日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

コンビニ弁当から

2023年04月10日 | 回想

 丁寧にいえば「お昼ごはん」、昼飯や昼食ともいう。また、弁当ともいう。小学校低学年初めころは、今のように立派で豪華なものではないが、アルミの弁当箱に詰めていた。途中から給食が始まり、卒業まで弁当といえば遠足か運動会くらいになった。竹の皮にむすびを包むこともあった。

 中学と高校では給食は無く弁当を6年間持参した。高校を卒業、給与をもらい始めても弁当持参は続く。3交替という勤務、当時はほかの手段は思い浮かばなかった。そこでは、今では若い人に敬遠される仲間意識、この醸成に役立った。そこでの社会経験に富んだ会話は面白かったことを思い出す。

 工場の福利施策充実の一環で食堂が完成、そこから配送弁当方式が採用され希望者は交替でも暖かい弁当が食べれた。何歳になっても食べることに旺盛でないと活力が乏しくなる。高齢層に深入りするにつれそう感じる。過ぎたるは何とか、そこだけは心掛けて口にする。

 今日、注文してあるからということで久しぶりコンビニ弁当を食べた。量も味も丁度良かった。スーパーで並ぶ店の弁当、時には全国駅弁売り、どれも見た目は買ってもらえる、という作り方で手にしたくなるように作られている。弁当持参、だんだんに影が薄くなっていくように思えるが、家族の絆、職場仲間とのふれあいなどに活かされる食べ物、そんなことを思いながら箸を運んだ。

 (今日の575) 幕の内力士が食べりゃ何個いる
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強い風の日

2023年04月09日 | 自然 季節

 昨日8日の早朝にでた「強風注意報」は、最大風速は海上で11㍍で夕方まで続くという内容だった。明け方がピーク、という説明だったが、いやいや昼間も容赦ない風の強さだった。自転車置き場に並んでいる自転車が風で倒れるのを何カ所かで見た。倒れた自転車全部ではないがヘルメットが転がり落ちるのを見た。

 成人用自転車ではこれはこれまでに見たことがなく、義務とは言われながら身の安全のため着用する人があることに安心した。我が家には自転車がなく購入の予定はないが、脱がれたヘルメットが無造作に荷物籠などに入れられているのを見ると、ひょいと持っていかれないかかと心配した。

 ヘルメット義務化の初日、親子と思える自転車での並行走行、男の子はカッコいいヘルメットを着用している。ところが父親は着用なしの親子走行に苦笑した。近くの小学校では数年前に、自転車に乗る場合はヘルメット着用の義務化を図られた。校区内の子どもらはよく守っていると思う。

 ある店頭に4本の宣伝用の幟旗が立っている。強風にあおられてそれぞれが思いのままにはためく。同じ曲なのに勝手気ままに踊るダンサーのようで、もしかして、上手く動画に撮られたら受けるのでは、そんなことを思いながら火事でも起きたら大変だと思いながら通り過ぎた。

 (今日の575) 転倒で頭を守るヘルメット
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どんな途になるか

2023年04月08日 | 社会 政治

 第20回統一地方選挙前半の最終日、わが街では県議会議員選挙が終わり明日は投票日。成人は18歳からとなり選挙権がある。旧法では20歳から成人だった。統一地方選も20回目になった。この制度も成人を迎える回数に達した。が、地方では旧来の選挙戦法が幅を利かしている。

 超身近な自治体の課題を素人的でもいくつか並ぶ。市内を走るローカル2線の存廃、全国のワーストにランクされる急速な高齢化と少子化、交付金による不要と思える箱物の建設、高校教育の不公平、基地機能強化と爆音被害、超高級車購入の一審敗訴、定員割れしていない中学校廃止の一歩的な決定、など県民に説明なしで進んでいることが多い。

 これから4年間、県政行政をチェックし、県民目線で議会運営を進めて欲しい。その時、何故・どうして、という観点を織り込んだ視点を持って欲しい。何十回となく通った議会傍聴からそう感じる。まず答弁の朗読は早急にやめる、これだけでも視点が変えられる。

 選挙結果は明日の夜半に判明する。どんな結果になろうとも県民の選んだ結果ということになる。公報で知る公約内容は県民第一が根底になっている。それを貫いてもらえばいい県政になる。当選議員は自分の公約を暗唱し実行して欲しいと願う。

 (今日の575) 公約が花粉とともに飛散する
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目に青葉

2023年04月07日 | 生活・ニュース

 2、3日ぐずついた雨も午後には止み青い空に青葉若葉が映えている。選挙の街宣車の懸命な呼びかけ声が拡がっていく。高い投票率に連なるといいのだがと思いながら聞いている。

