で家の中どこにいても用をなす。ちょっと安心してパソコンと遊べそうだ。

 (今日の575) ジジコールなぜか気持ちに余裕感
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今年も来ました

2023年04月18日 | 生活・ニュース

 車庫で洗車をしていたら蜂の羽音、見回すと足長バチが1匹飛んでいる。殺虫剤を吹き付け撃退。「ハチを見かけたら早めの処置を」と聞いる。昨年は車庫傍にあるエアコン室外機の裏側で発見、巣の大きさは数センチ以上でかなりの数のハチを処理した。飛んでいた付近を捜すと1匹が巣作りに専念中で、殺中剤を持った私に気づかない。

 巣をかけている場所は、車庫に掛けている洗車用スポンジケースの先端。巣の大きさは1.5㌢ほどで10数個の個室があるがまだ子孫は残しておらず、殺中剤のひと吹きで立ち去った。取り除いてしばらく待ったが2匹とも引き返しては来なかった。しばらくは気をつけて観察しよう。

 1度スズメバチの働きを見た。それは初めてでもあった。数は分からないが集団で雑草の中の巣から出入りしているが巣は見ない。その怖さを聞いており駆除業者にスマホで問い合わせた。手を振り上げたりの威嚇などしないで、早く巣から遠ざかると良いと教わり事なきを得たが、冬を越せばそこには居なくなるという業者の指摘通りで以後は安心している。

 映像など見るハチの巣の発見とそれに続く駆除の様子は素人では到底出来ない。ハチは大群で襲てくるから下手をすれば命を落とすこともある。人を襲うとき目を狙ってくるという古老の話を記憶している。攻撃個所としては優れている。たかが1匹と侮ることなく、注意して対処する、改めて肝に銘じておこう。

 (今日の575) よく動く働き蜂に似てる人
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名前知らぬ花

2023年04月17日 | 生活・ニュース

 私には花の名前について学習する、調べる、覚える、そんなことが大きく欠如している、そう、欠けている、足りないということは分かっているのに努力していない。散策の道すがら見かける花々、綺麗と思うが大方の名前を知らぬままに通り過ぎる。

 知っていれば、この稚拙なブログにも潤いや華が載せられたのに、そう思ったことは幾度もありながらその反省が活かされないまま過ぎている。美しい姿を見せてくれた花々には申し訳ないことをしている。いつも、花の姿から自然界の目に見えない不思議な力には感心している。

 今日もそんな1場面。雑草の中に黄色の花、背丈は数㌢くらいの茎の先に1㌢ほどの大きさの花が咲いている。周囲の雑草がそこだけ窓のように開けている。なんという名前の花だろう、いつものように思いながら撮って帰る。二つの検索レンズ調べるも名前が違うし、示された写真も異なる。申し訳ないが名前不詳ということになる。

 パソコンで拡大してみると、花の右側に小さな小さな虫が映っている。撮るときには気づかなかったがその大きさはどのくらいだろう。小さな花だから小さな虫が寄ってきたのだろうか。その虫の名前もわからないが、気づかないと踏みつぶしそうな小さな花も自然界の営みの一端を担っているのだろう。次に通るとき咲いていればもう一度よく見てみよう。

 (今日の575) 名は知らぬそれでも愛でる路辺の花
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大根葉を食べる

2023年04月16日 | 生活・ニュース

 いつだったか、野菜の話しになった。何人もの人が野菜をプランター栽培で楽しんでいる。私も昭和40年代の初めころまで畑で野菜作りをしていた。畑が公共用地として買収されてからはプランターで楽しんだ時期があり、話に仲間入りできた。

 何かのひょうしに「大根葉を食べる」と話すと「えっ、大根の葉を食べる?」と驚く人がいた。子どものころ、両親は大根や白菜の漬物を、壷型で陶器製の甕(かめ)に1年間分をつけていた。タクアンとなる大根と一緒に大根葉を漬けていた。子どもでも美味いと思いながら食べていた。最近、自家用の漬物が届くとき漬けた葉が添えられていて喜んでいる。

