コロナ禍で感染防止拡大を防ぐためいろんな指示や要請が出た。それぞれの対策について多様な意見が噴出した。話題の筆頭は例のマスクだろう。我が家は未使用なので記念に残しているが、そろそろ処分かもかもしれない、こう話したら「お宝鑑定で値が付くまで処分するな」の声に大笑いした。
そんなことで宴会に食事会にちょっと一杯など集合することは忌避してきた。葬儀や年忌法要も家族中心で、お持ち帰りとなった。春になりコロナ対策は自己責任ということになり、街は賑わっている様子だ。そんな中、8年ぶりに在京の友人が所用で訪ねてくる、ついては、ということである日、現役のころの思いでの残る部屋で出会った。
九州からも来られ、外はあいにくの雨模様となったが、現役のころの懐かしい昔話に、定年から長い年月が過ぎ、後期高齢者となっていることを忘れるくらいだった。つい、長話になってしまう。楽しいからと言って新幹線は待ってくれない。2時間ほどの歓談でお開き、見送りとなった。同期会でもだが同じ類が集えば時間の経つのは早い。
店にはマスク着用お願いの掲示、不特定多地域から人が集まることへの警戒感、マスク着用は個人判断とは言いながらまだ必要とされている。マスク越しの会話も3年余となれば、これが当たり前のようで、久しぶりの友との会話も楽しめた。次の機会にはマスクなしで話したい。
(今日の575) マスク越し変わらぬ口調アッと過ぎ