 「畑にはいい潤いでした」という旧市内の高齢で菜園を楽しむ方の嬉しそうな話し方が印象的。と言っても北部地域にあるダムでは、流入量の増加で放流量を増加する通知メールが入る。新設ダムの利用開始前だが、下流の流量減少で影響が出ているというレポートがある。

 視力を保つためには遠くの山々、緑を眺めるのが良い、そんな耳学問でウオーキングを楽しんだころもあった。年を重ねるに従いそれを感じる度合いが薄れてきた、と勝手に思い込み、自分のさぼりを棚に上げているようだ。

 初夏を迎える山々は、これからは色鮮やかな若葉が重なり、雄大な景観に変わる。岩国城の建つ城山も、異なる木々が、色合いの異なる緑色の新緑で覆われる。城山は椎などの常緑広葉樹に包まれ、吉川広家が入国以来350年を優に超えているが、斧を入れぬため原始林かしており「自然休養林」の指定を受けていて、訪れる人も多い。山頂広場からは市内の街並みや遠くに瀬戸内海が開けるスポットです。

 (今日の575) 海と山青葉と鰹コンビ組む
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亡き親の歳

2023年04月06日 | エッセイサロン
2023年04月06日  毎日新聞「はがき随筆」掲載

 父と同じ明治生まれの人が110歳という記事に、父はこの半分しか生きられなかったと早世を思ったのは4年前だった。
 大正2年生まれは今年110歳というこれも記事で目にし、母が生きていればそうなのか、と偶然父と同じ歳の一致を見つけて何か不思議を感じた。
 両親の誕生日、命日と享年はよく記憶しているのに、生きていれば何歳ということには思いが至らなかった。ただ、両親の享年を超えるときは、夫婦で身にしみるものがあった。
 今年、息子は顔を知らない父の享年に並ぶ。一つずつではあるが重ねる歳の深みを感じる。


 (今日の575) 年忌来て親の気持ちに我至り
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発火雨の日

2023年04月05日 | 生活・ニュース

 暦では清明、「清浄明潔(せいじょうめいけつ)」を略した言葉といわれ、 春の穏やかな日差しを受けて、天地万物が清々(すがすが)しく、明るくある様が「清明」の時季ですという。この日に降る雨には別名があり「発火雨(はっかう)」と呼ばれるそうだ。桃の花に降る雨が、遠目では火を発しているように見えることが語源とも言われている。激しそうな命名に感じるが花をめでている。

 予報通りに雨が降り始めた。県議選は追い込みをかける後半に入り各候補は雨の中を駆け巡っている。久しぶりの雨は静かに降っているが、明日はこうはいかない予報が出ている。桜の見ごろが一気に遠のく雨になりそうで、今年の花見は終わる気がする。また来年楽しませてと頼んでおこう。

 夕暮れ時だった。わき道から左折しようと直進する車の過ぎるのを待っていた。通り過ぎたので左折したとたん、直進した車が急なブレーキ音をたてて濡れたアスファルト舗装の道で半回転、ブレーキの原因は分からないが、関連事故が起きなかったことにほっとした。もしかしたら猫が飛び出したのかもしれない、そう思いながら通り過ぎた。

 錦川上流にダムが完成した。これの試験湛水で本流を流れる水量が減り困っている話を聞いた。このところの雨量不足をこの雨が補ってくれるといいのだが、夕方まで時間当たり1ミリほど、明日の本降りに期待しよう。選挙関係の人には申し訳ないのだが。

 (今日の575) 降るのなら簡易洗車してくれよ
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便利な冷凍食品

2023年04月04日 | 社会 政治

 単身赴任、そう思える中年の男性、スーパーで買い物中。見ると冷凍食品が「買いこまれている」ようだ。このスーパーの冷凍食品の商品棚が開放型から扉付きのボックスに変わった。商品の区別がつきやすく、食品知識の希薄なわたしでも、扉越しに商品の何かがわかるようになった。開放型のボックスより節電効果もよくなっただろう。

 先の男性はスマホを見ながら買い物をされる。もしかして、単身赴任の留守を守る奥さんから、バランスを考えた購入リストが送られているのかもしれない、そんなほほえましい家族の姿を思い浮かべながら箱買いのビールに気づいた。スマホのリストに載っているのだろうか、ふと思いながら単身のお楽しみだろうと納得する。

 遠い昔を思い出す。単身赴任する出向社員へ、単身用の冷蔵庫、洗濯機、電子レンジの3点を貸与する稟議を書いた。単身赴任中の上司からは即OKが出た。初貸与の出向者の奥さんからは配慮に感謝しますという電話をもらった。転任手当では購入できないという出向社員からの提案であったが実現を喜んでもらえた。今はどうなっているだろうか。