 畑から直送でいただく大根には葉がついている。家内はこれを小さく刻み、油でいため醤油味の一品にする。保存食となりビタミンなどの栄養素の補給にもなりごはんのときいただいている。スーパーでは葉の付いた大根はあまり見かけない。荷造りの手間と輸送料とを考えれば葉を切り落として商品にするだろう。

 葉を切り落とした大根の切株を水を張った器に入れていた。すると中心部分から新しい葉が何枚も伸びてきた。観察してみようと新たに試みている。写真は試み始めたときの姿、1日で新しい葉のようなものが中心部で伸び始めているように感じる。さてどうなるだろう。

 (今日の575) 切られても生きていますと葉をのばす
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椿は落ちる

2023年04月15日 | 自然 季節

 今年の桜の開花の北上スピードが早く、有名な青森県弘前城の桜も例年より10日も早く咲いた、これは桜開花の北上を九州からお掛けるカメラマンの話し。ちょっと話はそれるが、弘前城には日本で最も古い桜が咲く。140年になるという。次の長寿桜は名勝・錦帯橋近くの吉香公園ある約130年という桜。

 桜が咲きころを過ぎると散っていく。そこにも風情があると親しまれる。また、散り際の潔さが武士の時代から言われる。桜が散って水面に浮かび流れていくと、花筏とまた賛美されるし絵になることもまた真実。桜は咲き始めからひとひらの花びらになってもいつくしまれる花だ。

 庭の椿が昨夜の雨で30個近くも根元に散らばっている。大方は崩れてはいるが、椿の形を残している。その姿は桜のように散るではなく落ちる、落ちたという表現が似合っている。楽しませてくれていたのに、雨に打たれているだけに憐れみを感じる。

 落下、辞書には落花流水、落花狼藉、落花枝に帰らず、落花心あり、落花情あれども流水意なし、などいろいろ載っている。落花狼藉は昔からよく耳にしている。終わりの二つは人の情のありかた、持ち方を教えられ面白い。花は咲いても散っても落ちても、人の気持ちを癒す不思議な力を宿した植物のようだ。

 (今日の575)  散る花の歌詠める人うらやまし
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霾(ばい)

2023年04月14日 | 自然 季節
 

 「霾(ばい)」とは土の降るさま。中国北西部などで、風が微粉状の黄土を吹き上げ、天空が黄色になる現象。3~5月頃に多い。黄砂。「霾(つちふる)」と詠んで俳句では春の季語とある。大風に吹き上げられた土砂、特に黄砂が降る。広辞苑参照。

 その度合いに濃淡はあったが、稀にと言われるほどの黄砂が日本中を襲った。視程数キロ以下という地域もあり交通機関は影響を受けた。話題では車に着いた黄砂の除き方を動画で見せている。我が家も車にはうっすらと黄砂を感じた。触るとざらざら感がある。エアコンのフィルターがちょっと気になる。間もなく第2弾がやって来る。健康にも影響するというから外出を控えよう。

 霾という字は、ブログ散策で出会った文字で始めて見た。黄砂は霾という意味と書かれており興味を持ち辞書を引くと載っていた。天地は輝きを失い屋根や地に砂塵が積もるともある。映像で見せられ日本各地の街は黄色く時には茶色にも撮られていて、これこそ誰かの好きな言葉である異次元の街並みと思った。

 今回の大黄砂の発生は冬季の降水量の少なさが一つの原因という解説を聞いた。これも温暖化による異常気象の一つだろうか。G7はひと月先に開催される。世界をリードするならここらで思い切った策を立案し力を発揮して欲しい。そのことは世界平和への道の一本の線にはなるだろう。

 (今日の575) 黄砂来る打つ手なしです人力は
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消された✖印

2023年04月13日 | 生活・ニュース

 定年退職後に定期的に健康相談や診察にいく病院がある。そこは大腸がんを超早期に診断してくれたとこで、定年後のデータは揃っており病のことはお任せしている。ここには産科もあり新生児の顔写真が掲示される身近な病院で、コロナ対策は厳重だった。

 予約の日、待合室に備えてあったコロナ関連の問診記入が不要になっていて、時の経過を感じた。もう一つ、待合室のベンチ型で3人掛の椅子の中央部分が、ソーシャルディスタンスのためテープで大きな✖印が貼られていたが、取り除かれ、かすかにその痕跡が残っていて、何か懐かしい思いがした。コロナは遠ざかっているのだろう。
5月8日から、新型コロナは季節性インフルエンザど同じ扱いで2類から5類になり、患者に医療費負担が生じる。積極的にコロナ診断をされたある医師が、これまでは「検査は無料です」と説明すると「じゃあ、やります」という人がほとんどだった。これからは受診や検査を控える人が増え、感染拡大とならないか心配されていた。

 コロナではと思いながら受診する人が全員コロナではないが、検査が必要で陽性の人もある。自己負担を避けるため受診せず、重症化したり他の人にうつさないかと気になる。医師は病気を疑ったら必要な検査をする。濃厚接触者となったが症状の全くなかった知人の話しから、検査は欠かせないことを痛感しており、5類移行を心配している。
 
 (今日の575) G7終わったころが気にかかる
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アッという間の2時間

2023年04月12日 | 回想

 コロナ禍で感染防止拡大を防ぐためいろんな指示や要請が出た。それぞれの対策について多様な意見が噴出した。話題の筆頭は例のマスクだろう。我が家は未使用なので記念に残しているが、そろそろ処分かもかもしれない、こう話したら「お宝鑑定で値が付くまで処分するな」の声に大笑いした。

 そんなことで宴会に食事会にちょっと一杯など集合することは忌避してきた。葬儀や年忌法要も家族中心で、お持ち帰りとなった。春になりコロナ対策は自己責任ということになり、街は賑わっている様子だ。そんな中、8年ぶりに在京の友人が所用で訪ねてくる、ついては、ということである日、現役のころの思いでの残る部屋で出会った。

 九州からも来られ、外はあいにくの雨模様となったが、現役のころの懐かしい昔話に、定年から長い年月が過ぎ、後期高齢者となっていることを忘れるくらいだった。つい、長話になってしまう。楽しいからと言って新幹線は待ってくれない。2時間ほどの歓談でお開き、見送りとなった。同期会でもだが同じ類が集えば時間の経つのは早い。

 店にはマスク着用お願いの掲示、不特定多地域から人が集まることへの警戒感、マスク着用は個人判断とは言いながらまだ必要とされている。マスク越しの会話も3年余となれば、これが当たり前のようで、久しぶりの友との会話も楽しめた。次の機会にはマスクなしで話したい。

 (今日の575) マスク越し変わらぬ口調アッと過ぎ
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岩国城に迫る謎

2023年04月11日 | 生活・ニュース

 毎日のように、ニュースやワイドショー、科学番組や新聞などの文字媒体などで見たり聞いたりしない日は少なくなった言葉の一つ「AI」。ITという言葉もそうだったが、横文字に弱い者には難敵に思えた。仕事はIT化され次第に慣れ退職時の申し送りは、かび臭い書棚に並んだ資料で引き継がれたことを懐かしく思い出していた。

 このAI、文部科学省の「AIてなに?」という問いにはこう説明してある。「AIとは人工知能(Artificial Intelligence アーティフィシャル インテリジェンス)の略称。コンピューターの性能が大きく向上したことにより、機械であるコンピューターが『学ぶ』ことができるようになりました。それが現在のAIの中心技術、機械学習です」。

 人にとって代わるとも予測されているAI技術。すでに翻訳や医療画像の診断、よく知られている囲碁など実用化されている。しかし、AI技術は人の快・不快、喜怒哀楽などの気持ちまでも操作するのだろうか。AIの判断で、世界で絶対に起こしてはならない戦争が勃発することは絶対にないことの証明ができるまで、使用は限定的にすべき、先日そんな空想を抱いた。

 写真は私が撮ったもので合成などではない実写です。巨大な飛行物体が岩国城に忍び寄っていく、大型のスクリーン映像を見ているようでした。こんな空想の起きないよう、AIは世界の争いごとを早期に察知し解決する、そんな役目を担わせて欲しいと開発者にお願いする。

 (今日の575) 開戦は任せられないAIに
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