 冷凍食品の完成度は高く次々に新商品の広告が目に付く。たまに食するが、私的には満足できる味と思っている。もしかすると、あらゆる食が冷凍化され、全国いや世界中が冷凍食品に一本化されるかもしれない。客を呼んでご馳走することに困る時代が来るだろう。

 (今日の575) チンをする待つ間にビールはいひと缶
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県議会議員選挙

2023年04月03日 | 地域

 先月末からの県議選は9日の投票日までの後半に入る。当選挙区は定員5名で立候補者6名、候補にとっては1名の落選という厳しい環境になる。はたからは、あれこれと素人推測と情報を織り交ぜて話題になる。が、まじめに選挙を捉えてのことです。

 選挙ポスター掲示板が並んで立っている。県議選用と衆議院議員補欠選挙用、補欠選挙は11日公示なので未掲示。県議用選挙ポスター掲示は区域内数百カ所、都市と違い急な山坂は当たり前の山間部がある。貼る人、運転する人のペアで回る。候補を応援するボランティアで貼れると助かる。

 知人からポスター張り間違いの写真が届き苦笑した。候補者の受付番号の個所に貼るべきを別の番号に貼る。県議選なのに衆院補選用掲示板に貼る。貼り作業した人は間違い個所の訂正に出向くことになる。押しピンでなく糊張りなので剥す作業は大変だろう、ごくろうさま。

 統一地方選は桜の季節。年度変わりで仕事は繁忙期なのに4年に1度はめぐり来る。と言っても統一の名は崩れるほど合併だ辞職だで地方選は多くの自治体で異なっている。一考を要する時期に来ている。投票率をアップし民意が実現する政を望みたい。

 (今日の575) 開票の結果出るまで眠れない
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週間朝日の休刊

2023年04月02日 | 生活・ニュース

 週刊朝日は1922(大正11)年2月15日、サンデー毎日は1922(大正11)年4月2日に創刊、今年で101年という長寿誌になる。ところが、少し兄貴分の日本最古の総合週刊誌こと朝日は5月末を持って休刊になる。廃刊ではないことからいつか復刊があり得るかもしれないと期待する。

 おととしの週刊誌の売上金額は1997年のピークら8割減、特に新聞社系の落ち込みが目立つという。電車内で見ているのはスマホで、印刷された文字を読む人はいないという。電車通勤の経験はないが、何年かぶりに利用した新幹線の経験から納得する。周りの人は全員がスマホ操作だった。読もうと取り出した文庫本を仕舞い込んだ。

 という私も週刊誌の積極的購入派ではなかったし、今もそれは続いている。読むと言えば出先での待ち時間に、備えの週刊誌をパラパラめくっていた。コロナ禍ではその週刊誌も新聞も姿を消していた。週刊誌が活字メディアの一翼をになった時代もあったが、それは週刊誌ネタとさげすむ層もあった。

 文字は文字だがネット記事が週刊誌に変わっている。ただ、週刊誌はそれなりの取材がされているように思う。政治の闇や社会の悪を追跡取材で明るみに出し力を見せている。足で獲得した記事という証がないと、なんとなく記事に信頼がおけない気持ちになるのは私の悪い性だろうか。

 (今日の575) 記者魂足で固めてペンで書く
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若い芽

2023年04月01日 | 生活・ニュース

 さくらは見ごろ、週末の天気は下り坂、だから花見はいまが最高、と言われるくらい桜が絶頂期のこのごろ、周りの植物にも新しい息吹が見え始めた。先日はフロントガラス越に厳しい寒さで倒れた枯れ芭蕉から新しい葉が伸び出ていた。春だ、そう思い見ながら通り過ぎた。

 今日から新年度、新しい何かが誕生することを期待している。就職や進学で新しい世界に進む多くの人、特に若い人の進路先でのこれからに期待をしている。特に再び冷戦の時代到来かといわれている世界を、冷戦の無い暖かい平和な世界に導く力を養い成就させて欲しい。

 新芽、若芽などの言葉には、なにか可能性や夢を秘めた不思議な力があるように感じる。若芽は生え出て間もない芽、新しく萌え出た目、などの解説がある。新米ほやほや、新入社員の導入教育を担当したころを思い出す言葉だ。なんでも受け入れ咀嚼する、それは昭和時代の話、という会話に時代差を感じるが、戦後の復興を果たした昭和時代があったから今があることを理解しないと新時代は開けない。

 とかなんとか言っても、目に青葉として映る新芽は高齢でもすがすがしい。昔、自分にもこんな時代があったのだろうか、勝手に都合よいことを思い出す。カタカナ語に戸惑い、科学の進歩に期待と恐れを抱くなど、老芽への歩みを気にしいる。いや、明日も朝刊を開くことから頑張ろう。

 (今日の575) 新芽見て大きく吸い込む春の香う
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